2017年10月27日、
国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクトが、Mitaka Ver1.4.2とバーチャルリアリティ(VR)対応版 Mitaka for VR Ver1.4.2 を公開しました。
Mitaka は、 国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発している、 天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。 地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、 宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができます。
2017年9月15日にグランドフィナーレをむかえた土星探査機「カッシーニ」の立体モデルと土星突入までの軌道データを更新し、ミッションの最後の様子を忠実に再現できるようになっています。
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1.Mitaka Ver1.4.2
主な更新点は以下の点です。
- 64ビットアプリケーションになった(ファイル名はmitaka.exe)。32ビット版(mitaka32_VC.exe)も同梱しています
- 簡易連番画像出力機能を追加
- iniファイルで、小惑星、太陽系外縁天体、遠方銀河、クエーサーの点のサイズを変えられるようになった
- CTRL + C キーで表示されている画面がクリップボードにコピーされるようになった
- コントローラの × ボタン+左スティックの押し込み(L3)で暗転モードになるようにした
- 使用している各種ライブラリをアップデート
【Mitaka Ver1.4.2 推奨動作環境】
OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP |
CPU | Pentium4 1.8GHz(相当)以上 |
使用可能なメインメモリ | 512MB以上 |
グラフィックカード | GeForce 3 (相当)以上 |
ディスプレイ解像度 | 1024×768ピクセル以上 |
ハードディスクに必要な空き容量 | 300MB 以上 |
2.VR対応版 Mitaka for VR Ver1.4.2
このバージョンは、バーチャルリアリティ(VR)用ヘッドマウントディスプレイ Oculus Rift 製品版(CV1) と HTC Vive に対応したVR版のMitakaです。
Mitakaバージョン 1.4.2 をVRで体験できます。
操作は Oculus Touch や Vive コントローラで行えます(ゲームパッドでも操作可能)。 対応する Oculus ランタイムのバージョンは 1.16.0 、OpenVRのバージョンは 1.0.10 です。
・Mitaka サイト
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/index.html
・国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクト
http://4d2u.nao.ac.jp/
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