【映画紹介】死刑にいたる病  櫛木 理宇(くしき りう)のホラー小説を映画化したものです。

2022-05-15、
本日の映画紹介は、「死刑にいたる病(白石和彌 監督)」ですが、本当に有った事件ではなく、櫛木 理宇さんのホラー小説を映画化したものです。ホラー小説と云うより、サイコパスの中の「シリアルキラー」についてよく描いた物語になっています。演者についての評価はしません。ただ、主役の男性役はどこにでもいるやさしそうな顔をした「おっさん」が、現実的には、良いのではないでしょうか。

サイコパスは「」ではありませんので、正確には「死刑にいたる脳の障害」でしょう。 所謂、モンスター(バケモノ)で、誰でもなりうる脳の障害です。

5月14日(土)の夜に、21時から始まる深夜映画を「札幌シネマフロンティア」で、何を思い付いたのか、久しぶりに観てきました。土曜日の夜でしたが、隣の席に人が居る状態で、ここ数年で一番混んでいて、ビックリです。

私は、原作(小説)を読まないで、いきなり映画を観てしまいましたが、なかなかよくできていると思います。ただ、物を食べている時の擬音がちょっと大げさかな。

■よく描かれている点を挙げておきます。

人の奥底を覗いても、その人が何者か、どういう人間かというのは単純にはわからない。

しかし、サイコパス(反社会性パーソナリティ(人格)障害)の特性だけは、現実に起こった事件で分かりますので、被害に遭わないように注意する必要がありますが、サイコパスに騙されやすい人間も大勢いますので、被害はなくならないでしょう。

それは、人の「共感力」を利用してきます。SNSなどで発信する「自己承認欲求」の強い人などは、サイコパスにとっては、まるで「」以外になにものでもないでしょう。

この映画で描かれているサイコパスは、ネタバレするので、あまり言えないのですが、人の心を「操作」するのが上手いタイプで、一番厄介なモンスターでしょう。

人の心を「操作」するとは?
相手の共感力、承認欲求を利用して、相手に近づいて、その後、犯行に及ぶという手口で、相手をいたぶるシーンもありますが、その残酷さは、本物の犯行から比べれば、まだまだです。

観る人によっては、ヘドが出るほどでしょうが、実際のシリアルキラーの残酷さは、こんなものではありません。分かり易く言えば、「野獣(けもの)」以下です。
最後に、参照で掲載した書籍を読めば、理解できるでしょう。

とんでもない事を一言
自分の得意技として、スタバなどで、若い女性(おチビ)たちと仲良くなる手口は、非常に似ていると思いますが、私の場合、仲良くなっても、決して悪い事はしませんので、十年以上、続いていますが、私が本物の「シリアルキラー」なら、何人、餌食にして殺害しているか、数える事が不可能でしょう。

モンスター(人間の怪物)の分類の中に、サイコパス(反社会性パーソナリティ(人格)障害)があり、その中で連続殺人を犯すのが「シリアルキラー」です。

リアルな世界では
「サイコパス」は異常であるが病気(精神病)ではなく、ほとんどの人々が通常の社会生活を営んでいる。そのため、現在では「精神異常」という位置づけではなく、パーソナリティ障害(人格障害)とされている。そのため、日本では「反社会性パーソナリティ(人格)障害」と名称されている。

法的にも、精神異常として認めてしまうと、犯罪を犯した時に、法的に罪を問えなくなりますので、「精神異常者」としいては扱われない様です。

サイコパシー傾向のある者の脳は「罪と罰」の概念が理解できず、ゆえに矯正プログラムなども効果を発揮しないことが、新たな研究結果によって明らかになったそうです。脳の配線が違うので、ほぼ治せないようです。

このように、行動が幾ら異常でも、普通に会話が出来て、生活できれば、「精神異常者」として、世界中、認めないのです。

なぜかって? 簡単でしょう。
犯罪行為を行わなければ、犯罪者ではなく、犯罪を犯してから捕まえる、そして、狂っていないよね。。。と云う位しかないのです。

初めから「精神異常者」として認識されていない者は、罪を背負う仕組みになっているのです。それしか方法が無いからです。 犯罪を犯してから狂ったことにすれば、皆んな、罪が免除されるでしょう。

死刑後、「脳」を調べると、池田小事件の宅間守(吉岡守)元死刑囚にも脳腫瘍」が発見される場合もあり、「脳腫瘍」など、脳に問題がある場合、事件との関連性に対する調査は行われていないまま死刑が確定して執行されてしまう。

<欧米との違い>
欧米などでは、希代の「サイコパス」がよく現れて、殺人の記録を更新してゆきますが、日本の社会では、あまり、この手の「バケモノ」の発生率は少ないように思います。

人口流動性の少ない地域では、このようなバケモノは、すぐに発見されやすいので、住みにくいのでしょうか。しかし、最近は、都市部でなくても、隣に住んでいる人の事など関心ないような生活環境だと、潜みやすい世の中になってきている様な気もします。

たまに、とんでもない「バケモノ」が潜んでいて、どこのどいうか分かりませんので、いつ犯行を起すかも分かりませんので、油断は出来ませんよ。

特定の職種において、サイコパスの特徴がみられやすい傾向にあるという結果が出ている
■「サイコパスが多い職業」トップ10とは?
・企業の経営者
・法律家
・TVタレント
・セールスマン
・外科医
・ジャーナリスト
・警察官
・聖職者
・シェフ
・公務員

■「サイコパスの少ない職業」のトップ5は?
・介護士
・看護師
・セラピスト
・職人
・美容師 / スタイリスト

また、前回の記事で紹介したように、普通の人間でも、簡単に「モンスター」になり、高齢者施設、精神病棟、障害者施設などの現場で虐待事件が発生します。

【世の中のモンスター】植松死刑囚が勤務していた「津久井やまゆり園」障害者殺傷事件から5年 まだモンスターが大量に居た。

下記の3冊くらい読んでおけば、シリアルキラー、サイコパスを理解することができるでしょう。

参考書籍

ヒトとは、実に不思議な生き物で、人類(ホモサピエンス)が共有しているであろう「心」のありようが違うと、とんでもない「バケモノ」として存在する事になるのですが、人類学的に云って、このような人間が、いつの時代にも存在していて、排除され淘汰されないのは、なぜなのでしょうか?

「狩猟採集」の時代では、危険を避けていれば獲物を捕ることができず、飢え死にするから、恐怖を感じる、ぎりぎりのところまでは危険を冒し、狩りをすことが生存のための必須条件でした。これは、強力な本能で、いまだにヒトの精神に根深く残っているのでしょう。そのため、現代人も恐怖が足りないと退屈し、ホラー映画を観たり、絶叫マシンに乗ったりするのはこのためなのでしょう。

サイコパスは「良心の呵責」「恐怖心」が、ほぼ無い状態の脳をしています。正確には機能していない。しかも「心拍数」も低いのです。

「ヒトの心を持っていない奴の心の中を覗くことは不可能でしょう。」持っていないのですから、覗けないでしょう。

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