本日のお題は、キャリアが「携帯料金4割値下げ」したら、サブブランドやMVNOが潰れる?。。です。
総務省がまとめた2017年度の「電気通信事業分野における市場検証」によると、携帯電話大手3社の料金に「不満」「非常に不満」と答えた利用者の割合は37.0%(前年度比6.7ポイント減)となり、「満足」「非常に満足」の20.2%(同4.1ポイント増)を上回った。料金引き下げにつながるプランの新設もあり満足度は上昇したが、3社のサービスの不満足な点でも「月額料金が高いこと」が69.9%に達しており、さらなる対応が求められる。
菅官房長官、野田聖子総務相の発言で、キャリア、サブブランド、MVNOが揺れ動いている様に思われるが、国民は何にも考えていないのです。
おいおい、高いと思うなら、不満なら、さっさと、MVNOに移動しろ! と思うのですが。。。
本当は、「市場原理」が働いて、安い方にユーザーが流れるはずですが、なぜ、流れない?
簡単です。
1つ目は、
コンピューター、スマートフォンなど、これだけ普及しているにも関わらず、設定一つ、できない、頭の悪いユーザーが多すぎるから、安い方に移動できないのでしょう。
2つ目は、
キャリアも、「土管屋」と呼ばれるように、回線を売るしか「能」が無いのです。だから、契約数を確保したい、悲しい事に、回線以外の料金をとるすべを持っていないのです。コンテンツが殆ど、海外製です。
だから、キャッシュバックなどでユーザーを釣り、期間拘束で移動しずらい様にする。
3社とも、この「体たらく(回線を売るしか「能」が無い)」だから、横並びにならざるを得ないのです。
これが、「市場原理」と云えば、百歩譲って、そうでしょう。
これが、普通の白物家電の様に「バカやチョン」でも買ったその日から役に立つ道具と違う処です。コンピューター、スマートフォンなどは使う人の能力が、ある程度必要な商品は、1つ目の様な状況だと、正常な「市場原理」が働かないのです。
このことは、キャリアが一番知っているので、例えば、家族で使えばという様な、ユーザーを「囲い込む」為の方法を取りながら、安くしたように見せかける方法のプランを出してくるだけでしょう。
キャリアが4割安くして、サブブランドやMVNOが潰れた場合。
本当にキャリアが4割安くして、キャリアに客が流れたら、サブブランドやMVNOが潰れてもいいんです。「市場原理」なんですから、淘汰されても仕方がないのです。
しかし、これが国の、総務省の指導で、潰れるとなると責任問題も出てくるでしょう。 一番良いのは、本当の「市場原理」で、サブブランドやMVNOが潰れる分には、何も問題はなりのです。ですが、ユザーが体たらくですので、安い方に流れない。 未だ、MVNOのユーザー数は10%程度です。
問題は、とてもシンプルで、問題点は2つ
■「頭の悪い」ユーザーが、安い「MVNO」に移動できないのをどうにかできるか。
■キャリアが、回線を売るしか「能」が無い「土管屋」を止めることができるか。
この問題を解決しない限り、延々と続くのです。その内スマホなんて飽きられるでしょう。
解決策は、本当にシンプルで、ユーザーが、安い方の「MVNO」に50%以上、移動するようになれば、キャリアは自動的に、もう安くせざるを得ないのですから。流れないから高止まりなのです。
「頭の悪い」ユーザーが沢山いるおかげで、土管屋(キャリア)3社で分け合って、生き残っているだけです。
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