昨晩、Appleが、「WWDC Keynote June 2016」を開催しました。
深夜2時から、「Apple TV」で観ていましたが、1時間くらいで、寝てしまいました。。。
残念ですが、新しいハードウエアは、何も出てきませんでしたが、ちょっと、ほっとしています。 なぜなら、買ってしまいたくなるような、端末が出て来なかったからです。
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<「Apple watch」に望むこと>
Keynoteでは、「Apple watch」のデモが最初に発表されましたが、Appleは、まだ「Apple watch」の開発を続けている様で、私にとっては、どうでも良い話で、もう、この時点で眠くなり、不覚にも意識を失いました。
去年は、「Apple watch」がリリースされて話題になりましたが、「Apple watch」単体で「通話」ができれば、購入したと思いますが、何だか、単に「iPhone」の付属品みたいな端末でしかなく、「時計」以外の機能に何の魅力も無いので、購入は見送りした次第です。
でも「Apple watch」単体で、通話ができれば、もうiPnoenは不要で、「iPod Touch」で十分です。ですので、iPnoeneが売れなくなると困りますので、出さないでしょう。
電話の付いていない「iPnone」などは、スマートフォンを使いこなせないユーザーも誰も購入しなくなるでしょう。なぜなら、電話が付いているから「iPnone」を購入するのであって、SNSをするだけの為に「iPnone」を購入しないでしょう。
1.OSの分散化
1)Apple
気が付くと、Appleの場合、OSが、「macOS」、「iOS」、「WatchOS」、「tvOS」とデバイスごとにOSが分散してしまっています。
Microsoft社は、「Windows 10」にOSを集約しようとしていますが、まるで反対の方向です。
デベロッパー(開発者)側から、見れば、分散するより、集約されている方が、開発する手間が、全然違いますので良いのですが、問題なのは、どちらの会社のアプリを開発した方が「金」になるかと云う事も、当然、重要な選択肢になります。
Appleは、WWDCに先立ち、「アプリ配信のルールを変える」と発表しました。
これまで「開発者70%、アップル30%」と固定だった、アプリケーション販売収入の取り分を、もしかすると「開発者85%、アップル15%」に配分を変化させる様です。
2)Microsoft
かつて、Windowsは、開発者の膨大な数のアプリケーションに支えられて、成長を継続してきましたが、右肩下がりになってきて、どう復活するかですが、大変、難しい状態にあります。
「シェア」では、Windowsがまだ圧倒的ですが、「パイ」は確実に少なくなっています。
まず、スマートフォン、タブレットが世の中で普及しだして、パソコンを道具として所有していない人々やパソコンを使いこなせもしない人々が、スマートフォン、タブレットを使いだし、パソコンを道具として使いこなす人にしか必要なくなったからです。
Microsoft社は、「Windows 10」でパソコンもスマートフォン、タブレットも一つで賄おうとしていますが、考え方は良いのですが、ちょと、勘違いをしています。
パソコン以外、スマートフォン、タブレットを使う人々は、パソコンを道具として所有していない人々やパソコンを使いこなせもしない人々が、圧倒的多数ですので、もうパソコンを誰も購入しないと云う事です。
スマートフォン、タブレットはコンテンツを消費する道具ですので、もう「Windows 10」は必要ないと云う事です。 もっと分かり易く云えばドキュメントをクリエイトできない人間にWindowsは必要ないと云う事です。
パソコンを道具として所有していない人々やパソコンを使いこなせもしない圧倒的多数の人々を楽しませるコンテンツや仕組みが、Microsoft社に無いのです。
一番いい例が、「Windows 10 Mobile」なんて、誰も買わないでしょう。。。。なにが楽しくて「Windows 10 Mobile」を購入するの????? です。
「会社で支給してくれるなら、使ってやってもいい。。。」程度でしょう。
2.macOS 「Sierra」
「Mac OS X」は、「macOS」に名称が変更になった位で、あまり、大きな機能は追加されていませんので、スルーします。 まあ、「Siri」ちゃんが使えるようになった事くらいですかね。
Appleの場合は、Microsoftの様にOSを統一するのではなく、「Continuity(連係)」といってOS間の連携を図る仕組みを強化して、例えば、iPhoneで書いていた電子メールの続きをMacで書いたり、iPhoneにかかってきた電話をMacで受けたりできるようになっています。
<新機能>
・Siriの搭載。
・Apple PayのWeb対応。
・Apple WatchでMacのロックを解除できるAuto Unlock機能。
・macOSとiOSの間でクリップボードが共有できるUniversal Clipboard機能。
・MacのデスクトップにあるファイルをほかのMacやiOSデバイスと共有できるiCloud Drive。
・不要なファイルを自動的にクラウドに移動したり削除することでストレージ容量を回復させるOptimized Storage機能。
・iOS 9でサポートされていたピクチャ・イン・ピクチャ。
新mac OS 「Sierra」の正式版は、今秋に提供予定です。
アップデート対象機種は、2009年以降の「MacBook」、「iMac」、2010年以降の「MacBook Air」、「MacBook Pro」、「Mac mini」、「Mac Pro」。
アップデートは、もちろん無料です。
3.「iOS 10」
今回の「WWDC Keynote 」を観ていても、稼ぎ頭のiPhoneの「iOS」周りの改良がメインに行われていて、一番力が入っている様に思えます。ですが、今後、ハード・ソフトウエアの技術革新は「iPhone」に期待しても無理でしょう。
もう後は、薄っぺらな「画面(モニター)」が開発されるか、人工知能が発達して、サーバーベースで「Siri」ちゃんが何でも教えてくれるようになるか。。。しか、ないのではないのでしょうか。
そう、「Siri」ちゃんが、「何でも教えてくれる」と云うより、全てのアプリの操作を音声で認識してくれると、嬉しいですね。
とりあえず、望むのは、親指をチョコチョコ動かして操作しなくても、言葉で自分のやりたい操作がアプリ上できるようになる事ですかね。 そうすれば、「ながらスマホ」も少しは減るでしょう。
モバイル端末用のOSは、今回、てんこ盛りで機能追加してきました。すごいです「iOS 10」が発表されて、新機能が下記の様にたくさん有ります。
1)ユーザーエクスペリエンス
ロックス画面のリデザイン・通知機能・アプリのアクセシビリティ向上・3D タッチの拡張。
2)「Siri」の機能
ここが、一番大事なんですが、まだまだ、今一です。家の電気製品を「HomeKit」でコントロールできても、あまり意味ない。。。
3)「Quick Type」
iOS 8で初搭載された機能で、状況や場面を考慮した高度な変換予測を可能にするソフトウェアキーボード。 Siriのディープラーニングをキーボードでも採用しています。
4)写真(Photos)アプリ
このアプリ、カメラを使うと、結構、写真が貯まってきて収拾がつかなくなってきますが、今回、かゆい所に手が届く様な機能がたくさん盛り込まれています。
一番の課題は、「撮りっぱなしの写真を何とかする!!」です。
<主な新機能>
・顔認識機能:撮影した自分の顔を認識し、人物ごとに写真をまとめてくれる機能。
・Memories :保存されている写真を解析する機能。
・写真や動画を自動でまとめてショートムービーにする機能。
5)マップアプリ
6)Apple Music
7)ニュースアプリ
8)HomeKit
さまざまな製品に対応して、例えばガレージのシャッターを開閉したり、照明をつけたりをiPhoneで操作する事ができます。
9)メッセージ(iMessage)アプリ
SNSは全く利用しませんが、このアプリは、結構使います。
いつでも繋がっているのは、鬱陶しいだけで、繋がりたい時のみ、繋がれますので、それが良いんです。
・メッセージにURLが含まれる場合、サイトの内容を表示するリッチリンクに対応。
・YouTubeでは動画をiMessage内で再生可能になる。
・画像を送信する場合、カメラや写真アプリに遷移せず、メッセージ画面のまま撮影やアルバムから写真を選択可能になる。
<対応機種>
iOS 9の対象機種だった「iPhone 4s」、「iPad 2」、「iPad(第3世代)」、「iPad mini」、「iPod touch(第5世代)」は、iOS 10では対象外となっています。
いよいよ、「iPad 2」が対象外になってしまいましたので。。。そろそろ、10インチの「iPad Pro」の買い時か。。。と考えています。
それにしても、今回、新しいデバイスが、何にもリリースされなくって、本当に良かった!!。。。と思っています。
通話機能の付いたSIMフリーの「Apple watch」とSIMフリーの通話機能の無い「iPhone(iPod Touch)」がリリースされれば。。。必ず、買う!!!!
今日も帰りの電車の中で、横を見れば、スマートフォンの画面を横から見られないように思いっきり顔に近づけて「ババー」が、キモイ指つきで、バカゲーム三昧。。。バカ動画、SNS(スズメの学校)、まあ、相変わらず、ただの「暇つぶし」のオモチャでしかない。
そんな意味において、使いこなせなせもしないユーザーが、圧倒的に多いので、使いこなせもしないユーザーが飽きないように、だましてでも端末を売らないと儲からないのです。 そんな意味においては、確かに「正常進化」しているのではないでしょうか。
こんな奴らが、圧倒的多数を占めますので、土管屋(3キャリア)も「濡れ手に粟」で儲かります。
「宝の持ち腐れ」??。。。。そんな事、どうでも良いんです。 売れればね。
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