【書籍紹介】「脳の誕生」 大隅 典子 (著) です。

本日の書籍紹介は、「脳の誕生」 大隅 典子 (著) です。

今まで、脳の機能に関係する、人類学上の脳の発達、脳神経学、発達障害・人格障害(パーソナリティ)・愛着障害などの脳の障害に関する書籍を多数読んできましたが、全部「脳の誕生」に関係しています。

この書籍は、たった1つの受精卵から、どのように「脳細胞」が形成され、どのように「シナプス」でネットワーク(配線)を構築するのか、その仕組みを発生段階から分かりやすく、記載されています。

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人の神経細胞(ニューロン)は、約1,000億ほど有り、胎児から生まれてきた後、どのように成長するのか? 同時に、人の神経細胞は、「シナプス」という接合部分が約100兆個有り、「神経細胞」同士が繋がろうとしますが、どのように成長してして繋がるのか、その繋がる仕組みも、ちょっと難しいですが記載されています。

– 目 次 –
Ⅰ 脳の「発生」
第1章 脳を構成する細胞の世界
第2章 始まりは「管」
第3章 脳の区画の成立
第4章 ニューロンが生まれるとき
第5章 ニューロンの移動

Ⅱ 脳の「発達」
第6章 脳の配線はどのようにつくられるか
第7章 ニューロンの生存競争
第8章 生後ののうの発達
第9章 脳は「いつも」成長している

Ⅲ 脳の 「進化」
第10章 神経系の誕生
第11章 脳の進化を分子レベルで考える
第12章 脊椎動物の脳
第13章 霊長類の脳、ヒトの脳

人間社会の中では、頭のおかしい奴が沢山いますが、驚くことでもありません。

なぜなら、たった1つの受精卵からどのように脳細胞が形成されて、シナプスでネットワークを形成してゆくのは、殆ど、奇跡に近いくらいの仕組みですので、脳内で人間が同じネットワークを構成するはずもなく、同じ脳の人間などいないのです。

自閉症などの発達障害も、「神経細胞」と「シナプス」間のネットワークの情報伝達がうまく繋がっていない為に起こる事が、分かってきています。

体の障害と違い、どこが悪いのか?。。。 脳細胞とシナプスでのつながりに問題があるので。。。見えませんので、分かりません。

生後の「養育環境」により脳は影響を受けますが、しかし、生まれつき「脳細胞とシナプス」のつながりに問題がある場合は、本人のせいではないでしょう。

geralt / Pixabay

脳みそが足りない」。。よくこんな事を云う奴がいますが、全然、違います。 認識不足です。「脳みそが足りない」のでは有りません。 脳内の配線(ネットワーク)がうまく繋がっていないのです。

人間も生まれて数カ月で脳細胞はフルスペック状態ですが、確かに、使わないと、「刈り込み」と云って、「神経細胞」の繋がり「シナプス」を切ってしまいます。

神経細胞」の数ではなく、重要なのは、ちゃんと「シナプス」で繋がったネットワークが構成されているかどうかです。

つまり、脳の細胞は、人並み(フルスペック状態)なのに、怠けて生きていると、脳内の「シナプス」が、ちゃんと「脳神経細胞」に繋がっていなく、ネットワークが、配線が、うまく繋がっていない状態になってしまいます。

いわゆる「ポンコツ頭」、「バカ頭」ですね。 気が付いていない奴も居るが。。。

これは誰のせいでもなく、自分のせいですので。


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