【虐待死事件】人は、なぜ鬼畜になるのか、いや、鬼畜になってしまうのか

2020年9月8日、
2018年3月、東京都目黒区で、船戸結愛ちゃん(当時5歳)の虐待死事件の2審判決、懲役8年の刑が
確定した母親が「私はあまりにも無知だった。これから社会の仕組みなどを勉強したい」と語っていたというが、本当に大丈夫だろうか?

両被告の事を何も事情を知らない、国民は、ひどい事をした人間を捕まえて「心の闇」とか「鬼畜」など、訳の分からない、手っ取り早い簡単な言葉を言い放ちますが、そんな幼稚な言葉では、ヒトの「心」と言うより「脳」の認知機能、仕組みを何にも理解していないのです。

人間として、大前提としている思いとして、人間が、皆んな同じように生きていて、良い方向に行動すると思っていたら大きな間違いで、自分自身さえも潜在意識に支配されて行動していて、自分の意思で行動している部分は、ほんの一部なのです。

今回の「目黒虐待死事件」の加害者2人の裁判では、裁判では語られなかった部分の「生い立ち」まで知るとを、書籍「ケーキの切れない非行少年たち」を思い出してしまいました。

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【書籍紹介】 ケーキの切れない非行少年たち   宮口 幸治 (著)

分かりやすく言えば、社会の中で、皆んな、同じ「人間」としての認知能力(変な言い方ですが、正常な脳の配線)を有していないのです。 社会の中で、微妙に劣っている人もいれば、ちょっとだけ劣っているが後は普通とか、とんでもなく劣っているにもかかわらず、普通に暮らしている場合も十分にあるのです。

これが厄介なのは、生まれつきの場合もあるし、生後の養育環境の劣悪さも影響するのです。

劣っていても良いのですが、利用されたり、騙されたり、悪事に本人が加担してしまうことがあるのです。
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1.それは、どういう事かと言えば、

少年刑務所などで、医療行為を行っている精神科医(宮口 幸治先生)の書かれた書籍ですが、普段の生活では、ほぼわからないことが沢山記載されていました。

悪いことをしたら、少年院所の場合、反省、更生させるのが目的なんでしょうが、「反省」以前の問題を抱えているのです。

例えば、丸いケーキの絵を見て、「それを3等分にしなさい」と言っても、3等分に出来ないのです。 何故なら、信じられないでしょうが、「認知能力」が極めて低い状態だそうです。

自分の抱えている問題を「認知」出来ないのですから、このレベルの「認知能力」では、「反省」させようとしても出来ないのです。

書籍の中で、こんなことが記載されています。

少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない(丸いケーキを3等分にできない)非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだということを実感したそうです。

人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的な方法(メソッド)を公開しています。

2.忘れられた「境界知能」の人々

先生は、少年院などで子供たちを見ている過程で、問題を起こして、少年院に入ってこなくても、軽度知的障害(知的障害の8割)、ボーダー(境界知能)の人たちは、知能検査で、問題なしと判定され、認知機能が低いのですが、健常者と見分けがつかなくなり、「忘れられた人々」として、普通の学校でも、困っている子供たちがたくさん居ると言っています。

忘れ去られた人たちは、世の中に沢山存在しているのです。

普通の社会でも、困っている大人たちがたくさん居ると考えると、社会の中で、色々なものが見えてきます。

1)発達障害に注意を向けていましたが、知的障害にも目を向ける必要があるように思います。

知能テストを実施すると分かるそうです。これって子供の頃、実施するのですが、秘密で教えてくれませんよね。

満遍なく「知能」が低いのではなく、記憶力、知覚、注意力、言語理解、判断、推論の内、どの部分が、低いのか分かるのです。

この能力は、でこぼこの人も居るのです。でも、問題なのは、見た目では、ほぼ分からないのです。気が付かないのです。学校の先生たちは分かっているのに、秘密ですので、生徒も親も知らないのです。

問題なのは、学校では個々に対応していませんし、することは無いのです。 

歳を取って「認知症」になる場合もありますが、若くても「認知機能」に偏りのある人が大勢いるのです。

人間は、皆、同じ物を観て同じ様に認識していると思ったら、大きな間違いなのです。 観る人によって、大きく違っている場合が、多々あるのです。それは、認知能力が違うからなのです。

認知の差が生じるのです。どうしてもです。 それは「脳」の配線(シナプス)と脳の機能部品の性能が、一人ひとり違うからです。

補足説明————————————————————-

知的障害
■IQ:70 – 85 ボーダー(境界知能)と呼ばれている 知的障害者とは認定されない

■IQ:69以下が、知的障害(IQにより、軽度、中等度、重度の分けられる)と認定される

脳は、認知機能(IQ)情動機能(EQ)に分けられます。

認知機能(IQ)とは
外界を正しく認識し、正しく実行するための機能のことで、記憶力、知覚、注意力、言語理解、判断、推論などの幾つかの要素が含まれた知的機能を指します。

情動機能(EQ)とは
人の痛みがわかる思いやりや、人間性など社会生活を円滑に進めるための知能を指します。
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2)本当に大丈夫だろうか?

特に、実の母親について言えば、私はあまりにも無知だった。これから社会の仕組みなどを勉強したい」と語っていたというが、本当に大丈夫だろうか?

▮何が、無知だったのか? 本当に理解できているのだろうか。
無知ではなく、物事を認識する能力が低かったように思います。

▮「これから社会の仕組みなどを勉強したい」と云っているが、事の善悪は、これから勉強して学べる問題ではないのです。

世の中生きていると、どうも、說明の付かない、脳の性能の低い人に出くわすのですが、「努力しろ」と言っても、無理か。。。。と諦めてしまうほど、悪い人ではないのですが、一生成長できそうもない、どうしようもない人が居るのです。

これは、会社組織の中にも居て、特に「入社試験」など無い会社で、このようなヒトが、結構、紛れ込んで居ます。 一人だけ、極めて生産性が低いのですが、「居心地」が良い(誰もプレッシャーを掛けないと)と、自ら会社を辞めることは決して有りません。いつまでも居ます。

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”「本人が自覚していないと周りが振り回される」「事務作業が苦手」大人の発達障害当事者会で見えた課題”  池上正樹さんの記事を読んで思う処。

3)知的障害者とは認定されない人たちは、「バケモノ」の様な脳になってしまった人間に影響を受けやすいのです。 

そして、愛着障害、人格(パーソナリティ)障害も有るのです。 人間の脳は、生まれつきの場合もあれば、生後の養育環境にも、脳の編成に大きく影響を与えます。

結愛ちゃんの義理の父親も、小さい頃、父親から、壮絶なDV・虐待を受けていた様です。ですので、認知機能の狂った「バケモノ」の様な脳になってしまったのだと思います。

人は、誰しも「鬼畜」になる要素を抱えているのです。

人間、知能が正常でも、生後、少年期になるまでに、ひどい目に合えば、脳の編成に問題が生じて、認知能力がある部分、歪んでしまい、極端に劣ってしまうのでしょう。

ボーダー(境界知能)と呼ばれている知的障害者とは認定されない人たちは、「バケモノ」の様な脳になってしまった人間に影響を受けやすいのです。 

被害者から、一変、加害者にまでなってしまう事が多くなるでしょう。

いずれにしても、精神鑑定しても、健常者として扱われるので、罪を償う必要が有ります。

「バケモノ」の様な脳になってしまった夫に引きずられて、自分も同じことをしてしまう悲しい出来事が起きないようにするには、どうしたらいいのか?

4)親子代々、連鎖するDV・虐待

現代社会において急増する問題で云えば、発達障害、愛着障害の急増や「幼児虐待」、「産後うつ」など育児や子育てにまつわる様々な問題、少子化、若年層の精神疾患の急増などの背景にある本質を正しく理解する必要もあります。

子供に対する虐待事件が、あとを絶たないのですが、虐待している本人も、自分の親に虐待されている場合があると、子供をどう見ても虐待なのに「躾」だと称して言い訳してしまう脳になってしまうのではないかと思います。 自分も痛い目に合っているにもかかわらず、同じことを子供にしてしまう状態になる。物事を認識する「脳」の機能が狂ってしまう。

ある意味、子供が成人後に、何かやらかした時に、親の責任では無いと世間では言いますが、子供に対して自分がやった所業の責任は、一生取ってもらう必要もあるのではないでしょうか。

子供が、幼少期に親から受けた所業の数々を乗り越えて、上手く成長できる人は、居ないとは言わないが、稀ではないでしょうか。

幼少期から成長期までに受けた、親からの虐待、DV・虐待の影響は、「脳」に刻み込まれていますので、子供が犯罪を犯した時には、親子3代くらい、どのような家庭で、それぞれ育てられたのかも、明らかにすべきで、あまりにひどい場合は、親世代にも責任を取らせる必要がある場合があると考えます。

子供の脳に障害がなければ、生後の劣悪な「養育環境」に影響されるのは明らかです。みな成人になる迄にその影響を克服出来ているはずが有りません。

人間だけかどうかは分かりませんが、人は、過去に虐待などを受けると、自分も同じような事を繰り返している場合が多いのです。

そうならないためにも、まともな「旦那」を見つけるべきなのですが、見る目がないから、幾ら用心していようが、「バケモノ」の様な「クズ」を拾ってしまう。

通常は、「バケモノ」がとんでもないことをしでかしたら、とっとと逃げるのが普通の人間ですが、意思の弱さ、認知機能の幼稚さによって、一緒になって悪行に加担してしまう。

そして裁判後に、この実の母親の様に私はあまりにも無知だった。これから社会の仕組みなどを勉強したい」と語ってしまうのです。 もう遅いのです。

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母親が、子供を育てるときに悩むことです。
■夜泣きがひどいのは、なぜ?
2歳頃から始まる子供のイヤイヤ期なぜか?
■出産後、夫に苛々するのは、なぜか?

この質問、すらっと答えられる母親に成長しています?

お母さんになっても、情報の格差も激しい様で、全体的に低レベルの知的環境の中で、年に1冊の書籍も読まず、自分が不利な状況に陥らないように半径5m以内だけ気にかけながら、普通に人生を送っていた「メス」が、突然、母親になった事実だけで、余りにも「無知」の母親が多すぎるのです。

本当は、人間の「子供」を育てるために、膨大な量の「知識」が必要なのですが、そもそも、そんな感覚は、ハナから持ち合わせていない。 生まれたら、なんとかなるだろう程度でしょう。核家族化が進み、子育てで相談できる人も居ない。母親だけが、悩み、苦しむ。 

ある意味、自業自得だか。

5.ヒトは、「脳」が狂うと、社会的な生き物として、幸福に生きてゆけなくなるのです。

脳の配線の可怪しい親の場合、赤ちゃんは大変で、養育環境の違いをカバーしながら、なるべく個体差が生じないように成長しなくてはなりません。 しかし、幼少期に、「脳」のいかれた親に、DV、ネグレクトなどを受ければ、アウトで、ほぼ、「脳神経細胞」は通常の配線にはならず、破壊されてしまうでしょう。

幼少期から思春期にかけて、脳を破壊的に傷つけられた状態になれば、一生、生きにくい生き方をしなければならなくなってしまう事が想像できないのでしょうか。

ヒトは、「脳」が狂うと、社会的な生き物として、幸福に生きてゆけなくなるのです。

子供の脳の配線は見えませんので、低能な親にはそんなことは理解していませんし、認識不能でしょう。 おそらく、親と同じように、社会の中で「生きにくい」生活を送る羽目になるのです。 このように連鎖するので、始末に悪いのです。

これは、どの階層にいる親でも同じで、頭の配線のおかしい人間は、下層の人間だけとは、限らないのです。 「毒親」然り、「発達障害」、「愛着障害」、「人格障害」など、社会の階層に関係なく、精神疾患を背負った親が存在しています。

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世の中の現実は、こんな状態です。 ですので、これをどのようにして防ごうかと考えても、どうしようもないでしょう。 どのように介入するのですか? 

叫んだところで、「バケモノ」たちには、この願いは、決して届きません。

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3.大衆の愚かさ

コロナ禍の中、コロナ差別があり、コロナの「自粛警察」も発生していますが、この極めて「同調圧力」の強い、頭のおかしい人たちも、脳の配線が、かなり逝かれているのは確かなのでしょう。

脳の配線がおかしい奴、認知能力が低い人は、良くも悪くも、どっちにも転ぶ怖さを秘めていますので、しかも、多勢に無勢で存在していますので、本当に注意が必要で怖い存在なのですす。

例えば、

戦争に加担してしまうのも、「思考停止した人間」が存在する為に、歴史は繰り返すのです。

【書籍紹介】「悪と全体主義」―ハンナ・アーレントから考える 仲正 昌樹(著)

戦争の悲惨さを語り継ぐよりも、更に大切なことは、
「バケモノ」の様な脳になってしまった人間に騙されない事です。 ですが、「認知能力」が低ければ、簡単に騙されてしまいのです。

第二次世界大戦時の日本も同じように、『全体主義』の真っただ中にいましたが、「鬼畜米英」と言っていた、いま、まだ生きている高齢の「じいさん、ばあさん」、戦争が始まり負けたその日まで、何が起こっていたのか、「犠牲者」面しないで、ちゃんと説明してほしいものです。

愚かな「大衆」が、なせ、戦争に巻き込まれるかを「語り継ぐ」べきなのですが、どんなに文明社会が進んでも、「思考を停止した大衆」が存在する限り、また同じことを繰り返すのが人類なのかもしれません。

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