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【書籍紹介】「進歩」を疑う: なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか スラヴォイ・ジジェク (著)

2025-09-08、
本日の書籍紹介は、「進歩」を疑う: なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか スラヴォイ・ジジェク (著) です。

この書籍は、現代社会が直面している様々な危機を、「進歩」という概念の欺瞞から読み解くという、非常に興味深い内容です。

大規模気候変動、核戦争の危機、シンギュラリティの脅威、テクノ封建制……加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、本当に「進歩」しているのか?
無知と危機、怒りと陰謀が終わりなく循環し、明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質を凝視せよ!
世界を代表する現代思想の奇才が、加速主義から斎藤幸平の脱成長コミュニズム、映画『シビル・ウォー』や『PERFECT DAYS』までをも縦横無尽に議論の俎上に載せながら、これまで「進歩」の概念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備えるための新たな連帯を構想する!

「進歩」を疑う: なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

目次
第1章 進歩、この波乱に満ちた概念
第2章 「脱成長コミュニズム」は進歩か?
第3章 加速主義の基本的な弱点
第4章 ホログラフィックな歴史
第5章 人間は相対性の渦中にある
第6章 もっと悪いものにする
第7章 真の変革のための実践主義
第8章 忍び寄るアメリカ内戦
第9章 今は想像さえできない連帯のために
第10章 我々はバイオマスだ
第11章 世界の終わりはいかなるものか
第12章 破局は免れない、だから行動せよ
————————————————

内容
加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、真に進歩しているのか?明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質と向き合い、今こそ歴史と未来をラディカルに問え!現代思想の世界的奇才が、斎藤幸平の「脱成長コミュニズム」から加速主義、理論物理学への参照や『オッペンハイマー』をはじめとする映画作品の批評に至るまで、あらゆる知見を動員しながら「進歩」の理念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備える新たな連帯を構想する。

この本が斎藤幸平さんの「脱成長コミュニズム」や「加速主義」など、現代の様々な思想を批判的に論じていることがわかります。また、トランプ大統領や映画作品にも言及しながら、私たちが「進歩」の行き詰まりをどのように乗り越えるべきか、という問いを投げかけています。この本の魅力は、内容の広さとジジェクらしい鋭い視点にあるようです。

■著者等紹介
「ジジェク,スラヴォイ」
1949年スロベニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新。
また、社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている。

最後に、
ちょっと、難しい書籍です。 一応、読みましたが、積読にして、もう少し勉強してから再度読みたいと思っています。

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