【NHK番組】 「ナチスとアスペルガーの子どもたち」  初回放送日: 2021年2月18日

2021-09-16、
本日のお題は、NHK番組フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿で「ナチスとアスペルガーの子どもたち」についてです。9月15日夜、再放送されました。

アスペルガーと云う言葉を聞いたことが有ると云う方は、結構いると思いますが、何のことか、誰の事かはっきりと答えることができる方は居るでしょうか?

発達障害の中で、「ASD」を知っている方なら、聞き覚えがあるでしょう。

アスペルガー」とは、オーストリア生まれの「ハンス・アスペルガー」いと云う医師の名前です。 ナチスドイツ時代のウイーン大学の小児科医です。

「知的障害」を伴うとされてきた「自閉症(autistic)」の概念を塗り変えた人で、第二次大戦後、英国の児童精神科女医:ローナ・ウイング」が、彼の論文を発見して翻訳して「アスペルガー症候群」という名前を付けました。

この論文が発表されるまで、オーストリア出身の「レオ・カナー」という児童精神科医は、致命的な間違いを犯しています。自閉症の原因は、冷蔵庫のような母親に育てられたせいだと発表してしまいました、1924年米国に移住してから、この論文を発表しましたので、米国の母親たちは、悲しい思いをしたでしょうが、事実は違い、原因は、生れつきの「脳」の特性であることが、「ハンス・アスペルガー」の論文で、後で分かるのです。

尚、「ハンス・アスペルガー」と「レオ・カナー」は、出身国は同じだが、接点は無い。

1.アスペルガー症候群とは

「知的障害」ではなく、精神疾患でもない、「自閉症」とはいったい何なのか?

文部科学省によるとアスペルガー症候群とは、「知的発達の遅れを伴わず、かつ自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないもの」とされています。

高機能自閉症と同じく、広汎性発達障害のひとつに分類されていて、1994年には(DSM)の第4版で正式に採用された。やがて2013年5月に、精神障害の診断と統計マニュアル「DSM」の改訂版「DSM-5」が発表され、アスペルガー症候群は削除された「自閉症スペクトラム症(ASD」という分類に統一されています。

ですので、自閉症アスペルガー症候群も含めて、「自閉症スペクトラム症(ASD)」という(スペクトラムとは、連続体と云う意味)。

今でいう、「自閉症スペクトラム症(ASD)」の中のアスペルガー症候群の人達は、世の中に、たくさん居て、天才に多いように思います。 「アインシュタイン」もそうではないかと言われています。

現代社会でも、共感能力、特に「認知的」共感力が低いため、空気を読めない人、融通が利かない、でも集中力、こだわりが極めて強く社会性が薄いため扱いずらいが、知能が高く、タイトな分野では、非常に優秀な人たちなのです。

私の場合、「自閉症スペクトラム症(ASD)」の人達は、グレーゾーンの人達も含めて、大抵、分ってしまいますが、直接、「自閉症」的とか、「ASD」だねと言いません。 「ロボット(人工知能の)みたいな奴だな!」または、「ターミネーターか!」と言い方を変えます。

態度や言動から、他人の心を読む事がほぼできませんし、ほぼ他人には興味が無いので、ある意味、めんどくさい事が無いが、ですが「親友」と思い込むと、残念な結果になる場合が多い。人間では無く「ロボット」だと思えば、腹も立たないのです。

若い子でしたら、男子はすぐに分かりますが、女子の場合は、男子よりコミュニケーション能力が高いので、無意識で「詐称」している場合がありますが、でも時間が経てば、段々、バレてきます。

多分、そんな女子は、「無意識」で詐称しようとしますので、精神的に疲れやすいのです。そして体調も崩しやすいのです。

殆んどは「偏差値の高い、知能の高い女子大生」に多いのですが、でも、こんな子がいると、尚の事、興味が湧き、可愛いので、私は、かまってしまう癖があります。 決して悪い事はしませんが。

▮悪い側面で云えば、
グレーゾーンの人も含めて、アスペルガー症候群(ASD:自閉症スペクトラム症)を配偶者に持つ、悩める女性たちが「発達障害(ASD)の夫と暮らすと、カサンドラ症候群という」事態が起こってしまう。

カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群(ASD:自閉症スペクトラム症)を配偶者に持ち、「家庭内の苦しみを周囲に信じてもらえない」状態にある人のことをいい、周りに理解してもらえず、身体的、精神的な変調をきたすこと。二次被害でする。どんな二次被害かと言えば、アスペルガー症候群を患っているの近親者(夫など)からの精神的被害です。

仕事は、超一流なのですが、家庭内では、ただのクズ「夫」に成り下がるか、独裁者のなる場合が多い。

「アスペルガー症候群」を知らないために、優秀で収入が高いと、勝手に思い込み、結婚後に、やっと夫の脳の正体を理解するが、その時は、もう遅いのです。
結婚するまでは、中々「正体」を見せませんが、育てた「親」が支配的だったり、わがままに育てられた場合は、ちょっと始末が悪いでしょう。

支配的な態度や、DVが無ければ、諦めるしかないのです。 こんな奴(ロボット)だと思えば、「操縦」しやすいでしょう。。。遺伝もしますので、同じ特性を持った子供を授かる可能性は高いです。そうなれば、家庭内に2体のロボットが居る状態でしょう。

▮良い側面で云えば、
Microsoft社、Google社なども、このような特性を持った人たちを積極的に採用している動きが多々あります。私も思いますが、このような人たちは、IT関連の企業などでは、ものすごく、優秀で役に立つのです。 なぜなら、社会性は無くても、知能がとても高いのです。

Microsoft社の創始者「ビル・ゲイツ」もその一人です。世の中でイノベーションを起こせる可能性のある人の中には、アスペルガー症候群の人が多いのです。

米国でも、1988年映画「レインマン」により、「自閉症」が世の中で認知される様になりましたが、高機能自閉症、別名「アスペルガー症候群」は、自閉症と同じ特性を持っているが、知能の遅れや、言語の遅れの無い、脳が高機能な人たちなのです。
(「自閉症」の特性さえも知らない人は、自分で調べて)

2.そこで、この番組の本題は、下記の書籍に書かれていることと同じなのですが、

1933年に成立した「断種法」の下、ナチスは精神病やアルコール依存症患者を含む遺伝的な欠陥を持っていると見なされた40万人以上の個人を強制的に処分しています。

本当は、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)だけではないのです。それ以前から、ヒットラーは狂っていたのです。

これまで、第二次大戦下 「優生保護法」の名の元に、ナチスが行った「障害児安楽死作戦」から子どもたちを守った「良心の医師」とされてきた。しかし近年の研究で、彼には全く別の「もうひとつの顔」があったことが明らかになってきた。

戦争後、ドイツの多くの医師たちと同様、ニュルンベルク国際軍事裁判(日本で云えば、東京裁判で、無罪を勝ち取って死刑にならず、生き残っていましたが、彼が亡くなる数年前の公演でも、子供たちを殺すための手助けはせず、抵抗したと云っていましたが、近年、出てきた書類によれば、何人もの子供たちを殺害する為の収容所に送る判断を自ら下していた資料が発見されたのです。

収容所送りになって、合計700人以上の子供が殺害(死因はほぼ肺炎と記されています)されて、その内、40人以上の子供が、「ハンス・アスペルガー」が関わったとされています。

3.戦後、ハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』を思い出してしまいます。

▮悪と全体主義

この書籍を読んでいて、第二次世界大戦時の日本とドイツは、構造的に違うんだろうと考えていましたが、為政者が「大衆」を操る方法は、やはり似ていると感じます。

確かに、ドイツの場合は、ヒットラーという「サイコパス」をみんなで投票で選んでしまったと云う経緯は有りますが、戦後、アルゼンチンに逃れていた、ナチス政権下でホロコーストを指揮した「アイヒマン」をとっ捕まえて、エルサレムで裁判を行うが、「凶悪で残忍な人間に違いない」と思っていたが、そうでは無かったと「ハンナ・アーレント」は『エルサレムのアイヒマン』で言ってしまい、密かにユダヤ人自身もナチスに協力していたからなのですが、都合の悪い事を暴かれて、アメリカ社会から猛烈な批判を浴びています。 しかし、この批判は何を物語っているのか?

アイヒマンは、上役の「命令」に従っただけでなく、自分は「法」にも従ったのだと主張したのです。「ユダヤ人が憎かったのではない」と。。。

人間は、どんなに「善人」面をしても、思考を停止すると「悪」に染まることがあるという事です。 「スタンフォード監獄実験」、「ミルグラム実験」でも明らかです。

人は、条件が整えば、誰でも「アイヒマン」になり得るという事です。 「身の保身」と「思考停止」状態になれば、悪に加担せざるを得ない状況になるのです。

この「ハンス・アスペルガー」も、医師として、死ぬ最後まで自分の名声を守ろうとしましたが、やはり、戦後、近年ですが、資料が発見され、ナチスが行った「障害児安楽死作戦」に積極的に加担していたことが判明しています。

彼の場合、死ぬ(1980年)までは、自分の名声を守れた、ある意味ラッキーな人だったのでしょうが、死んでから、当時の資料が探し出されて「悪事」がバレてしまった人なのです。

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