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Windows 7を高速化する方法です。

Windows 7を高速化する方法を記載します。 

既に、「Windows 8、8.1」がリリースされて、次期OS「Windows 10TechnicalPreview」もリリースされて、秋には「Windows 10」の正式版が出てきますが、「Windows 7」は、延長サポート期間が2020年までありますので、まだまだ使用できます。何とか快適に使用できるようにしましょう。

そこで、「Windows 7」の場合は、重いを何とかするのではなく、高速化する方法を記載しますが、色々な場合(環境)がありますので、少しまとめましょう。


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– 全体 目次 –
1.実施する前の心の準備

2.現在のパソコンの状況について
1)OSのみの入れ替えの場合
2)安いマシン(性能の低いという意味で)を購入してしまった方
3)Windows XPで使用していたマシンのパーツをほぼ全部入れ替えた。

3.ハードの性能、容量に関する要因
1)「パフォーマンスの情報ツール」を使用して、自分のマシンの性能を評価してみて下さい。
2)元々、メインメモリの容量が足りない。
3)メインメモリは十分積んでいるが、ソフトの動きが重い。
4)「メモリ容量」も「CPU処理能力」も、そこそこだが。。HDDの容量が足りない。

4.OS、アプリケーション的な要因
1)不要なビジュアルエフェクトを「無効」にする
2)起動速度を高速化する
3)Windows Aeroテーマを無効にする
4)不要なスタートアップメニューを削除する
5)「Windows Search」を無効化する
6)セキュリティソフトを見直す
7)「自動復元ポイントの作成」を無効にする。
8)「Windows Searchのインデックスの作成」を止める。
9)「インターネットが遅い」と感じる場合の対処方法

 

1.実施する前の心の準備

まずは、自分のパソコンのハード的な性能を調査して、「メインメモリ」の容量、「HDD(ハードディスク)」の容量が足りない状態なら、まずそれを改善してから、ソフト的な部分の改善策を実施してみてください。

ぎりぎり、メインメモリの容量やHDDの容量に問題がない場合、あとは、他に問題が無ければ、CPUの処理能力の問題ですので、CPUだけは、おいそれと変えられませんので、ソフト的にCPUの負荷を少しでも削減する為に、これから記載するソフト的な解消方法を一気に実施せずに、1つ1つ、分けて実施してみてください。

どの作業を実施した時に、効果が出たのか、実感できると思います。 下記に記載する方法を一気に実施せずに、1つ1つ、分けて実施してみてください。 そうすれば、どの作業を実施した時に、効果が出たのか、実感できると思います。
ただ、余りにも性能の低いパソコンは、いくら、いじっても改善できない事もあります。

もう一つ、
ただでさえ重いのに、特に「日本のメーカー製のパソコン」ですが、使いもしないメーカーがプリインストールした「おまけ」のソフトが 入った状態で何年も使用している事です。  重いと訴えるお客様の1/3は、使いもしないソフトを後生大事に入れて置き、「重い、重い」と云います。  コントロールパネルの「プログラムと機能」画面を表示して、これ要る?、要らない? と確認すると、ほぼ使用していないソフトです。

そうなんです。。。。使っていないから、ソフトの名前を言っても、名前すら分からないいです。
そう、どれを削除して良いのかも、分からないんです。

メーカー製のパソコンで、購入した時から、不要なソフトの削除を行っていな方は、いの一番に、不要ソフトトの削除から始めてください。 <削除してはいけないアプリケーション>も記載していますので、ここだけ読んで、最初に実施してください。

記載している対策を実施しても、上手くゆかない場合も有ります。

①よっぽど性能が低い場合——>買い替えるしか方法がありません。

②ちゃんとメンテナンスしていない場合。
メンテナンスをしていない場合、下記の事例もあります。まさかと思いますが。。。本当は結構多いのですが。。。参考にして下さい。
③密かに、バックグラウンドで動いているアプリが有る場合。

Windowsの高速化には色々な方法が有りますが、「レジストリ」をいじくったり、Windowsの裏(バックグラウンド)で動いている「サービスプログラム」などを止めてまで対処する方法などは、効果があまりない場合や、設定を変更して、後で戻せない方がいますので、あまり記載していません。

出来る限りパソコンにそんなに詳しくない方でも、最も効果の上がる方法のみを記載します。

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2.現在のパソコンの状況について

1)OSのみの入れ替えの場合

パソコンは、そのままで、Windows XPやVistaからWindows 7へ移行された方。

①Windows XP ——–>Windows 7へ

メインメモリ容量
これはかなり、苦しいですね。 まずメモリ容量が足りない場合が多いです。 XPの倍以上必要です。メモリ増設で対処可能です。
メインメモリ容量が256、512では、全然足りませんよ。最低でも2GB以上必要です。メモリを増設できないのであれば、あきらめるしかありません。。。

CPUの処理能力
CPUの処理能力自体が足りない場合もあります。CPUを交換するくらいなら、あきらめて、新しいのを購入した方が安いです。。
もさーーーーっと動くのを我慢できれば別ですが。。。

②Windows Vista ———>Windows 7へ
メインメモリ容量
最低でも2GB以上入っていれば、良いですが、できれば、4GBくらい欲しい所です。

2GBしか積んでいないと、動きますが、なんとなく「モサーっと」処理が遅いです。
メモリ増設すれば、ある程度改善できますので、なんとか対処可能です。

CPUの処理能力
Vistaより軽くなっていますが、Vistaを使用していて、重い場合、やはり重いでしょう。
CPUの処理能力自体が足りない場合もあります。

 

2)安いマシン(性能の低いという意味で)を購入してしまった方

少し改善できるが。。。我慢して使うしかない場合が多いです。

ただ、「デスクトップPC」、「ノートPC」、「モバイルPC」とパソコンにも種類がありますので、できることと、できないことがあります。  例えできても、もう一台購入したほうが安い場合がありますので、見極めが必要です。

例えば、デスクトップPCで もメーカー製だと、入れ替えるといっても、HDD交換、メインメモリ増設、グラフィックボードを追加する程度ですね。 「ツクモ」などで販売している ATXなどのショップモデルだと、マザーボードやCPUまで交換可能です。 3万円~4万円くらいの予算で、一気にCPUをIntelのi5、i7にする ことも可能です。

 

3)Windows XPで使用していたマシンのパーツをほぼ全部入れ替えた。

私の場合、Windows7の入った最新モデルではなく、当初、「Windows XP」の入っていたデスクトップ機モデルに、「Windows 7 Home Premium」通常版をインストールして使用していました。

すごく重いのです。。。。何とか動かしていますが、やはり、「Windows XP」マシンですので、そろそろハードウエアを入れ替えてみようかと、「た くらんで」いますが。。。。予算を確保するまで何とか、古いパソコンに入れた「Windows 7」を使い倒してやろうと思います。

そんな非力なマシンを稼働していた時の経験から、少しでも速くするには、どうしたらいいのだろうか? と色々とやってみました。 性能の良いパソコンだと、こんな苦労はする必要は無いのですが。。。
色々と実施してみると、大幅に改善する場合と、そうでない場合が、多々有ります。

Windowsマシンの事を知る機会でも有りますので、XPからアップした場合やもともとWindows7のマシンを購入された方も、コツコツと試してみて、自分で体験してみてください。

ちなみに、私の使用しているマシンも現在は、CPUが「ペンティアムD」ですが、「ツクモ」のマシンですので、上記の予算で、i5、i7に乗せかえることが可能です。

実際に、マザーボード、CPU(i5)、メモリ(8G)まで交換してみましたが。。。。快適そのものです!!(32Bit版は、実際には3.2GBまでしか、メモリ空間を認識できませんが)
上記の3点セットで2万8千円の予算で、マシンが別物になります!!

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3.ハードの性能、容量に関する要因

1)「パフォーマンスの情報ツール」を使用して、自分のマシンの性能を評価してみて下さい。

測定するには、コントロールパネルの「パフォーマンスの情報ツール」をクリックすると表示できます。

パフォーマンスの情報ツール画面

上記の画面で、自分のパソコンの性能が、ほぼ判明します。
スコアが表示されていない場合や、ハードを入れ替えた場合は、「評価を再実行」を実施してみてください。

このスコア値ですが、各スコアが「3」以上出ていれば、快適に使用できるといわれています。

「Windows 7」の場合は、1.0 ~ 7.9 までの値が、下記のスコアでそれぞれ表示されます。

・プロセッサ・スコア
CPUの性能です。
ここのスコアが「3」以下だと、CPUを変えない限り、改善しないので、性能の低いプロセッサの場合、パソコンを買い替える決断材料にする一番のポイントになります。
スコアが「3」以下だと、Office2007以上のバージョンをサクサクと動かすのは、難しいでしょう。

・メモリ・スコア
メモリサイズでスコアが変わります。 Vistaの場合、最低でも、メインメモリは「4GB」必要です。
1GBしか入っていない場合、ほぼ改善しませんので、即、2GBから4GBに増設です。

・グラフィックス・スコア
この値が「3」以下ですと、「エアロ」を切って、視覚効果を無効にして、使用すれば何とかなります。

・ゲーム用グラフィックス・スコア
この値は、「3」以下でも気にしないでOKです。

・プライマリ・ハードディスク・スコア
ノートPC(2.5インチ)の場合、HDDの回転数が、通常のデスクトップPCの3.5インチのHDDより、2000回転くらい低いので、スコアが低いかもしれませんが、あまり気にすることはないと思います。

CPUが、
・「Core 2 Duo」だと、スコアは~、このクラスのCPUですと、「Windows 7」にOSを入れ替えても、十分に動きます。 だたメインメモリは4GB以上をお勧めします。

・ノート向けの超低電圧版「Celeron M」だとスコアは~ですので、「Celeron 」クラスのCPUの場合は、微妙なところでもあります。OSを調整して、少し「軽くする」方法はありますが、調整が結構「めんどくさい」と云う意味で。

このサブスコア値が、平均、3以上あればWindows7は、快適に動作すると言われています。
私の様に、グラフィック関連以外、平均7.5以上あると、なんの問題もありません。 快適です。

サブスコア値が3以下のハードを交換できれば、それなりに性能はアップします。
ハードディスクを例えば、SSDに交換すると、Windowsの起動が、本当に速くなります。

パソコンの基本的な仕組みですが、電源を入れると、BAIOSがハードを叩き起こして、「プライマリーハードディスク」から、OS(オペレーティングシステム:プログラム)を「メモリ(RAM)」に読み込んで、「プロセッサ」が処理をします。 画像、動画、ブラウザの表示などは、「グラフィック」が計算処理をします。

まあ、こんな感じで、パソコンは動いていますので、「プロセッサ」の処理能力が、自動車で云えばエンジンになりますので、この性能が低いと、どうしようも有りません。そう、自動車の様に、軽くすれば、速くなりますが。。。。。限度があります。

それでは、各ハード(装置)を順に、見てゆきましょう。

 

2)元々、メインメモリの容量が足りない。

「Windows 7」は、最低でも2~4G以上は確保したいですね。

・32bitの場合は、最大 3.2Gまでシステムで認識できますので、メモリを4Gにするのがいいですね。
・64bitの場合は 4G以上あっても機能しますので、8Gくらい積んでおいても問題ありません。

足りない場合、下記の2通りの方法で何とかなります。
①メモリを増設です(ノートPCでも可能です)。
②「ReadyBoost」機能を使う。

自分の使っているパソコンの「メモリ容量」くらい、自分で認識していますよね?

確認方法 : 「スタートメニュー」から「コントロールパネル」の「システム」の「全般」タブで、確認です!

メモリの増設ができなければ、「Vista」、「7」の場合は、「USBメモリ」をメインメモリがわりに使える「レディーブースト(Ready Boos)機能」が付いていますので、増設しなくても何とかなります。

OSに、外付けのフラッシュメモリーやExpansionカードメモリーなどを、メモリーとして利用できる「Ready Boost」と呼ばれる機能が搭載されている。この機能を利用することで、ハードディスクへのスワップを減らし、パソコンのパフォーマンスを落とさずに高速化することができます。

但し、安い「USBメモリ」は使えない場合がありますので購入時に注意です!(レディーブート対応のUSBメモリ)

USBフラッシュメモリのプロパティ設定で、「ReadyBoostを有効」にして高速化を狙う。

・「レディーブート機能」の詳細は、下記の記事を参照してみて下さい。

WEB2.0とパソコン講座 関連記事
Windows Vista PCを快適に利用できる「Ready Boost(レディブースト)機能」と「USBメモリー」

 

3)メインメモリは十分積んでいるが、ソフトの動きが重い。

CPUの処理能力が足りません。 アプリケーションも5年前と比べると、随分重くなっています。

(1)ただ単に、CPUの処理能力が低い場合

この場合は、ノートPCやメーカー製のモデルの場合、買い換えしかありません(自作に近いPCなら、マザーボード、「CPU」のアップグレードと云う手も有りますが。。。。)。

上記以外の場合、「ツクモ」などのショップで相談です。 丁寧に相談に乗ってくれます。

欲張ると、高い物を買わされますので、最低、こんな使い方がしたいと説明したほうが良いと思います。但し、「ゲーム」や「動画」がメインで使いたいと言うと、確実に高いものを薦められます。

追記
デスクトップ機で「CPUの処理能力」がちょっと足りない場合、グラフィックボードを追加するとWindows7は処理能力が若干上がります。私の場合、性能的には下位のモデルですがmsiのN430GT(5,000円程)と云う安いグラフィックボードを追加してみましたが、調子がいいですね。

Windows7のIE9~IE11などは、GPU(Graphics Processing Unit )を使い抽画しますので、その分「CPU」の使用率が下がります。

安いグラボでも、グラフィック関係のパフォーマンスが、かなりアップします

予算のある方は、試してみる価値はあると思います。

 

(2)起動後バックグラウンドで密かに、CPUの使用率を上げているアプリが動いている場合

CPUの使用率が食われていいるかどうかの確認方法

Windows起動後、デスクトップ画面で、キーボードのCTRL+Alt+DELLキーの3つを押して、「タスクマネージャー」画面を表示します。

・「パフォーマンス」タブをクリックして表示、CPU使用率が表示されています。

・CPU使用率が、パソコン起動後、自分でアプリを何も起動していないのに、5分から10分経っても、使用率が高い状態を保っている場合は、バックグラウンドで処理が動いている場合がほとんどです。

・「プロセス」タブを表示すると、動いている処理が表示されていて、CPUの項目名をクリックすると、昇順、降順に並び変わりますので、一番「CPU」を使用している「イメージ名」を特定します。

・特定した「イメージ名」がなんなのか?
※ウイルスによって何か動いているのか(通信系だとほとんどわかりません)
※アプリのアップデートをチェックするアプリが動いているのか?
(アドビの「フラッシュ プレイヤー」や「アクロバット」等のアプリのアップデート用アプリ)
※入れたつもりのないアプリが、何か動いているのか?

非常に判定しづらいのですが、特定した「イメージ名」のアプリを検索で調べてみる必要があります。
個々色々な場合がありますので、これとこれなどと、特定することなどは、実際に見ないと私にもできません。

 

最後の手段としては、 「見覚えのないアプリ」、「使用していないアプリ」をコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から徹底的に「削除」することですね。
(3)メーカー製のパソコンは、おまけのアプリケーションが、いっぱい入っています。

特にメーカー製(S×NY、N×C、富×通など)のパソコンを新規で購入されて使用されている方。
お客様の所で、いつも遭遇するのが、このパターンです。

パソコンメーカーの悪い癖で、アプリ製造業者から、安い金額で提供させたり、金を取ってインストールします。
アプリ製造業者も自分で販売しなくても済みますので、安い金で提供します。

この悪い癖は、「スマートフォン」でもそうです。しかもルート権限がないとアンインストールできないようにしてあるのも有ります。

その点、Appleの「Mac」も「iPhone」も、余計なアプリは、ほぼ最初インストールされていませんね。「自分で必要なアプリは後で、お好みでインストールしてください」みたいな。。。本当にGoodです。

よく、このようなパソコンを購入して、お使いのパソコンの中を見て、「これ使っています?」って聞くと、「いいえ」の連発になります。 そして、使用していないアプリケーションを何年もパソコンに入れっぱなしにしている方が、本当に多いですね。

これでは、例え、コアi5のCPUを積んでいるパソコンでもだんだん重くなります。ですので、まずは使用していないアプリケーションを全部「削除」することから始めてください。

これから、お話しするスタートアップにも登録されていますが、削除すれば、スタートアップからも削除されます。全部が全部、スタートアップに登録されるわけではないのですが、使用していないアプリケーションは、コントロールパネルの「プログラムと機能」から1つ1つ削除できます。

こう記載すると。。。必ず。。。どれを削除して良いか。。。分からない?  となりますが、無理もありません。

ですので、大体ですが、ダメかどうかの判断材料を記載しますので、必ず守ってください。

メーカー製パソコンの「おまけアプリ」やマイクロソフトのアプリは削除しても、後で入れなおしができます。 しかし、各種「ドライバー」ソフト類を削除し まうと、予め「名称」を覚えておかないと何を再インストールするか、分からなくなり、例えば音が出なくなったりしますので注意です。

削除してはいけないアプリケーション
「プログラムと機能」を開くと、一覧で「名称」と「発行元」という項目名が表示されます。

「プログラムと機能」画面

・「発行元」欄に「Microsoft」となっているソフトは削除してはダメです。
・「名称」欄も「Microsoft」とうい文字が入っているソフトも、削除してはダメです。
・「名称」欄に「driver」とうい文字が入っているソフトも、削除しては絶対ダメです。

これは、音源ドライバーなどがそうですので、削除するとスピーカーから音が出なくなります。削除してはダメです。削除してはダメです。削除してはダメです。
そのパソコンによって使用しているドライバーが違いますので、全部記載するのは無理ですが、例えば、「Realtek」などは音源ドライバーですので削除はダメです。プリンターなどのドライバーはメーカー名と製品の型番が表記されていると思いますので判断は可能ですよね。

ところで、自分の使用しているアプリケーションの名称くらい認識していますよね?  と言っても、なかなか分かりませんよね。 無理もありません。 判断ができない方は、どなたかに聞くなりして、自分で決してやらないでください。

あとは、大抵ソフトの名称(名前)が付いたアプリケーションですので、自分で使用していないアプリケーションがあれば、どんどん削除します。

関連記事
・第1回目「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」は「OSとは、仕組みは」です。
・第2回目「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」は「セキュリティについて」です。
・第3回目「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」は「アプリケーションの名称」です。
・第4回目「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」は「ファイル操作」です。
・第5回目「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」は「フリーソフトのダウンロードとインストール方法」です。

 

4)「メモリ容量」も「CPU処理能力」も、そこそこだが。。HDDの容量が足りない。

よくあるのですが、動画や音楽を収集しすぎると、C:ドライブがあっというまに満杯状態になっています。
保存するドライブをアプリケーション側で変更しないと、大抵はC:ドライブを使っている事を認識できていない。

Windowsの起動ドライブ(:C)のHDDの空き容量が10%~20%になったら、そろそろです。
「スタート」で右クリックして、エクスプローラを開いて、(:C)のところで右クリックして、プロパティを表示すれば分かります。

これもパソコンが重くなる原因の一つです。

HDDを2パーテーションにしてある場合(Cドライブ、Dドライブ)、パーテーションを操作できるフリーソフトで、Dドライブの容量を減らしてCドライブにまわす手もあります。

簡単に、Cドライブの容量を増やせます。 250G位の容量でしたら、Dドライブを削除して、Cドライブのみの1パーテーションにしてしまったほうがよいのではと思います(私もそうしています)。

パーテーション操作を実施する場合は、下記の記事を参照してください。
フリーのパーティション編集ソフト「EASEUS Partition Master Home Edition」の最新版v5.5.1がリリース

関連記事
Windows 7の「ディスク クリーンアップ」ウィザード アドオン処理で不要になったWindows Update (更新プログラム)のファイルを削除することが可能


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4.OS、アプリケーション的な要因

Windows7がプリインストールされたモデルを購入したが、ちょっと重くなってきたと感じている方。

フォアグラウンド(自分で、今している操作)の動きが、バックグラウンド(システムが勝手に使用する)の動作が始まると、そちらに処理能力を取られてしまいますので、フォアグラウンドの操作が遅れてしまいます。

性能の低いパソコンの場合、 これが、「重い!」の一番の原因です。

 もちろん、処理能力の高いCPUと容量の大きいメインメモリを搭載していれば、Windows Vistaや7は、なんの問題も無く動きます。

性能の良いマシンを購入すれば、Vistaでも問題ないのですが、メーカー製の10万円前後で、「Office 2007」がプリインストールされたパソコンでは、ちょっと非力なマシンになってしまいます。

Windows7は、Vistaよりも軽量で要求するシステムリソースが少なくてもちゃんと動きます。仕事で使っている程度のPCだと、Windows 7を使うのは、そこそこかもしれないですが、色々と使い出すと、重くなってしまいますが、設定次第では、大分良い処までチューニングできます。

 

1)不要なビジュアルエフェクトを「無効」にする

手順
「スタートメニュー」から、「コントロールパネル」、「システム」のプロパティ、「システムの詳細設定」、「パフォーマンス」の「設定」ボタンの順に選択していき、「視覚効果」の設定ダイアログを起動。

(1)不要な視覚効果のチェックを個々に、はずす方法。

下記の4つだけ残してあとはチェックをはずす。
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
・コンボボックスをスライドして開く
・スクリーンフォントの縁を滑らかにする
・リストボックスを滑らかにスクロールする。

(2)「パフォーマンスを優先する(P)」のラジオボタンを選択する方法。

いずれも、不要な視覚効果のチェックをはずして、システムを再起動すると終了です。

 

2)起動速度を高速化する

スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」より、「msconfig」と入力して実行でシステム構成ダイアログを起動する。そして、「ブート」タブを選択し、ブートオプションで「GUIブートなし」にチェックする。

Windows 7しか起動しないのであれば、タイムアウト時間を0ないしは3に設定する。

 

3)Windows Aeroテーマを無効にする

デスクトップで右クリックして、ポップアップメニューから「個人設定」を選んでテーマを選択。
テーマを「Aero」ではなく、「ベーシックテーマ」のどれかに変更する。

注意事項
(1)「Windows7」のBasic Editionは、「エアロ」の機能が付いていませんので不要です。
(2)立派な「グラフィックボード」を積んでいる場合は、この機能を止めないほうがパフォーマンスがいい場合があります。

 

4)不要なスタートアップメニューを削除する

Windows 7の起動に長い時間がかかる場合、インストールしたアプリケーションが自動起動している可能性がある。
システム起動時に起動している必要がないアプリケーションは、スタートアップからはずしておくと、確実に起動が早くなります。

スタートアップチェッカー」と言うアプリを使用すると、簡単に不要なアプリケーションは起動しないように変更することが可能です。

Windows7対応の「スタートアップチェッカー」最新版
Windows7(32,64bit版でも問題なく動作しています)
http://w7.vector.jp/softrev/detail.php?s_no=34093

・「スタートアップチェッカー」の紹介と使い方は、下記の記事を参照してください。
重いパソコンの解消に「スタートアップチェッカー」

<追記> 2011年7月
パソコンの動作が遅い問題を診断・解決できる「Microsoft」公式診断ツール 「Fix it」も機能アップしていますので、こちらのサイトもお奨めです。
パソコンの動作が遅い問題を診断・解決できる「Microsoft」公式診断ツール 「 Fix it」

 

5)「Windows Search」を無効化する

ファイルが作成されるたびに、ファイルを検索する為のインデックス(索引)を作成すると、検索速度は早くなりますが、それよりバックグラウンドでインデックスの作成を実行しますので、CPUを食われ、処理速度が低下します。

ですので、これを止めるには「Windows Search」を無効化します。
コントロールパネルの「プログラムと機能」をクリックして、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックして「Windowsの機能」画面を表示する。そこで、「Windows Search」のチェックボックスをはずす。

 

6)セキュリティソフトを見直す

最近のセキュリティ対策ソフトは、無償のソフトでも機能が、色々と付加されて性能は良いのですが、Windows標準の機能とかぶる場合がありますので、注意が必要です。全部入りのアプリをインストールする場合、Windows標準のセキュリティ機能を停止する必要があります。

(1)ファイアーウオール機能について
Windows Vista、7の場合、ファイアーウオールの機能がアップ(アウトバウンドも監視)しましたので、余りにもPCが重くなる場合は、ファイアーウオール機能の付いていない「アンチウイルス」ソフトのみの組み合わせも可能でしょう。

 有料、無料を含めたセキュリティ対策ソフトによっても、パソコンの重さが全然違います。

これは、私の場合ですが、Windows7でも下記のアビラ(Avira)のウイルスセキュリティソフトを使用しています。
ファイヤーウオール機能などは付いていませんが、ちゃんと、メールの常駐監視もしてくれますのでお勧めです。

ファイアーウオール機能について
Windows Vista、7の場合、ファイアーウオールの機能がアップ(アウトバウンドも監視)しましたので、余りにもPCが重くなる場合は、ファイアーウオール機能の付いていないAviraの様な「アンチウイルス」ソフトのみの組み合わせも可能でしょう。

このソフト、XPの時から使用していますが、「アンチウイルス」ソフトのみのですが、ちゃんと常駐監視してくれて、動作が軽いので7になっても使用しています。

そして、ファイアーウオール機能は、Windows標準機能の「Windows ファイアーウオール」機能のみです。

ただ、現在、有料のセキュリティ対策ソフトをお使いの方は、なかなか無料の機能の少ないソフトに変更するのは抵抗があるでしょうが、試しに1度、今使用している有料のソフトをアンインストールして、使ってみてください。 軽くなったのが体感できると思います。

私の体験では、もう5年以上Aviraの無料のソフトを使用していますが、やられたことなど有りません。

ただし、怪しいサイトが、大好きな方は、その限りではありません。 。。。ですので、お勧めしません。

補足
Windows XP(SP2)の場合、「Windows ファイアーウオール」機能はインバウンド(外からの侵入)をブロックする機能のみです。このソフト、XPの時から使用していますが、「アンチウイルス」ソフトのみのですが、ちゃんと常駐監視してくれて、動作が軽いので7になっても使用しています。そして、ファイアーウオール機能は、Windows標準機能の「Windows ファイアーウオール」機能のみです。

(2)ウイルス対策ソフト

これは、私の場合ですが、アビラのウイルス対策ソフト「Avira AntiVir Personal v10」の日本語版を使用しています。 (私的な目的でのみ無料で使用できます。 商用目的では使用できません)。

インストールして使用しているセキュリティソフトはこれのみです。

・詳細は下記のページを参照してください。
1)Avira(アビラ)が、ウイルス対策ソフト「Avira AntiVir Personal」v10の日本語版を公開
2)フリーで使えるセキュリティ対策ソフト まとめ

 

(3)スパイウエア対策ソフト
また、スパイウエア対策ソフトでは、マイクロソフト社のWindows標準搭載の「ディフェンダー」が有ります。
これも常駐監視しますのでPCが少し重くなります。 タダで済ますなら一番かと思いますが、無効にすると軽くなります。

Windows7では、デフォルトで「Windows Defender(ディフェンダー)」機能が有効になっています。
アンインストールできませんので、機能を「無効」にします。

Defenderの機能を無効にする方法
1)コントロールパネル—>「Windows Defender」をクリックする。

左ペインの「管理者」をクリックすると、「このプログラムを使用する」が表示され、チェックをはずせば無効になります。

 

7)「自動復元ポイントの作成」を無効にする

これも、重い原因の1つです。
自動復元ポイントを作成しなくなり、戻れなくなりますが、あまりPCをいじくらない人ならOK。

「コントロールパネル」→「システム」画面→「システムの保護」タブで、システムの保護を無効にする。

 

8)「Windows Searchのインデックスの作成」を止める。

これも、重い原因の1つです。
PC内のファイルを検索する為に、検索用インデックスを常にバックグラウンド処理で作成しています。
これが、勝手に動作している時は、裏でCPUを使用しますので、かなり性能の高いPCでも、もたつくことがあります。

設定変更方法
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」画面で、「Windows Search」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。 スタートアップの種類を「無効」に変更する。

 

9)「インターネットが遅い」と感じる場合の対処方法

これは、「Windows7」の高速化と云うより、Windows全般に言えることで、インターネット環境によるところと、ブラウザによるところが有りますので、なるべく軽めのブラウザを選択してみるのも方法です。

インターネット環境の状況
まずは、通信速度がどのくらい出ているのか、「スピード測定」サイト等で測定してみて下さい。
そうすれば本当に、遅いのは「どこ」なのか、判断する為の一番の情報です。

下記の複数サイトで測定してみた方がよいと思います。
・「USENスピード測定」サイト:http://www.usen.com/speedtest/top.html
・Yahoo! bb「ADSL Speed Checker」:http://speedchecker.bbtec.net/

 計測結果はどうでしたか?
まさか、「フレッツ光」だから、100M~80M位の速度が出ていないから「おかしい?」などと、勘違いしていませんよね?
「Bフレッツ網」内でしたら70M~80M位のスピードが出ているでしょうが、一般のサイトで測定すれば、「Bフレッツ網」外ですので20M~40M位です。

ADSLの場合も契約が40Mでも、実測が10M以下は普通です(局から自宅の距離が離れていれば、速度は低下します)。

補足 ADSLの場合の速度が出るかどうかの判定方法
 ADSLの場合、「線路情報開示システム」で、電話局から自宅までの距離と伝送損失をチェックできます。
NTT東・西日本エリアにおける既設電話回線の「線路距離長」「伝送損失」を提供していますので、電話番号を入力するとチェックできます。
・NTT東日本:http://www.ntt-east.co.jp/line-info/
・NTT西日本:
http://www.ntt-west.co.jp/open/index.html

自宅から、収容局までの概算距離が、3Km~4Km離れていれば、スピードはガクッと遅くなります。 1M前後出ていれば、良い方です。 もうこの場合は、「光」に変えるしか手が有りません。

使用しているブラウザの状況
ブラウザも今、標準で入っているIEから、別のブラウザをインストールして試してみることをお勧めします。

(1)IE(Internet Explorer)  マイクロソフト社のブラウザです。
  抽画にGPUをしますので、CPUの使用率は高くならないですが、メモリはかなり使っています。性能の良い「グラフィックボード」が入っていればサクサク動くでしょう。

(2)Firefox  モジラのブラウザです。
Firefoxは、ブックマークや拡張機能を色々と追加してゆくと、起動が遅くなります。
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

USBポータブル版もあります。
・ダウンロードサイト : http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

(3)Chrome (クローム) Googleのブラウザ お薦めです。
2008年9月新規リリース。
・ダウンロードサイト : http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html


(4)Opera   オペラのブラウザです。
軽くて、けっこう使いやすいブラウザですので、メモリの足りないPCでお奨めです。
USBポータブル版もあり、これはメモリ消費量も半分です。スピードダイアルが便利です。
・ダウンロードサイト : http://jp.opera.com/

(5)Sleipnir  : フェンリル(株)のタブ切替型 国産Webブラウザーです。
・ダウンロードサイト : http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/

お勧めは、

・モジラのFirefox
Firefoxは、タブを複数開いても、メモリをあまり喰いません。ブックマークや拡張機能を色々と追加してゆくと、起動が遅くなりますので、なるべく拡張機能(アドオン)を入れないで使用することです。

GoogleのChrome (クローム)  シンプルで、早いです。メモリを喰います。

Operaこれも軽くて、速いブラウザの一つです。

関連記事
今年、大学生になる皆さんの為のパソコン講座です。
「初心者向けWindowsパソコンの基礎知識」

・第1回目は「OSとは、仕組みは」です。
・第2回目は「セキュリティについて」です。
・第3回目は「アプリケーションの名称」です。
・第4回目は「ファイル操作」です。
・第5回目は「フリーソフトのダウンロードとインストール方法」です。

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第2回 Windows Vistaが重い ハード的な要因についての対策方法
第3回 Windows Vistaが重い :OS、アプリケーション的な要因について
第4回 Vistaに限りませんが、ちゃんと「メンテナンス」をしていないのも、重くなる大きな原因の1つです。

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