電子書籍作成

【電子書籍の作り方】 その2 WORD形式のドキュメントをPDF、ePUB形式の電子書籍を作成する

前回、「電子書籍の作り方」で、電子書籍を作成する為の各種アプリケーションを紹介しました。 

今回は、多分ドキュメントとしては、一番多いMicrosoft社の「Word」で作成された文章を「PDF」や「ePUB」形式のファイルに変換してみましたので参考にしてみてください。

変換に使用した「Word」のドキュメントは、約100ほどのページを抱えた操作説明書で、各ページにpng形式の画像ファイルが貼りつけてあります。

Word2002で作成したファイルで、容量は4.5Mほどです。

 

それでは、WORD形式のドキュメントをPDF、ePUB形式の電子書籍を作成してみます。

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図右上のおおもとの「業務管理システム機能説明書.doc」から、色々と変換して行きます。

「業務管理システム機能説明書.doc」:元ファイル容量:4.5M


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1.Word2002(.doc)をWord、「一太郎 承」(jtd)文章ファイルに変換する

①「一太郎 承」(.jtd)文章ファイルに変換———-容量:5.3Mに増加

②Word2010(.docx)ファイルに変換—————-容量:4.3Mに減少

 

2.PDFファイルに変換する

③「いきなりPDF7」を使用してPDFファイルを作成———————-容量:3Mに減少

⑤「一太郎 承」文章ファイルに変換して、PDFファイルに変換する——容量:13Mに増加

「一太郎 承」からWord(2002)ファイルを読み込むと、「一太郎 承」文章ファイルに変換可能、その後、PDFファイルに変換する。
⑥Word(2010)ファイル—->PDFファイルに変換する方法。———–容量:3.8Mに減少

Word2010には、PDFファイルに変換する機能が有りますので、文章をWord2010で読み込んで、PDFファイルに変換する

 

3.ePUB形式のファイルを作成する

④「一太郎 承」文章ファイルからePUB形式のファイルに変換する。——–容量:4.3Mに減少
「一太郎 承」からePUB形式のファイルに変換する機能が付きました。

 

「一太郎2012 承」 体験版 ダウンロード(ファイルサイズ 約320MB)
http://www.justsystems.com/jp/download/trial/ichitaro/

⑦「一太郎 承」文章ファイルからePUB形式のファイルに変換後、sigilでePUB形式のファイルを編集する。

sigilを使用すると、ページ分割までできるのですが。。。。。。iPadで表示させた時、きれいに1ページを表示させる為に、HTMLを編集できないと、ちょっと難しいようです。

 

4.WordファイルからePUB形式のファイルに変換する

1)「Smart ePubフリー版」を使用して作成する。

MS-Wordファイルから、標準的電子書籍形式ePubファイルを生成するアプリ「Smart ePubフリー版」 (フリー版は現在有りません)

・㈱オープンエンド
http://www.openend.co.jp/index.html

 

2)DOCX (WORD)からEPUBへのコンバーター

オンラインで、無料でdocxファイルをepubに変換 その逆もできます。

docx-epub

・DOCX (WORD)からEPUBへのコンバーター  サイト
https://convertio.co/ja/docx-epub/

 

・EPUBからDOCX (WORD)へのコンバーター  サイト
https://convertio.co/ja/epub-docx/

 

5.PDFファイルからePUB形式のファイルに変換する

PDFファイルで作成された文章を「caiber」で読み込んで作成する。
ブログサイトをEPUB形式の「電子書籍」を作成できる「calibre」について

Word2002(doc)ファイルを利用して、まずPDF、ePUBファイルを作成して、iPadに格納して、気が付いた点。

関連記事
オープンソースの電子書籍管理ツール「Calibre 5.0」にアップデート

1)PDFファイルへ変換後のファイルサイズ

容量4.5M(ページ数100)ほどのファイルですが、変換するアプリによって、PDFファイルにしたときのファイル容量が違います。
一番小さかったのは、市販の「いきなりPDF7」を使用した時でした。

どのくらいの容量で保存するのか選択できますので、画質と相談しながら、サイズを調整できますので、容量の大きいファイルを変換したい場合など、便利です。

ikinari_PDF7_001s

 

2)ePUBファイルへ変換後の編集作業

「一太郎 承」(.jtd)からePUBファイルに変換しましたが、一括で変換されているので、ページ分割はGoogleの「sigil」で読み込んで編集作業を実施します。

PDFファイルの場合は、ほぼうまく表示されますが。。。。。。。
ePUBファイルをiPadで表示させると分かるのですが。。。。。。1ページ全部きれいに表示してくれません?

WordファイルをePUBファイルに変換したときに、変換できなかった部分があります。
Wordの「図形」で描いた部分が、ePUBファイルに変換後、すっかり消えて無くなっていました。変換できません。

 

今回の作業の感想ですが。。。。。。。。

PDFファイルに変換して、iPadに格納して、表示すると、ほぼ問題なく表示できますが、ePUBファイルをiPadでうまく表示するのは、かなりハードルが高いですね。

つまり、GoogleのePUBファイルを編集できる「sigil」を使用して、「iPad」で表示させた時、きれいに1ページを表示させる為に、HTMLを編集できないと、ちょっと難しいようです。

 Adobe の「InDesign」を使えば、「ePub」ファイルを編集できるのですが。。。高価すぎて、手が出ません。(2万円とか3万円なら、何とか購入できますが、十数万円します。。。パソコンより高いアプリは買えません)

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