思考を停止した「凡人」と心が狂った「凡人」___「小4女児虐待死事件」の裁判の内容から見える人間の弱さと愚かさ。

思考を停止した「凡人」と心が狂ったバケモノの様な「凡人」___「小4女児虐待死事件」の裁判の内容から見える「人間の弱さと愚かさ」についてです。

この事件は、娘が2人いる親父としては、どうにも信じがたく、何なんだろう?。。。このモヤモヤとした気持ちは。。と思うのですが、冷静に考えると「これってそんな特殊な事件なんだろうかと」ふと思うのです。

人類が、戦争など、過ちを繰り返してきた、弱さ故の誰しもが持っているが、決して認めようとしない「人間そのものの特性」。。。。

そう、人間の弱さ、愚かさ、醜さのような気がします。

結論から先に言えば、
決して認めたくないが、誰しも、このような犯罪を犯してしまう、加担してしまう可能性を秘めているのです。

1.まず「母親」ですが、

個人を責める前に、ホモサピエンスの「」の生存戦略上の特徴として、「無意識」下で、こんな行動をする生き物なのです。

中野信子著「空気を読む脳」の中で、こんなことを言っています。

女性は、ただのいい人であるよりは、冷酷だけれでも、自分にだけはやさしくしてくれるようにみえるような人に人気が集中する場合もある。

危険な感じのする人が、モテているようです。

なぜ、このような、わかりやすく言えば「クズ」、「カス」男に惹(ひ)かれてしまうのか?

生物としては女性たちも、ばらまく特性を持った男性の遺伝子を半分乗せて、次世代で一緒にばらまいてもらおう、という戦略を持っていると考えることができる。

「強さ」ではなく、「弱さ」を平気で武器にすることのできる人間は事の善悪に関係なく行動できるです。だから、怖いの意味が深いのですが「怖い」のです。

自分の身を守るためには、「思考」を停止させることが、躊躇いもなく、平気で過ちを犯す生き物です。

逆らえば、夫に自分も虐待されるのが、恐ろしかったのでしょうか。。。。

なぜ、なぜ、逃げなかったのか? と単純に考えてしまいますが、どうやって逃げるかも考えれなかったのでしょう。 例え逃げたところで、助けてくれそうな人との人間関係も希薄だったのでしょう。

なぎさの母は、離婚を助言していったん離婚したが、8年ぶりに再会し復縁してしまう所は、本当に理解できない点なのだが、バケモノを引き付けてしまうその「心」が、普通の「脳」では理解できないのだが、「共依存」の関係になれば抜け出せなくなるのでしょう。

母親は、32歳にもなりますが、年齢に関係なく、「思考」を停止させて、心理的に「バケモノ」に支配されていれば、どんな事でもしてしまうのです。

虐待した親の問題は、母親がいたのに、なぜ?と思うのですが、母親が共謀したのは4つの要因があると言われています。
1)思考停止
2)想像力の欠如
3)自己保身
4)社会・友人・家族との関係性の希薄さ

国家レベルの話では無く、家族と云う最小単位の集団の中でも発生してしまう、凡人たちの悪行の数々、これさえまともに、止められないのです。 自分の子を産んだ母親でも、「頭の配線のおかしい、人間のクズの様な凡人」に、簡単に、洗脳されたり、支配されてしまう。

子供が亡くなって、自分が捕まって初めて、まともな「思考」と「想像力」が脳の中で動き出し後悔するが、後の祭りです。

本当に、「愚かで醜い」のですが、これが「人間の姿」でしょう。

「強さ」だけでなく、「弱さ」も確実に「凶器」に変わるのです。

2、次に「父親」ですが、

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で45人を殺傷したとして殺人罪などに問われた元施設職員、植松聖被告(29)と、妙に似ているのは「意思疎通のできない障害者は殺した方がいい」と言い放ち、何か、倫理的に理解不能な「大義名分」を必ず持っているのです。

この父親の場合、大義名分は「しつけ」なのでしょうが、例えば、精神が狂っている訳でもなく、他人と普通の会話ができたとしても、これを妄想のように信じてしまう狂った「心」を持っていれば、何でもできてしまうと言うことです。

「サイコパス」のように、平気で「嘘」をつき、「良心の呵責」がどこにもないのです。

裁判が始まり、其の内容を見ると、平気で嘘を付く、本人は嘘をついていると思っていないのでしょう。全部、自己都合なのですから、そう思えば嘘でなくなるのでしょう。

生い立ちも、どこにでも居るクソ親(母親)に甘やかされて、大人になっても生きているので、母親の証言を聴いて居ると、未だに、かばっているのです。

「この親にして、この子あり」の見本みたいな、救われない家族なんでしょう。

これもどこにでも居る、人間の特徴ですが、2面性があるというか、自分より強い者との弱いものとの扱いが、社会に出ても、小賢しく切り分けて、ちゃんと使い分けるほど狡猾な所は、なんとも、「クズ」らいしいところです、

人間の「ダークトライアド」な所をすべて持ち合わせた「凡人」なんでしょう。

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頭の配線のおかしい「バケモノ」に支配されてしまう、普通のクズ人間(思考停止した凡人)

3.例えとして、人類がいかに、「いい加減で非合理的か」を露呈させた事件があります。

第二次世界大戦後のナチの戦犯アドルフ・アイヒマンを探しだし捕まえて、エルサレムで裁判をしたのですが、そこで彼が何と言ったのか、アイヒマンは、上役の「命令」に従っただけでなく、自分は「法」にも従ったのだと主張したのです。「ユダヤ人が憎かったのではない」と。。。言い放ったのです。

それを傍聴していた「ハンナ・アーレント」記者は、ナチの「アイヒマン」だけでではなく、それに加担した人間たちも痛烈に批判したのです。

1963年、ハンナ・アーレントは、何百万人ものユダヤ人を絶滅収容所へ送り込むのに大きな働きをした元ナチス親衛隊の中佐「アドルフ・アイヒマン」を裁くエルサレム法廷を記者として傍聴し取材した。

その中で、アーレントは、証言するアイヒマンを観察して、彼は極悪人でもサディストでも、反ユダヤ主義者でもなく、出世欲と虚栄心の強い、思想の無い、悪についての想像力に欠けた、小心で有能な官吏でしかないと断定した。

そして、彼の行状を「悪の陳腐さ」と表現した。

アイヒマンのような大勢の「小物」の官吏が、命令に忠実に、黙々と業務に励むことで、ユダヤ人数百万人を絶滅させるという巨悪をつくり出せた事実こそが重大な問題であると指摘した。

また、数百万人の殺戮が可能になった背景には、ナチスに協力した多数のユダヤ人の存在があったことを彼女は暴露し、追及した。各国のユダヤ人社会の指導層やゲットーのユダヤ人警察官、収容所内の看守や作業員が様々な理由で、ユダヤ人の移送や収容所の運営に協力した。その忌まわしい事実の告発はユダヤ人社会の激しい反発を招いた。

アーレントは、これは単にナチス対ユダヤ人の問題にとどまらず、全体主義の体制においては被害者が支配者に協力する仕組みが生まれ、それが巨悪を推進すると喝破したのである。

人間はあらゆる状況においても善悪を判断する能力を持っていなければならないとアーレントは説くのであるが、人間は、どうしようもなく弱い生き物で、自分の身を守る為なら、いかなる悪にも屈してしまうのです。 屈しなければ、自分自身が殺されるのですから。

第二次大戦が終了してから、大きな戦争は起きていませんが、歴史の中で、同じ過ちを何度も繰り返すのは、「バケモノの様な凡人」に支配されしまった人間(凡人)達の、その時々の自分の身を守る行為ですので、何度も、何度も、同じ過ちを繰り返しています。

そう、人間の「不都合な真実」を共有せずに、反省しようとしても、偽善的でしかない。

だから、どうしなければならないかを考えるべきなのですが、「はかなく弱い生き物」としてしか生きられないのです。 それが、善か悪かなんて関係なくなるのです。

アーレントは、「人間はあらゆる状況においても善悪を判断する能力を持っていなければならない」と言っていますが、これを実行できる人間が何人いるかでしょう。

バケモノの様な「凡人」を早めに見つけて抹殺してしまうには、弱い「凡人」たちが、潰されないように、一致団結して仲間を増やし知恵を集めて始末するしか方法がない様な気がしますが、これができない為に、愚かな歴史が繰り返されます。

3.栗原勇一郎被告の裁判でも、上記と同じような事が起きているのです。

2月28日の栗原勇一郎被告の裁判には、心愛さんが2017年11月、小学校のアンケートで「お父さんにぼう力を受けています」と訴えた際の担任の女性教師と、心愛さんを担当していた児童相談所の女性職員2人が出廷した。

女性教師は、心愛さんが「お父さんに背中、顔、首をけられて今も痛い」と泣きながら訴えてきたことを明かし、児相の女性担当者は「わたしがどうなってもいいから、勇一郎被告を止めるべきだった。今でも夢に見ます」と涙ながらに話した。

このように、バケモノの様な「凡人」に、女性教師も児相の女性担当者も、立ち向かうことができないのです。

今更、「わたしがどうなってもいいから、勇一郎被告を止めるべきだった。」とは、どういう意味なのか?

弱い「凡人」は、自己保身のほうが先なんです。

職務を果たしていないという意味においては、この担当者の上司も含めて、罪に問わないと、同じことが起こるでしょう。

大体、女性をバケモノの様な「凡人」に対応させること自体、役所の罪でしょう。

例えば、親が怒鳴り込んできても、びくともしない、元「マルボウ」の退職した警察官でもいいから、児相のフロントに置いておくべきなのです。

どこの児相も同じ、気の弱い「児童福祉士」に対応をさせること自体、間違っているのです。なぜなら、相手は、バケモノの様な「凡人」なのですから。

4.この「父親」は、どんな奴なのか、原因が何なのか、この裁判を興味深く、傍聴しようとする人が多いのでしょうが、別に、理解不能な特殊な人間ではないのです。

この外道は、きわめてバケモノに近いが、ありふれた普通の「凡人」なのだと思います。

千葉地裁で開かれた裁判員裁判を傍聴後、県庁で取材に応じた虐待死事件の県検証委員会の川崎二三彦委員長(子どもの虹情報研修センター長)は、父親の勇一郎被告について、批判を込めて「大変な人だ」と印象を語り、「これだけのさまざまな証人が証言して、それを自ら否定して最後まで貫いた」と振り返った。

川崎二三彦委員長が、はっきり言わないのなら、傍聴していた人なら感じ取れると思うのですが、ほぼ、父親の勇一郎被告は、このサイコパスの特徴を網羅していでしょう。

サイコパスの7つの特徴
犯罪心理学者のロバート・D・ヘア博士によると、サイコパスは、下記の7つの特徴を有する。

(1)良心が異常に欠如している
なんのためらいもなく嘘をつくことができます。他者に対してある程度の感情移入や同情心をほぼ持たない。

(2)他者に冷淡で共感しない
他人に感情移入をすることができないので、感動して涙を流すことも無い。但し、自分を有利に持ってゆく、心は最大限持っている。

(3)慢性的に平然と嘘をつく
息を吐くように嘘をつける、嘘をつくことへの良心の呵責など全く無い。

(4)行動に対する責任が取れない
自分が何か間違ったことをしたときや、もしくは、そもそも自分に非があったことを認めるのは非常に難しいそのため自分自身がしたことで、他人にバレていようとも、特定の行動に対する責任を否認する傾向にある。

(5)罪悪感がまったくない
平気で友だちの彼女に手を出したり、友人を裏切ったりします。他人の気持ちが理解でず、自己中心的な行動をとります。

(6)自尊心が過大で自己中心的
付き合っていて、別れる場合はゆっくりと冷却期間を置く必要があります。急な別れは、相手を逆上させてしまいます。

(7)口が達者で表面は魅力的
自己中心的で、頭の回転が早く、競争を好むため、論理的な思考回路を持っている。
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浮気、DVを平気で繰り返す男などは、ほぼ「ダークトライアド」でしょう。心の中に「自分」しかいないのです。 

※ダークトライアドとは、
精神科学で「邪悪な性格特性」とされている3つのパーソナリティ特性の総称である。

3つのパーソナリティ特性        特          徴     
自己愛傾向(ナルシシズム) 誇大性、自尊心、エゴージズム、共感性の欠如が特徴
マキャヴェリアニズム 対人操作、搾取、道徳観に対する冷笑的無視、自己中心や欺瞞を特徴
サイコパシー 継続的な反社会行動、衝動性、利己主義、無反省を特徴

「精神を矯正するにはどうするか」と言う問題ではなく、社会や他人が介入できるレベルにないので、普通に「極刑」しか道はないように思います。

シリアルキラー「テッド・バンディ」の裁判の最後に、なんと裁判長が「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)」と言い放ったのですが、こいつの場合は、付け足すとしたら、「極めて凡人」でしょう。

それより重要なことは、
普通の人間(凡人)は、異常な脳回路を持った「バケモノの様な凡人」が、世の中に存在するということをこのような機会に認識すべきなのです。

「信じられない。。」などと、ノー天気な事を言っている場合ではないのです。

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