【書籍紹介】 どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2  宮口 幸治 (著)

2021-04-23、
本日の書籍紹介は、どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2  宮口 幸治 (著) です。 前回の68万部のベストセラー「ケーキの切れない非行少年たち」に続いて第2弾です。

会社の中にも、こんな人いませんか?
どうしても頑張れない人たち」。。。私は、お客様の会社にも居ることを知っています。大抵、このような会社は、「入社試験」も実施しないで人を採用するような会社で起こっています。 もちろん、発達障害のグレーゾーンの人たちも数パーセントですが、ちゃんといます。

貧困や虐待・DV、いじめ、不登校問題は、盛んに報道されますが、この「境界知能」をテーマにした、この問題も見過ごしてはいけない問題なのです。

宮口先生は、あとがきで、「以前から講演会などで訴えているが、必要な内容だから理解してみようと思うのではなく、人は世間である種の評価がなされてから、初めて理解してみようと思うようになるのだという事に気づきました」と言っています。

世間なんて、こんなもんでしょう。 
どんだけ話題になっていても、届かない人には、届かないのです。ですので、前回の話題から

1.まず、前回の「ケーキの切れない非行少年たち」を紹介します。

1)2020年の真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」(東海テレビ・フジテレビ系土曜23:40~)でも放映されました。ドラマに出てくる問題少年は、愛情に飢えた子供で、それを埋めることで更生するという展開が多いのだが、今回の「さくらの親子丼」は、その枠から離れて、「境界知能」という、特にテレビではある種タブー視されている領域に踏み込んだ作品でした。
・参考サイト
真矢ミキ主演ドラマ「さくらの親子丼」で注目 「ケーキの切れない非行少年」とは?

2)書籍の2020年の新書部門でも、年間1位となっている作品です。

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本書は、医療少年院ではなく、日本の人口の14%程度いるとされる「境界知能」をテーマとして扱っています。

▮「境界知能(ボーダー)」とは、
IQが70~84程度で、いわゆる「知的障害」(IQ69以下)とまでは言えないが、現代社会では、普通学級で教育を受けて、そのまま社会に出されて、生きていく上では相当程度の困難に直面していると考えられている人たちのことだ。

医療少年院で「丸いケーキの3等分」ができないのは、「境界知能」ゆえなのだという。

2.「忘れられた人々」とは?

宮口先生は、少年院などで子供たちを見ている過程で、問題を起こして、少年院に入ってこなくても、軽度知的障害(知的障害の8割)、ボーダー(境界知能)の人たちは、知能検査で、問題なしと判定され、認知機能が低いのですが、健常者と見分けがつかなくなり、「忘れられた人々」として、普通の学校でも、困っている子供たちがたくさん居ると言っています。

学校内で起こっている「いじめ」、「不登校」、「引きこもり」の問題にも十分関連している事なのです。

普通の社会でも、困っている大人たちがたくさん居ると考えると、社会の中で、色々なものが見えてきます。

先生は、「忘れられた人々」と言っていますが、私は、ある程度見えますので、忘れてはいません。頭を傾げてしまう「不思議な人々」とでも言いましょうか。

▮私がいつも「バカ」や「アホ」と言っているのは、決して、このような人たちではありません。

知能が低いのは本人のせいではありませんので、私がいつも「バカ」や「アホ」と言う人間とは、区別すべきです。 私もそこまで傲慢ではありません。

私がいつも「バカ」や「アホ」と言う人間は、知能は普通に高いのに、毎日、怠けて生きている、下記の様な奴の事です。

1)年に1冊の書籍も購入しない、読みもしない、新聞も「テレビ番組」欄しか見ない生活をしている奴です。 エロ動画、バカ動画、バカゲーム三昧の生活しかしていない。

2)たまに、「腐れ生意気」なことを云うが、全部、テレビやネットの受け売りをしゃべっている「偉そうな奴」です。

3)明らかに、「不都合な真実」を背負って生きているのが見え見えなのに、他人には「ばれていない」だろうと思っている奴。

「無知」に付ける「薬」は無いのです。

発達障害、人格障害、愛着障害に注意を向けていましたが、知的障害にも目を向ける必要があるように思います。

補足説明———————————————————-
知的障害の区分
■IQ:70 – 85 ボーダー(境界知能)と呼ばれている 知的障害者とは認定されない。
でも、こんな子供たちが、普通学級に十数%存在しているのです。

■IQ:69以下が、知的障害(IQにより、軽度、中等度、重度の分けられる)。

認知機能とは
外界を正しく認識し、正しく実行するための機能のことで、記憶力、知覚、注意力、言語理解、判断、推論などの幾つかの要素が含まれた知的機能を指します。

歳を取って「認知症」になる場合もありますが、若くても「認知機能」に偏りのある人もいるのです。

人間は、皆、同じ物を観ていると思ったら、大きな間違いなのです。 観る人によって、大きく違っている場合が、多々あるのです。

認知の差が生じるのです。どうしてもです。 それは「脳」の配線(シナプス)と脳の機能部品の性能が、一人ひとり違うからです。

どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2

目次
第1章 「頑張ったら支援する」の恐ろしさ
第2章 「頑張らなくていい」は本当か?
第3章 頑張ってもできない人たち
第4章 やる気を奪う言葉と間違った方法
第5章 それでも認められたい
第6章 支援者は何をどうすればいいのか
第7章 支援する人を支援せよ
第8章 “笑顔”と“ホスピタリティ”

▮前作は、「境界知能」をテーマにして、どのような人たちなのか、どのような対策をすればよいのかまで、記載されていましたが、第二弾は、「どうしても頑張れない人たち」より具体的にどんな子なのか?、そしてそんな子たちを支える支援者や、その支援者まで支える必要があることを訴えて、対策まで記載されています。

▮ですが、この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の指導要領にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。みんな同じではないのです。 義務教育制度も変える必要があるでしょう。

先生も、ちゃんと支援者と支援者を支える人が居て、しっかりしていれば、改善する余地は十分に残っていると言われています。

犯罪や引きこもり、いじめ、虐待、DV、貧困などの色々な社会問題の発生にも、大きく絡んでいるのは確かで、生きにくい生き方をしている人たちを支援して行く必要があるのではないでしょうか。

「ダイバーシティ(多様性)」とお題目ばかりでは、何も問題は解決しないのです。

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