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【F1】マクラーレン・ホンダとこれからのF1について

【F1】マクラーレン・ホンダとこれからのF1について

レースが大好きで、F1、WRCなど、40年以上前から、ずーっとみてきましたが、今、本当にF1レースが無料でテレビ放映されていなくて残念ですが、ほっとしている思いもあります。 なぜなら、ホンダが、新たにエンジンのみで参戦して2年目になりますが、今のところ全然ダメだからです。

ここまでダメだと、ヨーロッパの貴重な文化「金持ちの暇つぶしの道楽文化」もいい加減、しびれを切らして、ホンダのやり方まで批判されるようになってきています。

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・写真は、ホンダ レース情報より参照しました。
http://ja.hondaracingf1.com/newsroom/insight-racing-spirit.html

 

1.ホンダのパワーユニット

ホンダが、初めて2輪の「マン島TTレース」で勝てたのも、日本人の技術者の勤勉性が実った結果ではないでしょうか、他のチームより、真剣に取り組みて、ヨーロッパのモータースポーツの文化とは、ちょっと異質の取り組みをした結果のような気がします。

「金持ちの暇つぶしの道楽」でやっている処に、技術の向上を求めてやってきた新参者の「猿」に頭をかっさわれた。。。。おや、おや、真剣にやりすぎ。。。みたいな感じです。

時代は変わり、昔、マクラーレンとタックを組み全盛時代を築き上げましたが、アイルトンセナが居た頃のように、「ターボ」エンジンだけなら、問題なく、また、一番にすぐ成れると思っていましたが、エンジンとターボの回転軸から、エネルギーを回生して、電気エネルギーでモーターを回す仕組みになっていますので、こが原因ではないのかどうか、分かりませんが、なかなか、エンジンベンチの上ではパワーが出ても、実際の走行時には、問題が発生して、パワーが出ないようです。エンジンの燃焼室の形状まで、メルセデスの様に変更していますが、これもまたパワーの出ない要因になっているようです。

昔、本田宗一郎氏にスパナを投げつけられた「エンジニア」達は、もう現場にはいないのでしょうね。 Appleのジョブズも、エンジニアが持ってきた開発途中の端末を水槽に沈めて、「ほら、こんなに泡が出る、もっと小さくできるだろう!!」と言ったそうです。

とんでもないレベルまで到達しないと納得しない、強烈なカリスマ経営者が居なくなると、イノベーションがなかなか起きない組織的な構造になってしまうのでしょうか。

 

2.これからのF1

いま、F1界でも、パワーユニット(エンジン)の技術的な状況が、自動車産業に関連してゆくべきなのかどうかという、議論も持ち上がっています。

F1といえども、やはり、今の自動車産業に関連した技術で望むという方向性を持つ必要があるのですが、現在の様な、ハイブリット車のような技術は、これからも続くのだろうか、もっと別の方向に進むのでは、別の方向でなくてはならないのか、迷っているが、とりあえずこの方向で行くしかない。。。と考えるなら、今のF1エンジンのエンジニアリングも、このままで良いのだろうか、これが最先端なんだろうか。。。という思いは、私にも感じます。

 

現在、電気自動車のF1レースは、もうすでに始まっています。 さらに言えば、自動運転のF1カーを走らせる準備が整いつつあります。 ドライバーが要らなくなるんです。 NIVIDAのコンピューターを使い、センサーをたくさんくっ付けて、プログラミングして、自動で電動レーシングカーがコースを走るのです。 そうです。誰が一番速いのか? どのマシンが、どのパワーユニットが、高性能なのか? 関係なくなります。

面白くない。。。と思いますが、でも、どうなるか、やってみる価値は十分にあると思います。人間とコンピューター、どっちがすごいのかです。

チェス、将棋、囲碁の世界では、もう、人工知能の方が優秀ですが、千分の1秒の世界では、コンピューターとセンサーの性能と人間とどちらが性能が良いのか、知りたいですね。

勝負が拮抗する様であれば、人間のドライバーと自動運転F1を走らせて、レースをするのが面白いのではと思います。 このコースは、人間の勝ちとか、負けとか、シャーシー、パワーユニット、ドライバーだけではなく、コンピューターの性能とプログラミングの技術の優劣も競技の要素に加わります。まさに、人間とコンピューターの戦いです。

 

こんな夢を見たいと思う反面、昔の様に、ドライバー、シャーシー、空力、エンジン、タイヤだけで、勝負するような時代に戻るという選択も、これからの自動車産業の技術的な状況を見ながら、変化させてゆく必要があるように思います。 今どきの「ハイブリット」車なんて、電池の性能でイノベーションが起こるまでの過渡期の状態なんだと思います。

環境の事を考えると、モーターつまり、電池で動くクリマのほうが良いのでしょうが、エンジンの音も排気音もしない車を走らせて、何がも白いんだろうと。。。もう、そんなに車をオモチャとして操る機会も少なくなったので、どうでもいいか。。。と、ちょっと思ってしまいます。

3.余談

F1のファンとしては、
フジテレビさん、またF1放映を復活してください。 解説はあまりうっとうしくない方に頼んでほしいですね。

今年、WRCラリー選手権にトヨタが、ヤリス(ビッツ)で復帰してきましたが、復帰早々にトップチームの中に入り、入賞を繰り返しています。 なんで速いか? 実はチーム総監督は、トヨタの社長、直々なんですね。 ですので、ものすごく力が入っているのでと思います(活動資金も含めて)。 WRCラリー選手権は、日本でも、是非、全戦テレビ中継してほしいものです。 昔のモンスターマシンは無いですが、あの小っちゃい車に380馬力以上のエンジンを積んで走っていますので、タイヤが殆ど、路面についていません。 常に空回りの状態で、飛んでゆきます。

あり得ない走りをしていますので、面白くてたまりません。見たい方は、Youtubeで、「WRC」とキーワードを入れると、いっぱい出てきますので、観てみてください。

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