2017年5月18日、
Microsoftが、障がい者向けの支援技術を利用するユーザー向けに、「Windows 10 S」から「Windows 10 Pro」への切り替えを無償で行えるようにすることを公式ブログで発表しました。
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Microsoftでは、Windows 10における障がい者向け支援機能の改善を進めていますが、その一環で、障がい者向け支援機能を提供するアプリを利用可能にして、Windows 10 SからWindows 10 Proへの無償切り替えを提供するとのことです。
「Windows 10 S」とは?
実行できるアプリケーションの種類ですが、「Windows 10 S」は、「Windows 10」ですが、Windowsストアで提供されているアプリしか動作しません。
「Windows 10 S」はデスクトップアプリも動作するけど、インストールの窓口はWindowsストア (ビジネス向けを含む) のみで、他のWebサイトからダウンロードしたプログラムは実行できないという事です。
最初は文教向けですので、強力にアプリケーションのインストールを阻止することと、ブラウザはMicrosoft Edgeのみ、Bing以外の検索プロバイダーも選択できない方法を取ってでも、種々のセキュリティリスクを排除しようとしています。
過去、Microsoftは、「Windows RT」で失敗しているが、「Windows RT」の場合はARM上で動作する「Windows 8」であり、構造的な問題からWin32向けデスクトップアプリが動作しなかったが、「Windows 10 S」を搭載した「Surface Laptop」はデスクトップアプリも動作します。
・Windows Accessibility ブログ
https://blogs.msdn.microsoft.com/accessibility/2017/05/18/windows-accessibility-what-to-expect-later-this-year/
<追記>
2016年7月29日まで、MicrosoftではWindows 8.1/7ユーザー向けにWindows 10へのアップグレードを無償提供して、現在は終了していますが、アクセシビリティ機能を使用しているユーザーに対しては、その期限を過ぎた後も現在まで、「Windows 10」へのアップグレードを無償化して、ダウンロード可能になっています。
・アクセシビリティ ホーム
https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/
・Microsoftが、Windows 10 S搭載の13.5インチ薄型軽量ノート「Surface Laptop」を発表
・Microsoft社が、サポート切れの危険なOS(Windows XP)を使用しているユーザーに対して、異例のセキュリティパッチを公開しています。
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