2021年3月24日、
Mozillaが、WEBブラウザ Firefox Quantum (「Firefox 87」)をリリースしました。
最近は、手を抜いていますが、良い機能が新規追加された時は、必ず紹介しています。
<機能追加>
1)SmartBlock 機能
SmartBlockを使用したプライベートブラウジングと厳密な拡張追跡保護では、Webサイトの破損が少なくなります。これは、Webサイトが正しく読み込まれるように、代用スクリプトを提供します。
トラッキング防止のために一部のスクリプトなどをブロックしているが、このブロックの影響で、一部のWebページの表示が正しく行えないといった弊害も発生していたので、破損したWebページを正しく表示するようにした。
2)HTTPリファラーポリシー
プライバシーをさらに保護するために、新しいデフォルトのHTTPリファラーポリシーは、リファラーヘッダーからパスとクエリ文字列情報を削除して、サイトが誤って機密ユーザーデータを漏洩するのを防ぎます。
「リファラー」とは、Webサイトを訪問したユーザーが、どのWebサイトのリンクから訪問してきたかという情報ですが、これまでは「no-referrer-when-downgrade」というリファラーポリシーで、HTTPSページからHTTPページへ移動する場合以外はリファラーを送信してきた。しかし、近年、HTTPSに対応するWebサイトが増えた為、新たなリファラーポリシー「strict-origin-when-cross-origin」が導入された。
従来通り、同じWebサイト内を移動する場合は、リファラーが送信されるが、異なるWebサイトへ移動する際には、ドメイン部分のみをリファラーとして送信する仕組みになりました。
3)[ページで検索]の[すべてハイライト]機能により、スクロールバーの横に、そのページで見つかった一致の場所に対応するチェックマークが表示されるようになりました。
4)macOSの組み込みスクリーンリーダーであるVoiceOverの完全サポートしました。
<対応OS>
・Windows :7、 8、 10
・Mac OS X :v10.9以降
・ Linux :GTK + 3.4以上
・ダウンロード サイト
https://www.mozilla.org/ja/
・モジラ Firefox 日本語サイト
https://www.mozilla.org/ja/firefox/
<追記>
2021年3月24日、Googleが、「Google Chrome」のアドレスバーに入力したURLの扱いを変更し、デフォルトでHTTPS接続と扱う計画を明らかにしました。尚、「Chrome 90」より実施される。
—関連記事—
・新しく発売されたApple Silicon(M1)デバイス上のソフトウエアの対応状況についてです。
・Mozillaが、WEBブラウザ Firefox Quantum (「Firefox 78」)をリリースしましたが、不具合の発生で、v78.0.1を再リリース
Sponsored Links