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Microsoft社が、AI(人工知能)技術を利用した深層学習ツールキット「The Microsoft Cognitive Toolkit」の最新版2.1を公開

ColiN00B / Pixabay

2017年7月31日、
Microsoft社が、AI(人工知能)技術を利用したディープラーニングツールキット「The Microsoft Cognitive Toolkit」の最新版2.1を公開しました。

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「Microsoft Cognition Toolkit」は、元々、Microsoft社内で利用するために開発されてきたツールキットですが、音声認識や画像認識のツールとして活用でき、さらにGPUパワーも利用できるという特徴があり、活用したいと考えるサードパーティに提供されましたので、利用が始まっている様です。

Microsoftだけではなく、Googleも自社の機械学習ソフトウェア「TensorFlow(テンサーフロー)」及び、そのプラットフォーム をオープンソース化して提供を開始していますが、オープンにする意味は、たくさんのユーザーに使用してもらうことにより、「AI(人工知能)技術を利用したディープラーニング」の覇権を握る為ですが、さて、どうなるのか?

主な機能追加
・NVIDIAが公開している深層学習用ライブラリである「NVIDIA CUDA Deep Neural Network library(cuDNN)6.0」の統合
・UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)のサポート
・CNTK Kerasバックエンドの改善
・パフォーマンスの改善

※新たにマニュアルやチュートリアル、サンプルを追加しています。

 

・CNTK version 2.1 (Windows+Linux) ダウンロード サイト
https://github.com/Microsoft/CNTK/releases/tag/v2.1

・Setup CNTK on your machine
https://docs.microsoft.com/en-us/cognitive-toolkit/setup-cntk-on-your-machine

 

補足:経緯
1)2017年6月1日、
深層学習ツールキット「Microsoft Cognitive Toolkit」の最新版を2.0を公開しています。

2)2016年10月、
「CNTK」の名称を「Microsoft cognitive Toolkit」に統一する旨を公式ブログで発表しました(名称は、どっちでも良いみたいです。。)。

3)2016年1月25日、
「Microsoft releases CNTK, its open source deep learning toolkit, on GitHub」において、機械学習用ツールキット・ソフトウェア「CNTK(Computational Network Toolkit)」をオープンソース・ソフトウェアとして公開しています。

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