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「オープンAI」が開発した対話ソフト「ChatGPT」をベースにしてMicrosoftの検索エンジン「Bing」に実装

2023-02-14、
本日の話題は、「OpenAI」が開発した対話ソフト「ChatGPT」をベースにしてMicrosoftの検索エンジン「Bing」に実装すると発表しました。

最近、Googleアラートから自動で届くメールに、キーワードとして「AI」を登録してあるのですが、これがえらい数のニュースを配信してくるその中身が、「ChatGPT」とGoogleのちょっと出来損ない(失礼)チャットAI「Bard」記事でした。

いよいよ、Googleが一強だった「検索エンジン」も、腐れMicrosoftがその牙城を崩そうとしています。

イーロン・マスク氏らが設立した「オープンAI」が開発した対話ソフトが「ChatGPT」ですが、Microsoftも出資していました。

補足説明
OpenAI(オープンエーアイ)は、営利法人「OpenAI LP」とその親会社である非営利法人「OpenAI Inc.」 からなる人工知能(AI)研究所です。

 

1.この対話ソフト「ChatGPT」とは、どんな機能があるのだろうか?

もう、ブログ記事を書いて、稼ぐなど云う事が出来なくなるような仕組みです。質問すれば、検索エンジンのリンクからサイトを訪れなくても、色々なWEBサイトから情報を集めて、AIがまとめて、テキストで記載してくれるのです。

既に、欧米の学生などは、「ChatGPT」を使い、大学のレポート、論文などを作成するのに利用している様です。 先生たちも、これには困っている様です。 人間が書いた物より優れている様です。

GPT:Generative Pretrained Transformerの略。

教育現場では賛否両論
ChatGPTの能力は日常生活の域をはるかに超える。一部の研究者がChatGPTと合同で実験したところ、アメリカの医師免許試験にも合格した。これを学生が放っておくはずはなく、名門・スタンフォード大学で学生にアンケートを実施したところ、17%がChatGPTを課題などのために使用したと回答した。

Microsoftは、AIのスタートアップであるOpenAIに出資して、Googleとの差異化を図り、より多くのユーザーを引きつけるべく検索エンジンにジェネレーティブAIを統合する計画を打ち出している。

 

2.それぞれのチャットAI

■「ChatGPT

■Microsoftは「オープンAI」が開発した対話ソフト「ChatGPT」をベース、次世代OpenAI大規模言語モデル「Prometheus(プロメテウス)」、Googleは、会話型AIサービス「Bard

1)ChatGPT

ChatGPTは、Elon Musk、Sam Altman、Greg Brockman、Ilya Sutskever、Wojciech Zaremba、John Schulmanが設立した研究会社、OpenAIによって開発されました。OpenAIの目的は、人工知能(AI)が人間の価値観に合致し、その恩恵が広く共有されるようにすることです。OpenAIを支える研究者、エンジニア、科学者のチームは、ChatGPTの基礎となるGPT-3モデルを開発しました。数年前から取り組んでおり、2022年11月30日に一般公開しました。

■ChatGPTにサインアップするする方法

  1. まず、ブラウザからChatGPTのウェブサイト(https://www.chatgpt.com/)にアクセスします。
  2. トップページで、「登録」ボタンを探してクリックします。登録ページが表示されます。
  3. 登録フォームに、お名前、Eメールアドレス、任意のパスワードを入力してください。パスワードは覚えやすく、強力なものを選んでください。
  4. フォームに入力したら、ChatGPTプラットフォームの利用規約に目を通し、所定のボックスにチェックを入れて、利用規約に同意してください。
  5. 「Sign Up」ボタンをクリックすると、登録が完了します。
  6. サインアップ後、登録時に入力したメールアドレスに確認メールが届きます。メールに記載されている手順に従って、アカウントの確認とChatGPTのメンバーシップの有効化を行ってください。
  7. アカウントの認証が完了したら、登録時に作成したユーザー名またはメールアドレスとパスワードを使用してChatGPTにログインします。

現在、「ChatGPT」は、無料登録の段階なので、誰でも簡単に登録し、無料体験を始めることができます。無料アカウントの場合は、入力回数の制限があります。

■有料会員
月額20ドルを支払うことで、ユーザーはChatGPTに常時無制限にアクセスでき、レスポンスが速くなり、新機能やアップデートに優先的にアクセスできるようになります。

 

2)Microsoft

新しい「Bing」は、GPT-3.5をベースにしたChatGPTよりも強力で、検索用にカスタマイズされた次世代OpenAI大規模言語モデル「Prometheus(プロメテウス)」上で実行されている。

新Bingはパソコン用の限定プレビュー公開で、BingのWebサイトに行くとウェイティングリストに登録できます。

ポイントは2つ、ひとつはチャットボット機能もうひとつは検索機能です。

新しい Bingとは
新しい Bing を使うと、Web 検索をする際に、リサーチ アシスタント、パーソナル プランナー、クリエイティブ パートナーに常にそばにいてもらうようものです。この AI を利用した一連の機能を使用すると、次のことが可能になります:

・実際に質問しています。複雑な質問をすると、Bing は詳細な返答を返します。
・実際の回答を取得します。Bing は、Web 全体の検索結果を調べて、回答の要約を提供します。
・創造力を発揮しましょう。インスピレーションが必要な時は、Bing が詩や物語を書いたり、プロジェクトのアイデアを共有したりするのに役立ちます。

チャット エクスペリエンスでは、チャットやフォローアップの質問 (「もっと簡単な言葉で説明できますか」や「もっと多くのオプションを提供してください」など) を行い、検索で多様且つより詳細な回答を得ることもできます。

 

3)Google

Microsoftの「ChatGPT」をベースにした対抗しようとして、会話型AI「Bard」をリリースしたのですが。。。

Googleが、対話特化型AI「LaMDA」を利用した次世代の会話型AIサービス「Bard」を2023年2月8日に発表しました。しかし、Bardの紹介を行うアニメーション画像で不正確な回答が得られたとして、2月8日のアメリカ株式市場で、Googleの親会社Alphabetの株価が前日から約8%下落し、時価総額にして約1200億ドル(約15兆円)を超える損失が発生しました。

Googleが対話型AIの大規模な提供に消極的だったもう一つの理由は、技術上というよりもビジネスモデル上の理由だと考えられる。
Googleの収益のほとんどは、検索と連動した広告である。
Googleのビジネスは、検索した利用者が広告のリンクをクリックして広告主のウェブサイトに遷移してくれることによって発生している。ところが、対話型AIが情報検索の主流となれば、検索のかなりの割合がAIの応答で事足りてしまう。すると、広告収益が発生しなくなる。

Googleのチームは、その後Transformerを用いた言語モデルのBERTを開発し、言語モデルのスタンダードとなっていく。Googleはその後も2021年にChatGPTのような対話モデルのLaMDAを発表するなど、対話型AIについての研究開発を積極的に進めていた。

このLaMDAは、関わっていたエンジニアが「意識を持っているから人権を認めるべきだ」という主張をして話題になった(このエンジニアはのちにGoogleを解雇されている)。

最後に、

WEB2.0が、流行り始めていた頃、知が集合すると言われていましたが、やがて数年で廃れ、このあと流行ったのは、バカや無知な奴らが集うSNSでした。

証明したのは、流行れせるには、バカやアホが必要だと云う事でした。

ちょっと、考えてみると、WEB上に、クズの情報しかなければ、それがもっともらしくまとめて表示されることもあるのではないかと予想できます。クズではない情報を搔き集めてちゃんと表示してくれればいいのですが、そうでない場合も十分にあるように思います。

いずれにしても、勝手に情報を収集して、まとめて記載してくれる時代になってきましたか。。。自分で編集してまとめる能力も必要なくなりそうですが、それがどのくらい「ファクト」かどうかは、最後の最後は、自分で判断するしかないのですが。

WEB上の情報以外に、書籍、文献などの情報も収集されて行けば、精度が上がるように思いますが、これにもちょっと限界があるように思います。

この立場(業務上」の違う、GoogleとMicrosoftのの戦いは始まったばかりです。

補足説明
GPT(generative pre-trained transformer=生成型事前学習済み変換器)の意味です。

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