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【バックアップ方法】Windowsパソコンのデータバックアップ方法について 保存したデータが消える前に!

パソコンが壊れた時、せっかく登録、設定、保存したデータが消えて、あわてた事がありませんか?

そんな事になる前に、Windowsパソコンの「データバックアップ方法」について説明します。

ストレージつまり「ハードディスク(HDD)、SSD」以外が壊れた場合は、部品を交換すればデータは無事の場合が多いのですが、HDD、SSDが壊れてしまった場合は最悪ですね。たとえ、HDD、SSDを交換できたとしても、データはほぼ全滅です。

ソフト(アプリ)は、再インストールすれば復旧できますのでOKですが、肝心の「ファイルが無い、データが無い。。どうしよう!!」となります。後悔、先に立たず、にならないように!

そんな方のために、普段から覚えておくと便利な「簡単なバックアップ方法」とデータの格納場所を覚えておいて下さい。

– 全 体 目 次 –
1.何をどのようにバックアップする?
1)バックアップの必要性について
2)バックアップを取っておく必要のあるデータは、何?。
3)何を、どうバックアップする必要があるのか?
4)基本的操作ですが、「ファイル操作」ができるか?

5)部分的にバックアップできないアプリケーションについて

2.データの種類 とバックアップ(保存)方法
1)メール関係 (Outlook Express 6での説明)でバックアップが必要なデータ
2)ブラウザ関係(Internet Explorer(IE) の場合)でバックアップが必要なデータ
3)日本語入力システム(MS-IME・ATOKなど)の「ユーザー辞書」
4)PDF、ワード、エクセル等の文書ファイル
5)各種アプリケーションデータ
6)デジカメ等の写真データや画像データ、動画データ
7)iTunesのライブラリの移動・バックアップ

3.お奨めのバックアップ(保存)用装置 (通常使用するための)
1)PC本体内の別HDD (:2ドライブ目)
2)外付けHDD
3)USBメモリ
4)CD,DVD、ブルーレイ
5)SSD

4.バックアップ機能を持つフリーソフト
1)RealSync
2)BunBackup


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1.何をどのようにバックアップする?

1)バックアップの必要性について

後悔のパターン
問題は、精密機械ですので「いつ、どのタイミングで、HDD(:ハードディスク)が壊れるかわからない!!」ということです。。 ですので、ちゃんとバックアップしていれば安心ですよね。ちなみに、SSDは何の兆候もなく、いきなりダメになります。

パターン1
HDDが突然壊れて、OSを再インストールするのは良いが、今までの設定情報は。。どこ?
(あるわけないでしょう!! 再度、手入力するのみですね)

パターン2
ソフトのインストール設定・変更などが原因で動かなくなった。 正常に稼働していた時の設定情報があれば。。。

パターン3
誤操作でデータを消してしまった。 上書きしてしまった。 上書きは無理ですが、消した直後でしたら、何とかなる場合があります。

 

2)バックアップを取っておく必要のあるデータは、何?。

皆さん、それぞれバックアップしたいデータが違うと思いますが、これから、色々なデータをバックアップする方法を説明します。バックアップするデータの種類によって、バックアップの方法も全然、変わります。

例えば、下記の様なデータが有りますが、個々にバックアップを取るのは、結構、大変です。
(1)「WordやEXCELで作成した文書ファイル」
(2)「カメラから取り込んだ画像データ(写真)」など、個々にバックアップを取るのは、結構、大変です。
(3)「インストールしたプログラムとそこで管理しているデータ」
(4)「メールソフトで設定したアカウントや連絡先データ」
(5)「ブラウザで設定したブックマークやフィード」

(1)~(2)のWordやEXCELで作成した文書ファイル、カメラから取り込んだ画像データ(写真)などは、自分で、どこに格納したかくらいは認識でできるでしょう。

(3)は、もう一度、インストールすれば復旧できますが、インストールする為のプログラムが無ければ、おしまいです。 但し、iTunesのデータなどは、iCloudへのバックアップ状態にもよりますが、別途、後で記載しますが、バックアップすることは可能です。

(4)~(5)のメールソフトで設定したアカウントや連絡先データ、ブラウザで設定したブックマークやフィードなどは、プログラム側の処理で、一旦、データをエクスポートしてからでないと、個々にバックアップを取ることができません。

 

3)何を、どうバックアップする必要があるのか?

先ず、バックアップする必要のあるデータについて、下記の事柄を「認識」する必要が有ります。

(1)どのデータをバックアップする必要があるのか?
(2)どこに、それぞれ格納されているか?
(3)それぞれ格納されているデータをどうバックアップ処理するのか?

上記の3点を認識していないと、必要なデータをちゃんと「バックアップ」できません。
そんなに難しいことでは有りませんので、初心者の方でも、十分できると思います。

 

4)基本的操作ですが、「ファイル操作」ができるか?

なぜなら、一括でバックアップする方法は、ここでは記載していません。
個々のデータをバックアップする方法を記載しています。ですので、「コピー」、「切り取り」、「貼付」、フォルダの作成等の「基本ファイル操作」ができなければ無理です。

上記、問題をクリアしていいない方は、下記の関連記事を参照されると、理解が違うと思います。

関連記事
第4回 Windowsパソコンの基礎知識 ファイル操作にいて

 

5)部分的にバックアップしても意味のないアプリケーションについて

インストーラーが起動して、インストールしたアプリケーションは、自動で格納され、どこに、何が、格納されたのかは分かりませんので、バックアップなどできませんので、注意が必要です。
この場合は、必ず、再インストールする必要があります。

再インストールする必要の有るアプリケーションなどが有る場合は、通常、HDD丸ごとバックアップします。

不正COPYしたアプリがたくさんある場合は、再度、インストールするにはインストール時のCD、DVDが必要です。 無い場合はあきらめるか、HDDをまるごと「バックアップ」する場合のみ、再インストールする必要がありません。

尚、HDDをまるごと「バックアップ」したい方は、下記に記載した記事にリンクを記載していますので参照してみてください。

HDDを丸ごとバックアップすることのできるソフトの情報
「EaseUS」が、フリーのイメージバックアップソフト「EaseUS Todo Backup Free」の最新版v10.0 を公開

CHENGDU AOMEI Technology社が、フリーの多機能イメージバックアップ・HDDクローン作成ソフト「AOMEI Backupper Standard」の最新版v4.0を公開

ハードディスク(HDD)を丸ごとバックアップできるフリーソフトとHDD、SSDについて

 

HDDを丸ごとバックアップを取る時の注意点

当たり前ですが、壊れておかしくなってから、丸ごとバックアップを取ると、おかしい所までバックアップしてしまいますので、あくまで、正常な状態のHDDでなければ、バックアップの意味が有りませんので。。注意です。

しかし、HDDが、正常な状態の時など、丸ごとバックアップなど取っていられない。。。という方は。

丸ごとバックアップを取るのは、本当は一番簡単ですが、部分的に、自分で作成したドキュメントやアプリが管理しているデータの格納場所を説明して、バックアップを個別に取る方法を記載します。

次のページは、データの種類 とバックアップ(保存)方法です


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2.データの種類 とバックアップ(保存)方法

「OSを再インストール」する時なども、この方法で各種データをバックアップしましょう。

バックアップの前に、「すべてのファイルとフォルダを表示する」をチェックしないと表示しないフォルダ(IMEのユーザ辞書等)が有りますので注意です!!。 変更方法を記載しますので、必ず実施してくださいね。

設定変更方法>  (Windows XP、Vista、7、共通です)

(1)デスクトップ左下の「スタート」ボタンを右クリックしてメニューを表示。

 

(2)「エクスプローラ」を表示して、メニューバーの「ツール」の「フォルダオプション」をクリックして表示します。

「エクスプローラ」を表示

(3)「フォルダオプション」の「表示」タブで、「ファイルとフォルダの表示」項目で変更します。

フォルダオプション 画面

(4)「すべてのファイルとフォルダを表示する」のラジオボタンをクリックするだけです。

データの種類について

1)メール関係 (Outlook Express 6での説明)でバックアップが必要なデータ

Windowsのメールソフトは、「Outlook Express」と「Outlook」がありますが、混同しないように、同じMicrosoft社の製品ですが、全然、違うソフトです。

 

Windows XPまでは、標準でメーラー「Outlook Express」が付いてきましたが、Windows Vistaからは、メールソフトは、付いてきません。 但し、Officeを使っていれば 「Outlook」が標準で付いてきますのでメーラーが使えますが、「Office」の無い方は、Microsoftより提供されている電子メールクライアントソフト「Windows Live メール」をダウンロード、インストールして使うしかありません。

・「 Outlook Express を Windows Live メールにアップグレードする」 マイクロソフト社サイト参考
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/mail01.aspx

補足
「Windows 10」になって、標準(無料)のメーラーが追加されましたが、ちょっと使いずらいメーラーですが、どうせ、タダで使用するなら、サンダーバードなど使いやすいアプリが社外品で存在します。

 

(1)連絡先(アドレス帳)
OutLook Express(OE)のメニューバーの「ファイル」の「エクスポート」の「アドレス帳」を選択してバックアップします。新しいPCで、このファイルをインポートすれば、OKです。

XPの場合
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Address Book
(\は”¥”に置き換えてください)

(2)アカウント情報(自メールのプロバイダーへの接続設定情報)
Outlook Express(OE)のメニューバーの「ツール」の「アカウント」の画面を開くと右にエクスポートのボタンを押してバックアップします。 新しいPCで、このファイルをインポートすれば、OKです。

(3)メールデータ
「Outlook Express」(OE)のメニューバーの「ツール」の「オプション」の「メンテナンス」タブの保存フォルダに記載されている場所をメモして、エクスプローラ(ファイル操作)を開き、そこをCOPYする。

<XPの場合>
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data\identities\xxxx\Microsoft\Outlook Express
(\は”¥”に置き換えてください)

(4)予定表データ 「Outlook」を使用している場合。
予定表等を使用している方も注意です。バックアップするのを忘れがちです。
メニューバーの「ファイル」の「インポート/エクスポート」より、エクスポートする。

標準設定の場合、
・Windows 98、Me
「C:\Windows\Application Data\Microsoft\Outlook」ディレクトリーの下。

・Windows XP
「C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\ApplicationData\Microsoft\Outlook」の下にあるOutlook.pstファイル。

(\は”¥”に置き換えてください)

補足説明>————————————————————————–
OutlookとOutlook Expressの違いについて、「Outlook」と「Outlook Express」は違うアプリケーションです。

①「Outlook」 メールとスケジュール管理もできます。
Officeに付いてくるアプリです(どのOSでも、Officeを購入しないと付いてきません)

<Outlook 2010の Outlook 2010 の場合は、下記のサイトを参照してください>
・Microsoft Office Outlook 2010 でユーザーの情報および構成が保存される場所

②「Outlook Express」は、 Windows標準のメール専用のアプリです。
Windows XPまでは標準で付いてきますが、Vistaからは付いてきません。

————————————————————————————-

追記>2012年7月
Microsoftが提供している電子メールクライアントソフト「Windows Live メール」のバックアップについて
Windows Live メールには、作成した個別アカウントのデータをバックアップする保存機能が搭載されています。

バックアップ方法
・Windows Live メールを起動して、画面の左上のページマークのアイコンをクリック。

・ドロップダウンメニューの下に出てくる項目の「電子メールのエクスポート」にカーソルを当てて、@マークの「アカウント」を選択してクリック。

・「アカウント」のバルーンが開いたら、電子メールやhotmailなどのサービス名が記述しある(規定のアカウント)などの項目を選択し、「エクスポート」をクリックします。

・「エクスポート」するときの保存場所は、訳わからなくなりますので、デスクトップなどを指定するとよいでしょう。
「.iaf」という拡張子の付いファイルが出来上がりますので、これを外付けHDDやDVD-RW/DVD-RAM、USBメモリなどの外部メディアに保存します。

パソコンに、なにか問題があって、アカウントデータ消失した場合は、このデータ(ファイル)を使用してインポート(再設定)できます。

 

2)ブラウザ関係(Internet Explorer(IE) の場合)でバックアップが必要なデータ

Windows XP、Vista、7、8 共通です。 IE6~IE10も共通です。
(1)お気に入り(ブックマーク)
・IEのメニューバーの「ファイル」の「インポート エクスポート」より、エクスポートしてバックアップを取る。
・新しいPCのブラウザを表示して、「ファイル」の「インポート インエクスポート」より、このファイルをインポートすれば、OKです。

直接、操作する場合、XPならば、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Favorites です。

(2)フィード(RSS)(IE7以上で使用できます)
・フィードも、「お気に入り」と同じく、インポ-ト、エクスポート可能です。

モジラのFirefox、Googleのクローム、Operaなど色々なブラウザがありますが、「お気に入り」などは、エクスポート可能になっていますので、お忘れなく。

3)日本語入力システム(MS-IME・ATOKなど)の「ユーザー辞書」

IMEのバーから「ツール」、「プロパティ」を開き、「辞書/学習」タブの「ユーザ辞書」項目の参照ボタンを押すと保存場所がわかります。エクスプローラ(ファイル操作)で、該当箇所を開き、そこをCOPYする。

4)PDF、ワード、エクセル等の文書ファイル

これは、自分で保存した場所はお分かりでしょう。  デスクトップ又は、マイドキュメントに保存したデータですね。

5)各種アプリケーションデータ

通常、WORDやEXCELデータは、保存先を指定しなければ「マイドキュメント」に保存されるでしょう。

********************************************
ここが、一番肝心な処です。

エクスプローラーの画面を開いて、穴のあくほど、よーく観察してください。
ファイルの格納場所さえ、把握すれば、何も怖いものはありません。

Windowsを理解できたかどうか。。。。ここで決まります。
ここを理解できないと、1000年経っても理解できないと思います。 断言します。
********************************************

データファイルの保存先を該当プログラムの「プログラムファイル(Program files)」の中に予め指定してあり、そこに保存される場合等、どこに保存されたか、分からない方が大勢います。。。。でので、「どこに保存されたか」くらい自分で認識して下さい。

加筆
と言いつつ。。。。Windows7ですが、通常、プログラムをインストールした後、プログラムを使用して出来上がるファイルのデフォルトの場所について記載します。

Windowsでファイルを操作する場合、必ず、この「エクスプローラー」を使用します。
インターネットエクスプローラー(IE)ではありませんよ!(IEはウエブブラウザです)

エクスプローラー画面

:デスクトップ左下隅のスタートボタンにカーソルを移動して、右クリックして表示

①まず、自分のアカウント名のフォルダを開く
自分のアカウント専用の「マイドキュメント」や「ProgramData」等のフォルダがありますので、大抵、その中にプログラム名のフォルダがありますのでそこに入っています。

Windows のここが、ややっこしい所ですが、1台がマシン1台でも、複数アカウントで、別々にパソコンを管理できる仕組みになっていますので、共通部分は、「All  Users」フォルダ内に、個々のアカウント部分は自分のアカウント名のフォルダを開く必要があることを覚えておいて下さい。

②通常、プログラムをインストールすると、
「ローカルディスク(C:)」の「Program Files」フォルダ内に、プログラム名の付いたフォルダが自動で作成されますので、こちらにも格納されている可能性があります。

上図中の③、④は、自分で作成したフォルダです。
③はバックアップしたデータを格納するフォルダ
④はアプリをダウンロードした時のインストーラーを保存するフォルダです。

XP、Vista、7の場合の注意事項:
XPから、複数アカウントでログイン可能にしている場合、データは「ドキュメント&セッティング」の各アカウント名毎に管理されています(エクスプローラで確認してください)。

・自分のアカウントの「マイドキュメント」ですよ。
複数アカウントでPCを使用している場合には、全員分のアカウントのマイドキュメントですので注意です。

 

6)デジカメ等の写真データや画像データ、動画データ

これは、自分で保存した場所はお分かりでしょう。

通常は、「マイドキュメント」の「マイピクチャ」に保存しますが、デスクトップにフォルダを作って置いてある場合もありますね。

まれに、ユーザに管理させない?画像管理ソフトがあり、これは保存場所を探す必要があります。
カメラから、画像をPCに転送して、勝手にアルバムを作成するタイプのソフトです。
格納場所を意識させない処理で、パソコン初心者に使いやすくしているが、こんな時に困ります。。。。

 

7)iTunesのライブラリの移動・バックアップ

一番厄介なのが、この作業ですが、下記のAppleのサイトを参照です。

iTunesのライブラリの移動・バックアップ
・Apple サポートコミュニティ サイト  : https://discussionsjapan.apple.com/docs/DOC-1024
・iTunes ライブラリファイルとは サイト  : http://support.apple.com/kb/HT1660?viewlocale=ja_JP

iTunes ライブラリファイルの場所
(1)Mac OS X
\ユーザ\[ユーザ名]\ミュージック\iTunes\iTunes Library.itl
\ユーザ\[ユーザ名]\ミュージック\iTunes\iTunes Library.xml

(2)Windows XP
\Documents and Settings\[ユーザー名]\My Documents\マイ ミュージック\iTunes\iTunes Library.itl
\Documents and Settings\[ユーザー名]\My Documents\マイ ミュージック\iTunes\iTunes Library.xml

(3)Windows Vista、 7、 8
¥ユーザー¥[ユーザー名]¥ミュージック¥iTunes¥iTunes Library.itl
¥ユーザー¥[ユーザー名]¥ミュージック¥iTunes¥iTunes Library.xml

————————————————————————————

・iPod・iPhoneのライブラリデータをコンピューターへ安全にバックアップできるソフト

Pod・iPhoneの音楽をiTunesへPCへ転送できる「CopyTrans」 フリーソフトです。

音楽・ビデオ・ポッドキャスト・オーディオブック・スマートプレイリスト・アートワーク・レート・再生回数・最後に再生した日・追加日他、全てのメタデータを正確に転送することができます。

「CopyTrans」ダウンロードサイト: http://www.copytrans.jp/copytrans.php

 

次のページは、お奨めのバックアップ(保存)用装置 (通常使用するための)


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3.お奨めのバックアップ(保存)用装置 (通常使用するための)

1)PC本体内の別HDD (:2ドライブ目)

一番手軽なのが、内臓の別ドライブですが、PC本体の電源ONで一緒に回転しだすので、他よりHDDの消耗が早いと思います。  ですので、ちょっといつ壊れるか。。。不安ですが。。
C:ドライブなどをSSD入れ替えた場合、入れ替え前のドライブをD:ドライブとして、活かせば、バックアップ用の装置にもなります。 自分でCOPYす るバックアップの運用でしたら、HDDのアクセスが無ければ、回転を自動で停止しますので、あまり消耗しないと思います。

2)外付けHDD

保存するデータの容量が多い場合や、データが増加する可能性がある場合、バックアップ時のみ、電源を入れて使用できるタイプが一番よい。 HDDの消耗が一番少ない方法です。 お奨めです!

2010年10月現在で、500Gクラスで5,000円~8,000円、 1Tクラスで12,000円位で購入できます。
(動画や写真を大量に保存しなければ、500Gクラス以下でも十分ですね)

上記の価格より、もっと安かったのですが、2012年1月現在、タイの洪水の影響で、旧価格に戻っています。

追記
2012年6月、現在ですが、バルク品で、1Tクラスで6,000円位まで値段が下がってきています。
(札幌ツクモ調べ)

 

3)USBメモリ

保存するデータの容量が1G~から3G以内なら、段々と安くなって、千円しないと思います。
保存するデータ量が少なくて、頻繁にバックアップを取る必要がないのなら、お奨めです!

メモリの寿命は、永久ではありませんので、書き換えの回数にもよりますが、3年位で、買い替えましょう。

4)CD,DVD、ブルーレイ

保存するデータに変更を加えない物、例えば、「写真」や「動画」などのファイルは、メディアの容量位にデータをまとめて保存するのに適しているのではないでしょうか。容量は、CDが650M~700M   DVDが4.8G(2層の場合はその倍)

5)SSD

SSDをバックアップ代わりに使用するのは。。。。高価ですので、ちょっともったいない気もしますが、選択肢としては、これも有りです。

最近は、128GBのSSDが3千円くらいで販売されていますので、容量64GBのUSBメモリを購入するくらいなら、SSDとSSDをUSB接続するためのケースを購入して、外部ストレージにしたほうがお得だと思います。

 

バックアップのジレンマについて
「いざという時のため、大事なデータに関しては、こまめにバックアップすることをお勧めします。」とよく言われていますが。。。。。

この”こまめ”が、くせ者で、こまめに取らないと、復旧後、役に立たない場合が多いのです。

最新が欲しいのに、バックアップデータを書き戻すと大抵は、最新ではないのです!!。
特に、日々書き換え(変更)が発生しているデータが多い場合です。

「面倒くさい」などと云う言葉は、私は”大嫌い”ですが。。。
あえて。。でも、”こまめに取る”と云うのが、結構 面倒なのです!!。
なぜなら、データの格納されている場所が、みんな違うからです。例え、一日一回でも、データが複数あればあるほど、時間がかかります。


次のページは、上記の問題を解決してくれる便利なフリーのWindowsアプリを紹介致します。


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4.バックアップ機能を持つフリーソフト

2つとも「高機能」ですが、
各種アプリケーションデータの保存元の場所が、わからない方は「BunBackup」で保存して、その他「保存元」のフォルダの場所がわかるデータのみ「RealSync」を利用してバックアップをすると云う方法もあります。

1)RealSync

2つのフォルダ(保存元と保存先)を、ミラーリングして、同一内容にすることが可能なツールです。


機能
事前に作成しておいたファイル情報をもとに、複数フォルダの内容のバックアップを高速に行うソフト。

<上記アプリで、バックアップする前の作業として>
予め、バックアップ(保存)先にフォルダを自分で作成しておいて、上記のようにフォルダ単位でバックアップ元と先を指定するだけです。

単一でも、一括でもパックアップを一発で実行できます。

どの単位でバックアップを取るか、など細かく指定できますが、これが逆に「できない人」には厄介だったりします。

使用方法
(1)ソフトを起動する前に
①パックアップ装置(保存先)を決める。
②バックアップ先のフォルダをバックアップ元の単位で作成。
(2)本ソフトを起動して
①バックアップ元とバックアップ先のフォルダ情報を設定。
(3)バックアップ開始
「今すぐ更新」をクリックするだけです。

対応OS
Windows 95、98、2000、XP、Vista、7、8

・ダウンロードサイト
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se061150.html

・Windows 7での動作報告は下記のページを参照
http://w7.vector.jp/softrev/detail.php?s_no=4323

・作者 サイト(最新版のダウンロードも可能)
http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/realsync/

 

2)BunBackup

機能
(1)事前に作成しておいたファイル情報をもとに、複数フォルダの内容のバックアップを高速に行うソフト。

(2)「アプリケーションを指定してバックアップ」する機能
「編集」メニューから、「アプリケーション名から追加」を選択すると、バックアップ元のフォルダを探さなくても該当アプリケーションのデータをバックアックしてくれます。

この機能は、初心者でなくても、とても便利な機能です(自動でバックアップ元の格納場所を判断します)。
(マイドキュメント、IEのお気に入り、IMEのユーザ辞書、OEのメールデータ、アドレス帳)

補足
「ブラウザ」や「メーラー」データの格納されている保存場所が、今イチ「認識」できない方は、上記の「BunBackup」や下記の関連記事で紹介している「BunPiece」にアプリケーション独特の格納場所に保存されいるデータを格納場所を指定しなくてもバックアップしてくれる機能が付いています。
「BunPiece」は、「BunBackup」に付いている機能を分割独立させたソフトだと思います。

対応OS
Windows 2000、XP、Vista、7、8、8.1

・「BunBackup」ダウンロードサイト
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/file/syncbackup/bunbackup.html

・作者サイト
http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/bunbackup.htm

2010年10月現在、v3.41   Windows7対応になっています。

更新情報> 2012年5月
「BunBackup」の最新版v3.5が、リリースされています。

機能追加
・バックアップ元で読み込みがロックされているファイルをバックアップする機能が追加。
・バックアップ先のファイルサーバーや共有フォルダへ自動ログインする機能が拡張され、バックアップ元にも自動ログインできるようになった。

使用時の注意事項(上記、2つのソフト共通)>

上記、バックアップソフトを使用する前に、アプリケーション内でドライブ名を必ず固定で指定しますが、通常、複数のUSB機器を抜き差しして、使用しているとドライブ名(C:、D:やE:やF:など、入れた順に付与される)が勝手に変化する場合がありますので、USB接続の外付けのHDD等にバックアップを実施する場合などは、事前に、ドライブ名を確認することが必要です。

ドライブが、いれ変わっているのを気が付かずにバックアップを実行すると、とんでもないことが起こります。
バックアップを実行する前に、必ずドライブ名を確認する癖を付けてくださいね。

・HDDを丸ごとバックアップすることのできるソフトの情報を記載しています。
1)ハードディスク(HDD)を丸ごとバックアップできるフリーソフトとHDD、SSDについて

Vista 関連情報
重いと言って、「Windows Vista」を再インストール(初期化)する前に検討してみる必要のある事 2つ。
第1回 Windows Vistaが重いので、何とかならないか?
第2回 Windows Vistaが重い ハード的な要因についての対策方法
第3回 Windows Vistaが重い :OS、アプリケーション的な要因についての対策方法
第4回 Vistaに限りませんが、ちゃんと「メンテナンス」をしていないのも、重くなる大きな原因の1つです。

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