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Android版スマートフォンの重いを解消(高速化)する。10の方法

本日は、「Android版スマートフォンの重いを解消(高速化)する」です。

実は、「Android」も「iOS」も、構造上(OS)の動きは、ほぼ、パソコンと同じです。 と云うより、スマートフォンは「パソコン」ですので。。。

小難しい「パソコン」をすっ飛ばして、「スマートフォン」を所有した方で、ほっとしている方がいると思いますが、残念ですが、パソコンと同じですので、パソコンの仕組みを覚えましょう。

スマートフォンは、まぎれもなく「パソコン」です。
おまけで「通話機能」が付いているだけのコンピューターです。

これから、初めてスマホを購入する方にも、後で後悔しないように、どんな端末が、良いのか、分かるように説明していますので、無駄にはならないと思います。

Googleの「Nexus 5(Ver6.0.1:マシュマロ)」を例にして記載しますのが、メーカー製の端末によっては、画面が若干、違う場合が有りますが、Android端末ですので、バージョンが同じで有れば、ほぼ同じです(バージョンは、設定の「端末情報」のAndroidバージョンを見れば確認できます)。


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—- 全 体 目 次 —-
1.スマートフォン仕組みについて
1)OSの意味は?
2)OSの仕組みと動きについて
3)バックグラウンドの意味分かりますよね?
4)アプリの終了のさせ方の違い

2.ハード的な要因の場合
1)何も分からず、「グダグダ」の使い方しかできない方は、高価な5万円以上するスマホは「宝の持ち腐れだ」と云われがちですが、そうでもありません。
2)ですので、Android端末を購入する時は、ちょっと注意が必要です。
3)もう一つ、バッテリーの容量が少ないのに、いつも、GPS、WiFiをONにして使用していれば、電池がすぐに無くなるのは、当たり前の話です。

3.ソフト的な要因の場合
1)不要なアプリをアンインストール
2)バックグラウンドアプリ(使っていないが起動中アプリ)の停止
3)Androidを再起動する
4)インターネットが遅い
5)ホーム画面まわり
6)開発者向けオプションを利用する
7)アプリを最新版に更新する
8)データの入れ過ぎではないかをチェック
9)SDカードのフォーマット

 

1.スマートフォン仕組みについて

まあ、「ガラケー」から「パソコン」をすっとばして、「スマートフォン」しか知らない方が、大勢いますので、まずは、コンピューターの基本部分の説明が必 要ですので、知っている方は、ちょっと我慢して下さい。そうしないと、何が記載されているか?理解できない方がいますので、基本的な説明から始めます。

1)OSの意味は?

今時、「OS」の意味も理解していない方が大勢いますので、記載しておきます。
パソコンのWindows、MacOSXと同じ、コンピューターのハードウエアを動かすための「基本ソフト」の事です。スマートフォンも同じで、Android(OS)は、Googleが提供しています。 iPhoneのiOSは、Apppleが提供しているOSです。

大きな違いは、iOSはAppleの製品にしか入っていません。AndroidはGoogleが提供して、各端末メーカーが使用して良い事になっていますので、Appleの製品以外は、殆どのスマホにはAndroidが入っています。

OSの扱いで云えば
・Appleは、自社OS(iOS、MacOSX)、端末ももちろん自社製で、必ずOSと端末をセットにして販売しています。

・Microsoftは、サーフェースなどの自社端末も最近有りますが、自社OS(Windows)を端末メーカーやコンシュマー、企業に販売して儲けています。

・Googleは、Androidは基本的に、メーカーやコンシュマーにタダで提供しているOSです。
ですので、スマートフォンのOSのシェアとしては、一番多いのです。
補足
メーカー製のスマホより、Googleが販売しているNexusなどのスマホは、Androidの最新バージョンが速くインストールできます。メーカー製でキャリアが販売しているスマホは、メーカー独自のアプリを組み込んでありますので、OSのバージョンアップは1年位遅れます。

 

2)OSの仕組みと動きについて

電源を入れて、スマホを起動すると、ストレージ(ROM)からRAMにOS(システム絡み)のアプリを読み込み、実行し始めます。

CPU(Central Processing Unit)は、決してストレージ(ROM)から直接、読みだしてプログラム処理を実行しません。 ストレージ(ROM)からメインメモリ(RAM)にプログラムを読み込んでから、プログラムを実行して行きます。

ですので、この3つの性能が、スマホの性能に大きく関わってきます。パソコンも同じです。

ROMとRAMは、性能の良し悪しは、容量ですが、CPUはちょっと違います。

CPUの場合の能力表現の単位はMHz、GHzです。
これは、パソコンも同じですが、処理を同期する為にクロックを利用していますが、この単位がMHz、GHzです。1GHzは1000MHz。ですので、この数字が大きければ、同期速度も速くなりますので高性能と云う事になります(実は、CPUもキャッシュメモリを持っています)。

性能の高いスマホでは、あまり気にしなくても大丈夫な項目でもありますが、パソコンの、スマホの仕組みをちゃんと理解して下さい。

 

3)バックグラウンドの意味分かりますよね? 

分かり易く云えば、自分で起動して動かしていいるアプリをフォアグラウンド、それ以外のあなたの知らない部分で動いているアプリ(プログラム)をバックグラウンドで動いているプログラムと思ってください。

スマートフォンは、パソコンと同じですので、同じようにバックグラウンドで動いているプログラムがたくさん存在している事だけは覚えておいてください。

起動を終了させることができるものと、できないものが有ると云う事も覚えておいてください。

 

4)アプリの終了のさせ方の違い

WindowsなどデスクトップOSと違い、スマホの場合、自分で起動したアプリは画面から消しても、プログラム自体は終了していません。

自分で起動したアプリは、起動リストからスワイプして消さないと、RAMに残っていて終了していませんので、注意が必要です。

後は、アプリを使えば、Windowsなどと同じように、RAMにキャッシュが貯まります。

デスクトップPCは、使い終わると電源を切りますが、スマホの場合は、通常、電源を入れて、ずっと起動しっぱなしですので、たまに再起動するのが良いでしょう。

次のページは、ハード的な要因の場合です。

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2.ハード的な要因の場合

ハード的と言っても、例えば、メモリ容量の少ない安いスマホで、アプリをたくさん起動したままにしておけば、メモリが足りなくなり、重くなるのは当たり前です。

1)何も分からず、「グダグダ」の使い方しかできない方は、高価な5万円以上するスマホは「宝の持ち腐れだ」と云われがちですが、そうでもありません。

むしろ、「グダグダ」の使い方しかできないからこそ、そこそこの性能のスマホが必要なんです。

ちゃんと、分かって使っている方なら、性能がそんなに高くなくても、ちゃんとスマホをやりくりできますので、安い端末でもOKでしょう。この辺もパソコンと同じです。

iPhoneは、AppleがOSと端末をセットで販売していますので、その辺はちゃんとチューニングされていて、メモリ容量が少なくても、OSのバージョンを2世代くらい上げなければ、ちゃんと、サクサク動く様にできています。 これはパソコンのMacも同じで、Mac。。重いと云う人はあまり居ません。そこがハードとOSをセットで販売している会社の良い所でもあります。

 

2)ですので、Android端末を購入する時は、ちょっと注意が必要です。

Nexusの様にGoogleで販売している端末も有りますが、OSを作っている会社と、端末を作っている会社が違いますので。。。。

Android(OS)のバージョンと端末の性能です。
端末の性能の中でも、カメラの性能なんか、どうでも良いのです。

特に、CPUの性能とRAM(メインメモリ)の容量です。後はROM(ストレージ用)の容量です。バッテリー(電池)の容量も大事です。 端末の価格も、大体、この辺の能力で決まります。
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Android端末ですと、
1)性能の良い物となると5万円クラスの端末です。
2)ミドルクラスで、3万円クラスの端末です。
3)電話しか使わないや。。という方は、5千円~1万円台の端末で、十分です。
むしろ、もったいないくらいです。 本当は、インドで発売する予定の500円の端末で良いでしょう。

使いこなせて、3年位、使うぞと云う方は、5万円クラスの端末。
使いこなせないけど、5年位、使うぞと云う方は、3万円クラスの端末をお勧めします。

使いこなせなくても、長く使う場合は、5年の内にOSのバージョンアップが複数回入りますので、安い端末ですと、アップすると確実に重くなりますので、3万円以上の端末をお勧めします。

 

3)もう一つ、バッテリーの容量が少ないのに、いつも、GPSWiFiをONにして使用していれば、電池がすぐに無くなるのは、当たり前の話です。

 

「電池が、すぐなくなる!!」とホザクのですが、今、使っていなければ、GPS、WiFiをOFFにしろって。。。そうすれば、電池の減りが少なくなるって!!!

GPSWiFiをONにしておけば、バックグラウンドでサーチするプログラムが動いて電池を消費するんだってば。。。ちゃんと、「仕組み」を理解して使用して下さい。

地図アプリなどを使用するときに、GPSをオンにすればいいだけです。

GPSをOFFにするには、「設定」から「ユザー設定」の「位置情報」をタップして、OFFにできます。

次のページは、ソフト的な要因の場合です。
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3.ソフト的な要因の場合

分かり易く云えば、ハードの性能が低い、安いスマホを購入した場合、これから記載する手間が、沢山かかると云う事です。

そんな意味では、ちょっと「お金が無駄」になりますが、使いこなせ無くても、性能の高いスマホを購入した方が、後々、めんどくさくないと思います。

1)不要なアプリをアンインストール

これは、日本のメーカー製のパソコンを購入した時と同じなのですが、てんこ盛りにアプリがインストールされています。 特に日本製のスマホですが。。

使いこなせもしないのに、使っていないアプリを抱えたまま所有している方が、大勢いますが、当然、訳わかりませんので、そのままの状態になっています。

当然、これをいの一番にやっておくことを強くお勧めします。使わないアプリは、積極的にアンインストールしましょう。何? 触っていないアプリを削除すればいいだけです。これなら簡単でしょう。

「設定」画面の「アプリ」をタップすると、各アプリが表示されますので、例えば、下図左のバッテリーを削除する場合は、タップして下図右の画面を表示します。

「アンインストール」をタップすれば終わりです。 アンインストール完了です。

 

但し、アンインストールできないアプリが有りますので、その場合は「無効する」をタップしておくといいでしょう。

Playストアでは、これまでに購入したアプリの履歴が残っています。アンインストール後に改めて必要だと感じたら、ここから再インストールするのが便利です。

 

2)バックグラウンドアプリ(使っていないが起動中アプリ)の停止

デスクトップパソコンの場合、ウインドウの右上の「×」ボタンをクリックすればプログラムは終了しますが、Androidアプリの場合は、画面から消しても、まだ起動していますので、使用の終了したアプリは、こまめに終了させましょう。

Androidの場合、同時にいくつものアプリを起動することが可能ですので、こまめに終了させておくことも大切です。

 

上図、①をタップして、起動中のアプリを表示して、スワイプして終了させる。

 

3)Androidを再起動する

(1)重度に、画面がカクカクになる場合は、再起動が効果大です。
スマホは、トラブル時だけでなく、定期的に再起動するのがいいとされています

(2)メモリ解放アプリを使う
メモリを解放するアプリを使うのも手ですが、元々、メモリ容量が少ない場合は、メモリを開放しても、効果がすぐなくなります。

RAMの容量は、約2GBで、平均使用量が42%ですので、大丈夫です。
平均使用量が、80%くらいまで上がっていると、起動かけすぎですね。

メモリ解放アプリを使用する前に、不要なアプリなどを全部、削除しましょう。

 

4)インターネットが遅い

インターネットの速度が遅くなる原因には、いくつかの原因が考えられますのでまずは、通信スピードをテストアプリで実際の速度を計測してみましょう。

原因
(1)もともと、繋がりにくい場所や混雑している場合、アプリを利用して、スピードを測定してみる。

・RBB TODAY SPEED TEST Android版アプリ ダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rbbtoday.speedtest&hl=ja

 

(2)データ通信量の制限が、上限に達している場合。
例えば、月のデータ通信量が、1GB、3GB、7GBなどプランごとに設定された容量を超えると、通信速度が128~200kbps以下に制限されることがあります。

ですので、こうなる前に、どの位、データ通信量を使用しているか? チェックするアプリを導入すると、慌てなくなりますのでお試しあれ・

・DataWiz Android版アプリ ダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.datawiz.tip&hl=ja

 

(3)Wi-Fiスポットに繋がっていないか?
一度、設定をすると、勝手にWi-Fiスポットに繋がっている場合が有りますので、使用していない時は、Wi-Fi機能をOFFにする事。

 

(4)ブラウザが遅い、重い、落ちる場合、キャッシュを消去
ブラウザやRSSリーダー、メール、ゲームなどは、キャッシュが貯まりやすいアプリになりますので、頻繁に使用している順に、定期的に実施します。

 

5)ホーム画面まわり

(1)ホーム画面の背景に使う壁紙は、ライブ壁紙ではなく、写真などの静止画を使う

(2)ホーム画面のウィジェットやアイコンを削除する
ホーム画面にたくさんのアプリのショートカットやウィジェットを置いているのも動作が重くなる原因のひとつです

ホーム画面上のアプリのショートカットを削除しても、アプリ自体はアンインストールされません。

6)開発者向けオプションを利用する

「設定」画面を開いて、「開発者向けオプション」をタップする。

「開発者向けオプション」画面

上図の3項目

・ウィンドウアニメスケール
・トランジションアニメスケール
・Animator再生時間スケール

それぞれをタップして、「0.5倍」に設定しなおします。

これで、画面の抽画速度を速くすることができますので、なんとなく、モサーっと表示される場合、試してみると良いと思います。

7)アプリを最新版に更新する

アプリの最新版で動作が改善されていることもありますので、ストアのマイアプリから、アップデートが貯まっていたら「すべて更新」でアップデートをかけます。

家に無線LANの装置が無い場合は、スタバ、コンビニなど、専用の公衆無線LANが使える場所で、アップデートをかけてしまうのが、一番手っ取り早い方法です。

8)データの入れ過ぎではないかをチェック

これも、お構いなしに、写真をバシャバシャ撮って、そのままにしている方。

AndroidならUSB経由でパソコンに写真のファイルを移動する事も出来ますし、後は、パソコンの無い方なら、クラウドサービスが有りますので、そちらに保存すると云う方法も有ります。

アプリを入れすぎても、使っていなくても、少しですがデータが貯まってしまいます。

ストレージ容量(ROM)が、16GB位しかないスマホの場合、半分以上使用していたら、写真データなどは、別の場所に保存して、ROMを開けておいた方が良いでしょう。

ストレージを確認するには、「設定」の「ストレージとUSB」をタップすると表示されます。

Googleの「Nexus 5」のストレージ容量は、約16GB有ります。

アプリ、画像、動画、音声などに分類されて使用容量が表示されますので、これで確認して容量を多く使っている物をスマホの外に移動します。

 

9)SDカードのフォーマット

予め、SDカードが格納されているスマホの場合、Androidのシステムばかりではなく、他のアプリなども頻繁にアクセスします。
長い間、使用していると、パソコンと同じで、「データの断片化」が起こり、動作が遅くなる事がありますので、年に1度位のタイミングで初期化する事をお勧めします。もちろん初期化する前に、バックアップを忘れずに。


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