安保法制を巡って、反対派が、若者たち中心に国会議事堂前でデモを行っています。
ちょっと面白い記事を見つけましたので、紹介します。
国会議事堂前の「敗北主義」 -最後に笑うものが最もよく笑う・・戦後左翼史のなかの市民ナショナリズム
この類のデモというのは基本的に議会制民主主義の中では最初から敗北しています。法案を提出した自民党が議席の絶対多数をもっているのですから当たり前です。そしてそれでもやるというのは「敗北主義」です。
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1.「議会制民主主義」とは
「議会制民主主義」とは、機能を支える国民の「悪意の無い、無知な意志」をうまく利用して、与党になった政党にようって国家を運営する仕組み。
こんな風にしか、いつも感じ取れないのですが、私だけでしょうか?
「議会制民主主義」自体が、もうすでに「敗北」なんです。 デモが「敗北」ではない。
2.民意を反映させる為に、選挙に行こう! 本当か。。?
1)選ぶときの最大の問題点
誰を選んでも同じか。。。。と云うより、思想、信条、素性の知らされない人間を選択しているのは、本当はあり得ない事なのですが、これが現状です。
選挙制度で、危ない人間か、賢い人間か、バカか、分からないまま、投票所に足を運んで、名前を記入してくる現実。。。選ぶ基準をわざと分かりづらくして投票させる仕組みです。
選ぶ基準が、このレベル、 選ぶ人間のレベルを問わない選挙、選ぶ人間のレベルが、そのまま選ばれる人間のレベルで、国会議員になる。
議員になりにくくなるので、絶対、現状の「選出方法」を変えようとしないでしょう。
一票の格差の問題もあるが、それよりもっと、根本的な問題です。
政府が、民意に反することを推し進めた場合、次の選挙で、絶対に、与党をひっくり返すような選挙結果にならない、この現状。。。。
本当に「民意」が反映されない選挙制度なのか?
それとも、「民意」なんて、初めから無いのか?
「風」が吹くと流れが変わる。。。。どんな「風」か?
「流行病」と同じで、ちゃんと理解、認識ができない民衆が、ある方向に流される現象でしょう。
3.デモをする、しないに関係なく、もうすでに、とっくに、選挙の時点で、「議会制民主主義」自体が、「敗北」しているのです。
次の選挙でも、今の与党が、数の論理で勝利するでしょう。 これが「民意」と云うより、選ぶ側の「自己都合」でしょう。
デモに参加しようが、しまいが、選ぶ側の「自己都合」で、多数を取る政党は変わらない。
特に「国防」に関する事柄は、経済的な問題よりも、鈍感で、これが自分の身に直接降りかかるような事態にならないと、身に詰まる思いが無いのです。
いつも、戦争を起こす時の様に、歯止めがきかないようになるまで、秘密にある方向に進む、気づいた時には、誰も反対できなくなる。
これが、常套手段です。 こんなことが、今でも可能な構造になっている。 シビリアンコントロール(文民統制)の問題ではないのです。
4.「議会制民主主義」なのだから、選挙でより良い方向に進むはずなのに、現実として進まない、この「欠陥」をどう改善するのか?
選ぶ人間のレベルが上がらないと、選ばれる人間のレベルが上がらないと云う構造があると考えられるが、この問題を理解していたのは、「丸山眞男」氏ではないかと思うのです。だから、地方にまで出向き、多数の公演をして啓蒙していた方です。
世の中、半径10mの世間しか知らない無知な国民が、善意の皮を被った悪意に振り回される。
ここが、最大の問題点で、3000年経っても、改善できない問題点なのです。
5.「大衆迎合」、「ポピュリズム」などと言う言葉が、飛び出す時が、一番どうしようもなく、「敗北感」を味わう言葉です。
この意味分かりますよね? 分かり易く云えば、こういう事です。
「大衆迎合するな」:大衆はバカだから、政治家は、耳を傾ける必要が無い。
「ポピュリズム」:バカやアホの意向を受けて、政治を動かせばいいんだ。。。
この様に、完全に、なめられているんです。 これが、現実の民衆のレベルなのでどうしようもないから、「敗北感」なのです。
為政者にとっては、本当に国民は「低レベル」のままでいてくれた方が、どうしても都合が良いんです。
口が裂けても、言わないが、これが、政治家の本音でしょう。
6.歴史は、なぜ、同じ過ちを繰り返すのか?
と云う意味は、なぜ、世の中、愚かな人間が圧倒的多数を占めているのだろうか? と同じで、これが解消しないから、同じ過ちを犯してしまう。 更に云えば、「悪意」に利用されてしまう。 そして戦争で大量に人間が殺される。
「もう、止めませんか?」と云う意味は、「もうバカ止めませんか?」と言っているのと同じですが、あと3000年経っても変わらないのでしょうね。
原爆を2発も食らっても、空襲で何万人死んでも、何が危険か、「認識」できない民族なんです。
この国は、何か有っても、だれも責任を取らず、グダグダと生きて行くのが、本当に大好きな民族なんです。
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