もう、お盆休みも、今日で終了です。
今年のお盆は、どこにも行かず、読書三昧のお休みでした。「目」だけ疲れたが、体は元気です。 運動不足ですが、iPhoneで計測しながら、散歩は欠かさず、実施していました。
戦後70年とこれからの日本はどうなる? と思います。。。。と云うお題です。
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1.本当に語り継がなければならないのは、悲惨な体験だけなのか?
お盆のこの時期になると、広島、長崎、沖縄戦の事が、テレビで放映される機会が多くなります。
でも、何か、足りない思いをいつも感じるのです。
そうです。 なんで、あんな悲惨な事になってしまったのか?
戦争の悲惨さを強調したり、その点に集中する前に、誰が、どんなタイミングで、このような状態で戦争に突入していったのか。。。。。だた、軍部が、調子こいただけなのか?
この事が、検証されない限り、同じことが繰り返されると思うのだが、悲惨さだけが、強調されて、こんなことを起こしてはいけない。ただそれだけで、終わっている感がある。
本当に、この悲惨な記憶を語り継ぐだけで、本当に、同じことを繰り返さないのか?
日本は、「シビリアンコントロール」が効いているから、大丈夫、もう軍部が「暴走」する事は無い。 もう「統帥権干犯」など無いから、もう大丈夫?
確かに、同じような状況下での侵略戦争は無いだろうが、色々な、喧嘩の仕方がある。
昭和の時代を知りたければ、「半藤一利」著の「昭和史(上・下)」がお勧めです。
「昭和史(上・下)」にも記載されていますが、作家の「司馬遼太郎」の著作「坂の上の雲」で、明治、大正時代の優秀な軍人たちの事を物語にしていますが、昭和史は、書けなかったそうです。 分かり易く云えば、「カス」ばかりで、物語にする様な人物が居なかったからだそうです。
どんなことが、重なって、あんなことになってしまったのか。。。。です。
本当は、毎年、この時期になると、繰り返し伝えなければならいことなのに、なぜか、一番大事な部分が、大きく抜け落ちている。
本当に、こんな悲惨な事があったから、絶対、戦争をしてはいけない。。。。で、大丈夫なの?
「総括する」って、どう言うこと、「本当に総括していない」ここに大きな問題を抱えている。
本当に「総括する」時、「国民の不都合な真実」も総括せざるを得なくなる。
これをしたくないから、「悲惨」さだけを繰り返し繰り返し、伝えざるを得ないのか。
2.大戦中、ドイツのヒットラーだけが、悪かったのか?
ヒットラーを選挙で選んだのは、まぎれも無く、ドイツ国民です。
第一次大戦で負けて、混乱していた国内で、ドイツ国民が選んでしまった人物です。
それは、ドイツ人が一番知っていて、第二次世界大戦に関する考え方は、日本国民とはちょっと違った考え方をしていて、国民自身にも責任があると、感じている様子がうかがえます。
3.大戦中、ドイツの「ヒットラー」と「アメリカ」と云う国は、どっちが「ひどい」のか?
強制収容所でユダヤ人を集団でガス室で殺害したのも、日本で原爆を投下して一瞬で何万人の人間を殺すのも同じです。
ここの考え方が、認識されていないと、どこの国が、ひどいとか、へったくれだとか、言う以前の問題だと思う。
ドイツのヒットラーの様な「悪魔」がいて「大量虐殺」してしまったことも、大義名分をねつ造して集団で決定して「実行」するに至った、アメリカの原爆投下による「大量虐殺」も、結果は何も変わらない。
同じことをしたと云う、共通の認識が、ほとんどない。
さすが、欧米人は、戦いの歴史が違うのか、大義名分があれば、何をやっても、「良心の呵責が無い」民族なのか? 本当に「サイコパス」の様な「脳」をしている。
4.日本人の「アメリカ」に対する考え方もおかしい?
日本は、中国や朝鮮半島、東南アジア諸国で、確かに悪い事をたくさんしてきた。
じゃ、アメリカは、広島と長崎に、種類の違う爆弾を2発も投下して、B29で東京大空襲など、都市を空爆したのは、何なのか?
兵隊同士、殺しあうのは戦争?
民間人を殺した時に「大量虐殺」って言うなら、広島と長崎に落とした爆弾は何なの? B29で都市を空爆したのは何なの?
完全に「大量虐殺」でしょう。
「南京大虐殺」で何十万人と、言っているが、数字は嘘くさいが、広島と長崎に落とした爆弾とB29で都市を空爆した時の死者の数は、嘘の数字ではないはず。
民間人が、何十万人無くなったの? まぎれも無く、「大量虐殺」でしょう。
5.安保法案で、若い人達が、デモや集会を開いているが、本当に参加しなければならないのは、あの悲惨な戦いを強いられた85歳以上の老人たちではないか?
自分の親、兄弟、子共を戦争に送り出して、不条理な思いを、いやと云うほど、体験している人間たちが、声を上げない。 今が幸せならいいのか、のど元過ぎれば、何とかで、もう忘れたのか?
おれ達、わたし達には、関係ないのか? あれだけ不条理な思いをしても、当事者意識がまるでない。 「不条理な思いをした」、「悲しい思いをした」。。。それだけか?
戦争に突入していった「経緯」、「歴史」を何も学んでいないんだね。
「お上」に楯突かないから、生き残ったとでも言いたいのか。。。。。
悲惨な経験をした当事者意識だけか? 自分たちの総括は無いのか?
6.これからは、戦争の「悲惨さ」だけではなく、どうすれば、戦争をしないで済むかについて、多くの時間を割くべきです。
ネット社会と言われていますが、まだまだ、書籍を読むことが一生無い、テレビしか観ていな人間たちが、大勢、存在していますので、ちゃんと、テレビで放送すべきです。耳にタコができるくらい、HNKだけでなく、スポンサーから金をもらっている民放も同じです。
本当に「総括する」時、「国民の不都合な真実」も総括せざるを得なくなる。
悪い事をしてしまったと云う、「自虐」意識ではなく、戦争に突入していった、経緯をもっと明確にして、戦争に突入しないようにする方法を、歯止めを考えるべきで、ここが、議論されていないのは、何なのか? 誰も責任を取りたくないのか。。。。
戦いになれば、メディアも政府に支配されて、本当のことを書けなくなります。教師も、子供たちに「嘘」を教えなければならなくなります。
国に逆らえなくなる前に、止めないと、誰も、反対できなくなるのが、戦争です。
7.「大衆迎合」、「ポピュリズム」と云う言葉が、平気で使われることの薄気味悪さ
大抵、この言葉は、マスコミや政治家(為政者)が使う言葉ですが、この言葉の意味をちゃんと知っていれば、認識していれば、怒りを感じなければならないはずですが、分かっていない国民が多すぎる。
大衆迎合、ポピュリズムと云う言葉の意味は、分かり易く云えば、国民は、総じてバカだから、迎合して政治を行うべきではないと云う意味でしょう。
この言葉を使う階層の人間に怒りを感じなければ、完全に「アホ」でしょう。
ただ、この言葉は嘘ではなく「真実」の場合もある。そこが、一番危ない所でもある。
8.地球上の数千年の歴史を見れば、欧米の国々は、どんだけ、戦いを繰り広げていたか?
もうこれは、「戦いが大好き」としか言いようがないくらい、昔っからやっています。
「神」の名の元に、殺し合いをすれば、何人殺しても、何とも思わない「脳」を持った人種。
極東のこの日本は、極めて、特殊な国で、確かに、戦国時代は有りましたが、ヨーロッパ、中東の国々の様に、突然、「蛮族」が攻め込んできて、一晩で皆殺しにされて、侵略された経験の無い、極めて安定した「タコツボ」の様な国です。
中国4千年の歴史も、戦闘の得意だった人物の歴史でしかない。万里の長城をなぜ作らなければならなかったのか?
人類のこの殺戮の歴史を認識していれば、映画、「ターミネーター」に出て来る人工知能「スカイネット」でなくても、地球上で抹殺すべきは、「人類」と云う事が、明らかでしょう。
殺し合いをしてでも、相手をねじ伏せる発想を持った「脳」は、人類の「特権」の様なものです。
9.戦いが大好きな「民族」と一緒なって行動すれば、いつか、戦争に巻き込まれますよ。
「喧嘩」の強い人間と友達でいれば、安心ですか?
過去、 「アーミテージ」国務副長官に、いくら「ショー・ザ・フラッグ(日の丸を見せろ)」と言われても、現行憲法の枠内でどどめる事をしないと、相手国からは参戦しているとみなすでしょう。
今後、旧陸軍の様に、事件をねつ造して、戦争を仕掛ける様な事はなくても、「喧嘩」の強い友達と仲良くしていれば、必ず、巻き込まれます。 これ、世の中の常識でしょう。
絶対的に強い友達なら、少しは安心でしょうが、もうアメリカは、そんなに強くないでしょう。 しかも、国家と国家の戦いでは無く、テロ組織と戦う現状を観ても、国境を越えて戦いを仕掛けてくるのですから。
欧米の国の様に、爆弾テロが起こったら、政府は、なんて言い訳するのですか?
「しょうがないでしょう」とでも言うのか? マヌケでしょう。国民も政府も。
戦争の悲惨さを語り継ぐ前に、危ないと感じた時には、多分もう手遅れです。
国家は、秘密裏に戦争に突入させる。 「危ない」を感じた時にはもう遅いのかもしてません。 国家は国民の生命、財産など守ってくれません。 これは先の戦争で十分に思い知ったでしょう。
戦いに送り出した、兵隊に補給作戦を取らない日本軍。 弾が当たって戦死した兵士より、餓死した兵士の方が多いって、どういう国家なんでしょう?
「危ない」を感じないように、国家を縛る方法を守っていかなければ、同じことを繰り返す。
そのためには、何をしなければいけないのか、これをメディアは、耳にタコができるくらい「不都合な真実」を抱えたままの国民に伝える必要が有るのだと思います。
「戦争に行きたくないのは、国民のエゴ」と云った、自民党のクソガキが居たが、これも選挙で選んだのは、日本の国民です。
「腐った議員は、腐った国民が選んでいる」と云う事を自覚すべきです。
10.選挙制度、変える必要がある
民主主義の中でも、もっとも、あやういのが、選挙制度では。。。と思う事があります。
それは、「定数是正」の問題ではなく、自分の住んでいる国家の事や世の中の事も、ちゃんと認識できていない国民にも、投票権を与えて良いのか。。。。。と云う問題です。
平等に選挙権があると云うのも、問題な様な気がします。
そして、投票する「人間の素性」も分からいまま投票所で、名前を書くのも、本当に嫌ですね。
茶番だとしか、言いようがない。
立候補した人間の思想、信条、生い立ちも、知らないまま名前を書くことに抵抗を覚えます。
「クズ」、「カス」議員を選出してしまう原因になっているが、これを公表しようとしないからでしょう。
「クズ」、「カス」議員を選出しない方法をもっと真剣に、国民全体で考える必要がある。
学校に入る時も、会社に就職する時も、調査されるが、国会議員になる時は、投票する人物について、何一つ知らせない。。。。こんなバカな事が、まかり通っている。
タダで雇っている訳ではない。
国民の税金を使て雇っているのに、なに?「先生」だと? アホか。 自分の利益になる政治家が当選すると、民衆はそう呼ぶ、不気味さ。。。。
これが、民主主義? 勘弁してほしい。 こんな危うい国に住んでいると思うと、愕然とする。
11.大人は、戦争に突入する怖さより、今の自分の生活が「崩壊」する方が怖いので、政権に「ノー」とは言えません。
大人の様に、自分の「生活」、「利益」にしがみつかなくても、親の裕福さで生きて行ける、暮らして行ける「学生」達に、もう一度、全大学規模は、無理でも、国立大学、東京六大学でも良い。 政治に参加して、政府のやる事に、もっともっと、口を出してほしい。
自分の生活がかかっている「大人」には、できないのです。おまんまが食えなくなることが一番恐ろしいのですから、出来るはずが有りません。
かつての「学生運動」の様な鉄を踏まない「組織」を作り上げて、運動を広めて欲しい。
合法的に!! 言っていることが、間違いなければ、大人たちは、デモに参加しなくても、選挙で政権を倒すことも可能になる。。。。ちょっと、理想を夢見ているだろうか。。。。
これができないなら、3流国家なんでしょう 国民も政府も、底辺国家。。。近くに存在している「チンピラ国家」と、なにも変わらない。
カナダの例で観ていると、当時、ソ連からICBM(大陸間弾頭弾)が、アメリカに向けて、飛んでくると、カナダの上空を通過して行きますので、核を配備しようとしましたが、これを阻止したのは、学生の運動と共に、国民が反対したからだと聞いています。 だから不可能ではないのです。
国のやる事に、口を出して、なにが悪い? 反対なものは反対だ! と云える国家で、国策を阻止することも、必要なんです。 沖縄の基地問題も然りです。
なぜなら、「腐った議員を腐った国民が選んでいる」と云う事を自覚していれば、阻止しなければならない事が有れば、絶対反対と叫ぶ必要が有るのではと感じます。
豊かな国になり、自分の今の生活を守り、この平和な国を維持するには、どうする必要が有るのか。。。。。
大衆迎合だ!、ポピュリズムだ! と言われても、怒りを感じないその「バカ頭」でも、せっかくネットワークが発達したこの世の中で、情報を共有して、話し合ってえば、少しは知恵が出て来るように思いますが、発達したのはネットワークだけで、人間の脳の中のネットワークは相変わらず、繋がっていないのです。
だって、毎日、仕事から帰って、風呂に入り、飯をくらい、酒を飲み、テレビを観て馬鹿笑いして、寝るだけの生活している、書籍さえも読まない階層の人間が、どれだけ存在するか。。。想像するだけでも怖い。
でも、こんな奴に限って、「くそ生意気」な事を言う。しかし、ほぼ、自分の頭で考えた言葉ではなく、せいぜい「テレビ」の受売りでしかない。 しかし、バレていいないと勘違いしているところが哀れなのです。
為政者は、こんな国民が多勢に無勢の方が、都合がいいのです。 騙しやすいからです。
カスやクズが政治家を選んで、カスやクズに騙される。。。だから、歴史は繰り返す。
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