”「本人が自覚していないと周りが振り回される」「事務作業が苦手」大人の発達障害当事者会で見えた課題”  池上正樹さんの記事を読んで思う処。

「本人が自覚していないと周りが振り回される」「事務作業が苦手」大人の発達障害当事者会で見えた課題”  池上正樹さんの記事を読んで思う処。

「発達障害」と言うが、この障害は、見た目ですぐわかる手や足が、どうこうと云う障害ではなく、目に見えない「脳」の障害ですので、世間の人たちの間では、どんなに説明しても、認知できない、理解することもできない人間たちが、一定数いることも確かです。

私は、今回初めて知ったのですが「大人の発達障害」の当事者主体では初めての「発達障害当事者会フォーラム」が、2017年7月17日に都内で開催され、約230人が参加したそうです。

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1.目に見えない障害

そうでだったんですね。 「大人の発達障害」の当事者として認識されている方も、数として、全然少ないように思いますが、一定数いらっしゃるんですね。

ちょっとわからないのは、当事者として自分が「発達障害」だと、どのようにして、わかったのでしょうか?

しかし、「周囲の人たちの理解が得られない」という、問題もあるが、社会の中で、職場の中で「大人の発達障害」の当事者として、自分を認識できていない方が、かなりの数が居るのも確かです。

そして、下手すれば、勝手に「発達障害」のレッテルを貼った。。と非難されてしまいますので、非常にデリケートな問題でもあります。

2.私が、経験してきた話ですが、会社組織内の出来事です。

1)会社組織の「ボス」自体が、「発達障害」や「パーソナリティ(人格)障害」を背負っている場合。

私が見てきたある会社の例ですが、まず、組織の「ボス」自体が、「発達障害」や「パーソナリティ(人格)障害」を背負っていると、同じような「人」を入社試験も実施せずに、採用してしまい、同じような「脳」の配線の人が、多数を占めてしまう会社があります。

通常、社会の中に「発達障害」を有した人の数は、数パーセントと言われていますが、この会社は、20%から30%以上の人がそうです。

しかし、障害を持った、組織の「ボス」がトップに立っている内は、「人事評価」の基準が狂っているので、障害を持っていても何とか安泰ですが、この問題の「ボス」が引退してしまうと、残された同じような「脳」を持ったかなりの数の社員たちが、「厄介者」扱いを受ける様になってきます。

2)その中の社員の場合

例えば、何十年も務めているのに、全然、仕事のできない女性社員。ダメな社員をかばいながら、仕事をするのは、「あいつ、ちょっとおかしい」程度の認識しかない普通の社員にとって、結構なストレスになっています。

※ADHDタイプの「発達障害」の場合、職場では、このような行動・傾向があるようです。

□会議や面談中に落ち着かず、ソワソワしてしまったり、席を離れてしまったりする。

□会議中や面談中に、相手の質問を待っていられず途中で話し始めてしまう、他の人の言葉の続きを言ってしまうなど、自分の順番が待てない。

□貧乏ゆすり、手足をもじもじ動かす、指で机をたたくなどの癖がある。

時間にルーズで、よく遅刻をする。

注意散漫で集中力がないので、仕事がはかどらない。

細部を見過ごす、作業が不正確だったり雑だったりする。

よく忘れ物や失くし物をする。

大事なものが管理できない。

仕事や約束の日時、期日や期限・締切を守れない。

上司に指示されたことをすぐに忘れてしまう。

いろんなことに手を付けては中途半端になってしまう。

物事の優先順位をつけられないので、一番にやるべき大切なことを後回しにしてしまったり、まだ先でよいものを先にやってしまったりする。

自分では頑張ってやっているつもりなのに、よく注意されたり怒られたりしてしまう。

(このような行動のクセを)自分でも気を付けようと思っているのに、なかなか直せない。

参照:大人のADHDの特徴と職場で注意すべきポイント

完全に発達障害の典型なんですが、「ダメ社員」という認識しか、知識が無いために、持てないのです。 当事者に関しても、自分が仕事ができないという「認識」など、ほぼ、持っていないので、改善の余地など残っていません。

仕事を与えても、できませんので、最後は仕事を取り上げるのですが、何度も、仕事を取り上げられても、何も感じていないようで、しまいには、注意をすると、「自分のやり方でするからいいです」といいます。それは、自分の会社で、経営者なら、その言葉は許されるでしょうが、ただの社員ですので、言っている意味がわかりません。

「ダメ社員」は、当然、自分が「ダメ社員」だと思っていないので気楽だが、「一般の社員」は、なんで?と、理解できないために、ストレスをため込んでしまう。

特に、女性の場合は、通常のコミニュケーション能力は、男性よりもあるため、「発達障害」だときずかれない場合、見えない場合が、多々有りますので、この人、なんで仕事ができないんだろう?。。。。と、不思議がると云うか、普通の人には理解できないほど、仕事ができないけれど、本人(当事者)も周りの社員も、「発達障害」に関する知識が、何も無いので、ただ、ただ、不思議がると云うか、首にするわけにもゆかず、諦めに似た絶望感が漂っています。

職場の環境としては、最悪なのですが、どうすることもできない「閉塞感」に包まれてしまいます。

一人ではなく、こんな社員が数人いると、中間管理職、リーダー、マネージャー的な役職の社員たちは、「地獄」を見ることになります。 直接、辞めさせる人事権も当然ありませんので、あいつはダメだと言うと、「管理者(自分)」のせいだと言われてしまいますので、うかつなことも言えず、ストレスをため込んで行きます。

この様な状態が続いてしまうと、何が心配かと言うと、正常な「脳」をもった社員たちも、おかしくなってしまう事です。

「職場で自分の障害をオープンにするべきか、隠したまま勤務するほうがいいのか、悩んでいる」のは、まだ、まだ、良い方で、「自分自身の障害に気が付いていない」方が、数的には多いように思います。

こんな社員たちをかばったり、何とかなるように指導しようとしても、お互いに、「発達障害」だと云う認識がなければ、何も改善することはできない様に思います。

そんな一般の人の知らない日常生活における生きづらさや、人には言えない苦しみなど、何が原因なのかも「認識できない」当事者も、普通の人も理解できず、相変わらず、辛い状態が続いています。

3)もう一つ、例を上げれば、
近所に、娘と暮らしているシングルマザーがましたが、娘が独立して、一人暮らしをはじめるようになり、最近、職場で発達障害ではないかと言われ、病院へ行くと、ADHDと診断されたようでした。理解のある会社で、そのまま勤めることができて、役所にも申請を出して、現在も、なんとか自立して一人暮らしをしているようです。 母親から、話を聞くと、小学校でもいじめられ、中学校も同じく、いじめられて、不登校になっていたようでした。 親も理解していない状態でしたので、辛い時代を過ごしていたようです。

私も、過去、娘が母親と暮らしていた頃、彼女にコンピュータを教えたりするために、お家に訪問していましたが、複数回、会ううちに、発達障害を抱えていると気が付いていました。 しかし、医者でもない私が言うべきかどうか迷っていましたが、とうとう母親には言いませんでした。母親は、発達障害を抱えていることさえ、知らなかったようですので、もう少し、早く、医療機関の診断を受けていれば、学校生活が少し違っていたのではないかと思うと、とても残念です。

そうなんです。 発達障害を抱えた子は、学校で「いじめ」に会いやすいのです。 日本独特なのかどうか、わかりませんが、異質な人間を受け入れることのできない社会は、子供の社会でも同じなようです。

現在の学校では、発達障害を持った子を受け入れるようになってきていると思いますが、これは、もう1人の担任の先生の扱う範囲を超えていますので、専門の心療内科医の資格を有した人が、扱うべき問題になっているのでしょうか。 そうしないと先生も、両親と交渉しなくてはならない状態になりますので大変でしょう。 普通学級から特別学級に移ると言っても、どこまで、普通学級で耐えられるのかという判断は、非常に難しいものになるはずです。

3.目に見えない障害にどう対応すればいいのか

「発達障害」などで、「ADHD」以外の分類で「自閉症スペクトラム症」と言われている様に、「スペクトラム(:連続体)」状態と云うか、分かりやすく云えば、白から黒に向かって色が変わるグラデーションの様に、「灰色」のどの部分に、症状が位置するのか、一目で判断できないところが、難しい処でもあります。

下手すれば、勝手に「発達障害」のレッテルを貼った。。と非難されてしまいます。

「生物多様性」。。。ではなく、企業経営における「ダイバーシティー(人材と働き方の多様化、多様性)」の中に、この問題を取り入れて行けるのかどうかが、これから問題になってくるでしょう。

社会人になってから、「脳科学」の勉強をなんてする人は、あまり居ないでしょう。

昔から、障害を持った人が居たのでしょうが、今まで「変な人」で終わっていた人が「脳科学」が発達して、色々なことが、判明してきている途中ですので、ただ単に「仕事ができない」という事で、会社組織から排除されない様に、当事者も、そうでない人も、理解を深めていくことが、大切なのですが、目に見えない障害ですので、理解を進めるのは、普通の「学校教育」のレベルで、学習させないと難しいでしょう。

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