【書籍紹介】「シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実」 神奈川県座間市の死体遺棄事件

神奈川県座間市の死体遺棄事件が発生し、毎日のように、報道されていますが、事件が起こる前から、ちゃんと読んでおこうと気になっていた書籍を紹介します。

その書籍の題は、「シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実」です。

この書籍は、プロファイラー、警察関係者、犯罪学者、精神医学者、脳科学者でもない「ピーター・ヴロンスキー 」(著)を翻訳した、500ページほどの書籍です。 もう一冊、女性編も出版されています。


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神奈川県座間市の死体遺棄事件」をGoogleで検索する時、

1)「シリアルキラー」と入力すると、結構な数がヒットします。
「シリアルキラー」という言い方も、「連続殺人犯」という意味ですが、9人殺しても、100人殺しても、やっている事は「シリアルキラー」です。たまたま、捕まるのが、速かったか、遅かったかの問題です。 捕まっていない奴もいます。

2)「サイコパス」と入力すると、これもかなりの数がヒットしますが、「サイコパスではなく、目的は臓器売買だ」などとも。。。

「シリアルキラー」はほとんどの場合「サイコパス」でしょうが、「サイコパス」だからと言って、「シリアルキラー」ではない、人を殺さない「サイコパス」もいる。

3)肉や内臓は、ゴミに出して、クーラーボックスの中には「骨」が?「ボーン・コレクター」か?

4)肉を喰っていれば、「カニバリズム人間が人間の肉を食べる行動)」か?

今のところ、単独犯か、共犯者がいるのか、不明ですので、「シリアルキラー」なのか、「サイコパス」なのかも不明です。「連続殺人」、「連続猟奇殺人」事件という事実は変わらないでしょう。

ミヤネ屋で、いつもはズバッと言う「木村太郎」さんが、「レクターでしょう」などと、断定的な言い回しを避ける様に、知らない人には分からない、映画「羊たちの沈黙」に登場するサイコパス「ハンニバル・レクター博士」の名前を挙げていました。

「サイコパス」とストレートに言うのを避けて、知っている人しか知らない「サイコパス」と云えば、「ハンニバル・レクター」ですので、その名前を挙げて、「犯人」は、これでしょうと、実に微妙な言い回しをしていました。

多分、「サイコパス(精神病質)」と云ってしまうと、人格(パーソナリティ)障害の反社会性パーソナリティ障害Antisocial personality disorder)に分類される精神障害ですので、断定的な言い方を避けたのだと思いますが。。。。

マスコミやコメンテーターが、当たりさわりのない言い方として「心の闇」などと言いますが、バカでしょう。なんでそんなコメントしか言えない奴を使うのか?
世の中をなめている、「臆病者」としか思えない。 テレビに出してもらえなくなるのが怖いのでしょう。

—- 目  次 —-
第一部 怪物たちの歴史
第1章 連続殺人のポストモダン時代
第2章 連続殺人小史
第二部 論理と狂気
第3章 シリアルキラーの分類
第4章 怪物性の進化
第5章 狂気の問題
第6章 シリアルキラーの幼児期
第7章 連続殺人鬼の殺人
第8章 殺しの時間
第二部 怪物と戦う
第9章 犯罪プロファイリングの技術と科学
第10章 シリアルキラーから生き延びる

まだ読んでいる途中で、読んでいる順に記載していますので、まだ、書き終わっていません。

1)第2章 「連続殺人小史」

この書籍の第2章 「連続殺人小史」で、古代ローマ帝国時代のコロッセウムの中で、何万人もの観客の前で、残虐的行為による「快楽殺人」を行っている人類の歴史があります。

これは、私の感想だが、残虐的行為による「快楽殺人」を見て楽しんでいたとしたら、古代ローマ人はみんな頭がおかしいでしょう。 でも、そうではなかったのか?

何が「異常」で、何が「正常」なのか?

人間の集団の本質は、ここにあるように思います。
みんな、よしと思えば「正常」。。。ダメと思えば「異常」 この程度の事です。

「人工知能」を恐れるのも、ここに根源があるからです。

宗教家ではありませんが、天使も悪魔も無いのです。 どうとでも変わる存在なだけです。「あの世」の人より、「この世」の人間が、一番、怖いのです。

だから、優秀な人間の様な「人工知能」が、出現するのを「恐れる」のです。

「天使と悪魔」=「人間」ですので、そっくりな「人工知能」=「天使と悪魔」になってしまいます。 ものすごい「ジレンマ」ですが、どうすることもできないのです。

2)第3章 シリアルキラーの分類

この分類が、興味深いので紹介します。
(1)FBIのプロファイリングで定義されたものでしょうがこうなっています。

・秩序型性的殺人 :殺人と逃走を入念に計画する。
・無秩序型性的殺人:秩序型とは正反対
・混合型性的殺人

この分析のカテゴライズの仕方は、発達障害の「ADHD(注意欠陥多動症)」の分類によく似ています。 ADHDの分類で、よく、ドラえもんののび太とジャイアンに例えられます。

・のび太型(注意欠陥)
・ジャイアン型(多動)
・ジャイアン、のび太の混合型

3)第4章 怪物性の進化

犯罪学者(ロナルド・ホームズ、スティーブン・ホームズ、デ・バーガー)による4つ分類

動機、すなわち「シリアルキラー」が、その犯罪から得られる満足の種類に基づいている。

(1)幻想型 :幻覚の外的、内的な声もしくはビジョンの命令によって殺す。

(2)使命型 :特定の種類の人間を排除することが自分の目的であると信じている。

(3)快楽主義者
サブグループ
・利得型殺人者  :殺人は目的のための手段
・性欲型殺人者  :殺人は目的のための手段、殺しの後の行為こそが重要
・スリル型殺人者 :殺したいという欲望が動機の中心

(4)権力/支配志向型 :根源的な悦びは被害者に対して振る舞う権力と支配

やはり、脳神経に関連することですので、1千億のニューロンとニューロンは、100兆のシナプスで、ネットワークを構築していて、シナプスでの情報伝達が、上手く行かないという点では、構造上、同じような現象になるのではないかと思います。

つまり、情報伝達する脳内ホルモンが、出すぎていたり、出が悪かったり、出たり、出なかったり。。。。まさにこのパターンに当てはまっています。 脳の部品で云えば、偏桃体、海馬、側坐核、前頭前野の機能的な連携が正常に働かなくなっている。

そして、この様な「脳」の機能上の不具合が発生しまう大きな原因は、遺伝的な要素以外に、生れてからの養育環境の劣悪さが、普通の人間と違う構造(ネットワークが)になってしまうのではと考えます。

そんな意味において、親(養育者)が、養育環境が、子供の「脳」を破壊している場合が多々あるのだと思います。

私が【書籍紹介】をすると、いつも、書籍の内容から脱線してしまいます。

どんな内容か、知りたい方には、期待させて、申し訳ないのですが、人間が行った「所業」や「人工知能」については、人類学、歴史学、脳科学、脳神経学、心理学など、「人間とは、何ぞや?」という疑問符をもって、考えてゆかないと、大きなミスを犯してしまいます。

ですので、書籍を読んでも、「頭が悪くて」内容が理解できなければ、「映像」映画でもいいんです。 理解できない書籍を一生懸命に「読もう」としても時間の無駄です。

若い人など特に、「胸キュン」物の映画を見ている暇があるなら、映画さえも見ないと思いますが、社会問題化している内容が含まれている内容の映画で良いのではないかと思います。

サイコパスなら、映画「羊たちの沈黙」(ホラー映画ではありません)
映画に登場するサイコパス「ハンニバル・レクター博士」のイメージが強すぎて、サイコパスは、みな頭が良いと思いがちだが、知能の高くない、負け組のサイコパスも居るのです、そうすぐに捕まる奴も居るのはそのせいです。

デストピア、人工知能の事なら、最近では「ブレードランナー2049」、「ターミネーター」、「トロン」、「ゴースト・イン・ザ・シェル(攻殻機動隊)」、「猿の惑星」など。

発達障害に関する「自閉症」の事なら「レインマン」でしょう。
愛着障害の事なら、NHKのテレビドラマ「夏目漱石の妻」でしょう。

書籍を読んで、理解できなくても、色々な「社会問題」に、ちゃんと関心があり、アンテナさえ張っていて、「理解しようという心」が有れば、それでいいのではないでしょうか。

できれば、新聞、雑誌も、映画、書籍、ネット、テレビと満遍なく、チエックできればいいのですが、人それぞれ、「脳」の性能が違いますので、致し方ないのではと思います。

シリアルキラー」は、ただ残忍だ!! だけではなく、歴史的に観た場合、人類学的に観た場合、脳科学的に観た場合など、一つの事だけでは、人間の「所業」は説明付かないのです。

「脳」は体の臓器などとネットワークで繋がっていて、自動で働いて制御しています。そして「脳」は、自動(無意識)でコントロールされている部分の活動の方が、エネルギーの消費量も、意識している活動のエネルギーより、はるかに大きいエネルギーを必要としています。

もっと分かりやすく云えば、社会的に「狂う」、「モンスターになる」ことは、生きていれば、遺伝的にも、環境によっても、「脳」のネットワーク制御が、乱れますので、当然、誰にでも、起こり得るという事だと思います。

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