【書籍紹介】 同調圧力の正体 (PHP新書) 太田 肇 (著)

本日の書籍紹介は、同調圧力の正体 (PHP新書) 太田 肇 (著) です。

日本人の集団を表す場合、「島国根性」「村八分」「蛸壺社会」などと言う言葉で揶揄されていきましたが、戦後、社会構造が、時代の流れにより変貌してきていますが、未だ根深いものがあります。

さて、最近の話題の中で云えば、
東京都の1日の新型コロナウイルスの新規感染者数が、4千人にを超えようとしていますが、こればかりは、日本人独特の「同調圧力」は効かないようです。 なぜなら、縦の繋がりは弱く、死んでしまうと言う「恐怖心」が少ないからでしょう。

狭い共同体や組織の中だと、簡単に「同調圧力」は効きますが、街中で一般市民レベルでの横の関係性では同調圧力は、残念ながら、ほぼ発揮できないのです。

世の中、頭の悪い奴が大半を占めていますので、ヘビやゴキブリが怖いと同じように、脳の偏桃体に直接「恐怖心」を植え付けない限り、自粛など無理でしょう。

さもなくば、他国の様に「ロックダウン」するしか、効果が無いというより、いう事を聞かない奴を公権力を行使しないで抑えることは不可能でしょう。

感染が拡大する訳
20代、30代の「無症候性感染者」が、スーパー・スプレッター(多くの人々に感染を広げるてしまうヒト)となって、ウイルスをまき散らしていれば、現状の陽性者数の倍以上の感染者がいるのは確実です。

世の中には、コロナウイルスにも負けない、化け物のような体をした人間がちゃんと存在しているのです。

無症候性感染者」を抑え込むには、自粛とワクチン接種しかないように思いますが、これも若い世代の接種はまだ始まっていませんので、このまま感染者の増加を抑えることは、まず、無理でしょう。

■飛沫を介して人から人に感染するパターンとしては3通りあります。

感染者のうち無症候性感染者が占める割合を3割と仮定した場合、新型コロナ感染者のうち、
①無症候性感染者(一貫して症状がない人)からの感染:24%
②発症する前の感染者からの感染:35%
③発症した後の感染者からの感染:41%

と試算されています。

郊外の人通りの少ない歩道を歩いていても、マスクをして無駄なことをしているバカやアホは相変わらず多いのですが、さすがに複数人での飲食・会食、野外での焼肉などでも、マスクをしていなければ、感染する可能性が大きくなる事を知っていれば大丈夫でしょうが、それを守れない場合は、自業自得でしょうね。

目次
序論 「事件」は共同体の中で起きる
第1章 なぜ日本社会はこれほど窮屈なのか
第2章 圧力をエスカレートさせるもの
第3章 パンドラの箱が開いた平成時代
第4章 コロナで露呈した日本の弱点
第5章 同調圧力にどう立ち向かうか
———————————————————————–

「同調圧力」は、その理由を明らかにしません。 異端を許さない「不寛容さ」をお互いに持ちながら、漠然とした「生きづらさ」を感じて生活しています。

「空気」という曖昧な表現で蓋をして、誰しもそうなんだ、俺だけが悪いわけではないと言い訳をしながらだ。

▮日本の村社会(タコツボ社会)に、個人主義は存在しないのです。

学校でも「みんな平等だよ」が合言葉ですが、サルより知能が高くても「いじめ」合戦が始まります。 「平等だけど、みんなと違う奴は、排除しよう」と云う無意識の情動が湧いてくる「まじめな人間」ほど、自分達と違う人間を排除しようとする意識が強いのです。

サルなどの動物の世界では、「いじめ」はなかなか起こらないようです。
なぜなら、その集団に「ヒエラルキー」がしっかりしているからだそうです。 サルの世界でも、親サルのヒエラルキーが子供にも影響するので、もし上位の猿の子供をいじめると、必ず「仕返し」されるのでしょう。

「豊かさ」と云う「格差」
戦後、復興期のみんな貧困、何でも有りの時代から、「1億総中流」の時代になり、現在は、格差社会に移行して、「豊かさ」を享受できる人とそうでない人が発生してきた。

「豊かさ」とは、心の豊かさとはちょっと違う、相対的貧困にみえる、絶対的貧乏ではないが、教育費だったり、衣食住で、ちょっとした贅沢をする余裕のない金銭的、経済的な、他人には見えずらい貧困というか、格差が広がっている。

他人から、中々はっきりと見えない、「豊かさ」と云う「格差」が広がっている。

地球の動物の中で、弱いホモサピエンスが、小集団の狩猟採集の時代を経て、大きな集団を形成して、生き残ってこれたのも、いい意味、悪い意味も含めて、この「同調圧力」があったからこそ、集団で生活するようになり、ここまで生き残ってこれた要因の1つのように思います。

しかし、最大の弱点として、悪に支配されるたとき、世論という「同調圧力」を抜け目なく利用してくるのですが、個々人の弱さと「身の保身」と「無知」さ由縁に、弱い人間(凡人)は簡単に、思考を停止し、悪の罠にはまり、自ら抜け出すことができなくなります。

現代社会の中で、発生している「いじめ」や「引きこもり」の問題も、実は、この「同調圧力」が大きく関係していると思います。

最後に、

面白いのは、コロナ過で、「自粛しろ」と言う同調圧力がきかない状態になっているのが、面白いですね。  やはり、無知な国民を従わせるには「恐怖心」が足りないのです。

誰も、いう事をきかなくなった時、誰が、どう牙を剥くのか、剝かないのか、様子を観てみましょう。 でも期待通リには、絶対に行かないでしょうね。

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