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【書籍紹介】 西洋の敗北と日本の選択   エマニュエル・トッド (著)

2025-09-30、
本日の書籍紹介は、西洋の敗北と日本の選択 エマニュエル・トッド (著) です。

本書は、現代世界を読み解くための強い問題意識を持った論考書であり、既存の国際情勢分析とは一線を画す刺激を与えてくれる一冊だといえるでしょう。

彼の歴史人口学・家族人類学という、比較的珍しいアプローチを駆使している点が非常に他の考え方と違い面白いのです。

西洋の敗北と日本の選択 エマニュエル・トッド (著)

目次
序 日本の読者へ
1 米欧の分裂と日本の選択
2 真の脅威はロシアではなく米国だ
3 日本は欧米とともに衰退するのか(成田悠輔氏との対談)
4 “支援”することでウクライナを“破壊”した米国
5 イスラエルは神を信じていない――ガザ紛争の行方
6 ロシア・ハンガリーより愛をこめて
7 危険なのはイランより米国とイスラエルだ
———————————————–

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)著者紹介
・1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に”予言”。

・著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』『老人支配国家 日本の危機』『第三次世界大戦はもう始まっている』『トッド人類史入門』(いずれも文春新書)『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』(文藝春秋)など。
・フランスの文化人類学者の「クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)」と親戚です。

 

最後に、

彼は俺面白いことを言っています。

西洋は「宗教と法」に支えられた社会。
■ 日本は「家・空気・慣習」に支えられた社会。

だからトッドは、
・西洋は宗教の衰退で価値基盤が崩れつつある。
・日本は「宗教ゼロでもやっていける社会」なので、西洋と異なる安定性を持っていると評価しているんです。

しかし、私が思うに、日本は愚民の国で「空気」で動くので、戦争の悲惨さをどんなに教えても、例えば当時のバカなプロパガンダ「鬼畜米英」と叫ぶ愚民で占められる可能性が非常に高く、クソッタレ状態になる恐れがあるのです。

何せ、バカやアホの空気が支配する国ですので、日本は世界で一番危ない国だと言うことを決して忘れない方が良いと思います。

宗教が無くてもやっていける国でも、空気を読むクソ愚民が大勢いますので決して安心できないのです。

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