MACWindows仮想化機能

【重要保存】MacでWindowsアプリを動かすための4つの方法について紹介します。

 

2.「Boot Camp」を利用してWindowsをインストールする(デュアルブート方式)

2006年にIntel製CPUを搭載したMacが登場して、2007年10月にリリースした「Mac OS X v10.5 Leopard」には、Mac上でWindowsを起動できるソフトウェア「Boot Camp」が標準機能として組み込まれています。

Boot Camp上で動かすより、2つのOSを同時に動かす「仮想化ソフト」の方が、高スペックを要求されますので、私の場合は、もっぱら、この方法(Boot Camp)を使用して、「Windows7」を入れたり、現在は、次期OS「Windows10のプレビュー」版を入れて、Windows10を試しています。

Mac側に全く影響を与えないように、新たに「パーテーション」を切り動かすのが、一番、安全な方法だと思っていますので、しかも、Windowsは別途必要ですが、「Boot Camp」自体ははタダで手に入りますし、Windows側で使用するドライバー類まで用意されていますので「Good!!」です。

メリット・デメリット
メリットとしては、
「Boot Camp」は、Apple純正のアプリ機能であり、Windows OS以外のソフトを購入しなくても実現できるのが一番の魅力です。また、Windowsが直接Macハードウェア(インテルmacのみ)を利用するため、パフォーマンスを最大限に活かせるというのもメリットの1つです。

その一方、デメリットとしては、
OSを切り替えるときは、PCの再起動が必要になる事や、macOS側のソフトと連携しにくいといった点がデメリットとして挙げられます。macとWindowsでは、ファイルシステムが違いますので、ファイルを直接、アクセスしに行くには、別途、別のファイルシステムを見にゆく為のツール・ソフトが必要です。

1)WindowsをインストールできるMacは?

現状、最新のAppleシリコン(M1、M2)を搭載した「MacBook Air」や「MacBook Pro」には、「Boot Camp」アプリを利用してインストールできませんので、最初に注意する点です。

下記のモデルのMacでなければ、Windowsのインストールはできない
・MacBook(2015年以降のモデル)
・MacBook Air(2012年以降のモデル)
・MacBook Pro(2012年以降のモデル)
・Mac mini(2012年以降のモデル)
・iMac(2012年以降のモデル)
・iMac Pro(全モデル)
・Mac Pro(2013年以降のモデル)

所有のMacにIntelプロセッサが搭載されているのか、上記のモデルにMacが対応しているかを確認してください。
デスクトップ画面左上の「Appleロゴ」をクリックして、「このMacについて」をクリックすると、マシンの情報が表示されるでしょう。

2)「Boot Camp」

Macの標準で付いてくる「Boot Camp」アシスタントというソフトウェアがガイドして、Windowsをインストールしてくれますので、自分でできるでしょう。

これは、Macを起動して、「Boot Camp」アプリを利用して、Windowsをインストールする作業です。 まずは、WindowsのISOファイルが必要です。

Intel MacでWindowsをネイティブに動かすために、AppleがMacで提供しているソフトウェア「Boot Camp」です。
ブートローダやデバイスドライバー、パーティションツールで構成されたWindows導入パッケージで、Windowsマシンとして動作する。但し、「Windows」のライセンスは当然必要で、「Mac OS」との切り替えには再起動する必要があります。

「Boot Camp」はタダで手に入りますが、OSは、標準パッケージのWindows、DSP版を購入する必要があります。

Microsoft社のサイトから、Windowsの最新版のISOファイルをダウンロードして、Mac側から、ブートキャンプを起動して、このWindowsのISOから、インストールするのが、一番手っ取り早いでしょう。

Windowsの認証は、インストールする時に入力を求められますので、その時は、購入したパッケージに「プロダクトキー」が記載されているはずですので、それを入力すれば、認証は完了です。

追記
Macに、Windowsをブートキャンプで、インストールした後、「手動」で、Windowsを消したりすると、Windowsのブート領域にWindowsの痕跡が残りますので、必ず、ブートキャンプ側からWindowsを消しましょう。 どうしても、Windowsを再インストールした時に、以前のWindowsが起動時に選択画面に表示された場合は、下記の記事にあるアプリで、ブートマネージャーの情報を消すことができるでしょう。
尚、「ブートマネジャー」の情報は、Windows標準のファイル操作アプリ「エクスプローラー」に表示されないファイルですので、下記のアプリを使い証左するのです。

関連記事
Windows ブートマネージャーの設定をカスタマイズできるフリーソフト「EasyBCD」で、Windows、Linux、Mac OS Xのマルチブート環境を構築・設定する。

 

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追記> 2015年2月1日
Windows 10では、標準でオープンロスレスコーデックのFLACに対応、Appleロスレスにも対応しています。
ですので、CDからiTunesで、Appleロスレスで取り込んだ音楽ファイルをWindows 10テクニカルプレビューの「Xbox Music」 アプリで再生できます。 デュアルブートでWindows10を起動していても、MacOSXのファイルシステムに手を突っ込むソフトが有りますので、それを利用すれば、Mac側 のiTuensで管理している音楽ファイル(Appleロスレス)をWindows10側でも再生できるようになったと云う事になります。 ちょっとだ け。。。便利になります。
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追記> 2015年3月24日
2015年3月に「MacBook Air」と「MacBook Pro」 13インチRetinaディスプレイモデルが発表になっていますが、Early2015モデルでは、Boot CampでのWindows 7がサポート対象外になっています。

Boot Campを使うなら、Windows 8以上です。 私の場合、2014年モデルで、Windows 10テクニカルプレビュー版をもう使っていますが。。。。問題ありません。

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追記> 2015年8月12日
Windows 10 に対応した Boot Camp 6 がリリースしました。

・「Boot Camp を使って Mac で Windows 10 を使う」 Appleサイト
https://support.apple.com/ja-jp/HT204990

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注意事項
WindowsのインストールCDには制限があります。
別途、下記の要件を満たした「Windows OS」を購入しないと使えません(当たり前ですが。。。。。)。
1)各OSのバージョン、23,64版かをチェックする必要があります。
例えば、Windows8は、64Bit版しかダメです。

2)標準インストール版であり、アップグレード版やOEM版ではないこと。 DSP版はOKです。
尚、「Windows Vista」も正式サポートしています。

・Boot Camp:「Microsoft Windows オペレーティングシステムのシステム条件」
http://support.apple.com/ja-jp/HT5634

 

Boot Campのダウンロードとインストール手順
ダウンロードページは英文ですが、日本語の「インストール&設定ガイド」もダウンロード可能。
作業手順は次のようになる。
1)Boot Campのダウンロード
2)Mac OS Xのアップデート
3)Mac本体のファームウェアのアップデート
4)「Macintosh Drivers CD」の作成
5)Windows用パーテーションの作成
6)Windowsのインストール
7)Mac用ドライバのインストール

3)~5)の作業は、「Boot Camp」アシスタントというソフトウェアがガイドしてくれる。

・Boot Camp Support ページ
http://www.apple.com/jp/support/bootcamp/

・ファームウェアのアップデートは下記のサイトより。
http://images.apple.com/support/downloads/

関連記事
MacBook Airに、Boot Campを使ってWindows 10 Technical Preview 版を入れてみる


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