サイトアイコン WEB、IT、BOOK、パソコン講座

6年前のWindows Vista ノートパソコンに、Windows 7を入れて重いを解消できるか?

2014年12月、
6年前のWindows Vistaノートパソコンに、Windows 7を入れて重いを解消できるか?。。。。です。

当ページは、未だに(2020年4月現在でも)、アクセスが非常に多いのですが、自分のパソコンでもアップグレードできるかどうかを知りたくて閲覧されている方が多いのではと思います。

しかし、「Windows 10」の時代に、サポートが終了した「Windows 7」に入れ替える?

意味が分かりません。。。

OSを入れ替えるなら、「Windows 10」でしょう。。。。どんな「不都合な真実」を抱えているのでしょうか?

 

さて、話を戻して、

今回、作業をしたマシンは、2008年08月に発売された NEC製 Lavie LN500/Rです。

結論から先に言えば、OSを「Windows 7」と云わず、「Windows 10」に上げても大丈夫ですと言える場合があります。なぜなら、Vistaの場合は特殊と云うか、他のWindowsOSと違う状況が有ります。

新しい機能を積んだ「Windows Vista」が、リリースされましが、それに見合うスペック(性能)の足りないWindowsパソコンが流通してしまったからです。

ですので、ハードの性能が高いマシンは、「Windows 7」と云わず、「Windows 10」でもちょっと遅いがちゃんと動くのです。 そこが違う所です。

「Windows Vista」で、ハードの性能が高いマシンの場合は、まだまだ使えます。

性能の低い場合は諦めてください。
ただ、重ーい!マシンでもよければ、入れ替えてみて下さい。

関連記事
PCの入れ替えではなく、Windows OSを入れ替えで失敗しない方法
「Windows 10」へのアップグレード。。。。。どうしよう?
7年前のHPのノートパソコンで、Vistaから「Windows 7」にアップグレードしてみました。

 

追記:注意事項
OSを購入する時、安いからと言って、ヤフオクなどから、他社製のOEM版のリカバリー用のDVDを購入しないでください。 インストールできませんので。。。OEM版のリカバリー用のDVDは、そのパソコンでしか使えません(ライセンス契約上も)。

Microsoft社で販売している正規版(パッケージ版)の「Windows7、10」などを購入してください。

Windowsのバージョン :
Vista
—>7——>8–>8.1—->10(最新でこれ以上のバージョンは無い)

OSのバージョンが上がり、ちゃんと動くかどうか、何が問題かと云えば、CPUの性能とメインメモリの容量でしょう。
Windowsも、もう64BITマシンになっていますので、32BITマシンと違いメモリを沢山使って作業ができるようになっています。

 

1)Windows VistaのハードとOSの特異性

元々、パソコンの性能が低いのではなく、OS(Vista)自体が重いと云う場合が多々ありますので、バージョンアップしても、うまくやれば、そんなに重くならない可能性が有ります(あまりにも性能の低いスペックのパソコンでは無理ですが、例えば、メインメモリが1GBなど。。増設で対処可能)。

Vistaの場合、Microsoft社がOSを思いっ切り、変に?「いじり」ましたので、性能の低いパソコンでは、すぐに重くなってしまいました。 ただ、ハードの性能が高いマシンは、なんとか動いていたのです。

購入した時、Vistaで、ハードの性能が高いマシンは、Windows7、8,10にバージョンアップしても、ちゃんと動くのです。通常、バージョンを上げると重くなるのですが、8,10などは、タブレットでも使えるようにOS自体軽く作ってあるので、8,10に上げてもちゃんと動くんです。

 

2)Windows 7からの「OS」の違い

上記、Windows Vistaで投入した最新機能のダメな部分を改良したOSです。ですので、Vistaでちゃんと動いていたある程度の性能があるパソコンなら、「Windows7」でも基本的に大丈夫です。

一番変わったのは、7から8、8.1です。 なぜなら、ちょっと性能の低いCPUのタブレットでも動作するように、OSを作り変えているからです。ですので、更に云えば、Windows7でちゃんと動作しているマシンであれば、基本的に8、8.1も10も同じですので、ちゃんと動きます。

 

3)Windows 8、10からの「OSの違い」

通常は、バージョンを上げると、重くなるのですが、Windows8、10共に「タブレット」でも動く様に作られているので、以前のWindowsの様に、大きく重くならないと云う事です。

 

ですので、まずは自分の「Windows Vista」マシンのスペックと、大まかな性能評価のできるWindows エクスペリエンス インデックスについて記載しますので、ここで判断できるのではと思います。

本当に重いを解消できるか、ちょっと不安でしたが。。。下記の作業を実施しました。
・アップグレード作業
・アップグレード後の「Windows 7」の初期設定作業
・高速化設定作業

を順を追って記載します。

この作業の中には、
・初期設定で、重くならないようにする方法も記載していますので参考にしてみて下さい。
・メンテナンス用のフリーソフトの情報も記載します。

関連記事
2020年1月14日には、「Windows 7」 の延長サポート期間もいよいよ終了します。 金を掛けずに、パソコンを使い続ける方法
Microsoft社が、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 15002のISOイメージファイルをリリースしたニュースとWindows Vistaのサポート期限について
Windows 10を無料で使用する簡単な方法
7年前のHPのノートパソコンで、Vistaから「Windows 7」にアップグレードしてみました。

 

追記1> 2021年6月 —————————————-
次期「Windows11」の情報が入ってきています。
【速報でもないが】Microsoftは、Windows10以上は無いと言っていたが、Windows11をリリースすると発表したが、どうやら古いマシンは、無償アップデートの対象から外れる模様

————————————————————————

全体目次
1.はじめに
1)スペック(性能)
2)Vistaの時のエクスペリエンス インデックス。

2.インストール方法について
3.アップグレード前の準備について
4.いよいよ、「アップグレードインストール」の実行
1)VistaマシンにDVDを入れて、インストーラーを起動します。
2)ATI Catalyst Control Centerの削除方法。
3)インストールが終了するまで。

5.Windows7にアップグレード後、重くならないように、初期設定作業を実施します。
1) アップグレード後、セキュリティソフトの設定。
2)使用していないアプリケーションをひたすら削除する。
3)HDDのC:ドライブの空き容量が少ない場合。
4)Windowsアップデートをかける。
5)各種ドライバー類を最新にする。

6.Windows 7の高速化設定
1)視覚効果について。
2)「Windows Search」を無効化する。
3)「自動復元ポイントの作成」を無効にする。
4)「インデックスの作成」を止める。

7.アップグレード後のWindows7のエクスペリエンスインデックス
8.入れ替え後の感想
9.さらに、サクサク動くようにしたいと思ったら。。


Sponsored Links




1.はじめに

最初に、Vistaマシンの「スペック」と、Vistaの時の「Windows エクスペリエンス インデックス」について記載します。

1)スペック(性能)

NEC製 Lavie LN500/R

OS Windows Vista Home Premium with Service Pack 1 (SP1)
CPU AMD Athlon X2 デュアルコア・プロセッサ QL-60 (1.90GHz)
メモリ 2GB
ストレージ HDD 160GB(Serial ATA、5,400回転/分)
画面 13.3型ワイド

CPUがAMD製ですので、IntelのCPUで云うと、どのレベルなのかが不明ですが。。。
Celeron(セレロン)よりは、性能が良いと思います。

LN500/Rの場合、スペック表を見ると、メモリは最大4GBまで拡張できますので、OKです。

<「システム」を表示するには>
スタートメニューから「コントロールパネル」の「システム」を表示すると、「Windows Vista」マシンのスペックが分かります。

CPU(プロセッサ)の性能も重要ですが、実装メモリ(RAM)がどのくらいかが重要です。 1GBでしたら、アウトです。

自分で調査する必要があります
2GBでも、ちょっと不足気味です。
パソコンによっては、容量を増やせるかどうか、購入したパソコンのスペック表(仕様一覧)を見ないと、あと何GB増やせるかも分かりません。

なぜなら、メモリを挿す場所(スロット)に空きがあるか否か、空きが無い場合、全部入れ替えて何GBまで増やせるか? 製品の「仕様一覧」を見ないと分かりませんので。。。。

自分のパソコンのメーカーと型番で、Googleで検索すれば、出てきますので、まずはチェックする事です。

 

2)Vistaの時のエクスペリエンス インデックス

測定するには、「コントロールパネル」の「システム」の画面より、Windows エクスペリエンス インデックス画面を表示、実行です。

「Windows Vista」から、パソコンの性能をチェックする為に追加された画面です。
そんなに、正確ではありませんが、一応、目安にはなりますので利用してみます。

「Windows Vista」の状態で測定した結果で、CPUがAMD製ですが、全体的に、そんなに性能の低いマシンではありません。

サブスコアもグラフィックが点台でちょっと低いですが、後はから点台です。ですので、これくらいの能力があれば、Windows7、10にアップグレードしても、ちゃんと動くと思います。

サブスコアを見てみましょう
判断の基準について

・プロセッサ   :CPUの処理能力になります。
・メモリ(RAM) :メモリの読み書きの速度、容量までは判断していないと思います。
・グラフィックス :3.2位なら、あまり気にする必要なし。

ですので、プロセッサのスコアが、4の後半あたりでしたら大丈夫でしょう

プロセッサ、メモリのスコアが4を切って、3の中盤ぐらいでしたら、なんとか動きますが、かなり重たいでしょう。チューニングしても重さが解消されない場合もあります。

ですので、Windows7を入れるかどうかの判断基準は、この辺になると思います。
これ以下ですと、新しいパソコンを購入したほうが良いのではと思います。まあ、生産性の低い、重いパソコンでも、あんまり使わないからいいや!  という方は、そのまま、vistaを使い続けるほうが、お金もかからず、いいのではと思います。

メインメモリが2GBですので、ちょっと足りない様でした。 メモリは、あとから追加できますので、お金は、ちょっとかかりますが、別に問題ありません。
エディションが「Vista Home Premium」で、「エアロ」が有効になっていましたので、ちょっともっさりした感じです。

関連記事
10年前のSONY製「Windows 7 Home 」64bit版のノートPCに、最新版の「Windows 10」を入れて、ちゃんと動くか? 試してみました。
6年前のWindows Vista ノートパソコンに、Windows 7を入れて重いを解消できるか?
PCの入れ替えではなく、Windows OSを入れ替えで失敗しない方法
「Windows 10」へのアップグレード。。。。。どうしよう?
7年前のHPのノートパソコンで、Vistaから「Windows 7」にアップグレードしてみました。

 

次のページは、Windows7のインストール方法とアップグレード前の準備についてです。


Sponsored Links





Sponsored Links




2.インストール方法について

新たに購入したOSは、「Windows 7 Home Premium 32bitのDSP版です。

DSP版とは、正規版とは違い、サポートがマイクロソフトではなく、販売したお店の責任になります。 そして、通常は何か周辺器機とバンドル(抱き合わせ)で販売されています。

「Windows Vista」にDSP版の「Windows 7」をインストールする方法は、2つ有ります。

1)アップグレードインストール(Windows Vistaの稼働している状態から、上書きでインストールする方法です)

2)新規インストール(入っているVistaを全部消して、Windows 7をHDDに初めからインストールする方法です)

今回は、1)の「アップグレードインストール」で、Windows Vista—–>Windows 7にアップグレードします。
補足
尚、Vistaの状態で、HDDに不具合が無いのをチェック後、不具合が発生しているのであれば、再設定作業などが面倒ですが、「新規インストール」を強くお勧めします。
なぜなら、不具合を引き継いでしまう可能性が有るからです。

 

3.アップグレード前の準備について

「アップグレードインストール」の場合は、アプリケーションなどは消去されないで、Windows 7に残すことができますので、新規インストールよりは、アップグレード後の再設定作業の手間を少し省ける事だけは確かです。 しかし、問題のあるプログラム、ドライバーなどが有る場合、Windows 7と互換性が有るかどうか調べて、アプリやドライバーを再設定する必要がありますので、油断はできません。

注意事項
ドキュメント、データなどのバックアップは、必ず外付けHDD、USBメモリ等にデータ類のバックアップだけは取っておきましょう。
・デスクトップに置いたデータは、そのままバックアップされて出てきますが、マイドキュメント、マイピクチャなどのデータは消えますので、必ずバックアップです。

Windows Vistaで使用していた、パソコンのログインパスワードも引き継がれます。

・「セキュリティ対策ソフト」も、必ず、予めアンインストールしてから実施して下さい。

 

次のページは、いよいよ、アップグレードインストールの実行です。


Sponsored Links





Sponsored Links




4.いよいよ、「アップグレードインストール」の実行

1)VistaマシンにDVDを入れて、インストーラーを起動します。

このNECマシン、DVD装置は、Fn+F5キーを押さないと、装置の電源が入りませんし、ドライバーも表示されませんので、注意です。
何という、マシンなのか。。。冷や汗が出ます。。。。

途中、互換性のチェックが入り、インストールする前に、プログラムを削除してくださいと、チェック後の画面に表示されます。

問題点が3つ表示されていて、バッテリーリフレッシュ&診断ツールは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」にあり削除できたのですが、下記の2つが無いのです。どこから削除して良いのか?。。。。

これを削除する方法を見つけるのに時間がかかってしまいました。 パソコンに詳しくない方には、ちょっと難しいと思います。
ATI CATALYST Install ManagerATI Catalyst Control Center —— ATIのディスプレイ関係のユーティリティらしいのですが。。。。カーソルをデスクトップで右クリックして、画面のプロパテイのディスプレイの設定画面で起動するユーティリティなのですが、なぜか? コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」には表示されないのです。

2)ATI Catalyst Control Centerの削除方法

Catalyst control centerのインストーラーを使用して、起動後、メニューから「アンインストール」を選択する方法が有りました。

・AMD Driver Autodetect ツールで、ダウンロードしてインストールすると、上記の削除する画面を表示できますので、「ATI Catalyst Control Center」を削除します。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/GPU131ObtainGPUDriversAuto.aspx

最後に残った、「ATI CATALYST Install Manager」はそのままでも、Windows7のインストールは進みますので、インストール作業を勧めます。

3)インストールが終了するまで。

問題が無ければ、勝手に再起動が数回かかり、インストールが、マシンの性能にもよりますが、2時間以上かかる場合もあります。
ひたすら、待つだけですので、休憩です。

 

次のページは、いよいよ、重くならないようにするための初期設定方法です。


Sponsored Links





Sponsored Links




 

5.Windows7にアップグレード後、重くならないように、初期設定作業を実施します。

1) アップグレード後、セキュリティソフトの設定

・「Avira Free Antivirus」日本語版
このセキュリティソフトは日本語対応になっていますし、5年以上前から、使用していますが、軽くて、良いです。
危ないサイトを見る方には、あまりお勧めできませんが、そうでない方でしたら、もう十分です。

関連記事
Windows用のフリーのセキュリティ対策(アンチウイルス)ソフトまとめ
さまざまなウイルスセキュリティ対策ソフトをアンインストールできる「ESET AV Remover」

 

2)使用していないアプリケーションをひたすら削除する。

アプリもインストールできない状態でしたので、C:ドライブの空き容量を2G位、確保するために、ひたすら、アンインストールです。
この作業も、1本、1本ですので、時間がかかります。

詳細は、Windows 7 高速化についての3.2)Windowsを起動して、使用していないアプリケーションをひたすら削除する。を参照して下さい。

 

3)HDDのC:ドライブの空き容量が少ない場合

HDDの残りのスペースが30~20%しかなければ。

HDDの空き容量が少ない場合は、ある程度、空き容量を確保しておいて、パーテーションを操作できるフリーソフトをダウンロードして、C:とD:ドライブが有る場合、D:の空き容量をc:に回しましょう。

パーテーションを操作できるフリーソフトを使用して、D:ドライブのパーテーションを削除して、C:ドライブの容量を増やす作業を実施すれば、簡単です。

このアプリ、色々な会社のアプリが、有りますが、使い方は、どれも、ほぼ同じですので、自分で使い方を覚えて、実施してみて下さい。
今回の様な、例ですと、
(1)まず、D:ドライブのパーテーションを削除した後、C:ドライブのパーテーションを拡張する操作をする。
(2)更新ボタンを押して、再起動時に、処理プログラムが動いて実施するので、「更新ボタン」をクリックするまでは、何度でも、やり直しができます。

C:ドライブの空き容量をD:ドライブの空き容量を減らして、増やせます。
関連記事
無料のパーティション管理ツール「EaseUS Partition Master Free 10.2」

 

4)Windowsアップデートをかける

コントロールパネルのWindowsアップデートから実施します。

これは、累積がありますので、数回、再起動をかけて、気長に、インストールです。

必ず、実施して下さい。
アップデート数は120個くらい有ります。再起動後100個位まだ有りますので。。。。その中には、7のサービスパックSP1、IE11のインストール、OfficeのSPも含まれています。
ひたすら、待つだけですので、ここも休憩です。。。。。

 

5)各種ドライバー類を最新にする

ここソフトをインストールして、起動すると、ドライバーを全部チェックしてくれて、古い場合、個別に、ダウンロード、インストールすることができる便利なアプリケーションです。

WEB2.0とパソコン講座 関連記事
・IObit が、インストールされているドライバーを一括更新できるソフトの最新版「Driver Booster 2」を公開

関連記事
10年前のSONY製「Windows 7 Home 」64bit版のノートPCに、最新版の「Windows 10」を入れて、ちゃんと動くか? 試してみました。
6年前のWindows Vista ノートパソコンに、Windows 7を入れて重いを解消できるか?
PCの入れ替えではなく、Windows OSを入れ替えで失敗しない方法
「Windows 10」へのアップグレード。。。。。どうしよう?
7年前のHPのノートパソコンで、Vistaから「Windows 7」にアップグレードしてみました。

 

次のページは、入れ替えたWindows7を更に高速化する方法です。

ここは、結構大事です。 重くならいようにして「Windows7」をしっかり使いましょう。


Sponsored Links





Sponsored Links




6.Windows 7の高速化設定

)視覚効果について

XPから各バージョンのWindowsには、「視覚効果」がユーザインターフェースに仕組まれています。
要は、画面をきれいに表示するための視覚効果です。

・Windows Vista、7  :
Vistaから採用された新しいユーザーインタフェースは、「Aero(エアロ)」と云います。

この機能は使用しなくても問題はありませんので、ちょっと殺風景になりますが、この時点で「重い」と感じられる場合は、機能を止めるのが一番だと思います。

性能の低いパソコンだと、これが、原因で重くなります。 処理をするのにCPUの使用率が上がってしまいます。
性能の高いパソコンだと、全然、問題ありませんが、性能の低いパソコンだと、全然違いますよ。

ここまで来ると、パソコンを起動したときに、立ち上がるまでの時間がかかったり、デスクトップが表示されてから、CPUの使用率がどのくらいの時間で下がるか。。をタスクマネージャー(CTRL+DELキーを押して表示、「パフォーマンス」タブを開く)を起動して確認すれば、大体の性能が分かってしまいます。

この視覚効果の設定方法は、 「XP」と「Vista、7」でちょっと違いますので注意が必要です。
設定内容を変更することで、主に「CPU(プロセッサ)の処理能力」や「メインメモリ消費量」といった「システム負荷」を軽減します。

Windows Vista、7は、XPと違って、画面表示にさまざまなアニメーション効果が使われています。
CPUの能力が相対的に不足している場合は、この「アニメーション効果」をオフにすることで、体感性能を向上します。

この設定変更は、「エアロ機能」を止めるのと同時に変更しないとCPUの負荷が軽減されません(逆な言い方をすれば、エアロ機能をONのままで、この視覚効果機能をオフにすると効果があります)。

ここまで、スムーズに行っても、5,6時間はかかると思いますので、一気に頑張りましょう。

 

2)「Windows Search」を無効化する

ファイルが作成されるたびに、ファイルを検索する為のインデックス(索引)を作成すると、検索速度は早くなりますが、それよりバックグラウンドでインデックスの作成を実行しますので、CPUを食われ、処理速度が低下します。

ですので、これを止めるには「Windows Search」を無効化します。
設定変更方法
コントロールパネルの「プログラムと機能」をクリックして、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックして「
Windowsの機能」画面を表示する。 そこで、「Windows Search」のチェックボックスをはずす。

 

3)「自動復元ポイントの作成」を無効にする

これも、重い原因の1つです。
自動復元ポイントを作成しなくなり、戻れなくなりますが、あまりPCをいじくらない人ならOK。

設定変更方法
「コントロールパネル」→「システム」画面→「システムの保護」タブで、システムの保護を無効にする。

 

4)「インデックスの作成」を止める。

これも、重い原因の1つです。
PC内のファイルを検索する為に、検索用インデックスを常にバックグラウンド処理で作成しています。
これが、勝手に動作している時は、裏でCPUを使用しますので、かなり性能の高いPCでも、もたつくことがあります。

設定変更方法
「コントロールパネル」→「インデックスのオプション」画面で、「変更」ボタンで「すべての場所」から、チェックを外す。

 

関連記事
Windows 7を高速化する方法です。

 

次のページは、7.アップグレード後のWindows7のエクスペリエンスインデックスです。


Sponsored Links





Sponsored Links




7.アップグレード後のWindows7のエクスペリエンスインデックス

数値的には、全体的にコンマ数ポイントですが、Vistaの時より低下しています。
がっかりするのは、まだ早いです。

グラフィックのポイントがちょっと低いですが、プロセッサ、メモリのポイントが4以上ありますので大丈夫でしょう。

 

8.入れ替え後の感想

コンマ数ポイントだけスコア値が下がってしまいましたが、「Windows Vista」特有のパソコンの起動直後のSuperFetchによるメモリキャッシュも緩和されていますし、メインメモリの使用量もアプリを自分で起動していない状態たと1GB弱で動作していました。

AMDのCPUが非力ですので、サクサクとは行きませんが、Vistaの時よりも、起動は速いし、画面の表示も速いし、アプリの動きも、もたついている様子も改善されている様です。

今回、初めて、CPUが、インテルではなく、AMD製でして、ちょっと心配でしたが、これなら、お金をかけて「Windows 7」にした価値が有るのではと思います。
マシンが壊れなければ、「Windows 7」は2020年まで使えます(Vistaは2017年までです)。3年寿命が延びますので、まだまだ使用するなら、重いの我慢するより、生産性の事を考えれば、今でしょう!  ダメよ~ダメダメー  アホか。。。。

補足説明
2015年7月29日、「Windows 10」がリリースされましたが、Windows 7、8のユザーは、来年の7月28日までに、「Windows 10」アップグレードすれば、タダで入手できます。

2015年12月現在、まだ慌てる事は有りませんが、タダで「Windows 10」を入手できますので、ここまで来たら、「Windows 10」をインストールしてみましょう。

関連記事
Windows XP、Vistaから、Windows 7、8 、10にOSを入れ替える時に、どちらにするか? 検討してみましょう。
「Windows 10」の無償アップグレード権だけを確保して、期限後に「Windows 10」に無償移行する方法?
「Windows 10」へのアップグレード。。。。。どうしよう?

「古いWindowsに固執する人々の不思議 – 阿久津良和のWindows Weekly Report」が面白い。

 

 

9.さらに、サクサク動くようにしたいと思ったら

この作業も、実施したことがありますが、効果は、確実にあります。

どんな方法か、というと、ストレージ(HDD)をSSDに交換することです。
そうすると、まず、Windowsの起動が圧倒的に早くなります。

コスト的には、SSDを1基購入する必要がありますので、接続ケーブル代金3千円とSSD代金1万円ほどで255GBの容量のものが購入できます。

HDDから「SSD」に交換をお勧めする理由はもう一つあります。

HDDをもう、5年くらい使用していれば、いつ壊れてもおかしくない状態です(パソコンの使用頻度にもよりますが) OSを入れ替えるついでにストレージを入れ替えてしまうのは、タイミング的には、まだまだ、マシンを使い続けるなら、ベストなタイミングでと思います。

ストレージを入れ替える方法は、Windowsを再インストールする方法と、今使っているHDDを特殊なアプリを利用して、丸ごとバックアップをとり、SSDに書き戻す方法があります。

後者の方法だと、再インストール後のめんどくさい設定もする必要は全くありませんので、お勧めです。 詳細は下記記事を参照してください。自分でできますので、チャレンジしてみてください。

関連記事
ハードディスク(HDD)を丸ごとバックアップできるフリーソフトとHDD、SSDについて
Windows Vista 7 8.xの起動ディスクにSSDを使用している場合の「最適化設定」方法
電机本舗が、ストレージをSSDに引越しする時に便利な2つの機能を追加した「SSD最適化設定」の最新版v3.2をリリース。

 

手順
1)アプリ(単にCopyするのではなく、クローンを作成できるソフトです)を利用して、丸ごとC:ドライブのクローンを外付けのHDDか何かに取る。
2)HDDに取ったクローンをSSDにアプリを使い、書き戻す。
3)あとは、マシンに入っているHDDを外してSSDを入れる。
4)マシンの電源を入れて起動する。
そっくり、以前使っていたまま使えます。

 

追記> 2020年9月
こんな方法も有ります。
関連記事
Amazonで、2万円で購入した「Windows 10 Pro」搭載のミニパソコンをセットアップしてみました。

OSを入れ替えるだの、そんなメンドクサイことをしなくても、2万円でWindows10のパソコン本体がOS付きで買えてしまいますので、入れ替え作業も自分でできない方は、お勧めです。

 

関連記事
Windowsの「プロダクトキー」を調べる方法

「Windows 10」の「高速化」設定と「メモリ管理」についての第2弾 「Windows 10」を32bit版から64bit版に変更てみようです。

PCの入れ替えではなく、Windows OSを入れ替えで失敗しない方法
Windows Vistaの延長サポート期限(終了日:2017年4月11日)が迫っていますが、 OSのみを入れ替える方への注意事項です。

Microsoft社が、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 15002のISOイメージファイルをリリースしたニュースとWindows Vistaのサポート期限について
7年前のHPのノートパソコンで、Vistaから「Windows 7」にアップグレードしてみました。

まだ、「Windows 10」にアップグレードしないで、ぐずぐずしている人の為に、アップグレードについて、まとめてみました。

2014年、購入してから何もしていないMAX 面倒な「Windows Vista」パソコンの重いを解消する。。。のお話です。
2014年、パソコン重いを解消する時に使用したアプリケーション3本とメンテナンス方法です。

Sponsored Links




モバイルバージョンを終了