2019年5月21日、
Mozillaが、WEBブラウザ Firefox Quantum (「Firefox 67」)をリリースしました。
Webページの読み込み速度の改善されています。Gmailを処理していてすぐに実感できるほど速くなっています。50%以上速くなったように感じます。
タブを複数開いて使用するようなユーザーのみですが、IEやChromeの様に、メモリをバカ喰いするのではなく、パソコンのメインメモリがある程度消費されると、使用されていないタブがアイドル状態になる仕組みが取り入れられた様です。
表示スピードも大切ですが、メインメモリの消費量を抑える事も、非常に重要です。
何故なら、Windowsでも、32Bitマシンは、メインメモリ空間が3.4Gほどしか使えないので、複数タブを開くとメモリを消費してパソコンが重くなるからです(64Bitマシンの場合は、メモリ空間はたくさん使えますので、メインメモリの容量が、8GBくらい搭載してあれば問題ないでしょう)。
この機能は、Goodだと思います。 Firefoxを使い続ける理由でもあります。
<改良点>
・Webページの読み込み速度の改善
ページを読み込んでから表示されるまでの時間を短縮しています。
・アイドル状態のタブを一時停止する機能が実装
「Firefox」が、PCのメインメモリをある程度消費すると(既定では400MBが閾値)、しばらく閲覧されてなかったり、まだ利用していないタブが積極的に中断(アイドル状態)され、メモリ消費の増加とパフォーマンスの低下を避けることが可能に。そして、アイドル状態のタブに移動するとページがリロードされ、再びブラウジング可能になります。
・NVIDIA製GPUを搭載する一部のWindows環境で、「WebRender(Quantum Render)」がデフォルトで有効化された。
・暗号通貨の採掘とフィンガープリンティングの防止機能が導入。
・プライベートブラウジング機能における拡張機能の管理方法
プライベートブラウジングで、毎回パスワードを入力する必要がなくなります。また、特定のアドオンだけを有効することが可能に。
・Firefox アカウントのツールバーボタンが新設されました。
・ロイヤリティフリーのビデオフォーマットとして期待されている「AV1」のデコーダーがより高性能な「dav1d」に差し替えられた。
・すべての機能をキーボードで操作できるようにするなど、アクセシビリティ関連の機能も強化。
<対応OS>
・Windows :7、 8、 10
・Mac OS X : v10.9以降
・ Linux :GTK + 3.4以上
・ダウンロード サイト
https://www.mozilla.org/ja/
・モジラ Firefox 日本語サイト
https://www.mozilla.org/ja/firefox/
<追記> 2019年5月26日
「Firefox 67」からですが、プロファイル(ユーザー情報を保存したもの)の仕様が変更されています。
複数のエディションで同じプロファイルを共有する仕様だったが、「Firefox 67」以降ではそれぞれに専用のプロファイルが用意されるようになっています。
これで、複数バージョンをインストールしても、別々のなりますので良いのではと思います。
複数のエディション間でデータを同期させたい場合は、“Firefox Sync”を使えばよい。
<追記> 2019年5月23日
5月21日(米国時間)、Mozillaが、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v60.7.0を公開しました。
WEBメールではなく、メールクライアントソフトが良い方にお薦めのメーラーです。
・「Thunderbird」サイト :https://www.thunderbird.net/ja/
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