本日は、ペイントソフトなど、パソコンに取り込んだ画像を色々な操作で、画像処理ができるフリーソフトのまとめです。
デジタルカメラの普及で、画像をPCやタブレット、スマホ上で扱う機会が多くなっています。
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取った写真をそのまま印刷するだけでは物足りなくなった方、自分でホームページやブログに画像をUPする機会も多くなっています。後は、トラブった時や、Webで登録したときの情報を簡単に保存する方法など。
結構、知っているようで知らないのが下記のような事柄ではないでしょうか。つまり、それぞれのファイルの特性です。
どんな用途に、どんなファイル形式を使用するべきか、頭に入れておくと失敗しないのではと思います。
最近のカメラは高機能です、GPS機能が付いていれば、画像データの中に撮影した、位置情報まで、見えないですが、セットされていますので、どこで撮影したか、ばれてしまいますので、他人に渡す場合は、注意が必要です。
iPhone、Androidスマホなどのカメラは、位置情報サービスをONにしていて、写真を撮れば、ちゃんと見えないですが、画像データの中に、位置情報がセットされてしまう仕組みになっています。
・PhotoCheck – 写真の位置・場所を確認&除去できるアプリです。
https://itunes.apple.com/jp/app/photocheck-xie-zhenno-wei/id680079587?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
– 全体目次 –
1.画像ファイルの種類と特徴(特性)について
1)jpg
2)bmp
3)gif
4)png
2.ビューワ(閲覧)・管理機能
1)「IrfanView」
2)「VIX」
3)「XnView」
4)「Picasa」——> Google フォト
5)「photology」
3.画像編集機能を持ったアプリ
1)「GIMP for Windows」
2)「Paint.NET 」
3)「Pixia」
4)「JTrim」
5)「Hyper-Paint」
6)「Artweaver」
7)「PhotoScape」
8)「PictBear」
9)「FotoSketcher」
10)「MyPaint 」
11)「メディバンペイント Pro 」
12)「FireAlpaca 」
1.画像ファイルの種類と特徴(特性)について
画像には、GIF(拡張子.gif)、JPEG(.jpg)、PNG(.png)、Windowsではビットマップ(.bmp)、MacではPICTなどがあります。
HPなどでは、gifやjpgがよく使われます。
<画像ファイル型式別の特徴>
gif小可256色透過・アニメ
形式 | サイズ | 可逆性 | 最大色数 | 特徴 |
BMP | 最大 | 可 | 1600万色 | サイズが大きい |
jpg | 最少 | 不可 | 1600万色 | 劣化(画像) |
gif | 小 | 可 | 256色 | 透過・アニメ |
png | 大 | 可 | 256色 | グラフィック画像 |
1)jpg
色をきれいにしかもサイズを小さくしたいときはjpgを使います。
しかし、編集・保存を繰り返すと画質が劣化するという欠点がありますので編集作業を繰り返す場合は注意です。
jpgは保存するときに細かいデータは、はしょって圧縮保存します。これが高圧縮率の秘密なのですが、画質劣化の原因でもあります。
いったん圧縮保存されると元には戻せません。(不可逆性)従って何度も修正・調整しなければならない画像データはこの形式で保存すると誤差が増えてだんだん汚くなります。
2)bmp
そこで修正中は劣化しないbmp形式で保存し、完成したら最終段階でjpgに変換します。 これをHPに貼り付けるわけです。ただ、bmpのサイズの大きさはハンパでなく、フルカラーの画像は数十メガバイトに達します。
そのままでは、とてもメールに添付できる大きさではありませんので、zipまたはlha圧縮して、やりとりするのが普通です。
bmpを圧縮すると、だいたい1/10くらいになります。
ちなみに、JPEG形式のファイルはすでに圧縮されていますのでツールを使って圧縮してもサイズはほとんど変わりません。
3)gif
gifですが、人物像などをjpgとgifで比較してみると明らかにjpgの方がきれいです。
256色しか表示できなくてjpgよりもサイズが大きいのになぜ使われているのか?
やはりGIFアニメと呼ばれる動画ができることと、透過色が使える利点があるからです。背景に直接書いたように見えるロゴなどもそうです。(透過gif)
編集を前提とした画像データをやりとりする時は、bmp形式のものを適当なソフトで圧縮して送れば、劣化が少ない分、きれいに仕上がります。
4)png
GIF の代替物として開発された経緯がある。
色のついた画素を縦横に敷き詰めたビットマップ形式の画像を無劣化で圧縮(可逆圧縮、ロスレス圧縮)することができ、図やイラストなどの画像に向いている。
画像処理ソフトも機能的に多岐にわたりますので、機能別、目的別にまとめて記載しますので、何がやりたいかによって、選択できれば、幸いです。
次のページは、ビューワ(閲覧)・管理機能 です。
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2.ビューワ(閲覧)・管理機能
1)「IrfanView」
プラグインを導入すれば、映像や音声ファイルの再生や色々な機能を追加する事ができる、本当に多機能なビューワです。
<対応OS>
Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10
・IrfanView PlugIns、IrfanView Ver4.38用 日本語モジュールもあります。
・作者 サイト
http://www.irfanview.net/
<追記> 2015年12月
タブレット用モードが追加された「IrfanView」v4.41 がリリースしました。
「tablet mode」を有効にすると、メニューバー、ツールバーが画面上部から消え、画面サイドにメニューバーをボタン化したものとツールバーのボタンがコンパクトに縦2列でまとめられた[Tablet Box]パネルが表示されます。
タブレット用モードは、「Shift」+「Tab」キーで、切り替え可能です。
もう一つ、2in1スタイルのPCで、「Windows 10」タブレット モードに移行したタイミングで自動的に有効になります。
2)「VIX」
エクスプローラ風のファイル管理機能をあわせもつ総合画像ビューワーです。
<特徴>
軽くてとても使いやすいソフトです。リサイズ機能も付いています。
インストールしなくても使用できますので、ドメインで管理されたPCでも保存して使用可能です。ですので、USBメモリ、フラッシュメモリに格納して使うこともできます。
<機能概要>
・ウィンドウ左側にフォルダのツリー表示、右側でファイルの一覧表示ができ、画像ファイル名をダブルクリックすると別ウィンドウを起動して画像をフルサイズ表示できる。
・画像ファイルはエクスプローラのようなアイコン表示や、画像のサムネイル表示などが可能。
・圧縮ファイル内の画像ファイルも解凍不要で表示でき、画像ファイル以外のファイル名をダブルクリックすると、関連付けられたアプリケーションでファイルを開くことが可能。
・BMP、JPEG、PNGなどの画像形式に対応しているほか、Susie用のプラグインを利用することで、より多くの画像形式を表示できる。
・デジカメで撮った写真などから、簡単な操作でアルバムのようなホームページを作成するアルバムHTML機能を備えている。
・画像を加工して任意のフォルダに保存するまでを一括処理することも可能。
・画像をリサイズできる機能がついているので便利。
<対応OS>
Windows 95、98、NT、 Me、XP
・作者ダウンロードサイト
http://web.archive.org/web/20101221235110/http://www.katch.ne.jp/~k_okada/
3)「XnView」
「XnView」は400以上のフォーマットの読み込み及び50以上のフォーマットに変換する事ができる 画像ビューワです。
<対応OS>
Windows、MacOSX、Linux
・Xn ダウンロード サイト
http://www.xnview.com/en/index.php
4)「Picasa」——> Google フォト
Picasa を使って写真を管理、編集、共有することができます。
Picasaは、パソコンに入っている画像ファイルを自動で探して、表示しますので、どこにしまったか分からなくても、表示してくれて大変便利ですが、そっと隠してある「いやらしい」画像も表示しますので。。。。。注意が必要です!!
- Picasa には、パソコン上の写真は保存されません。
Picasa を開くと、パソコン上のフォルダが検索され、検出された写真が表示されます。検索対象として指定したフォルダ内の、検索対象として指定したファイル形式が表示されます。 - 元の写真は、そのまま保持されます。
Picasa で編集ツールを使用する際に元のファイルが変更されることはありません。変更内容を保存しない限り、写真に加えた編集は Picasa 内でのみ表示されます。保存した場合でも、編集を適用した新しいバージョンの写真が作成され、元のファイルはそのまま保持されます。
Googleの Picasa は、パソコンでの管理はもちろんWEB上でも共有できます。
<対応OS>
Windows XP、Vista、7
・Picasa サイト
http://picasa.google.co.jp/intl/ja/
【追記】
「Picasa」 から、「Google フォト」に移行です。
・「Google フォト」 サイト
https://www.google.com/photos/about/
5)「photology」
色合い、時間など被写体を自動認識して検索できる画像管理ソフトです。
試してみましたが、なかなかです。慣れるまで、ちょっと「とまどい」ますが、そんなに時間はかかりません。
特に画像をパソコンの中に抱え込んでいる方は、是非お試しあれ。
<機能>
・検索機能(色、時間、テキスト、コンテンツ(顔、植物、空、花、水等)など)
・「Flickr」や「Picasa Web Albums」への投稿、共有機能。
・明るさ、赤目の補正、回転機能などの画像処理機能。
<対応OS>
Windows XP/Vista
・ダウンロード
http://getphotology.com/
次のページは、画像編集機能です。
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3.画像編集機能
1)「GIMP for Windows」
GIMP はフリーでありながら高性能な、フォトレタッチ系の画像処理ソフトです。
<対応OS>
Windows XP SP2以降、Windows Server 2003 SP1以降、Windows Vista、7、8
・GIMP サイト
http://www.gimp.org/
2)「Paint.NET 」
Paint.NET開発チームの画像や写真の編集・加工ソフトです。
このソフトウェアは、Microsoft Windows用に「ワシントン州立大学」のプロジェクトとして始まり、Microsoft社の指導と共に開発されました。
「Windows 標準」の「Paint」はシンプルで簡単に使える重宝なソフトなのですが、ちょっと機能不足で不便な時があります。ですが「Paint.net 」を使うと、ほとんどの作業ができていまいます。
Adobeの「フォトショップ」、「イラストレータ」の様な高機能なソフトではないけれど、軽くて便利な画像編集ソフトの一本ですので、是非お試しあれ。
<対応OS>
Windows 7 SP1 or newer (including Windows 8, 8.1, and 10)
※別途、Microsoft社の.NET Framework 4.6が必要ですが、無い場合は自動でインストール可能です。
http://www.getpaint.net/index.html
・Paint.NETのドキュメント(ヘルプファイル)
http://www.getpaint.net/doc/latest/index.html
・プラグイン
http://forums.getpaint.net/index.php?/forum/7-plugins-publishing-only/
・Paint.NET Blog
https://blog.getpaint.net/
3)「Pixia」
Pixiaはフルカラー画像専用ペイントツールです。高機能です。
特別なドライバなど入れなくても筆圧対応可能です。
<対応OS>
Windows 7、8、8.1
・Pixiaホームページ
http://www.pixia.jp/
・ダウンロードサイト
http://pixia-archive.fan.coocan.jp/
4)「JTrim」
ジェイトリムは初心者にも簡単に操作が出来るフォトレタッチソフトです。
部分的に「モザイク」をかけたりする機能が付いていますので便利です。
インストールしなくても、使用できますので、USBに格納して使用できます。
<補足>
JTrimは Windows Vistaに正式対応してはいませんが、概ね良好に動作します。7でもOKです。
<対応OS>
Windows 95/98/Me/NT4/2000/XP
・ダウンロードサイト
http://www.woodybells.com/jtrim.html
5)「Hyper-Paint」
フリーソフトとは思えないほどの機能を装備した本格的な画像加工ソフトです。
使い方を詳しく解説したサイトもありますので、初心者の方でも大丈夫です。
<機能>
・絵を描くことにも使用できます。
・正確な図を描くことにも使用できるます。
・写真修正、写真の合成などグラフィックを編集することも可能です。
<対応OS>
windows XP、Vista、7、8
・ダウンロードサイト
http://hyperpaint.web.fc2.com/
6)「Artweaver」
Adobe「Photoshop」風なインタフェースの画像編集ソフトウェアです。
とても多機能な画像編集ソフトで、個人レベルで使用するには十分な機能を有しています。
<特徴>
・PDF出力も可能です。
・タブレットの筆圧関知にも対応。
英語版ですが、日本語化が可能ですので大丈夫ですよ。
ポータブル版の「Artweaver」もありますので、USBに入れて持ち運べます。
<対応OS>
Windows xp(動作確認済み)
・ダウンロードサイト(ポータブル版もあります)
http://www.artweaver.de/index.php?en_version
・日本語化 ランゲージ ダウンロードサイト
http://www.geocities.jp/kimoi_artweaver/usejplang.html
7)「PhotoScape」
「PhotoScape(フォトスケープ)」は、複数の画像を一括で補正・加工・印刷できる機能を搭載する画像制作・レタッチソフトです。
<機能>
・上記、図1のホーム画面のアイコンをクリックすると、目的に合わせた機能を呼び出すことができます。
・画像のトリミングや、一括リサイズ・補正、印刷、結合・分割のほか、GIFアニメーション作成、カラーピッカー、画面キャプチャーなどの機能が使えます。
・「ページ」機能で、画像のレイアウトや装飾などをテンプレートで選択し、任意の画像をドラッグ&ドロップで並べるだけで、スクラップブッキング風に複数の画像を1枚の画像へ飾りつけることが可能(レイアウトの種類は、豊富です)。
<対応OS>
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista
・ダウンロードサイト
http://www.photoscape.org/ps/main/index.php
8)「PictBear」
フェンリルは、Webブラウザ「Sleipnir」を開発している会社ですが、代表取締役社長の柏木泰幸氏が個人的に開発・提供していた「PictBear Second Edition(開発は終了しています)」現在のバージョンは「PictBear 2.04」。
<特徴>
・複数ドキュメントのタブ切り替え表示が可能です。
・レイヤー機能も使えます。
・プラグインを追加することで、GIFやJPEG 2000などの画像フォーマットにも対応可能。
<主な機能>
・無制限アンドゥ(やり直し)が可能
・アルファチャンネルに対応
・Windows に準じた使いやすいインターフェイス
・豊富な描画ツールを搭載
・プラグインは誰でも作成可能
・スクリプトにより描画を制御可能
<対応フォーマット>
pbx / tiff / pcx / ras/ tga / wmf / gif / j2k / jpg / jsf / bmp / png / psd
<対応OS>
Windows 98 / Me / 2000 / XP / Vista / 7
・ダウンロードサイト
http://www.fenrir.co.jp/pictbear/
9)「FotoSketcher」
デジカメで撮った写真が、絵を描いたようなタッチの画像に自動変換してくれるフリーソフトです。
<変換対象画像ファイルタイプ>
JPEG、BMP
<機能>
・簡単な操作でJPEG、BMP画像を絵画風の画像へ変身させることができます。
・パラメーターの設定により、さまざまな風合いの絵画を作成可能。
パラメーターは3種類
・[Edge threshold]と[Edge intensity]で輪郭のメリハリを調整可能。
・[Colour intensity]で色彩の濃さを指定可能。
[Edge intensity]のスライドバーを右端へ、[Colour intensity]のスライドバーを左端へ移動すると、モノクロの鉛筆画ができあがる。
パラメーターの下部にあるチェックボックスで、絵の輪郭を滑らかにしたり、画紙の質感・余白を付加することが可能。
[Edit]メニューで、絵画の作成を何度でもやり直すことができ、元となる画像をいったんぼかしたうえで絵画を作成する機能もある。
<感想>
英語版ですが、とてもシンプルな画面と操作ですので、すぐ使えます。
色々な風合いが表現できますので、年賀状の素材にするのが楽しみです。
ダウンロードは下記のサイトより。
http://www.fotosketcher.com/
10)「MyPaint 」
多彩なブラシを使って、お絵かきが楽しめるマルチプラットフォーム対応のペイントソフト「MyPaint 」です。
Windows、Mac OS X、Linuxで使えます。
<対応OS>
Windows、Mac OS X、Linux
・MyPaint ダウンロードサイト
http://mypaint.intilinux.com/
11)「メディバンペイント Pro 」
「メディバンペイント」は、Windows/Mac、iPad/iPhone/Androidに対応する、800種類以上のトーンと背景、50種類以上のブラシ、20種類以上の有名フォントが無料で使えるお絵かきソフトです。
【このアプリの主な特徴】
1)クラウド機能
いつでも、どこでも、どのデバイスからでも、クラウド保存したイラスト・マンガのデータが開けるような仕組みになっていますので、どこでもイラスト・マンガを作成できます。
2)トーン、背景、ブラシ、フォント
800種類以上のトーン・背景、50種類以上のブラシ、20種類以上の有名フォントが無料で使えるので誰でもカンタンに本格的な絵が描けます。
・素材ページ:http://medibangpaint.com/material/
・フォント :http://medibangpaint.com/font/
3)チームでイラスト・マンガ制作を作成するチーム機能
原作、小説、プロット、ネーム、下書き、作画、ペン入れ、色塗りなど人それぞれの特技があり、その特技をいかしてみんなで絵を描くことができます。
<対応OS>
・Windows 7/8/8.1/10
・MacOS10.9以上
iPad/iPhone/Androidに対応する「メディバンペイント」もあります。
・マンガ制作アプリ「メディバンペイント」
http://medibangpaint.com/
12)「FireAlpaca 」
世界10言語、Mac/Windows 両対応のフリーのペイントソフトです。
画面はシンプルですが、編集中の作業時にオートセーブする機能が追加されたり、タブレットの筆圧感知に対応した機能も持っています。
<対応OS>
・Windows XP、Vista、7、8、8.1、10
・Mac
・FireAlpaca サイト
http://firealpaca.com/
<追記>
画像転送サービス「AlpacaGET」
PCで作成したイラストや画像をアップロードするとORコードを発行し、スマホで簡単にダウンロードできるサービスもあります。
・PCの画像をスマホに簡単共有!「AlpacaGET」を公開しました。
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