【重要記事:精神医療の現状について】成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要

本日の重要記事は、精神医療の現状について、2018年6月に名古屋で開催された第59回日本心身医学会総会ならびに学術講演会で、成人の発達障害について、北里大学精神科教授の宮岡等氏が、講演で述べたことです。

成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要

医療NEWSの記事です。

1.精神医療について、皆さんは、どんなイメージを持っているだろうか?

せいぜい、「精神病院」くらいしか、思い付かないでしょう。 目に見えない疾患ですのでしょうがないと云えば、そうですが、百歩譲っても、余りにも「無知」過ぎです。

決して、高校までの授業では、教えない知識ですので、仕方ないか。。。

私は、医療従事者ではありませんが、人間の「脳」と「意識」について興味があります。

どんな興味かと云えば、私の場合は、人間は、すべて自分の意志で動いている、行動している? そんなことは無いのです。 自分の意志で動いている部分の方が、むしろ少ないのです。

そう考えると、更に、こんな疑問が沸いてきます。
・自分って、何者何なんだろうか? 人間って何者何なんだだろうか?
・そしてホモサピエンスだけ、なぜ生き残って繁栄したのだろうか?

こんな疑問を持つと、人類学、遺伝学、細菌学、脳科学、脳神経学はもちろんですが、それと並行して、脳の特異性と云うか、障害と言っていいのか、発達障害、愛着障害、人格障害など、身体上の「足」が1本無い、「手の指」が1本無いとは全然違う、決して「目」に見えない「脳」の機能不全についても、興味がそそられます。

心と意識を扱う障害と云うか、同じホモサピエンスでも、昔からある一定数の人間が、この様に特異な「脳」を持っている事について、進化論的にも大変興味があります。

動物の社会的行動の進化という点においては、人間は高度な社会性を身に着けているもの、いないもの、色々な人間が存在します。

この高度な社会性とは別に、特殊な能力(桁外れの記憶力、鋭い視覚・味覚・嗅覚など)の由縁において、数千年前の社会では、自閉症的特性を持つ者は受け入れられていただけでなく、大いに尊敬されていた可能性もあります。現代社会においても、自閉症スペクトラムを有した経営者の代表例で云えば、Microsoft創業者の「ビル・ゲイツ氏」などもそうです。

当ブログサイトのサイドバーに表示した、「ブクログ」の私の本棚に、読んだ450冊以上の書籍が登録してありますが、これらは、殆ど全て、上記の事柄に関する書籍で占められています。

2.発達障害、愛着障害、人格障害などを学んでいると、人を少しですが理解できるようになる。

決して、本人の前で言う事は無いが、「脳」に障害があるのが、分かる場合が有ります。

この人、発達障害の自閉症スペクトラム障害(ASD)又は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向が強いなと分かるようになります。

私が訪問している会社で、もう、そのトップは退職して居ないのですが、そのトップ自体が障害を抱えているのが誰でも分かるくらいの方で、そうすると、「類は友を呼ぶ」というように、入社試験も何もせずに、知り合いなどに頼まれて、俗に云う「余った奴」を会社に入社させるので、このようなことが発生するのです。

そうすると、その中に、発達障害などの問題を抱えた子が多く、会社に入ってきます。通常、この様な人の割合は、1、2%なのですが、ここの会社は20%、30%に達してしまいます。

この様なトップの下では、自分の言う事に逆らわなければ、置いてもらえるので、離職率は高くなりません。 ただ、人事権の無い現場を指揮する「中間管理職」が、一番困り、どこにも、訴えるところが無いので、ストレスが溜まるのですが、更に、中間管理職、自体も「無知」ですので、私が言うと、「ここは施設じゃない!」と言いますが、私から見れば、ある意味、お互い「無自覚、無認識の施設」の様なものです。

まして、「どう対処していいか」などと、考える能力も、知識も自分で勉強しようとする意志も無いので、いつまでも、そのままでです。

私は医者ではありませんので、「判断」は「診断」ではないのですが、下記の様に、注意深く、探り出す必要のある事は、この私でも理解できます。

現状では自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)ともに「成人での症候学は未成熟。診断に関する特定の考え方に心酔するのは危険」と指摘。

何故なら、こう指摘しています。

宮岡氏は「そもそも現状ではASDもADHDも診断基準は子供での診断をベースに記述してあり、成人の診断ではそのまま適応できない」と強調。

そのうえで宮岡氏は「成人になると知識も蓄積され、その行動が修正されており、子供を軸とした症状が成人ではどのようにモディファイされているかは診断基準などではほとんど明言されていない」と指摘。

子供のころから、症状が出ていても、成人になる過程で、学習して、行動が修正され、その症状が、分かりにくくなるのです。幼少期とそのまんまという人の方が少ないでしょう。

そう、特に、成人「女子」の場合は、男子より、コミニュケーション能力が高いせいか、ASDかどうか、判断するのが、非常に厄介です。注意深く、こだわりの強さ、他人との関係性などを探ります。更に、相手を判断する時に、必ず、幼少期(小さい時)に、どのような子だってか、確認作業を必ずします。

面と向かって話している時には、気が付かない事でも、後で、言葉や目の動き、反応の仕方を思い浮かべることができる様に、集中していないように見せかけながら、最新の注意を払う時もあります。

成人の場合、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)どっちだろう?と判断する時には、

・自閉症スペクトラム障害(ASD)傾向
情緒的なコミニュケーション能力(相手の感情を探りながら話す)がちょっと低く、こだわりが強く、良い方向に向かっていると学習能力が高い子に多い。

このこだわりの強さと共感の低さを、利用する奴がいるたり、自分の置かれた環境に自分自身で悲観・失望したりすると、極端な例ですが、極めて危険な人間ができてしまうような気がします。

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・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向
多彩だが、集中力が続かず学習能力が低く、注意力、集中力があまりない子は、注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向が強い。ADHDの場合、この中でも、注意欠陥(のび太タイプ:分かりやすく云えば、ダメダメタイプ)と多動性(ジャイアンタイプ:攻撃性が強いタイプ)に分かれるが、両方持った人もいる。

集中力が続かない為、周囲の視覚・聴覚(視覚・聴覚過敏の傾向がある)から情報を拾いすぎて、意識が散漫になる。

このような脳の症状により、他人からチャランポランな人間に見える原因は、順序立てて行動することが苦手、一つのことを集中するすることができないからです。

「脳」の中で、何が起こっているのか。。。脳内に情報を伝える「神経伝達物質」が、正常に出ていないと言われています。 自分の「意志」でコントロールすることは不可能なのです。

3.北里大学精神科教授の宮岡等氏が講演で述べた指摘。

精神科医に向けた言葉ですが、現状では自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)ともに「成人での症候学は未成熟。診断に関する特定の考え方に心酔するのは危険」と指摘しています。

成人での診断時は幼少期の状況などを丁寧に聴取することが必要、との認識を示した。

宮岡氏は「そもそも現状ではASDもADHDも診断基準は子供での診断をベースに記述してあり、成人の診断ではそのまま適応できない」と強調。

とりわけASD診断では、イギリスの精神科医であるローナ・ウィングが唱えた下記
・「対人交渉の質的問題」
・「コミュニケーションの質的問題」
・「イマジネーション障害」
3つの障害を基準に据えて診断に臨むことが望ましいとの見解を示した。

そのうえで宮岡氏は「成人になると知識も蓄積され、その行動が修正されており、子供を軸とした症状が成人ではどのようにモディファイされているかは診断基準などではほとんど明言されていない」と指摘。

参考:「自閉症の世界」

自身のこれまでのASD症例検討などから、

1)対人交渉面

子供では 成人では
・見知らぬ人に突拍子もない言葉をかける
・必要以上に近づいて話しかける
・人見知りがなく誰にでも抱っこされる
・母親の後追いが乏しい
・「あやした時の反応が乏しい」などといった症状
・親密な付き合いが苦手
・極端に人に気を遣う
・極端な丁寧語を用いる
・心理的にも物理的にも極端になれなれしい
・ヒトと共感しない
・同年齢の仲間関係を作れない
・独り言が多い

2)コミュニケーションの質的問題

子供では 成人では
・「興味がある言葉を覚え、日常用語である『パパ』『ママ』などとは言わない」

・「帰宅したのに『ただいま』ではなく『お帰り』という」などの症状を見せることがある

・常同的で反復的な言葉の使用
・独特の言い回し
・例え話や冗談が分からず、字義通り受け取る
・会話の仕方が形式的で抑揚なく話す
・一方的に話す
・身振り手振り表情が読み取れない

3)成人ASDでのイマジネーション障害では

成人ASD
・特定のことに必要以上に詳しい
・自分なりの日課手順があり、変化変更を嫌がる
・自分の世界にこだわり、融通が利かない
・時間の予測や見通しが立てられない
・想定外のことが起こると思わぬ反応をする

この見立て、特に頭が良い人、東大レベルの偏差値を持っている人は、特に、この傾向が強いなーと実感します。 だから、小さい時からお勉強ができたんだろうと思う点でもあります。

この「こだわり」が、いい方向に向いていると、他人に干渉されず、人間とのかかわりの部分が、多少、希薄でも、集中して物事を勉強できるのでしょう。 凡人は、こんなに自分の興味に集中できないのですが。。。

この様な人間が、昔から、一定数、存在していて、世の中のイノベーションを起こしているように思います。

但し、この「こだわり」が、いい方向に向いていない(社会生活や環境も含めて)と、サイコパスなどの反社会性人格障害では無くても、悪魔の様な心に凝り固まった脳を持つ、怪物の様な「脳」をした、人物が現れる。

また、これらの障害以外では、聴覚過敏などが典型的な症状になるとし、「いずれにせよどれか特定の症状で診断できるわけではなく、こうした種々の症状の『合わせ技』での診断が必要になる」(宮岡氏)と述べた。

一方、現在の医師側の診断についても
(1)一部「産業医」が自分で手に負えない事例を発達障害という言葉で片付けている。

(2)一部「精神科医」の疾患知識が未熟で統合失調症などと誤診している。

(3)ADHDでは新薬の登場とともに過剰診断傾向がある、と批判。

結果として、
・本来早期発見するべき学校カウンセラーなどの段階での患者拾い上げが過少となり、
・成人期の産業医の患者拾い上げが過剰になっていると、問題意識を示した。

その対応では「成人ASDの場合、デイケアなどの効果はまだ不明。むしろ本人の特性を変えるのではなく、職場では産業医などを総動員して本人が働きやすい環境を整備する方が効果的」と提言した。

一部「精神科医」の疾患知識が未熟で、と言っているように、精神科医の中にも、経験が浅いのか、勉強不足なのか、頭が悪いのか、診断が危ういところもあるようです。

この分野の場合は、医者同士、頻繁に集まって、情報を共有すべきでしょう。

18年前の神戸連続児童殺傷事件を起こした人物は、少年医療刑務所の元所長が、矯正教育は間違っていたと後から、述べています。 当初、愛着障害だと思い、そのための矯正教育を実施したが、実は、自閉症だったようです。

3.発達障害の成人を見つけた時

今迄、そうだと思った人の中で、心療内科で、その診断を受けて、それでも、会社の人が理解して雇い続けている例は、数件ですが有ります。 やはり、少し、ほっとします。

何故なら、多分、この様な障害について「無知」に近い人は、人と違う為、いじめたり、相手をバカにしたり、会社や集団から、排除する方向に行動してしまう傾向にあります。

同じ、人間だから、同じだろう、なぜ同じ様にできないと、「違う」という事を理解できず、同調圧力をかけて、排除する方向に向かってしまう。

そして、本人も、自分の特性について、「認識」できていないのです。

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例として、職場では、上記の様な事もあります。心療内科で、その診断を受けさせて、自覚させる必要が有るのか、このまま、何も無かったことにして雇い続けるのか、非常に、会社としては、難しい選択になるのですが、管理職もこの件に関しては、ほぼ、「無知」の状態ですので、如何ともできません。

4.メディアの影響で「自分もそうであるかのように思い込んでいる」人もいて、精神科医に診察で、そうではないと言われると、がっかりして帰る、間抜けも居ます。

最近は、発達障害に関する関心の高まりと共にに、関連書籍などを1,2冊読んだだけで、症状を読み、何となく自分もそのような状態だと思い込んで、病気のせいにして、安心しようといることもある。書籍に記述されている典型症状をすらすらと訴える場合は、逆に疑うべき」と警告しています。

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同時に宮岡氏は「例えば、学生時代に学習障害が未診断にもかかわらず、成人になって学習障害が顕在化することは極めてまれであり、小中学校時に、皆勤賞で友達も多かったのに高校で人付き合いが悪くなったというASDはいない」と語り、未成年時代の状態が診断時の大きなファクターになると強調した。ただ、「成人の場合は親がすでにいないなどの問題があり、診断を難しくしている」と吐露した。

また、問診時の注意事項として「最近は、発達障害に関する関心の高まりとともに、関連本などで症状を読み、何となく自分も経験したかのように思い込んでいることもある。本に記述されている典型症状をすらすらと訴える場合は逆に疑うべき」と警告した。

現在、心療内科など、この様な医療機関を訪れる人が、増えて、場合によっては、何カ月も待たされる状態になっているこ聞きますが、なんだか、両極端なような気がします。

最近では、「金妻」でさえ、発達障害の特集を組んだり、NHKも特集を組んでいますが、如何せん、この知識は、1回や2回の放映された知識では、極端な症例しか、何も分からないでしょう。

本当は、自分で、身銭を切って、書籍を数冊購入して、勉強しないと無理でしょう。

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5.AI(人工知能)について

「脳」と云えば、AI(人工知能)についても、興味はありますが、2040年頃までには、シュンギラリティが起こり、AI(人工知能)が進化するだろうと言われていますが、進化はするけど、自分で意志をもった、映画:ターミネーターやブレードランナーに出てくるような、人間の形をしたアンドロイドは、まだ出てこないように思います。遠い先の話です。

ここまでくれば、人間が働かなくて済むようになると思いますが、未だ、体を動かす動力が、油圧、空気圧では、話にならないでしょう。 人工筋肉の様なものでないと、細かな動きは無理でしょうし、人間の脳に似せて造ろうとしていますが、脳神経細胞(ニューロン)とシナプスの研究は進んでいますが、これを包み込むグリア細胞(アストロサイトなど)の研究は、100年くらい遅れていて、まだ分かっていないことが多すぎます。

この様な、現状で、人間に似せた「アンドロイド」が、例え、できたとしても、せいぜい単機能で、全然、ポンコツでしょう。 人間の様に総合力を有したアンドロイドは、まだまだ先の話でしょう。

人間の仕事が奪われるなどと、何も理解できていない大衆が、不安を感じていますが、そんな不安を感じている暇があるなら、今、自分のしている仕事のスキルアップする為に、勉強した方が良いでしょう。

毎日、仕事から帰り、風呂は入って、飯食って、テレビやネット動画を観てバカ笑いして、糞して、寝るだけの生活をしている労働者が、AI(人工知能)に仕事を奪われるなどと云う、心配する権利も無いのです。 ロボット以下なのだから、ロボットに一生使われればいいんです。


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