【書籍紹介】「カサンドラ症候群」 身近な人がアスペルガーだったら 岡田 尊司 (著)

本日の書籍紹介は、「カサンドラ症候群」 身近な人がアスペルガーだったら  岡田 尊司 (著) です。

岡田先生なら、いつか出すと思っていたこの題材の書籍が、やっと出版されました。

なぜ、こんな書籍を紹介するのかというと、現状困っている人たちもそうですが、これから、結婚に夢を膨らませて、婚活している、彼氏欲しい、若い娘たちに知ってほしい事柄だからです。

気が付いた時には、もう当事者になっていた。。。。とならない様にです。

この様な「発達障害」を背負った男性と結婚して、自分自身が悩まない様にするために、脳神経学的に、どんな「脳」の配線をしているのか知っておいたほうが良いでしょう。重要な社会勉強です。

但し、例外もあるでしょう。知った上で、金(収入)や地位を重んじて相手を選んだ場合や、自分も同じ頭の配線をしていれば、うまくゆく場合もあるのではないでしょうか。 しかし、お互い様ということで済まされない状態が発生する場合も多々あります。

カサンドラ症候群

– 目 次 –
第一章 カサンドラ症候群とは
第二章 原因はアスペルガーだけではない
第三章 カサンドラ症候群の正体
第四章 カサンドラ症候群とセックスの悩み
第五章 親子関係の問題がからみやすい
第六章 夫にできること— カサンドラの悲劇を防ぐために
第七章 妻にできること– 優しい夫に変えるために
第ハ章 関係を修復するアプローチ

岡田先生の書籍は、10冊以上拝読していますので、最後に紹介します。

1.カサンドラ症候群とは

カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム症)を配偶者に持ち、「家庭内の苦しみを周囲に信じてもらえない」状態にある人のことをいい、周りに理解してもらえず、身体的、精神的な変調をきたすこと。

カサンドラ症候群は、二次被害でする。どんな二次被害かと言えば、アスペルガー症候群を患っているの近親者(夫など)からの精神的被害です。これが悪化すると、とんでもない事が沢山起こってくることが有ります。

人間の心を持っているはずだと思って接していても、共感する心の配線が無い夫と暮らしていると、自分の方が頭が変なのではと思うようになり、頭がおかしくなってしまいます。ひどい時には「鬱病」になる場合もあります。

補足説明>—————
カサンドラとは、ギリシア神話に登場するイリオス(トロイア)の王女である。
アポローンの恋人になる代わりに予言能力を授かったが、同時にアポローンの愛が冷めて自分を捨て去ってゆく未来が見えてしまったため、アポローンの愛を拒絶してしまい、怒ったアポローンは、カサンドラに「予言を誰からも信じてもらえない」という呪いをかける。

2.地球100周以上、周回遅れのポンコツ「頭」

このようなことが、認知されるようになってまだ、10年も経っていないでしょうが、もうそろそろ、認識しておいたほうが良いでしょう。

世の中(日本で)、未だに女・子供に多いが、人を「血液型」で性格判断している「アホ」が、多勢に無勢で存在していますが、何とかなりませんかね? どうしようもありませんか。。。

地球100周以上、周回遅れのポンコツ「頭」。

特に、結婚前の女子は、ちゃんと認識しておいた方が良いと思います(自分の頭も含めて)。

相手の男性が、優秀だし、収入も良いし、まあまあイケメンだしなどと、相手の人格の表面しか観ることが出来ないでいると、後でとんでもないことが起こります。自分自身が病んでしまいます。

特に、他の発達障害と違い、社会的には優秀な人間が多いのが、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム症:ASD)の特徴でもあります。 頭は悪くないのです。 ただ、自閉症に非常に良く似た「心」を有していますが、優秀さゆえに、見抜けないのです。結婚生活をするまでは。

以前は、「高機能自閉症」ともいわれていましたので、知能は高く、普通の人は、浅い付き合いの中では見抜けないのです。

.脳のトラブルを大きく括ると

よく、「メンヘラ」とか、分かりもしないで使っていますが、発達障害パーソナリティ(人格)障害愛着障害などの精神疾患がありますので、これくらいは、ちゃんと説明できるくらい学んでおいたほうが良いでしょう。

脳の障害には、どんなものがあるのか、それぞれ、どんな症状を発症するのか、そのような人たちの言動、行動パターンを認識する必要があります。

1)発達障害
「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム ASD)」、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」、「自閉症」、「学習障害(LD)」など

2)パーソナリティ(人格)障害
良心の呵責のないサイコパスなども、この分類の中です。

3)愛着障害
生れ付きではなく、劣悪な養育環境が原因な場合が殆どです。

本書の中にも記載されていますが、「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム ASD)」だけではなく、パーソナリティ(人格)障害の分類に入る「自己愛性パーソナティ障害」「強迫性パーソナティ障害」「回避性パーソナティ障害」を抱えている場合や、「愛着障害」を抱えている場合もあり、人により、症状も全く違います。

上記3つに分類できるように思いますが、全く、ちゃんと説明できる人は、1割も居ない。

ですので、学校では決して教えてはいない事柄ですので最低でも、この3つくらいは、自分で学習して学んでおくべきでしょう。

発達障害などは、原因を調べようとすると「心理学」の勉強ではなく、「脳神経学」「脳科学」の勉強が必要でしょう。脳の配線の問題、つまり、大脳の前頭前野大脳辺縁系の側坐核、偏桃体、海馬などの各機能と、各脳器官の連携(ネットワーク)の問題だからです。

最近の脳科学は、日進月歩で進んでいます。全部、解明されているわけではありません。未だにグリア細胞の仕組みも分かっていませんが、ある程度の脳機能に関する解明が進んでいます。

但し、「脳神経学」「脳科学」の分野まで勉強することは無いにしても、ただの性格では決してなく、生れ付き(遺伝)や、幼い時の劣悪な養育環境によって、「脳」が変化して、更にパートナーによっても、生きにくい生き方をしている人間が、確実に存在する事だけは覚えていた方が良いでしょう。

LGBTと同じように、性格や性的嗜好の問題では無いのです。

.グレーゾーンの中にいる「発達障碍者」

私は医者ではありませんので、「判断」は「診断」ではないのですが、下記の様に、注意深く、探り出す必要のある事は、この私でも理解できます。

現状では自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)ともに「成人での症候学は未成熟。診断に関する特定の考え方に心酔するのは危険」と指摘。

何故なら、こう指摘しています。

宮岡氏は「そもそも現状ではASDもADHDも診断基準は子供での診断をベースに記述してあり、成人の診断ではそのまま適応できない」と強調。

そのうえで宮岡氏は「成人になると知識も蓄積され、その行動が修正されており、子供を軸とした症状が成人ではどのようにモディファイされているかは診断基準などではほとんど明言されていない」と指摘。

子供のころから、症状が出ていても、成人になる過程で、学習して、行動が修正され、その症状が、分かりにくくなるのです。幼少期とそのまんまという人の方が少ないでしょう。

そう、特に、成人「女子」の場合は、男子より、コミニュケーション能力が高いせいか、ASDかどうか、判断するのが、非常に厄介です。注意深く、こだわりの強さ、他人との関係性などを探ります。更に、相手を判断する時に、必ず、幼少期(小さい時)に、どのような子だってか、確認作業を必ずします。

そうすると、だいたい分かります。そして押しなべて、私の知っている「ASD女子」は、優秀です。 仕事ができるのです。

自分を認知してもらうのに、1日 0.1ミリづつ近づいてゆきます。親しくなるのに1年以上かかるときもあります。 でもここで勘違いしてはいけません。 けっこう親しくなったつもりでいても、向こうは、何にも思っても居ない場合が殆どなのです。 ですので「親しさ」を過小評価してみると、落胆しないで済みます。

例えは悪いですが、優秀な「人工知能」とお話をしているような感覚。。。心の中に、相手の心は存在しないのです。 自分一人なのです。

そういえば、私など、長女が生まれる時に、余りにも遅いので、産婦人科の近所の洗車場で車を洗っていたら、当時、携帯電話など無い時代でしたので、病院に戻った時は、もう生まれていました。

母親が、命を懸けて子供を産むと云うのに、クルマを洗車していた「バカ」夫です。

これが、どんなひどい事か、この年になるまで、分からなかったのです。

NHKのドラマ「透明なゆりかご」を観ていて、今頃、今さら、どんなにひどい人間か、気が付いた次第で、その時生まれた娘はもう20歳を過ぎましたが「お母さん、未だに言ってるよ」と。。。。。 一生、許してもらえないでしょうね。

今頃、考えても、どうしようもないくらい遅いのですが、「2人の娘を生んでくれて、ありがとう」と、無条件に感謝するだけです。

5.カサンドラな妻たち

このカサンドラな妻たちは、結婚後、何かをきっかけに「あら?」と違和感を感じ取ってしまったのか、きっかけが無いと違和感を持つことが出来なかったのか、普通なら、こんな「夫」と結婚する前、付き合っている段階で、何故?、気が付かないだろうと、逆に、違和感を覚えます。

恋は「盲目」。。。いやいや、恋は「無知」ですか?

本書は、まさに、はまっている人たちへの対策、対処方法まで記載されいますので、まだ結婚していなくても、結婚していても、どちらにでも役に立つ一冊です。

こんな現象も起きています。 こんな嫁さんをもらうと大変な目に会いますが、男の場合は一切同情しません。 自業自得とでも言っておきましょう。
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「発達障害」という言葉だけが先行し、脳科学の「社会の理解が進んでいない」

何年たっても仕事のできない「ADHD」女子。。すっと放置されてきていますが、今更ですが、会社としては、どう扱うべきなのでしょうか?

【重要記事:精神医療の現状について】成人のASD・ADHDの診断は、幼少期の状況などの丁寧な聴取が必要

シロクマの屑籠 「発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない」を読んで


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