2017年5月30日、
Android創業者で、元Google幹部のAndy Rubin氏の創業した「Essential Products」が、ハイエンドAndroid端末「Essential Phone」を発表しました。
米国での販売価格は、本体のみで699ドル(約7万7000円)、360度カメラのセットが749ドル(約8万3000円)。
最大の特徴は、Moto Modsのように専用アクセサリーの着脱を可能にする磁力コネクターが付いている事でしょうか。
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大きさ:141.5×71.1× 7.8(mm)、重さ:185g
<スペック>
・チップセット:Qualcomm® Snapdragon 835
・CPU :Kryo 280 Octa-core
(2.45GHz Quad + 1.9GHz Quad), 64 bit, 10nm processor
・GPU :Adreno 540, 710MHz, 64bit
・画面 :5.71インチの2560×1312(QHD)、Gorilla Glass 5
・バッテリー :3040mAh
・本体 :チタンでできています(背面はセラミック)。
・「Essential Phone」
https://www.essential.com/
日本の「土管屋(キャリア)」も、いまのスマートフォンブームが去ることが一番怖いのです。何故なら、「土管」しか持っていない「土管屋」だからです。 売るものが土管(回線)で、スマホ、コンテンツは、ほぼ自社のもではないからです。ブームが去れば、土管(回線)しか売るものがありませんので、ブームが去り、端末が売れないと、まずいのです。
Google、Appleも、現状のスマートフォンで、イノベーションを起こすことは現実的には無理がありますので、次の一手が必要ですが、いまだ、ユーザーが追いついてきていない様にも思います。 パソコンさえ使いこなせないレベルの多勢に無勢のユーザーを置いてきぼりにしても、売れなければ失敗ですので、これもまたジレンマではないでしょうか。
ところで、Microsoftのスマートフォンは、Android端末やAppleのiPhoneには、もうはや、完全に追いつくのは無理です。Microsoftには、小難しいパソコンの様な「携帯電話」を浸透させること自体、無理がありますので、今までとは全く違った形のデバイスが必要になるでしょう。
Microsoftも、手をこまねいている場合ではありません。何とか巻き返しを図らなくては。。
Microsoftの場合、最先端の技術を導入するのは得意ですが、これまた、パソコンさえ使いこなせないレベルの多勢に無勢のユーザーに受け入れられるかと云うと、非常に危ない処ですが、Microsoftの技術者は、次のイノベーションとして「HoloLens」のようなMR(Mixed Reality、複合現実)デバイスがスマホに取って代わると考えている様です。
<補足説明>
これから多いに出てくるAR、MR、VRの違いについてのマメ知識です。
そろそろ、下記、この3つの違いを認識しておく必要があります。
・AR(Augmented Reality : 拡張現実)
現実空間に付加情報を表示させ、現実世界を拡張する技術で、AR技術製品として「HoloLens」などがあります。
・Microsoft HoloLens サイト
http://www.microsoft.com/microsoft-hololens/en-us
・MR(Mixed Reality : 複合現実)
複合現実は、CGなどで作られた人工的な仮想世界に現実世界の情報を取り込み、現実世界と仮想世界を融合させた世界をつくる技術です。
・VR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ:仮想現実)
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