【書籍紹介】 2021年コロナ禍 今年1年読んで面白かった「自然科学」系の書籍まとめ

2021-11-29、
札幌市も、市街地は雪こそ積もってはいませんが、秋も終わり、今は気温も10度を切るようになって、暖房のお世話にならなくてはいけない季節になりました。そして今年の暮れは「ガソリン」もまだ高値が続いていますが、生活に直結する「灯油」もガソリン並みの値段になっています。

さて、本日の書籍紹介は、冬休みにかけて、今年、是非、読んで良かった自然科学系の書籍のの紹介とまとめです。

先日、札幌駅西側の「紀伊國屋」書店、札幌本店内のスタバで、恒例のベスト書籍を教えてくださいとメモを渡されたのですが、まだ記入して渡していません。 良い本は沢山ありますので、1冊と言われると困ってしまいますが、そろそろ、一冊選びましょう。

1.ウイルス関連

まずは、コロナ関連の書籍でが、
日本でも、もう2年近くコロナ禍が続いていますが、ただ「コロナウイルス」が恐いとホザクだけで、ウイルスとは何なのか? 自分の体の免疫機構はどうなっているのか? など、何一つ認識できないで、郊外を出歩く時でさえ、マスクをしているアホが沢山いる「愚民の国」ですので、バカはずーっとそのままなのでしょう(馬鹿に付ける薬は無い」)。

1)京大 おどろきのウイルス学講義

目次
第1章 「次」に来る可能性がある、動物界のウイルス
第2章 人はウイルスとともに暮らしている
第3章 そもそも「ウイルス」とは何?
第4章 ウイルスとワクチン
第5章 生物の遺伝子を書き換えてしまう「レトロウイルス」
第6章 ヒトの胎盤はレトロウイルスによって生まれた
第7章 生物の進化に貢献してきたレトロウイルス
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そもそも「ウィルス」とは何 という処から、新型コロナウィルスをめぐる騒動については敢えて触れず、ウィルスを巡る話題を基礎から最新の科学技術迄をできるだけ簡単に解説した内容で構成されています。

最後の方におもろ白い事が書いてあります。

現生人類(ホモサピエンス)もいつかは絶滅して、次の進化へ。。。と地球が消滅する以前に、別の人類的な生物が出てくるかもしれないと言っています。

現生人類は、やがて絶滅する。これは悲しい事ではなく、自然の摂理です。

2)スピルオーバー

目次
Ⅰ 青白い馬――ヘンドラ
Ⅱ 一三頭のゴリラ――エボラ
Ⅲ あらゆるものはどこからかやって来る――マラリア
Ⅳ ネズミ農場での夕食――SARS
Ⅴ シカ、オウム、隣の少年――Q熱、オウム病、ライム病
Ⅵ 拡散するウイルス――ヘルペスB
Ⅶ 天上の宿主――ニパ、マールブルグ
Ⅷ チンパンジーと川――HIV
Ⅸ 運命は定まっていない
補章 私たちがその流行をもたらした――新型コロナ
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スピルオーバー(異種間伝播)とは、ある病原体が種から種へと飛び移ることを指している。

エイズ、マラリア、SARS、エボラ……。いずれも感染は、野生動物と人間の接触によって起こっている。ウイルスの宿主は、野生動物の中にいる。人間がこれらの動物を狩ったり、伐採や採掘で生息地を奪ったりして生態系を乱すとき、私たちは動物に代わる新たな宿主となりうる。

3)ウイルスと共存する世界

<目次>
・ウイルスとは何か?
・咳とくしゃみが感染を広げる―ライノウイルスによる風邪
・細菌を食べるウイルス―バクテリオファージ
・子どもを標的にするウイルス―麻疹、ムンブス、風疹
・細菌vsウイルス―大腸菌とノロウイルス
・思いがけず起こる麻痺―麻痺型ポリオウイルス
・致死的なウイルス―ペストと天然痘
・全米を襲った疫病―ハンタウイルス感染症
・潜伏するウイルス―ヘルペスウイルス感染症
・パンデミックの脅威―インフルエンザとCOVID‐19
・手段を選ばないマキアベリ的ウイルスからの教訓―狂犬病
・人畜共通感染症―エボラ出血熱とCOVID‐19
・気まぐれなウイルス―ジカ熱
・肝臓を壊すウイルス―肝炎
・ありのままの肖像画(warts and all)―パピローマウイルスによる子宮頸がん
・リリパット(小人国)の巨人―ミミウイルス
・ウイルスは生きている?
・恐ろしいウイルスと好ましいウイルス―寄生バチと根粒菌
・ウイルスと海洋生態系
・ウイルス圏―Virosphere
・胎盤哺乳類の起源―レトロウイルス
・生命の起源
・第4のドメイン
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分子生物学者の福岡伸一氏が「ウイルスが存在する意味に答えを与えた画期的な書」と絶賛!

はしか、インフルエンザ、HIV、エボラ、SARS、新型コロナウイルスなど人類が直面してきたウイルスと感染症との闘い、各ウイルスの生態と進化、ウイルスハンターたちの格闘などを様々な研究データを元に解説する。

2.地球物理学関連

人類がまだ、地球上で栄える(生息)する前の地球は、どんな姿で、「パンゲア」後、どのように現在の大陸が出来上がったのか?

日本などは、元々は、大陸から分離した2つの陸地が、「フォッサマグナ(大きな溝)」を形成して、一つの陸地(島)になっています。北海道、四国、九州は海で隔てられていますが。

先日、福島原発事故の政府と自衛隊、東電の生々しいやり取りの様子を放映していましたが、本来、こんなプレートの入り組んだ地形に奇跡的に存在している島に原発を建設すること自体、大きな間違いだったことが、今更ながら、分るのではないかと思います。

この先、南海トラフの大地震が起きても、大丈夫、日本が沈没しない限り、日本は絶滅しないでしょう。 生きている人が居れば、まだ存在し続けるでしょう。

1)海に沈んだ大陸の謎

目次
第1章 ムー大陸は本当にあったのか?
□1-1 海に沈んだ大地
□1-2 巨大海台は大陸の残骸か?
□1-3 環太平洋地域に分布する大陸の欠片
第2章 南太平洋の失われた大陸
□2-1 プレートテクトニクス――地球の変動を説明するモデル
□2-2 超大陸と太平洋プレート
□2-3 パシフィカ大陸
第3章 そもそも大陸とはなにか?――その材料と成り立ち
□3-1 大陸と海洋の違い
□3-2 地球をつくる材料
□3-3 大陸と海洋はなぜ標高が違うのか――アイソスタシー
□3-4 大陸地殻の成因
第4章 大陸形成の歴史
□4-1 大陸地殻の年齢
□4-2 大陸の形成モデル
□4-3 大陸の成長史
□4-4 大陸生成の場
第5章 第七の大陸は実在する!
□5-1 ムー大陸伝説の検証
□5-2 ジーランディア大陸
□5-3 陸が海に沈み込むメカニズム
□5-4 アトランティス大陸伝説の検証
第6章 大陸沈没を超える天変地異
□6-1 超巨大火山と巨大隕石
□6-2 隕石衝突説 vs. 火山噴火説
———————————————

2)見えない絶景 深海底巨大地形

目次
第1章 深海底世界一周
□第〇景 世界一周のロードマップ
□第一景 日本海溝
□第二景 深海大平原
□第三景 シャツキー海台
□第四景 ハワイ諸島ホットスポット
□第五景 巨大断裂帯
□第六景 東太平洋海膨
□第七景 チリ海溝
□第八景 大西洋中央海嶺
□第九景 中央インド洋海嶺
□第十景 坂東深海盆
第2章 深海底巨大地形の謎に挑む
第3章 プレートテクトニクスのはじまり
第4章 冥王代の物語
終 章 深海底と宇宙
—————————————-

3)フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体

目次
序 章 ナウマンの発見
第1章 フォッサマグナとは何か
第2章 地層から見たフォッサマグナ
第3章 海から見たフォッサマグナ――日本海の拡大
第4章 海から見たフォッサマグナ――フィリピン海の北上
第5章 世界にフォッサマグナはあるか
第6章 〈試論〉フォッサマグナはなぜできたのか
第7章 フォッサマグナは日本に何をしているのか
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▮「フォッサマグナ〜“日本”はどうできた?〜
「ぶらタモリ」でも、現地(糸魚川近郊)で、放映しているのを観ましたが、とても興味深い事が沢山ありました。 NHKのアーカイブを探せば、番組を観れるでしょう。

4)地球46億年 気候大変動

目次
第1章 気候変動のからくり
第2章 太古の気温を復元する
第3章 暗い太陽のパラドックス
第4章 「地球酸化イベント」のミステリー
第5章 「恐竜大繁栄の時代」温室地球はなぜ生まれたのか
第6章 大陸漂流が生み出した地球寒冷化
第7章 気候変動のペースメーカー「ミランコビッチサイクル」を証明せよ
第8章 消えた巨大氷床はいずこへ
第9章 温室効果ガスを深海に隔離する炭素ハイウェイ
第10章 地球表層の激しいシーソーゲーム
—————————————————————-

何十億年も前には、隕石が絶え間なく降り注ぐマグマオーシャンの時代、全球凍結したスノーボールアース、恐竜が繁栄した超温暖化時代、そして氷期、間氷期を繰り返す、直近の260万年間にいたるまで地球の気候は激しく変動してきたと言われていますが、太陽系の軌道(公転軌道)の変化も関連していますので、脱炭素などと、人類がほざいても、止められる訳がないと思うにですが、できるのは、少し遅らせる事ぐらいでしょう。

3.社会学関連

親ガチャ、遺伝ガチャなどと、今年、変な言葉が出てきましたが、「親ガチャ」は、親の知的レベルも含めた養育環境。「遺伝ガチャ」は生まれつきの遺伝子の要因。

いずれも人のせいにすれば、楽になるでしょうが、いい歳こいてバカ動画、バカゲームばかりしていれば、「認知能力」や「ガチャ」に関係なく、いつまでも成長できない本物の「バカ」でしょう。

問題は、「認知能力」や「ガチャ」に関係なく、いつまでも成長できない本物の「バカ」の話では無く、「認知能力」の低い人々が沢山いるという事を認識する必要があり、この多様性をどう、カバーするかでしょう。

1)どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2

「ケーキの切れない非行少年たち」の続編です。

目次
第1章 「頑張ったら支援する」の恐ろしさ
第2章 「頑張らなくていい」は本当か?
第3章 頑張ってもできない人たち
第4章 やる気を奪う言葉と間違った方法
第5章 それでも認められたい
第6章 支援者は何をどうすればいいのか
第7章 支援する人を支援せよ
第8章 “笑顔”と“ホスピタリティ”
———————————————–

児童精神科医の著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、何で悪いことをしたのか「反省する以前の子ども」が沢山いるという事実に気づき、少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない(丸いケーキを3等分にできない)非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだということを実感したそうです。

人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的な方法(メソッド)を公開しています。

▮前作は、「境界知能」をテーマにして、どのような人たちなのか、どのような対策をすればよいのかまで、記載されていましたが、第二弾は、「どうしても頑張れない人たち」より具体的にどんな子なのか?、そしてそんな子たちを支える支援者や、その支援者まで支える必要があることを訴えて、対策まで記載されています。

ですが、この問題は、小学校の学校教育レベルで、考えるレベルで、教育の指導要領にがんじがらめにされた、教育現場では、こんな子たちまで面倒を見切れないと言っています。

義務教育であっても、小学校、中学校でも、「境界知能」の子たちは「留年」させるべきでしょう。みんな同じではないのです。 義務教育制度も変える必要があるでしょう。

先生も、ちゃんと支援者と支援者を支える人が居て、しっかりしていれば、改善する余地は十分に残っていると言われています。

犯罪や引きこもり、いじめ、虐待、DV、貧困などの色々な社会問題の発生にも、大きく絡んでいるのは確かで、生きにくい生き方をしている人たちを支援して行く必要があるのではないでしょうか。

2)無理ゲー社会

「無理ゲー」とは、ゲームマニアの間では、攻略が極めて困難な「ゲーム」を言うそうです。

〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)

目次
1 「自分らしく生きる」という呪い(『君の名は。』と特攻;「自分さがし」という新たな世界宗教)
2 知能格差社会(メリトクラシーのディストピア;遺伝ガチャで人生が決まるのか?)
3 経済格差と性愛格差(絶望から陰謀が生まれるとき;「神」になった「非モテ」のテロリスト)
4 ユートピアを探して(「資本主義」は夢を実現するシステム;「よりよい世界」をつくる方法)
エピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー

本年度、読んで、とても面白かった書籍は、追記します。 まだまだありますので。

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