2026-08-24、
Access開発において、AIはかなり多くの作業を支援できます。
特に、片手間で、長年Accessでシステムを作っている方ほど恩恵が大きいです。
・ACCESSでシステムを作ったが、バージョンを上げるのが、怖い! エラーの対処が面倒
・ACCESSでシステムを作ったが、仕様書をまだ作っていない
・バッチ処理(一括更新)で、DBを更新しているが、処理速度がの遅いので、早くしたい。
・VBA32Bit版から64Bit版にVBAコードを変換したい。
Accessで作成した、既存のシステムで、上記のようなことをさせたい場合など、役に立つことが非常に多くあります。
1.AIが得意なこと(できること)
1)VBAコードの作成
例えば、
- Excel出力
- CSV出力
- PDF出力
- Outlookメール送信
- SQL文作成
- API連携
などを日本語で指示するとコードを生成できます。
例
Accessのフォームで表示中のレコードだけをExcelに出力するVBAを書いて、すると、ほぼ完成形のコードが得られます。
2)VBAコードの解析・デバッグ
古いシステムでは
- 何をしているかわからない
- 作った人が退職した
というケースがあります。
AIにコードを貼り付けて、このコードの処理内容を初心者向けに説明してと聞けば解説してくれます。
さらに、64bit版Officeで動くように修正して、という依頼も可能です。
3)SQL作成
Access開発で意外と時間がかかるのがSQLです。
例えば
- 顧客別売上集計
- 月別集計
- クロス集計
- 重複チェック
など。
例
売上テーブルから顧客別・月別の売上合計を求めるAccess SQLを書いてと指示できます。
4)テーブル設計支援
AIはデータベース設計の相談相手になります。
例
ストーブ点検管理システムを作りたい
顧客
設置機器
点検履歴
作業員
この場合のテーブル設計を考えて
と依頼できます。
すると
- テーブル一覧
- 主キー
- 外部キー
- リレーション
まで提案してくれます。
5)仕様書作成
Access開発では意外に工数がかかります。
AIに、このVBAコードから処理仕様書を作って、と依頼すると
- 処理概要
- 入力
- 出力
- エラー処理
を整理してくれます。
6)画面設計支援
例
顧客管理システムのメインメニュー画面を設計して
すると
- ボタン配置
- メニュー構成
- 操作フロー
を提案できます。
7)既存Accessのリファクタリング
古いAccessでは
- 同じ処理が何度もある
- SQLがベタ書き
- VBAが長すぎる
ことがあります。
AIに
このコードを保守しやすく整理して、と依頼すると、
- 関数化
- 共通化
- エラー処理追加
などを提案します。
8)AccessからWebシステムへの移行支援
最近増えている相談です。
例えば
- Access → Kintone
- Access → Power Apps
- Access → SQL Server
Webシステムや別DB(SQL Server, PostgreSQL, Pleasanter等)への移行時の要件整理・設計解析にも役立ちます。 - Access → Webアプリ
への移行。
AIは
- テーブル分析
- VBA分析
- 移行手順作成
を支援できます。
9)私の場合、特に役立った使い方
過去の質問を見ると、
- Access VBA
- Excel出力
- 32bit→64bit対応
- 業務システム設計
- Kintoneとの比較
に関心が高いようです。
そのためAIは単なるコード生成よりも、
- 要件整理
- テーブル設計
- SQL作成
- VBA作成
- テストケース作成
- 仕様書作成
まで含めた「設計補佐」として使うのが効果的です。
特に、これからは、「ストーブ保守管理システムを作りたい」と業務内容を説明すると、
- テーブル設計
- フォーム設計
- クエリ設計
- VBAコード
- 帳票設計
まで一式を提案できるため、従来の開発時間を半分以下にできるケースもあります。
Access開発歴が長い人ほど、「コーディング支援ツール」ではなく「設計レビュー担当」としてAIを使うと効果が大きいです。
2.AIが苦手なこと(人間が判断・対応すべきこと)
-
GUI(画面レイアウト・レポート)の直接操作:
フォームのボタン配置、テキストボックスの見た目調整、レポートの印刷レイアウト配置などは直接AIがAccess画面を操作して作ることはできません(構成案の提示まで)。 -
独自の複雑な業務ルールの把握:
AIは一般的なDBロジックは理解できますが、自社特有の例外処理や人間系の運用フローまでは予測できません。 -
Access固有の非公開挙動・バイナリファイル操作:
ファイル自体のバイナリ構造を直接書き換えることは不可能です(※
.accdbSaveAsTextなどを利用してテキスト化したオブジェクトをAIに読み込ませて開発・管理する手法は存在します)。
Accessのフォーム上のオブジェクト配置やGUI操作そのものはAIが直接見て操作できないため、「どこに何があるか」を言葉で伝える必要がある点、また古いバージョンのAccess特有の挙動には対応しきれないことがある点は注意が必要です。
—関連記事—
・Microsoft Access32Bit版で動作しているアプリを64Bit版に変更する方法と具体的に修正する箇所
・「CRM」の意味と機能 顧客を管理するシステムを構築する場合、どんな構造のシステムを構築すればい良いのか
・

