日本で、「引きこもり」の人が、全国に54万1千人いるという。。。。この状態はなぜ?

2016年9月7日、
内閣府が、学校や仕事に行かず半年以上ほとんど外出しない15~39歳の「引きこもり」の人が、全国に54万1千人いるという推計値を発表 7年以上が急増、3割超に

「引きこもり」とは、現在の厚生労働省では、次のように定義しています。

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」 時々は買い物などで外出することもあるという場合も「ひきこもり」に含める。

この数字、人口比では少ないでしょうが、1世帯に1人「引きこもり」がいると想定すれば、平成17年度で日本の世帯数は、約5千万世帯ですので、約1%の家庭がこのような状態になっていることになります。 約1%の家庭・世帯って多いのでしょうか。割合の問題でしょうか?

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本日は、「引きこもり」など、今、社会で起こっている事について、ちょっと調べてみました。

1.種々の状態

1)「引きこもり」の実態

(1)年齢・性別
・20~24歳と25~29歳が24.5%で最も多い
・30~34歳と35~39歳が20.4%
男女別では、男性が6割以上を占めた。

(2)「引きこもり」期間
・7年以上が34.7%で最多で、前回の16.9%から倍増。

(3)「引きこもり」になった年齢
・15~24歳が6割以上を占め、「不登校」「職場になじめなかった」などの理由を挙げた。
・35~39歳も10.2%と前回の5.1%を上回り、比較的年齢が高くなってから引きこもる人が増えた。

この数も、潜在的には、もっと多いのではないかと。。。考えてしまいます。調査したのは、15~39歳の「引きこもり」で、40歳以上の数は、不明です。
そして、改善できないから、「引きこもり」の高齢化も進んでいる状態です。

「精神疾患」などが原因で、「ひきこもり」になる可能性が、極めて高い様です。

ただ、「ひきこもり」という状態ですので、引きこもる「親」の家があるから、ほぼ、引きこもれるのであって、引きこもる「親」の家が無ければ、なんという状態になるんでしょう?。

家の自分の部屋の中で、「ひきこもり」。。。ごはんも親が運んでくれる。。。これは「相対的貧困」になるのか? 「人」と関わりを持たなくなった「人」は、「人」ではなくなるのですが、最後、ギリギリのところで親が関わってくれるので、かろうじて「人」でいられる状態に留まっている。

でも、一生「ひきこもり」を続けるのには限界がある。。経済的援助をしてくれる「親」も年をとる。

親が、元気で、収入がある状態なら、現状を解決しないままでも、貧困にならないでしょうが、親が高齢者になり、「ひきこもり」などで、自立できない子供抱え、「パラサイト」破産が増加していると云う記事も目にしていますが、「ひきこもり」が改善されなければ、将来、この様な事態も、確実に増えるでしょう。

親も、完全に知識不足で、「ひきこもり」の原因など、知識がなく、家の「恥」として、潜在化させてしまうが、増々、状態が悪化して、家族さえも崩壊の危機を迎えるまで、何も手をつけられない状態の家庭がほとんどではないでしょうか。

この「ひきこもり」の問題は、社会の中で、可視化されにくいが、着実に増加しているのですが、これを個人の責任とすると、社会自体がダメになるように思いますが、現代社会でも、根本から解決する方法は見つからないのか?

「心」の問題だから。。。と、よく言いますが、「脳」機能の問題として、ちゃんと捉える必要があります。

また、完全ではないにしても、機能的に低い部分の「脳」機能の訓練すると、ちゃんと、自立して社会で暮らして行ける方も、いらっしゃることも事実ですので、家族や施設などが連携してゆくことが重要になるのですが、デリケートな問題だからと云って、個人の問題としてとらえず、国も積極的に打開策を打ち出して行くのが一番だと思います。

「学校」や「職場」になじめなかったと云うのが、本人の言い分ですが、学校と職場はちょっと違いますが、やはり、社会の中で、この様な人たちを「差別したり」、「いじめたり」と周りの人間たちの標的にされる場合が多々あります。

国、地方自治体で、人員を増やし、問題解決に向けて、早急に取り組む必要があるように思います。

社会の中、世間も、結局は、レベルの低い階層の人間たちは圧倒的多数で存在していますので、「心」の問題、いや「脳」の問題だという事を未だに認識できていない。

例えば、最近、「発達障害」なるものが、世間で、少し認知されるようになってきましたが、全然、まだまだです。 「発達障害」について、ちゃんと答えられる人。。。何人います?

日本なんて、未だに、「血液型」で性格を人を判断している低レベルの国民が多く存在します。 今時、血液型で性格判断?  いい大人が、真剣に話をしている様子を見ると、哀れに見えます、地球100周以上遅れている。。。と思うのですが。。。当の本人は、極楽トンボです。

2)「貧困」

貧困も先日、NHKが放送したあとに話題になった「貧困女子高生問題」で、相対的貧困など、賛否両論ありましたが、問題にする視点がまだ、相対的貧困、絶対的貧困が、どうのと、ピンとこない部分もあります。

私も、そういう意味では、「相対的貧困」の家庭で育った人間だと思います。
相続する財産も一切ないし、大学も行かせてもらいましたが、国立大学でしたので、学費は、何とか、働いて稼げましたし、学費も安かったように思います。

そして、社会に出てから、金を貯めて、もう一度、実家に戻り、学費を自分で払いながら学校に通って卒業しました。 親に、子供を大学に通わせる金が無けれ ば、自分で社会に出てから、お金を貯めて、学校に入りなおすことも、実家があれば、十分可能ではないでしょうかと、自分の経験から思うのですが。。。。

誰が決めたのかな?
親に学費を出してももらわないと、大学にもいけないなんて。。

今の世の中の経済状態で、高度成長期の時代にちゃんと稼いで貯めた親の金があるから、子供たちは、相対的貧困に陥らないで暮らしてゆけるだけです。これから、親の蓄えが、無くなる時代がやってくる、いままで、のうのうと暮らしてきた子供たちの世代も、生活してゆけるのがやっとの時代がやってくる、もう来ていると思います。

働きながら学ぶこともできるし、働いて学費を貯めてまた、入ることもできると思うのですが。。。それは、普通の家庭で育った子から比べると本当に大変だと思いますが。。。不可能ではありません。 今も昔も、「努力」してきた人、たくさんいるでしょう。

「相対的貧困」だから大学にも行けない? 何を言っているのか理解できないのですが。。

「貧困」もフォーカスする場所や人を変えると、「貧困女子高生問題」よりもはるかに、無限地獄のような状態に陥っている女性たちも居る。

これも、やはりと云うか、経済格差の原因として「精神疾患」が大きく関係している事例が、少なくないようです。

ルポライター:鈴木 大介氏の記事と著書も参考になります。

・出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで(鈴木 大介 著)の中で、

僕 は出会い系サイトで売春することで生計の足しにしているシングルマザーという、極端な隘路に迷い込んだ女性たちを取材したが、彼女らは目も覆いたくなる ような貧困状態にありつつ、ほぼ精神科通院中か通院歴があり、そしてやはりほぼ全員がDVを主因とした離婚の経験者だった。

これは私の聞いた話ですが、例えば、合コンなどで、幼少期に虐待やネグレクト(放置)を受けた子は、普通の子には目もくれずに、同じような境遇の男性を「嗅覚」でかぎ分けて、見つけて、くっ付いてしまう傾向があるようです。

愛されたいために、ダメな男を見つけて、「私が居なくてはダメ」的な男を選んでしまう。

そう、「自分の存在価値が、誰かの役に立っていないと見いだせない」という感覚になっている。だから「クズ」を選んでしまう。そして、DVをまた受けても、「共依存」の関係に陥って別れられなくなったり、「クズ男」と別れたとしても、また同じことを繰り返してしまう。 傍から見れば、すぐに別れればいいが、幼少期に愛情を受けずに、虐待やネグレクトの中で育った子は、クズ男を引いてしまう傾向があるそうです。

鈴木 大介氏の記事
「ズルい生活保護者」には働けないワケがある

貧困の多くは「脳のトラブル」に起因している

脳のトラブルの結果として陥る貧困というものがあること。そして貧困状態の継続は、その脳のトラブルを悪化させるということ。そしてそうした当事者の痛みや苦しみは、見えない、理解が非常に難しい(自身が当事者になってみるまでわからない)ということだ。

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ルポライター鈴木 大介さん「貧困に喘ぐ人と「支援者」がすれ違う根本理由」の記事を読んで、支援の難しさについて

2.問題の要因

「遺伝子」—->「精神疾患」—->「ひきこもり」、「貧困」、「虐待・ネグレクト」

この流れが、すべてではないが、上記のような因果関係で、問題が起きているのは、数多くあることは、国でも認識しているが、解決のための有効な手段が、なかなかない状態が続いているのが現状ではないでしょうか。

1)「遺伝子」

「発達障害」などは、確実に、親から子へと100%ではないが、つながります。

これは、「脳」配線の問題。。。つまり、脳神経細胞間の情報の伝達にかかわる問題ですので、現代医学でも、治療するのは困難で、最近、ゲノム(DNA)編集という医療技術が発展しようとしていますが、まだ先のことでしょうし、また、遺伝子の操作可能になったとしても、使い方を間違えると、大変な事にもなりかねません。

目に見える障害、目見見えない障害、世の中で、苦しんでいる人たちが、たくさんいると思いますが、「ゲノム編集」という技術をこのような障害を持った人たちを救う事のみに、使用されれば、素晴らしい技術進歩ですが、「人間(人類)」自体を大きく変えてしまうことも可能な技術です。

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2)「精神疾患」(パーソナリティ障害)

精神障害の主なものとしては、広汎性発達障害、強迫性障害を含む不安障害、身体表現性障害、適応障害、自己愛性パーソナリティ障害、統合失調症など。

これも、生まれつきの場合と、劣悪な「養育環境」や「生活環境」により発症する場合があり、本人個人の問題とは言い切れない場合が、ほとんどではないかと思います。

この問題は、もう、学校教育の中に取り込んで、中学、高校のレベルの授業で、科目として、教育すべき「知識」です。そうしないと、今の50、60歳の親と同じように、何も分からず、苦しい生活を余儀なくされることが、少なくなると思います。

現状、今の脳科学では、「精神疾患」を外科手術のような方法で治せないのですから、世の中に、学校教育の現場で、知識を身に着けさせる必要があると思います。

よく、当たり障りのないように、事件が起こると「心の闇」などと、マスコミが云うのですが、「闇」ではないでしょう、ほとんどは「精神疾患」でしょう。 あんたの脳が「闇」なだけです。

「差別」が起こるからダメと云っている場合ではない。世間のクズが差別をするなら、クズに責任を取らせる方向に向かわないと。。。圧倒的多数の無知、クズをなぜ責めないのか?

「心の闇」という言葉でこまかすな、自分を守るなです。

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「発達障害」という言葉だけが先行し、脳科学の理解が追いつかない。
人間の「脳」に関する面白い記事を見つけましたので、ちょっと紹介します。

3)「発達障害

注意が必要なのは、「知的障害」とは違います。

「知的障害」とは、知的発達に障害を持つもので、18歳未満に生じ、全般的な知的機能の発達が年齢に比して明らかに遅れがあり、日常生活や学習などに対する適応に制限があるものを指します。

「自分勝手な子」、「ちょっと変わった子」、「落ち着きのない困った子」 の背景には、発達障害が隠れている可能性があります。

ちょっと前までは、「親のしつけが悪い」、「教育ができていない」などと言われ、脳機能の障害だとは理解されていなかったのですが、その後、脳科学の発達に伴い、発達障害は、脳の中枢神経の発達が損なわれて、脳が「歳」相応に発達できず、できる事とできない事の偏りが出来てしまう、生まれつきの障害であることが分かってきています。

発達障害がある人はコミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手であることがわかってきました。さらに詳しく分析される中で、発達障害でも、症状が少しずつ違うことなどから、現在は多くの専門的な障害名が付けられています。

なお、発達障害は多様で、障害が複数重なって現れることもありますし、年齢や障害の程度、生活環境によっても症状は違ってくることを前置きしておきます。

※「ADHD」タイプの場合、
会社の中で上司にもこのようなタイプが居ますが、このような「ジャイアン」タイプの上司に、何を言われても、「3日前に初めてあった人」だと思えば、腹も立たないし、ストレスも大きくならないで済みますので、他人を変えるなど、そんな考え方は諦めましょう。

自分が考え方を変えればいいだけです。 腹は立ちますが。。。。他人の心を感知できないのですから、思いは全く、伝わらないのです。 相手は悩んでなんかいないのですから、あなたも悩む必要は全く無いのです。

※「アスペルガー」タイプの場合、
例えば、同僚や友人でも、何年も付き合いが有るにもかかわらず、自分の事しか感知しない奴などが、そうです。 たぶん、喧嘩しても、関心が無いので、根に持つことも無く、次の日、ケロッとしている場合が多いです。 ルーティーン作業中に、別の仕事を与えると、異常に怒り出す。

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4)「愛着障害

まあ、この障害は、先天的な生まれ持った「脳」の障害では無く、生まれてきた後の通常、母親と愛着形成に問題がある場合に生じてくる障害です。障害というより、「自己防衛本能」に近いものだと思います。

著書の中でも、出てくるのですが、医学的に「パーソナリティ障害」などの精神疾患としてとらえがちな症状は、実は、「愛着障害」のパターンが、非常に多いと云っています。

つまり、医学的に薬などで、治療するのではなく、この障害のもとは、親などの人との関係を改善することによって回復することが多々あるという事を言っています。

ですので、本人の問題だけでなく、幼いころから、養育してきた親とのかかわりですので、簡単に言えば、親を治せば、親との関係を改善させれば、回復する事柄がたくさんあるそうです。 そして、岡田先生のところに来るまでは、「パーソナリティ障害」扱いされている場合が、多々あるそうです。

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も う、一億総中流の時代は、終わり、冨の再配分が、機能不全をおこしても、絶対的貧困ではなく、問題なのは、相対的貧困の割合が、増々、増えるような社会が 続けば、日本の社会が、色々な意味で、「病んで」しまう事です。もう「美しい国 日本」なんて言葉は死語になってしまい、どこかの国の人々のような「独裁 国家」よりも、もっと最悪な国になるように思います。

中東の国のように、「難民」として他国に移動することはないが、口では、中々、言えないが、一見、民主主義国家だが、「不気味な国家」になるような気がします。

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