人工知能には無い、ヒトの「共感」という機能と自閉症とサイコパス

今流行りの「人工知能」にはほぼ無い、ヒトの「共感」という脳の機能から、自閉症とサイコパス、ヒトの特性について調べてみました。

人間とは何者か? と云う事を学ぶには、数ある脳機能の内「共感」という機能が重要ですので、この機能が弱い場合、強い場合、「偽装」された場合、どんな風な「人物像」になるのか、知っておくと、ヒトを血液型で性格判断するより、百倍マシな判断が出来るようになりますよ。

未だに自分の「脳」がどのように機能しているか、大よその事さえも知らない無知な大衆(労働者)は、技術的に人工知能がどうなっているかということより、人工知能(AI)に仕事を奪われるという恐れを抱いていますが、人工知能はまだ人間の「脳」で云えば「大脳皮質」くらいの機能しか有していないと云う事も理解していません。

しかし「大脳皮質」くらいの機能で、このレベルですので人間が不要になる仕事は十分あるでしょうし、今でもいるが「役に立たない労働者」が出て来るのは、もう少しで微妙な状態に、事態になるのは、時間の問題だし、考えれば分かるでしょう。
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1.人工知能(AI)が、「人間に近づく」とは、どのような事なのか、理解するためには、人間の脳を理解しないと永遠に分からないでしょう。

人工知能(AI)は、将棋や囲碁で人間を負かしていますが、所詮「ディープラーニング:深層学習( deep learning)」を行うための「大脳皮質」の機能しか有していません。

ところが、人間の脳は、「大脳辺縁系」で云えば、海馬、偏桃体、帯状回、歯状回など、人間の「心」、「意識」、「情動」などを支配しているであろう機能が繋がって機能しています。

大脳辺縁系

ちなみに、「すぐ怒るバカ」は、難しく云えば、脳の一番外側の「大脳皮質」の前の部分に位置する「前頭前野」がガキ(幼児期)と同じ未発達で、未熟なため側坐核偏桃体など情動をコントロールする部分と、脳内伝達物質による脳神経ネットワークの伝達制御が大人になってもできない奴の事を言います。

分かりやすく云えば、大脳の「前頭前野」と「大脳辺縁系」が未熟なのです。
大人になる過程で成長しないので、情動をコントロールする機能が働かないのです。

多分、原因は、脳に生まれつき障害があるの場合か、クソ親に甘やかされて育ってせいで発達できなかったのでしょう。ある意味、哀れな奴だと思います。自分では治せないので。。

2.共感とは

1)「共感」には

■「認知的共感(cognitive empathy)」
情動的共感(affective empathy)」の2種類あるようです。

さて、あなたは、どちらの傾向が強いでしょうか?

実際の人間は、2つの中間に位置する人が大部分を占めるようですが。。。
私の場合は、どちらの感情もしっかり認識できていたとしても、時と場合によっては「無視」する底意地の悪さを持っています。これが普通の人間でしょう。

また、「共感」って本当にあるの? 云う言い方もあります。感覚ですので、幻想かもしれません。心の中の思いですから、思うか思わないかの違いでしか無いのかもしれません。

認知的共感 情動的共感
相手の思考や感情を「知的に認識することができること」 相手の思考や感情に対して「情的に繋がって、自分の事のように反応できること」
職業によっては「情動的共感」はほどほどで、「認知的共感」が優れているほうが耐えられるものがあります。

職業としては、企業経営者、弁護士、外科医、救急隊員、警察官、自衛官、消防隊員、取締官などです。情的にはタフな職務なので、感じやすい人には務まりません。

職業としては、保育士や幼稚園教諭、福祉士、介護士、看護師、カウンセラー、芸術家、職人、ヘアースタイリスト、接客、客室乗務員などには「情動的共感」のほうを多く求められます。

優しい心の繋がりや感性のほうが重要な位置を占める職務です。

分析力・洞察力は優れているけれど、冷たい人 トンチンカンな理解をするけれど、とにかく情に厚い人
サイコパスは、共感する心がないと言われているが、むしろこの感情は分かるのです。分かるから「偽装」できるのです。

「認知的共感」を「偽装」できて「情動的共感」が弱い人の中には、詐欺師や犯罪者、冷血な統治者もいます。

自閉症者には、認知的共感は弱いが、この「情動的共感」は、よい環境で育っていれば、ちゃんとある。

・参考サイト
「認知的共感」と「情動的共感」

3.共感の欠如

ヒトが、生れつき、あるいは自然な幼児期からの発達段階に、脳が阻害されると、共感することを欠如するようになる場合がある。

また、共感には2種類ありますが、一般に男性は、女性より共感性の中でも、情動的共感が低い傾向があります。

障害など病的な側面からは、共感性の欠如は「反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)」や「自己愛性パーソナリティ障害」、「自閉症」や「アスペルガー症候群」の代表的な特徴とされる。精神医学ではまだ厳密に定義されていないが、先天的に極端に共感性が低いサイコパスと呼ばれる人達もいる。

ここで、いつも誤解されるのが、「共感性の欠如」と言っても、2種類あり、そのどちらが強いか、弱いかによって、全然違う事を認識すべきです。

この「共感」を言語化しようとしても、例を挙げて説明しないと、理解するのが難しいのですが、人は「自己承認欲求」がありますので、言葉などで「認知的共感」を使われると、ころっとだまされる場合があります。 これをうまく利用できる能力を有しているのは、サイコパス的な人物、詐欺師などで、あたかも「共感性」があるように振る舞うことができる。相手は「共感をしてほしい」という欲求がありますので、「いま共感してもらってるな」というふうに思い相手を信用してしまい、相手の思う壺ににハマって、騙されてしまいます。

サイコパス的な人物、詐欺師などは、共感が無いのではなく、「認知的共感」を利用してヒトの無意識の欲求を操る事ができる。つまり「偽装」することができる、だから人は騙される。

逆に自閉症の場合、「認知的共感」が弱い為、これが出来ないのです。

4.サイコパスと自閉症は対極

自閉症もサイコパスも、共感性が全くないのではありません。

1)自閉症の場合

自閉症者は、一般的に共感能力が低く人間関係の構築が苦手だけれど、共感能力の中では「情動的共感」のほうを強く持っていますので、他人が苦しんでいると、優しく反応する人が多く、相手を苦しめるようなことは普通しない。

ですので、社会的スキルが中々上がらないのは、相手の思考や感情「知的に認識することができること」を把握しにくいからだということのようです。

使うかどうか判断が必要な、忖度(そんたく)も出来ないのでしょう。

私の場合は、共感能力の中では「情動的共感」は有していますが、忖度(そんたく)などは、ほぼしないでしょう。

「認知的共感」もありますが、サイコパスの様に「偽装」して利用することはありません。ブログなどでは、人に「共感」してもらってなんぼ。。。と云う要素が大きいでしょうが、私の場合は、バカ、アホと平気で記載しますので、少なくても「認知的共感」を無視することは有っても、「認知的共感」を「偽装」して相手の共感を買い、気持ちよくさせようと思いませんので、少なくてもサイコパスではないでしょう。

2)サイコパスの場合

それに対してサイコパスは真逆で、「情動的共感」がなく「認知的共感」はあるのです。

分かりやすく云えば、相手を利用するときだけ、「認知的共感」を使って相手を騙す。

要は、「認知的共感」が分かると云うより「偽装」することが得意なのでしょう。

相手の内面を見事に読み解く、見抜くことができ、弱みにつけ込み相手を支配したり操作したり搾取したりして傷つけても平気だということです。

「搾取したりして傷つける」行為は、また別な感情の様な気もします。「良心の呵責」が無いのです。ナルシシストも「情動的共感」が欠けている様です。

「良心の呵責」が無い事は、共感性の無いことと、共通なのかは、不明ですが、調べる価値はあると思います。

「良心の呵責」が無いからこそ「認知的共感」を「偽装」することができるのでしょう。

サイコパス特徴
犯罪心理学者のロバート・D・ヘア博士によると、サイコパスは、下記の7つの特徴を有する。
(1)良心が異常に欠如している

(2)他者に冷淡で共感しない
他人に感情移入をすることができないので、感動して涙を流すことも無い。但し、自分を有利に持ってゆく、心は最大限持っている。

(3)慢性的に平然と嘘をつく
息を吐くように嘘をつける、嘘をつくことへの「良心の呵責」など全く無い。

(4)行動に対する責任が取れない
自分が何か間違ったことをしたときや、もしくは、そもそも自分に非があったことを認めるのは非常に難しい。そのため自分自身がしたことで、他人にバレていようとも、特定の行動に対する責任を否認する傾向にある。

(5)罪悪感がまったくない
平気で友だちの彼女に手を出したり、友人を裏切ったりします。他人の気持ちが理解でず、自己中心的な行動をとります。

(6)自尊心が過大で自己中心的
付き合っていて、別れる場合はゆっくりと冷却期間を置く必要があります。急な別れは、相手を逆上させてしまいます。

(7)口が達者で表面は魅力的
自己中心的で、頭の回転が早く、競争を好むため、論理的な思考回路を持っている。

浮気、DVを平気で繰り返す男などは、ほぼ、サイコパシーでしょう。

サイコパスも自閉症も、「スペクトラム」です。

スペクトラムとは「連続体」と云う意味ですが、意味が分かりにくいので、私は白から黒への「グラデーション」と言っています。真っ黒ではなく、黒から白までのグラデーションの中にいると云う意味においてです。

なぜ、こんな言い方をするかと云えば、指が1本無い、足が片方無いという身体上の障害と違い、脳の障害ですので、誰も目に見えないのです。

どこかの自動車会社のトップが逮捕されましたが、こんな「経営者」は、捕まらないだけで、どこにでも居ます。 逃げ切って、引退していった経営者を何人も知っています。

そう、サイコパス的特徴を有しているのは、優秀な経営者に多いのですが、この経営者の場合、「闇が深い」などと云えば、大衆は妙に納得する感じがしますが、「闇が深い」のではなく、捕まらないと思えば、脳に障害を抱えていれば、どんどん勝手なことを行うのが常です。

誰も止めなければ(自分可愛さに観て見ぬ振りをしていれば)、とんでもないことが起こる可能性が高いが、反対勢力に潰される可能性もありますが、今回の場合は、見事に、ケツをまくられてしまった状況でしょう。

世の中でイノベーションを起こしたりすることができる、天才と呼ばれる人たちの中には、自閉症者の存在が大ききのです。こんな人達でなければ、逆にイノベーションは起こせないのでしょう。

カリスマ経営者も「逮捕」されれば、やっていることをみれば、ただの「サイコパス」でしょう。

最後に、

現在、放映されているフジテレビ系ドラマ「僕らは奇跡でできている」が大好きです。

ドラマの中ででも一切、主人公が、発達障害(自閉症スペクトラム:ASD)だと言っていませんが、特徴的には、「自閉症スペクトラム:ASD」を持っている先生です。

観ていて分かるのは、「認知的共感」はかなり低いのですが、「情動的共感」ちゃんと持ち合わせている温かい先生です。自閉症の概念を知らない人は、変な人、変わった人という印象しかないでしょう。

これに近い、グレーな人は、世の中に、社会生活、職場に沢山います。

このように、言わなくても分かっていれば対処のしようがあるのですが、無知な大衆は「同調圧力」をかけて、それがかなわないと、このような人につらく当たるか、義務教育中の「ガキ共」も含めて、人を苛(いじ)めてしまうでしょう。

世の中の「無知」に歯止めをかけるには、もはや義務教育レベルから、脳の機能、発達障害、人格障害、愛着障害などの知識を教えるべきでしょう。

これから「プログラミング教育」を始めるようですが、そんな科目より先に、もっと教育する必要ある優先度の高い事柄があるのではないでしょうか。

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