岡田 尊司氏の著書3冊紹介します。 最新版「愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる」

岡田 尊司 氏の著書3冊紹介します。

まずは、最新版愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる」です。

岡田先生、3年ぶりに、「愛着障害」関連の書籍を11月に出ましたので、早速、読んで見ました。

最低でも、3つの障害「発達障害」、「パーソナリティ障害」、「愛着障害」の違いを認識する必要がありますが、今回は、「愛着障害」についてです。

子育てに関する問題ですので、子供を育てる「親」がそもそも、3つの障害の内、1つでも背負っていれば、養育過程で、おかしくなることが発生しても不思議ではなく、子供を救う前に、親を救う必要があるとうい、厄介な問題を抱えていると感じます。

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最近は、「発達障害」に関する事柄が、やっと、少しですが、世間に認知されてきましたが、まあ、自分なりに、発達障害の違いなどを理解できるようになりましたが、まだ、脳の障害はこれだけではなく、「パーソナリティ障害」、「愛着障害」というのもあります。

パーソナリティ障害」は、以前「人格障害」と訳語されていたが、精神分裂病は「統合失調症」に、痴呆も「認知症」に変更され、「人格障害」は「パーソナリティ障害」と、それぞれの名称が変更されている。

アメリカ精神医学会による『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM5)による「パーソナリティ障害」の分類によれば、反社会性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害などが、最近よく耳にする障害です。その中で「サイコパス」という言葉は、なぜか定義されていませんが、「反社会性パーソナリティ障害」という診断基準に入っています。

そして3つ目、この「愛着障害」です。

親にネグレクト、虐待されたり、親と早くに死別したりすることが原因とされていますが、親自身が被虐待児だったり、人格障害・精神障害を抱えていたり、親同士が不仲で離婚していたり、子供は親を選べませんので、被害をもろに受けてしまいます。また、極端に「過保護」に育てられた場合も、同じような症状をきたします。

幼児は、生後6ヶ月頃より、2歳頃までの期間に、身近な特定の養育者に対して守ってくれる人に依存する感情「愛着」を抱きますが、これが満たされない状態で養育されると、成長過程で「愛着障害」になります。

まあ、この障害は、先天的な生まれ持った「脳」の障害では無く、生まれてきた後の通常、母親と愛着形成に問題がある場合に生じてくる障害です。障害というより、「自己防衛本能」に近いものだと思います。

著書の中でも、出てくるのですが、医学的に「パーソナリティ障害」などの精神疾患としてとらえがちな症状は、実は、「愛着障害」のパターンが、非常に多いと云っています。

つまり、医学的に薬などで、治療するのではなく、この障害のもとは、親などの人との関係を改善することによって回復することが多々あるという事を言っています。

ですので、本人の問題だけでなく、幼いころから、養育してきた親とのかかわりですので、簡単に言えば、親を治せば、親との関係を改善させれば、回復する事柄がたくさんあるそうです。 そして、岡田先生のところに来るまでは、「パーソナリティ障害」扱いされている場合が、多々あるそうです。

これは、昔、東京で、娘を保育園に預けていましたが、そこの園長先生は、大変、教育熱心な先生でしたが、「3歳くらいまでは、保育園ではなく、自分で育てた方が良いでしょう」と保育園の園長先生らしくないことを平気で言っていましたが、多分ですが、園長先生は、この幼児の「愛着」形成について、よく承知していたんだと思います。 20年以上前のことですが、今でも敬服しています。

ですので、「保育園落ちた日本死ね!!」の記事を見たときは、「貧困でもなければ、自分の子供は自分で、ちゃんと育てろ!! 子育ても一億総活躍の1つだ。お前ひとり、社会で働かなくてもなんにも問題ない」と心の中で、ちょっと叫んでしまいました。

「親のつけ」は、子供が、払う羽目になってしまうのが、この「愛着障害」の様に思います。

本当は、子育てをするという事は、膨大な知識が必要なのですが、無知で自分も育てられ方が歪であれば、同じように、将来、子供を苦しめてしまう、連鎖がありますので、男性もそうですが、女性の方は特に。。。空気ばかり読んでいるのが得意そうですが、「空気を読まずに本を読め!!」ちゃんと、お勉強してください。

自分自身が、無知で行き当たりばったりの人生を送るのは自業自得ですが、子供は違いますよ。

この「愛着障害」は、貧困などの劣悪な環境だけでなく、経済的に、何一つ不自由のない家庭でも十分、発生する可能性のある事柄です。例えば、子供に過度の期待をかけたり、子供に命令ばかりする親や、逆に過保護に育てることも問題になるのです。

子供の将来の人生まで考える責任があると思うなら、知っておくべき、大切な知識です。

子供時代を引きずる「愛着障害」を抱えた、人がたくさんいて、悩んでいます。
この障害は、生まれつきの障害ではありませんので、医学的な処方(例えば薬など)をしなくても、劇的に改善する余地が大いにあるだけでも、他の「発達障害」や「パーソナリティ障害」と違うところです。

養育過程での「親」の問題ですので、これから、親になる方は、必読です。

教育現場、特に、幼少期の子供を扱う、先生たち、医者でも間違うような障害ですが、ちゃんとお勉強しておくべきです。 「あの人、B型だから人の話を聞かないのよ。。」などと、よく、このレベルの幼稚園の先生達が居るのですが、「血液型で人の性格はわかりません」ので。。。。もう地球100周分くらい遅れていますので、そんな話をしている暇があるなら、ちゃんと勉強してください。

そして、もし、自分自身が当てはまるなら、子供を産んで育てる前に、自分自身の「愛着障害」を克服する必要もあります。でないと、生まれてきた自分の子供も同じようになってしまう可能性があるからです。

下記の3冊、順番は、どれから読んでもいいと思います。

愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる (光文社新書) 新書 – 2016/11/17


回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書) 新書 – 2013/12/13

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書) 新書 – 2011/9/16

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