2020年11月8日(米国時間)、
Microsoftが、Windows 10 May 2019(ver 1903)を使用中のユーザーに対し、ver 1909への強制アップグレードを実施する予定だと言っています。
「May 2019 Update(ver 1903)」を実行しているデバイスに対し、「November 2019 Update(ver 1909)」への自動アップグレードを開始すると発表した。
Windows 10 ver1903のサポートが2020年12月8日で終了することを改めて注意喚起したようですが、一般のユーザーなど、こんな事があることさえ知らない奴がほとんどです。
1.Windows10のユーザーの状況(不都合な真実)
・未だに、「Windows Update」のことさえ知らないユーザー
・年に2回、大型の「Windows Update」がある事さえ知らないユーザー
・大型のUpdateと毎月のUpdateの違いも知らないユーザー
こんな基本的なことも知らない(Microsoftのアナウンスも酷いが)ユーザーが圧倒的多数ですので、自動でUpdateするようにしたのですが、それだと、パッチの品質が悪いと、何も知らないうちにPCにアップデートがかかり、不具合が発生し使えないパソコンが出続けています。
そのせいで、今は訳の分からない制限をかけて、アップデートを完全に自動化していません。
まずは、自分の使っているWindows10のバージョンも認識出来ていない方は、まず、そこからですので、自分で認識できるようなりましょう。
▮Windows 10 Home and Pro のバージョン一覧(サポートに期限)
Version | 開始日 | 終了日 |
---|---|---|
Version 20H2 | 2020/10/20 | 2022/05/10 |
Version 2004 | 2020/05/27 | 2021/12/14 |
Version 1909 | 2019/11/12 | 2021/05/11 |
Version 1903 | 2019/05/21 | 2020/12/08 |
Version 1809 | 2018/11/13 | 2020/11/10 |
Version 1803 | 2017/10/17 | 2019/11/12 |
Version 1709 | 2017/10/17 | 2019/04/09 |
Version 1703 | 2017/04/05 | 2018/10/09 |
Version 1607 | 2016/08/02 | 2018/04/10 |
Version 1511 | 2015/11/10 | 2017/10/10 |
Version 1507 | 2015/07/29 | 2017/05/09 |
尚、この次のリリースとなる1909のサポート終了は2021年5月11日、2004のサポート終了は2021年12月14日、最新の20H2のサポート終了は2022年5月10日となっている。
<補足說明>
2020年11月、「Windows 10」の秋の機能アップデート「Windows 10 October 2020 Update(バージョン20H2)」という表示になります。
2020年の春までは、Windows 10のバージョン番号は、西暦の下2桁とアップデート版の完成月2桁を組み合わせたものでした。
これに対して「20H2」からは、西暦の下2桁と、上半期と下半期を示す「H1」と「H2」を組み合わせたものに変更になっています。
ですので、Windows 10 October 2020 Updateのバージョン名は、「Windows 10バージョン20H2」になる
めんどくさい、いちいち、ただでさ覚えずらいのに、勝手に変更するなって!!!
2.「Windows 10」の更新で、秋の大型アップデートが始まったのに、春のアップデートも落ちてこないマシンがあるのはなぜか?
Windows 10 Ver.1909のままで、Windows 10 Ver.2004がいまだに“落ちてこない”機種がある。
<機種によって配布が遅れている原因は>
「Safeguard Holds」と呼ばれる措置が施されているせいで、これは機能アップデートを実行した結果、障害が発生することをMicrosoft側で検出した場合に、同じ条件を持つマシンへの配布を止めるための機能です。
「Safeguard Holds」がかかっているマシンには、メッセージが、「設定」の更新や「セキュリティ」→「Windows Update」に表示されることがあるのですが、但し、これは必ず表示されるわけではないのです。 なんだこれです!
この「Safeguard Holds」という仕組みは、2019年に導入されているのです。
2018年秋の大型アップデートで、大型障害が発生してしまい、Windows Updateに導入された機械学習機能なのです。
大型アップデートで、「大型障害」が発生ですの、洒落にもならないのですが、これを経験に導入したようですが、これも旨く機能していないのでしょう。
ユーザーが自分でアップデートしない奴が大勢いるので、自動アップデートにしたが、アップデートのプログラムパッチにバグがたくさん残留していて、自動アップデートに制限をかけただけです。
自分の首を自分で絞めているようなもんです。 「さっさと、不具合を直せ!」とユーザーは大いに叫べばいいのですが、ユーザーも体たらくですので、なああ、なああのままです。
<補足說明>
MicrosoftのWindowsのリリースポリシーでは、各バージョンが、End of Life(EOL)を迎える6カ月前に次バージョンへの自動アップグレードを実施することになっている。
v1903は2020年末にEOLを迎えるが、新型コロナウイルス流行の影響を考慮して自動アップグレードが保留されていた。
v1903の前のバージョンであるv1809については、本来は2020年4月にEOLとなるはずだったが、同11月まで延期された。そのため、自動アップグレードは同6月に行われた。v1903については、ポリシーに従えば2020年7月に自動アップグレードが行われるべきだったが、実際には実施されなかった。
その後Microsoftは、Windows 10 October 2020(20H2)をリリースしている。20H2へのアップグレードのサポート対象には、v1903のユーザーも含まれる。TheWindowsClubによれば、Microsoftはv1903ユーザをv2004や20H2に直接アップグレードする予定はないものの、v1909ユーザーに対しては最終的にv2004などに強制アップグレードしたいと考えているとのことだ。
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