本日は、電子書籍の作り方です。
具体的には、電子書籍を作成するためのアプリケーションとその他便利アプリ利用方法についてです。
電子書籍が、注目を集めるきっかけとなったのは、
■2009年8年に、EPUB形式でGoogleが、百万タイトルのGoogle Booksを公開したこと、更に2010年1月にはAppleがタブレット「iPad」をリリース、iBookStoreで「EPUBフォーマット」が採用されました。
■2010年3月には、EPUBフォーマットの電子書籍はiBookStore以外の物も、iTunes経由でiPadで利用可能になりました。
販売を目的としないまでも、自分で作成した文章やブログなどを電子書籍で閲覧できるデバイスに格納して参照したいと考えている方、向けに作り方をその都度、記載していますが、それをちょっと、「電子書籍の作り方」としてまとめてみました。
まず、元の「原稿」をどう作成するかですね。
– 全体 目次 –
1.電子書籍のフォーマット
2.電子書籍端末と対応フォーマット
3.電子書籍を作成するためのアプリケーション
1)Googleの電子書籍制作ソフト「sigil」
2)Apple純正 「Mac OS X」用の電子書籍制作ソフト「iBooks Author」
3)Amazon純正の電子書籍制作ソフト「KindleGen」
4)Adobe InDesign CC
4.他の文書ファイルから作成するためのアプリケーション
1)Wordの文章ドキュメントを利用して作成する方法
2)一太郎 承
3)ブログのエントリを電子書籍にする「ブログインポート機能」
5.他のフォーマットに変換してくれるアプリ
1)ドラッグ&ドロップで、ebooksのフォーマットを変化してくれる「Hamster Free eBook Converter」
2)「電子書籍自炊処理班」
6.電子書籍管理ツールアプリ
1)Open Sourceの電子書籍管理ツール「Calibre」
2)「Google Chrome」でEPUB 3形式のコンテンツを管理・閲覧できる「Readium」
3)「EpubPress」閲覧中のタブをまとめてEPUB形式へ変換
7.電子書籍リーダー(閲覧)アプリ
1)EPUB形式の電子書籍をパソコンで見る事ができるFirefoxのアドオンツール
2)WebKitを利用したシンプルなPC向けリーダー「espur」
3)PC上でEPUB形式の電子書籍を表示できる「Adobe Digital Editions」
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1.電子書籍のフォーマット
1)PDF
ご存知のPDFファイルです。
簡単にPDFファイルを作れますので敢えて記載しません。
PDFを閲覧できるiPhone・iPadのアプリは、多数有り、すでに皆さん使用されていると思います。
2)EPUB
XHTML+CSSをzip形式で圧縮したものです
iPhone・iPadのアプリ「iBooks」で開けます。
ホームページをHTML文で修正できる方なら理解できると思います。
ほぼホームページと同じです。
3).book
専用のビューアーソフト「T-Time」(ボイジャー)を使って読む形式です。
4)AZW/MOBI
アマゾン Kindle用のデータです。
AZW/MOBIの作成には、米アマゾン・ドットコムが提供する専用ツール「Kindlegen」を利用します。
5)Topaz
Kindleの最新電子書籍ファイルフォーマット
6)XMDF
専用Readerソフト「ブンコビューア」(シャープ株式会社)を使って読む形式です。
XMDF形式の書籍は、パソコンだけでなく、PDA(携帯端末)でも読むことができます。
(拡張子は.zbf)
2.電子書籍端末と対応フォーマット
基本フォーマット | 閲覧可能なフォーマット | |
iPad(Apple) | EPUB | PDF、Book |
Kindle(Amazone) | AZW | MOBI、PRC |
Google Edition | EPUB | |
SONYリーダー | EPUB | PDF、RTF、DOC、TXT |
パソコン | PDF、RTF、DOC、TXT、EPUB |
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