2020年12月16日、現在
本日のお題は、新しく発売されたApple Silicon(M1)デバイス上のソフトウエアの対応状況についてです。
私の場合、ARM版のMacではありませんので、どうでも良いのですが、記事を拾ってみました。参考までに。
AppleはパソコンのCPU(プロセッサ)をスマホと同じ、「Soc(:System-on-a-chip)」にしてしまいましたので、ちょっと大変なことになっているのです。
1.Microsoft 12月15日(現地時間)、対応状況
1)Apple Silicon(M1)を搭載したMac向けの「Microsoft 365」アプリを提供開始
「Microsoft Teams」は、まだですが、Mac向けの「Microsoft 365」には、これから新機能が盛り込まれる予定です。
例えば、Mac版「Outlook」で“iCloud”アカウントが利用可能に。
2)Apple Silicon(M1)ネイティブ対応のDev版「Microsoft Edge」をアップデートした(build 89.0.731.0)
2.オープンソースのOfficeの対応状況
「OpenOffice」はApple Siliconデバイスで動作しない様です。しかし、「LibreOffice」は動作します。
「OpenOffice.org」は、2011年6月にOracleからApache Software Foundationに寄贈され、「Apache OpenOffice」と改名されました。
そして、もう一つ、OpenOffice.org開発コミュニティーの主要メンバーが設立したThe Document Foundationにより開発されている「LibreOffice」があります。
「OpenOffice」から、「LibreOffice」にフォークしたのですが、如何せん、開発体制が、「Apache OpenOffice」は全然人が足りなく、開発が進んでいるのは「LibreOffice」で、現在は主流ですかね?
ですので、未だに、「Apache OpenOffice」を使っている人は、「LibreOffice」に乗り換えることを勧めています。
「LibreOffice」の開発チームによると、「macOS Big Sur」環境では「OpenOffice」でOOXMLドキュメント(DOCXやXLSX形式)を開く際にエラーが発生するとのこと。“OpenOffice”が予期しない理由で終了しました”というダイアログがでて、アプリケーションがクラッシュしてしまうそうです。
3.デスクトップ向けモジラのWEBブラウザの最新版「Firefox 84」を公開
12月15日(米国時間)、今回のアップデートでは、“Apple Silicon(M1)”を搭載したAppleデバイスにネイティブ対応した、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox 84」を公開。
「Rosetta 2」トランスレーションで動作していた「Firefox 83」に比べ、“Speedometer 2.0”テストで起動が2.5倍、Webアプリのレスポンスで2倍のパフォーマンス向上を果たした様です。
<補足説明>
以前のMacには「PowerPC」というCPUが搭載されていましたが、2005年に開催されたWWDCにて、MacのCPUを「PowerPC」から「Intel製x86系」に切り替えると発表しました。
コンピュータ上で動作するソフトウェアは、基本的にCPUの種類ごとに作られていて、同じソフトウェアを違う種類のCPUで動作させることはできないのです。Macも例外ではなく、全Macユーザが、ソフトウェアを買い直すことも難しいのです。これを解決するためにAppleが「Mac OS X v10.4 Tiger」に搭載した機能が「Rosetta」でした
そこで、「Rosetta」は、特定のアーキテクチャのプログラムコードを持つバイナリを、別のアーキテクチャ適宜変換することでバイナリの互換性を維持するアップルの技術なのです。
「PowerPC」–(Rosetta)—->「Intel製x86系」–(Rosetta 2)—->「Apple M1」
とプロセッサをコロコロ変える為に必要な変換用のソフトなのです。
・Apple Silicon(M1)
https://www.apple.com/jp/mac/m1/
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