2023-01-18、
本日のお題は、コロナ禍の若者たちについてです。
大人も大変だが、社会に船出する前の子供たちにとっては、この災難を跳ね返すだけの力は有るだろうか?
1.「新型コロナウイルス」感染者の状況
「新型コロナウイルス」の感染者が国内で確認されて、15日で3年になるが、これまでに国内感染者は3千万人超、死者は6万人超の状態です。
百年前の「スペイン風邪」の流行で死者数は、約3年間で約45万人ほどですので、それから比較すれば、全然少ないと云えば少ないのですが、大きな違いは、中々収束しないという事でしょうか。
まだ総人口の1/4の感染者数では、「集団免疫」の状態からは程遠いのでワクチン接種が進んでも、だらだらと感染者数は増え続け、結局みんなで感染しないと収まらないのでしょう。
更に言えば、国内で「癌」でなくなる人の数は、年間30万人以上ですので、まだまだ、人類も日本も滅亡しないのです。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置を春(4月)から2類から5類に引き下げすると言われているが、これが、「自然淘汰」だとすると、体の弱い高齢者は、どんどん亡くなっても、自然の成り行きだから仕方ない、感染しても死なない体を維持している者だけが生き残る。
3年間も続いている「新型コロナウイルス」を怖がる暇が有るのなら、もういい加減に「生活習慣病」など、特に「デブ」を解消する努力をした方が良いのです。 もう「デブ」は「サイトカインストーム」を起こして死んでしまえば自業自得でしょう。
1)感染後のリスク
新型コロナ後遺症は元より、感染をきっかけに新規の病気にかかりやすくなったとも言われているのです。
デブは、元々、感染していなくても、体内で炎症状態が続いているので感染により更に炎症が起きて、体内の自己抗体や炎症物質(サイトカイン)が生成される。そして脳に達して炎症を引き起こし「脳」の不調を引き起こしていると言われています。
新型コロナ後遺症の症状は、脳や人格に影響を及ぼすさまざまな慢性疾患の症状によく似ていて、こうした症状の多くは、背後にあるメカニズムがほとんどわかっていないのです。
しかし、新型コロナ後遺症の症状の一部が、他のウイルス感染症や、外傷性脳損傷、あるいはパーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病などの神経変性疾患といった、脳や人格に影響を及ぼすさまざまな慢性疾患の症状によく似ていると指摘しています。
そして、最も死亡リスクが高いのは基礎疾患とされてきたのは、心疾患、慢性肺疾患、癌などですが、だが、それら以上に死亡する危険性を高めるのは、アルツハイマー病など「認知症」など、神経疾患なのかもしれないと、米国での退役軍人の研究結果から言われています。
・新型コロナ、再感染で死亡率や後遺症のリスク増大=米研究
2.人類は、ウイルスと共存するしかない
人類学的に観れば、世界で数百万人程度の方が亡くなっても、人類(ホモサピエンス)は滅びないのです。ウイルスも当然のごとく生き残っている。
「人類は、ウイルスと共存するしかない」と今ごろ言っている人も居ますが、昔から共存しているのです。 当たり前のことで今更です。
パンデミックになっても死にたくなければ、自分の体の免疫機構を最善の状態にするしかないのです。なぜなら、人間も絶滅しない様にウイルスも絶滅することは決して、地球が消滅しても生き残るでしょう。
死なないで共存したいのなら、健康な体でいる事です。生き残った人間だけが、共存できるのです。
遠い昔から、人類は、ウイルスと共存(進化・退化含め)して地球に生存しているだけです。
3.コロナ禍の若者たち
コロナ禍の大学生達をみていると、表面的には、何も変わらない様に見えてしまう。ただ、この子たちが社会の中に出て行った時、適応できるか?
ただ大人たちも同様な「保身」と同調すれば、案外うまくゆくのかもしれない。
コロナ禍の中で、「中止ドミノ」が連続して発生して、「やらない理由」が揃えば、横並びで、すぐに撤退してしまう。今までの様に「メンドクサイ」と思っていても、「コロナ」を理由にしれば、止める事が、いとも簡単にできてしまう。中止の大義名分を探す必要が無いのです。町内会の「夏祭り」でさえ速攻、中止になります。
こうなると、「何もしない方が得な社会」になってしまう。
「浮いてはまずい」など、目立つことを極端に恐れる子供たちが増えていないだろうか、社会の中に入った時、今時の若者は、日本人特有の同調圧力を敏感に感じ取り、カメの様に首を引っ込めていれば、何も問題は起きないという習慣が身に付いていれば、逆に、上手くゆくのかもしれない。
さあ、生産性の低い、中小企業が9割を占める日本社会の中で、働くという事は、どういうことなのか?それぞれ、能力と意欲が違うなかで、グダグダと、どう生き残るのか、楽しみでもあります。
1)大学生の場合
<女子大生>
長年スタバに通っていると、1店舗に数人ですが、女子学生が卒業して、お店からも居なくなります。今年も、もうすぐ春が来ると、寂しい季節がやってくるのです。
コロナ禍が、3年も続いている事は、今年の春に卒業する子たちは、3年間弱は大学生活をまともに送っていない事になります。遊んでばかりいるクソガキどもは、ほぼ関係ないとして、最初の頃、持っていた希望の職業にもつけない状態になり、志望職を諦めた子も、何人もいます。それでも、くじけずに元気に新しい社会に飛び出してゆきます。私が、スタバに通うのは、こんな可愛い娘たちが居るからです。
<男子大学生>
私の通うスタバは、若い男が好きな店長(これは嘘だが)が居て、やたら、優秀で無難な男子大学生を採用する、通常、そんなに混んでいない店では、1店舗に1,2人しかメンズは居ないのですが、やたらと多いのです。しかも、札幌駅に近いので、北大生(北海道大学)が殆んどなのです。
これがまた、みんな優秀な子ですので、チャラい爺としては、何とも、物足りなく面白くないのです。男子の場合、女子大生の様に可愛いなんて評価はするつもりもないし、後は、コミュニケーション能力を発揮して、雑談でもできれば、合格なのですが、それもダメなのです。 ダメと云うより、ちゃんとそつのないような受け答えしかできないのです。 もう少し、チャラくても良いのですが、それも無いのです。
話を振っても、自己主張と云うか、自分の意見を空気を読み過ぎて言わないので、私の方が、ちょっとイラっとするのです。 これが「そつがない」というのであれば、もし、私が企業の面接官なら、全員、×でしょうね。
今の男子たちも、確実に、幼少期から大部分の時間、ほぼ「母親」に育てられて、家でバカゲームばかりしていて、外で子供たちの社会(集団)であまり遊んでいない状態ですので、雄々しさが欠けて、女の様に自己中心的な細かい事に気が付く「いやらしさ」は、ちゃんと身に着けている様です。
「羊の皮を被ったオオカミ」ではなく、「羊の皮のままの羊」ですか。。。
最近は、あまり居ないのですが、ある意味、空気を読めない、発達障害(ASD)のグレーゾーンの子たちのほうが、面白かったのかもしれません。彼らが、少しづつですが、成長して行く姿が楽しかった様に思います。
元々、発達障害のグレーゾーンの子たちは、学生が集まる所(校舎)にゆかなくてすむので好都合かもしれませんが、逆に普通の子たちは、更にマスクをしているので、顔が全体に見えないので、相手の表情から、感情を汲み取ることもできない状態が続き、コミュケーション力をやしなうのも困難で、大学生活がめちゃくちゃでしょう。ただ、母親から培った半径5m以内の事は、顔が見えなくても、よく気が付くので、一見、良い子に見えるのです。
<親たち>
親たちも大変で、大学にも行かず、リモートで授業をする子供たちに、特に私立の大学など高い授業料を文句も言わず、子供ために支払わされています。 大学で授業しないのなら、少し安くしろと思うのも当然でしょう。
2)小・中・高生などの学童、生徒の場合
2020年春の一斉休校や、その後の行事、部活動などの学校生活の制限は、小中高生から友人との関係づくりや成長の機会を奪い、子どもの心に影を落としてきた。
家庭環境が影響していますので、大丈夫な子、大丈夫でない子に大きく分かれてしまうでしょう。貧乏でなくても、家のローンの返済で、夫婦2人で働いている家庭など、貧困以外にも、色々な家庭の子供が居ますので、親がしっかりしていない家庭の子は、不安定さが出てしまうのでしょう。
(1)国立成育医療研究センターが、小・中・高生らに行った調査
20年4~5月の時点で「集中できない」「すぐにイライラする」といったストレス反応を訴える子がそれぞれ3割以上に上った。21年12月時点でも中等度以上のうつ症状がある子どもが16%に上った。
結果は深刻な形で表れています。
<自殺者>
文部科学省や厚生労働省によると、2020年の小中高生の自殺者数は499人に上り、統計の残る1980年以降で最多だった。2021年も473人と多かった。
<不登校者>
不登校の小中学生も、2021年度に24万4940人と過去最多を更新。
前年度からの増え幅も24・9%と過去最大で、文科省は背景には長引くコロナ禍による子どもの心身の不調やストレスがあると説明する。
このような、深刻な状況に陥っていても、小中学生の学力には変化がない様です。
(2)コロナ禍でも、小中学生の学力に“変化なし”
文科省の調査で、コロナ前とコロナ禍の小中学生の学力を比較したところ変化は見られなかったという面白い結果が出ています。
これは、文科省が2021(令和3)年6月に調査した全国学力・学習状況調査というもので、調査対象は小学6年生と中学3年生(小学校600校、中学校749校)。国語と算数・数学、英語(中学3年生のみ)で実施し、異なる年度の成績を比較できる項目反応理論(IRT:ItemResponseTheory)を用いて分析。国語と算数・数学の成績を、前回の2016(平成28)年度と比較した。(※英語は初調査のため、比較分析は次回実施)
小中学生の国語、算数・数学の学力はコロナ前と変わらず
その結果、国語については、小・中学校とも、学力の状況はコロナ前の平成28年度と令和3年度でほとんど変化は見られなかった。算数・数学については、平成28年度より令和3年度の方が若干学力が高い可能性もあるが、文科省は次回以降の結果も合わせて分析することが必要だとしている。
参照:https://www.fnn.jp/articles/-/342357
学力の事より、子供たちを苦しめる、学校内の「イジメ」や、親による「虐待」の問題をなんとかせにゃいかんでしょうと思うのですが、これを先生たちや児相に全部、押し付けるのは、あまりにも酷でしょう。
なぜなら、学校の管理職による隠蔽、このような事例に対応できる能力のない職員たちが殆んどですので、どだい無理があり、成果が出ていないのを見れば一目瞭然でしょう。
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