本日の記事は、「Windows 7」のサポートが2020年1月に終了しますが、OSのアップグレードか? PCの買い替えか? についてです。
こう考えている方の中に、 未だにXP、Vistaなどサポート切れのOSを使用している方、「Windows7」で、OSのアップグレードか? PCの買い替えか? とちょっと悩んでいる方が、いるのではないでしょうか。
なるべく、金をかけずに、サクサク使いたい。。。。こんなもんでしょう。だが、アップグレードを自分で実施するには、面倒くさい作業が必要ですので覚悟が必要です。
携帯電話の通信料金を毎月、1万円位支払っている割には、パソコンには「ケチ臭い」事を考えているのですが、パソコンも携帯電話(スマホ)も、コンピューターですが、使いこなせもしないのに、高い料金を支払うのは「宝の持ち腐れ」ですね。
万年初心者は、迷わず、新しい最新版のパソコンを買えばいいだけです。
何にも出来ないんですから、その方が無難ですよ。
1.各OSの個人向けサポート期限
ちゃんと、自分の使用しているOSのサポート期限を認識しておいて下さい。
・Windows Vista :延長サポート 終了日 2017年4月11日(終了済)
・Windows 7 :延長サポート 終了日 2020年1月14日
・Windows 8.1 :延長サポート 終了日 2023年1月10日
・Windows 10 :延長サポート 終了日 2025年
1)未だにXP、Vistaなどサポート切れのOSを使用している方
迷わず、新しいパソコンを購入した方が良いでしょう。
但し、Vistaでマシンのスペックが高い物であれば、「Windows 10」へ、OSのみアップグレードしても、ほぼ動きます。
具体的には、当時(5年位前)のインテルのCPUで云えば「Core 2 Duo」の8000番代くらいでしたら、何とか7、8、10でも使えると思います。
2)「Windows7」で、OSのアップグレードか? PCの買い替えか?
2015年1月21日、Microsoftは「Windows 10」への無償アップグレードを「Windows 8.1」、「Windows 7」ユーザーなどに提供すると発表しましたが、ちゃんとこの時期に、無償でアップグレードしていれば、PCの買い替えが必要かどうかも分かったはずですが、先延ばしにしてしまった人たちも含まれます。
この時期に、「Windows 7」などから「Windows 10」への無償アップグレードを実施して、また「Windows 7」に戻したとしても、再度、「Windows 10」に無償でアップグレードできる権利が与えられている事を知らない方が、結構います。
3)今さらですが、
■あの時期(2015年7月29日より1年間)に、無償で「Windows 10」に1度アップグレードさえしていれば、今「Windows 7」でも、今でもタダで「Windows 10」を使えたのです。
■以前の様に、「アップグレードすると、パソコンが重くなるので嫌だ!」と言う思惑は、完全に外れています。 なぜなら、このOSは、タブレットでも動くように作られた「Windows 10」ですので、ほぼ、重くなることはなかったと思います。
但し、元々、Windows7で重いものはWindows10でも重いだけです。
—関連記事—
・「Windows 10」の無償アップグレード権だけを確保して、期限後に「Windows 10」に無償移行する方法?
2.OSのアップグレードか?
1)アップグレード可能かどうか?
<インテル(intel)のCPU>
・古いCPUではペンティアム、「Core 2Duo」の上位クラス8000番台以上、
・最新のCPUで云えばCore i3、i5、i7など
(これも世代で性能がアップしている、2019年5月現在は第9世代が最新)
<公式の動作環境では>
- プロセッサ : 1 ギガヘルツ (GHz) 以上のプロセッサまたは SoC
- メモリ : 32 ビット版では 2GB、64 ビット版では 4GB
- ハード ディスクの空き領域 : 32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB
- グラフィックス カード : DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
- ディスプレイ (画面解像度) : 1,024 x 600
メモリが、
・32 ビット版では 2GB、64 ビット版では 4GBとなっていますが、32 ビット版では 4GB、64 ビット版では8GBのほぼ倍は必要でしょう。ストレージも全く足りませんね。
私の場合、「MacBook Air 13インチ」に、Boot Campを使って「Windows 10 Technical Preview」 版を入れて使用していますが、これが、なかなか、Goodなんです。(MacBook AirのCPUは、インテルの「Core i5」と高性能ですので、当然ですが。。。)
—関連記事—
・MacBook Airに、Boot Campを使ってWindows 10 Technical Preview 版を入れてみる
2)アップグレードを選択すると、結構メンドクサイのです。
せっかく新しいOSを入れるのですから、ストーレージ(HDD)を初期化してインストールです。
そうすると、今まで作成して保存していたドキュメントや写真などのデータは、パソコン以外のストレージにバックアップを取る必要が有りますし、アプリも全部、再インストールする必要が有ります。
この作業を、ちゃんとできる方なら、お勧めです。
—関連記事—
・6年前のWindows Vista ノートパソコンに、Windows 7を入れて重いを解消できるか?
・Windows XP、Vistaから、Windows 7、8 、10にOSを入れ替える時に、どちらにするか? 検討してみましょう。
3)OSのアップグレードのついでに、ストーレージをHDDからSSDに入れ替えると云う手もあります。
これは、性能アップの手段にもなりますので、お薦めです。
SSDの値段は、2019年5月現在で250GBの容量で、安ければ6,000円位で購入できます。
■デスクトップ機なら、
SSDを起動ドライブとして使用して、残ったHDDはストレージ用として増設すれば、アップグレード前にデータをわざわざバックアップしなくても、SSD(起動用)とHDDをパソコンに繋げて使用すれば、取り出すことが可能でしょう。
■ノートPCなら、
SSDに入替して、余った内臓の「2.5インチHDD」を外付けUSB接続のストレージとして使用することもできるでしょう。
私なら、この方法を推奨します。
PCの年間稼働時間にもよりますが、5年以上使用されているなら、HDDも「寿命」があり、消耗していますので、そんな意味でも交換がお勧めです。
3.PCの買い替えか?
PCの買い替えを決断されたのなら、下記の事柄に注意して下さい。
いつも、パソコンを購入する方に言うのですが、「たいして使わないからと言って、安いパソコンを購入すると、OSがバージョンアップすると、パソコンごと交換(購入)しないと、ただの「箱」になってしまいますと。。。。。」後の祭りです。
認識不足なだけですが、たいして使わない人に限って10年でも使えると思っているのです。
パソコンの様な進化の速い商品は、「安物買いの銭失い」になるのは必然ですので注意です。
■「Windows 10」は、OSのバージョンアップはもうありませんが、年2回の大規模な更新が、自動で実施されます。
<Windows 10 のバージョン履歴>
年2回のアップデートもサポート期限がありますので、注意が必要です。
Windows 10 のバージョン履歴 | 提供日 | Home、Pro のサービスの終了 |
---|---|---|
Windows 10 Version 1809 | 2018年11月13日 | 2020年5 月12日 |
Windows 10 Version 1803 | 2018年4月30日 | 2019年11月12日 |
Windows 10 Version 1709 | 2017年10月17日 | 2019年4月9日 |
Windows 10 Version 1703 | 2017年4月5日 | 2018年10月9日 |
Windows 10 Version 1607 | 2016年8月2日 | 2018年4月10日 |
Windows 10 Version 1511 | 2015年11月10日 | 2017年10月10日 |
Windows 10 (2015 年 7 月にリリース、Version 1507) |
2015年7月29日 | 2017年5月9日 |
ですので、できれば、インテルのCPUで云えば「Core i5」以上のパソコンを購入しておくと、長く使用できるでしょう。
ストレージ(HDD、SSD)も、タブレットタイプだと、128GBくらいしかないのもありますので、最低でも、500GBくらいの容量が必要でしょう。
最新のCPUで云えば、Core i3、i5、i7など
(これも世代で性能がアップしている、2019年5月現在は第9世代が最新)
■パソコンを購入する時、一番、重要なのは、このCPUの性能です。安いパソコンに飛びつかないで、CPUの性能を考えて下さい。
ここをケチると、長く使用できません(。。と云うより、重くて使い物にならなくなる)。
OSのバージョンが上がる度に、マシンの性能も要求されてきます。
最低でも、Core i3、i5です。そうすれば、何とか5年は使えるでしょう。
インテルのCore iシリーズで云えば、チップセットが第7世代より、第8世代から性能がアップしていますので、i3を購入するなら、第8世代からです。
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