2015年11月3日、
ノルウェーの「Vivaldi Technologies AS」が、Webブラウザー「Vivaldi」β版v1.0.303.52を公開しました。
「Vivaldi」は、Opera Softwareの元CEOが中心となって開発されている「Chromium(クロミウム)」ベースのWebブラウザーです。
「Chromium」とは、オープンソースのウェブブラウザのプロジェクト名で「Google Chrome」は、このソースコードを引き抜いて開発されたものである。
ですので、最近、人気のGoogleの「Chrome」の様にタブを開くごとに、メインメモリを食ってゆくタイプですね。 Operaもこの流れを汲んでいます。
Sponsored Links
<新機能>
・特定のWebページをサイドバーへ表示しておける「WEBパネル」が追加
お気に入りなどを表示するサイドバーに、細いですが、Webページを登録して表示できます。
・アドレスバーなどのコントロールを一時的に取り去ってユーザーインターフェイスを簡素化する「Chromeless UI」。
・プライベートブラウジング機能。
・ページ読み込みの進捗を表示するインジケーター。
・アドレスバーで入力履歴を補完できる機能。
・スムーズスクロール機能が追加。
・HTML5関連では、位置情報機能、H.264のサポートが追加
・「Google Chrome」の拡張機能がフルサポート。
各ブラウザを開いた時の「Windows タスクマネージャー」画面でメモリの使用量をチェック
IE11で3タブ、Firefoxで4タブ、「Vivaldi」で3タブ開いた時のメインメモリの使用状況です。 もちろん、Firefoxが少ないのですが、「Vivaldi」は、Microsoftの「IE」やGoogleの「Chrome」の様にタブを開くごとに、メインメモリを食ってゆくタイプですね。
まあ、タブを複数開かない人には、何も関係ありませんが、タブを複数開く方は、ちょっと、自分のマシンのスペックと相談する必要があります。
どうやら。。。このブラウザ、ブックマーク機能やタブを多用するユーザーに向いている様に作られています。
まだBeta版ですので、これからが、楽しみなブラウザでもあります。 もう少し、様子を見てみましょう。。。。。
<対応OS>
・Windows(32bit版と64bit版)
・Mac OS X
・Linux(32bit版と64bit版)
・ダウンロード :https://vivaldi.com/
——————————————————
<追記> 2015年12月18日
最新ベータ版v1.0.344.37を公開しました。 「Beta 2 For Windows」
<改良点>
・タブ機能の改善
サウンドが再生されているタブをミュートする機能
・ウィンドウ間のタブ移動がサポート
・ブックマークとメモ機能に「ごみ箱」機能が追加
着々と改良が続いています。
Chrome、Firefox、Operaと先行しているブラウザも有りますが、正式版が楽しみなブラウザです。
—関連記事—
・Mozillaが、「Firefox 42」の正式版をリリース
・Opera Software ASAが、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera 33」の正式版をリリース
・Mozillaが、「Windows 10」をサポートした「Firefox」v40.0のベータ版を公開
・「さよならChrome。私、Firefoxに戻ります」と云う記事が、とても面白かったので感想を
・フェンリルが、RSSリーダー機能「FeedReader」を内蔵した「Sleipnir 6 for Windows」の最新版v6.1.6をリリース
・Lunascapeが、Webブラウザー「Lunascape6 Orion」の最新版v6.9.4をリリース
Sponsored Links