4.リモートデスクトップクライアントを利用する
Mac OSX上で、Windowsを動作させられる仮想化PCソフトウェアは、「Parallels Desktop」や「VMWare Fusion」、「Virtual PC for Mac 7」、そしてオープンソースでは「Q emulator」があります。
このフリーソフトは、デュアルブート方式(Boot Camp)でもなく、バーチャルマシンとも違う、Microsoft 社のリモートデスクトップクライアントです。
相手のPCをリモート操作するだけですので、「CPU」はあくまでもリモート接続先のPC(Windows側)のものを利用するので、重たい処理を行うには便利です。
Mac から Windows コンピュータに接続して、そのコンピュータ上のプログラムやファイルを操作する目的のプログラムで、「自宅の Mac から会社の Windows のファイルを操作したい」、「Access 、EXCEL、WORD、PPT など Windows 用アプリケーションをMac から操作したいといった利用を望む方に便利なユーティリティです。
1)「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2 」
Microsoft 社のWebサイトから無料でダウンロードできますので、上記の「用途」と「環境」が整っている方は、インストールしておいて損のないプログラムですので、一度お試しあれ。
<機能概要>
・Macintosh コンピュータから、Windows のすべての機能にアクセスすることができます。
・Macintosh と Windows のプログラム間で、情報のコピー アンド ペーストができます。
・Windows のプログラムから、Macintosh に接続しているプリンタで印刷(プリントアウト)ができます。
・Windows のターミナル サーバーを使って、職場の Macintosh ユーザーのグループに、Windows のみのプログラムへアクセスさせることができます。
<必要な環境>
■Mac側
・プロセッサ : Intel CPU または500MHz以上の PowerPC G4, G5搭載の Macintosh
・OS : Mac OS X 10.4.9 (Tiger) 以降
■Windows側、対応OS
・ Windows Vista Business、Enterprise、 Ultimate
・ Windows XP Professional、Media Center
・ Windows Server 2008 Datacenter、Enterprise、Standard
・ Windows Server 2003
(ネットワーク接続で、ドメインに参加できるOSだけですので、ちょっと残念)
・「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0.1 」について Microsoftサイト
2)「Microsoft Remote Desktop」を使い接続する方法
こちらの方が、OSの自由度がありますし、Windowsのリモートデスクトップの機能を有効にすれば、Mac側にアプリをインストールすれば接続できるでしょう。
■設定手順
1)Windowsの各OSで、リモートデスクトップ機能を有効にする。
2)Mac側で、「Microsoft Remote Desktop」をMac App Storeからダウンロードしてインストールする
3)MacからWindowsにネットワーク経由で接続する。
・Microsoft サポート :リモート デスクトップの使い方
・Mac App Store :Microsoft Remote Desktop
3)仮想専用サーバーを利用したリーモートデスクトップ
クラウド上のサーバーを利用したリーモートデスクトップ接続ですが、レンタルサーバ会社のサーバーを利用しますので、いずれも有料です。
(1)さくらのVPS for Windows Server
リモートデスクトップ接続なので、Mac からも接続可能です。
「Microsoft Office」や「Microsoft SQL Server」も利用可能です。
・さくらインターネット VPS for Windows Server サイト
(2)お名前.com デスクトップクラウド
FX自動売買に最適なパフォーマンスとお求めやすさを両立したFX専用VPSとなっています。
・「お名前.com デスクトップクラウド」 お名前.com サイト
https://www.onamae-desktop.com/
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