2026-07-05、
早いもので、もう7月であと半年になりました。
「腹部大動脈瘤」と「食道癌」切除の手術後、2年が経過しましたが、どうも、体調が改善しない原因は何か? いまだに「生成AI」3つに尋ねています。 内臓外科と心臓血管外科の定期検診はあるのですが、担当の先生は、「総合診療医者」ではないためか、自分の専門の事しか分からず、関連付けした答えができないようです。 循環器系の科に聞く必要があるかもしれません。
本日のお題は、「書籍紹介」と「毎年、敗戦記念日がくるが、本当に何が大切か伝えることができない「マスコミなどのジレンマ」と、愚民の「不都合な真実」として何が大切なのか?について
日本の終戦記念日(8月15日)前後の報道や式典において、「戦争の悲惨さ(被害)」ばかりが強調され、「どうすれば戦争を未然に防げるのか(抑止・予防)」や「なぜ開戦に至ってしまったのか(意思決定の検証)」という本質的な議論が不足しているのではないか、という指摘です。
1.なぜ「悲惨さ」の伝達に偏るのか
1)戦後日本のナラティブ設計そのものに起因する
日本国憲法9条は「戦争放棄」という結果を規定していますが、「なぜ開戦してしまうのか」「誰がどう止めるべきか」というメカニズム設計にはほとんど触れていません。
戦後の平和教育も、広島・長崎・沖縄・空襲といった被害の記憶を核に構築されており、これは意思決定プロセスの分析ではなく「体験の継承」がモデルになっています。
IT的に言えば、障害報告書で「システムがダウンして大変だった」という被害状況だけを延々と書き、根本原因分析(RCA)や再発防止の仕組み設計を書かない、という状態に近いです。
2)マスコミの構造的制約
- NHKを含む放送局は政治的公平性の縛りが強く、「現在の為政者が開戦の意思決定をしないよう監視・抑制する仕組み」を論じることは、時の政権批判と直結しやすく、8月15日前後の特別編成では避けられがちです。
- 記者クラブ制度により、政治家・防衛省などへの継続的アクセスを維持する必要があり、権力の意思決定過程そのものを構造的に批判する報道は関係を損なうリスクがあります。
- 悲惨さを伝える報道は視聴率・共感を得やすく、「開戦阻止のガバナンス論」は抽象的で数字が取りにくいという商業的な非対称性もあります。
3)学術的にも「開戦を止める」議論は複雑で伝えにくい
歴史・政治学の研究(集団思考=グループシンク、サンクコスト、面子・威信、官僚制の自己保存的な意思決定慣性など)を見ると、開戦は特定の「悪い為政者」の意図というより、取り巻き集団内の異論排除メカニズム(イルヴィング・ジャニスのgroupthink理論など)や、一度動き出した組織的慣性(日本の場合は統帥権の独立、軍と内閣の意思決定の分離構造)が大きな要因とされています。
「為政者の意向」に単純化する説明は分かりやすい一方、実際にはもっと分散的・構造的な失敗であることが多く、これをテレビの特番の枠で説明するのは難しい、という事情もあります。
もう一つの見方
一方で、「悲惨さを伝えること自体が抑止のメカニズムだ」という立場も成立します。
個人の意思決定者(有権者・将来の政治家)が「戦争がどれほど酷いか」を内在化することで、開戦への心理的コストを引き上げる、という理屈です。
つまり「悲惨さの伝達」と「開戦を止める仕組みの伝達」は対立ではなく、前者が個人レベルの抑止、後者が制度レベルの抑止という、異なるレイヤーの話とも整理できます。
ただ、指摘の通り、日本のメディアはこの制度レベルの議論——シビリアンコントロールの実効性、情報公開請求権、国会の事前承認プロセスの強化など——にはほとんど踏み込んでいないのは事実だと思います。
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2.書籍紹介
下記の問題に興味のある方に役立つ書籍を集めてみました。
- ウクライナ戦争
- ポピュリズム
- 福音派とトランプ
- ルサンチマン
- AIによる社会変化
- 認知心理学と民主主義
- 日本社会の構造問題
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■あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書 保阪正康(著)
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■「あの戦争」は何だったのか 辻田真佐憲(著)
<目次>
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
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■キリスト教ナショナリズム 不穏なアメリカの変貌 森本あんり(著)
この写真の風景は、米国の大統領執務室で、トランプと神父たちが集まり「お祈り」している様子です。
日本では考えられない光景ですが、「悪魔(大統領)」に大衆を売り渡している光景に見えますね。
格差が広がると、国民は、無知でアホですので、何かやってくれるのではと「悪魔」を期待して選んでしまうのです。愚民はバカですので、後で失敗だったというのです。その時はもう遅いのです。
どこの国も同じで、ドイツのヒットラーを選挙で選んだのも、当時の「愚民」たちです。
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冷戦後の『アメリカがルールを作る世界』が終わり、大国がそれぞれ独自の勢力圏を形成する時代に入った。
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「なぜトランプ、プーチン、習近平は支持されるのか」を「失われた栄光の回復(リバンチズム)」という共通の視点で説明しているところです。
「ルサンチマンとポピュリズム」の国際政治版として読むと、とても理解しやすい一冊だと思います。
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・【書籍紹介】 キリスト教ナショナリズム 不穏なアメリカの変貌 森本あんり(著)
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