2021年3月11日、
本日の話題は、楽天モバイルの契約件数が今年になってから急に増えた事と、春からどこと契約するのか、特に、DSDSでSIMを端末に入れて運用している方は、検討してみましょう。
楽天モバイルの、契約申し込み件数はついに300万回線に達して、1年間無料を4月7日で締め切りですので、いま、MVNOの格安SIMを使っている方も、検討する余地は残っています。
1.私の現在の料金プラン
IIJの格安SIMライトスタートプラン月額2,220円(6GB)と、去年11月に契約した1年間無料の楽天モバイルのSIMを1台のAndroid端末に、2枚差してDSDS機能で使用しています。
2枚のSIMを入れて使用していますが、楽天は今年の11月になれば料金が発生してきます。 そうすると、IIJと楽天のSIMを使用していますので、月額、2,220円+2,980円=5千円を超えて、支払う事になってしまいますので、どちらかを辞めなければなりません。
—関連記事—
・【回線契約】 楽天モバイルを契約して、「ASUS ZenFone Max (M2)」にSIM2枚差しで使ってみました。
でも、ちょっと考えると、こんな使い方ができるのです。
▮IIJの通話付きのSIMも、春から、月6GBで2,220円 —> 月20GBで1,880円と安くなります。 音声付きSIMでも、2GBなら780円、4GBなら980円、8GBで1,380円で使えます(いずれも税抜き金額)。
▮楽天は、データ通信量が月1GBまでなら、0円です(通話は無制限のままです)。
例え、オーバーしても3GBまでなら980円、20GBまでなら1,980円の段階制の料金です。
DSDSの機能を使えば、「通話」は、カケホの楽天、「データ通信」はIIJにしておけば、「楽天」側は、データ通信量を1GB以下すれば、実質0円で運用できますので、「IIJ」のSIMを契約変更して月20GBで1,880円にすれば、いままでと、変わらない料金で運用できる事になりますので、1年が過ぎて料金が発生する期間になっても、データ通信量を1GB以下に抑えれば、0円ですので「楽天」を解約しなくて済みます。
<補足説明>
DSDSとは、「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」機能のことで、
これを使えば、Android端末の設定で、
・データ通信で優先SIMカードの設定が可能です。
・音声もSMSも、どちらのSIMを使うか、その都度切り替えるかも設定可能になるのです。
結果
「楽天」1本にすれば、2,980円で使い放題になり、すべて良いのですが、月に20GB以内で収まるなら、IIJと楽天の両方を使い分けして使えるのでは。。。と考えてしまいました。
仮にいつも、20GBも使わなければ、IIJの料金プランでは、
・音声付きSIM :2GBなら780円、4GBなら980円、8GBで1380円で使えます。
・データ専用SIM:2GBなら680円、4GBなら880円、8GBで1280円で使えます。
・eSIMならもっと安くなります。
IIJが提供している「eSIM」サービスです。「eSIM」は物理的なSIMカードを使わず、通信に必要な「プロファイル」と呼ばれる情報をオンラインで書き込める。つまりSIMトレイを出して、SIMカードを入れ替えることなく、キャリアやMVNOの通信サービスを利用開始できるのです。
▮Appleの「iPhone」の場合、「iPhone XS」以降のモデルは「物理SIM」と「eSIM」のデュアルSIMに対応しており、キャリア回線やMVNO回線は物理SIMで使い、「IIJ」をeSIMで使うという様に分けられる。
▮「物理SIM」2枚をAndroid端末で使用するなら、こんな手もありますよ。
IIJのデータ専用SIMを新規で契約して、楽天側は、通話しか使わなければ、0円ですので、IIJ側の料金のみで済みますよね。
確かに、楽天は、新規で契約したので、電話番号は070で始まる新しい番号も使えますが、IIJのNMPした従来の番号も、着信時は使えます。
このように運用できますので、楽天の1年間無料の期間が過ぎても、楽天の回線を解約しなくても済みますので、年末からこれで行こうと思います。
但し、IIJの方は、対応するAndroid端末は、たくさん有りますが、楽天のSIMに対応する端末が、かなり少ないので、端末を新しくしようとした時に、楽天に合わせる端末を購入する必要があります。
楽天で販売しているDSDS機能付きの端末を購入すればいいだけですが、せっかくSIMフリーで好きな端末が使えるかと思いきや、社外の端末を購入する時に、楽天で使える端末と云う、制限を考慮する必要があります。
私の場合、電池の消費が大きい「テザリング機能」をガンガン使用しますので、電池の容量が4,000mAhは確保したいところです。
2.キャリア4社の料金
1)料金も、ほぼ、キャリア3社は、データ通信容量が月20GBで、2,400円〜2,980円当たりに落ち着いたようです。
いずれにしても、店頭(ショップ)ではなく、オンラインで自分で、できないと契約できませんので、できないユーザーは話になりません。
—関連記事—
・スマートフォンの出現によって浮かび上がる「不都合な真実」について
2)キャリアの中で「楽天モバイル」の気になる点
唯一、データ使用量無制限、電話もカケホの状態で、通信容量も電話の通話時間も気にせず一番良いのです。
ちょっとだけ、気になるのが、
現時点では、エリアがまだ、ちょっと狭く、繋がらない地域は無いとは言えない状態です。 人口カバー率で言えばまだ70%台の地域も有りますが、これも、急ピッチでエリアを拡大していますので、よほどの僻地でない限り問題ないでしょう。
(1)人口カバー率
楽天モバイルは、2021年の夏には、人口カバー率を96%まで引き上げる予定ですが、楽天回線が圏外の場合はパートナー回線(auのBand18)で通信する事が可能になっています。
ただし、そのパートナー回線も、楽天回線の人口カバー率が70%を超えた地域については、AU回線でカバーしなくなりますので、繋がりにくいところが発生しています。
尚、3月現在でも、九州、東北地方は、まだまだで、au回線のローミングでしか繋がらない、使えないところが多数でしょう。
(2)楽天は、新規参入ですので、電波の届きやすい帯域(プラチナバンド)が、総務省からまだ、割り当てられていません。
そうすると、どうなるかと言えば、広域では、繋がるエリアが拡大しますが、都心部でもビル内や、地下などは、やはり、プラチナバンド(800MHz前後の周波数帯)がないため、つながらない所が、多数出て来るでしょう。 今現在でも、そうで、繋がりにくい状態は解消されていません。
この辺まで、理解して、楽天を採用するなら、価格的には、最強でしょうね。
楽天モバイルの上記の問題点を一気に解決出来るのが、私のような「Dual SIM」運用法なのです。 もうひとつ、別の通信回線を用意しておいて、繋がらない時をカバーして使う方法なのです。
—キャリア 関連記事—
・【ニュース】ドコモが、2021年3月26日から提供する「ahamo(アハモ)」で更に料金を値下げしました 2700円に 通話無料はそのまま
・【携帯会社の乗り換え】 AU回線から「楽天」ではなく、ワイモバイル回線へ(自分のではなく、お付き合いで頼まれた人の契約です)
・【面白記事】 ”携帯大手、料金値下げでも「乗り換え」は進まず? ユーザーの反応鈍く” です。
・【携帯料金値下げ問題】本当の問題は料金の値下げではなく、スマホさえも使いこなせない奴らの安い方へ移動できない体たらくだ。
3.大手のMVNOの料金
3大キャリアの新料金に追随するように、mineoやIIJmio、日本通信など、「大手MVNO」の格安SIMが次々と新プランを発表しています。その中でちょっと遅れてNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」も新料金を3月12日に発表すると予告しています。
—MVNO 関連記事—
・IIJが、新プラン「IIJmioモバイルサービス ギガプラン」で大幅値下げ! 音声SIMが、20GBで月1880円の提供を4月1日から開始すると発表
・【ニュース】日本通信が、月間20GBで1980円の新プランを発表「MVNOの代表としてドコモに対抗」
最後に、
このように、端末を自分で選び、通信会社も2社と契約しても、料金は、MVNOを混ぜ合わせれば、今までより安く、使えることができます。
色々な選択肢が増えて、面白くなってきましたが、それにしても、楽天の料金プランは、圧倒的でした。
世の中、色々な使い方をするユーザーが居ますので、万人受けする、一番良いプラン設計ではないでしょうかと思うのです。
・料金プラン 楽天モバイル
https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/?l-id=gnavi_fee_un-limit
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