2025-05-20、
本日のお題は、MacやWindows 11を含むパソコンでよくある困りごとやトラブルは多岐にわたりますが、特に多く挙げられるのはどんな問題が有るのかについてです。
購入後、Windowsアップデートなど手間がかかるのは、圧倒的に「Windows」でしょう。
ですので私の場合、仕事で使う時以外は、「MacBook Air」です。
1.Windows11などの場合
Windows 11を使っていると、いくつかのよくある困りごとが報告されています。例えば、以下のような問題があります。
これらの問題に対処する方法もいくつかありますが、具体的な解決策を知りたい場合は、詳細な情報を確認するのが良いでしょう
1)全体的なパフォーマンスと動作に関する問題
■動作が遅い/重い:
・OSのアップデート後に動作が重くなる。
・古いPCをWindows 11にアップグレードした際に、スペック不足で動作が遅くなる。
・メモリリーク(メモリが解放されず、徐々に消費されていく現象)が発生し、動作が不安定になる。
■起動しない/電源が入らない:
・Windows Updateが原因でエラーが発生し、起動できなくなる。
・BIOS設定の誤りや、システムファイル・デバイスドライバーの破損。
・HDD/SSDの故障やメモリの接続不良。
・PCの帯電。
■ブルースクリーン(BSoD)が頻発する:
・ハードウェアやソフトウェアの問題、マルウェア感染、オーバーヒートなど、様々な原因で発生する。
2)ネットワークと接続に関する問題
■インターネット接続ができない/不安定:
・Wi-Fiやネットワーク接続がうまくいかなくなることがある。
・Windows 11にアップグレード後、Wi-Fiの接続設定がリセットされる。
・接続の不安定性や低速なインターネット。
3)周辺機器と互換性に関する問題
■周辺機器が認識されない/正常に動作しない:
Windows 10では使えていたソフトウェアや機能が、Windows 11では動作しない場合がある。
プリンター、マウス、WebカメラなどがWindows 11へのアップグレード後に動かなくなる。
多くの場合、ドライバーの互換性が原因。Windows Updateやメーカーサイトからのドライバー更新が必要。
4)ソフトウェアの互換性問題:
古いソフトウェアがWindows 11で正常に動作しない、エラーメッセージが表示される、起動しないなど。
5)セキュリティとプライバシーに関する問題
■ウイルス・セキュリティの不安:
・ウイルス感染、不正アクセス、個人情報の漏えい、サイバー攻撃などへの懸念。
・特に、Windows 10のサポート終了に伴い、Windows 11への移行をしない場合にセキュリティリスクが高まることが指摘されています。
■広告表示:
・意図しない広告が表示されることへの不満。
6)アップデートに関する問題
■Windows Updateの失敗/不具合:
・更新プログラムのインストールがうまくいかない。
・更新プログラム適用後に動作が不安定になることがある。
・特定の更新プログラム(例:KB5028256、KB5034765など)を適用後に、タスクバーが消える、スタートメニューが動作しない、IME(文字入力)がバグる、ゲームのパフォーマンスが低下するなどの不具合が報告されることがある。
これらの困りごとは、Windows 11の機能やインターフェースの変更、PCのスペック、ドライバーの互換性、セキュリティ対策の状況など、様々な要因によって引き起こされます。トラブルが発生した際には、まずはWindows Updateを確認し、ドライバーの更新やシステムの再起動、トラブルシューティングツールの実行などを試すことが推奨されます。
2.Macなど、パソコンでの困りごとなどが多い事柄は何?
Windowsと比較して、Macでユーザーがよく直面する困りごとやトラブルもいくつかありますが、概ねMacの方が圧倒的に手間がかかりません。 そこが、Windowsより使いやすい理由になります。
いくつかのよくある困りごとが報告されています。例えば、以下のような問題があります。
1)全体的なパフォーマンスと動作に関する問題
- 動作が遅い/重い:
- ストレージ容量の不足(特にSSDの空き容量が少ない場合、パフォーマンスが低下しやすい)。
- メモリ(RAM)の不足や、多数のアプリケーションがバックグラウンドで起動していることによるメモリ圧迫。
- 古いmacOSバージョンや、多くのログイン項目(起動時に自動で立ち上がるアプリ)が原因。
- キャッシュファイルやダウンロードファイルなど、古いデータが大量に蓄積されている。
- 一部の古いMac(特にHDD搭載モデル)では、ディスクの断片化がパフォーマンス低下につながることもある。
- クラッシュ/フリーズ:
- 特定のアプリケーションが応答しなくなったり、システム全体がフリーズしたりすることがある。
- ハードウェアの過熱(特に古いモデルや負荷の高い作業時)。
- macOSのバージョンとアプリケーションの互換性問題。
2)ソフトウェアと互換性に関する問題
- アプリケーションの互換性:
- Windowsに比べてMac対応のアプリケーションが少ない場合がある。特に特定の専門的なソフトウェアやゲームは、Windows版しか提供されていないことがある。
- Intel MacからAppleシリコン(M1/M2/M3チップ)搭載Macへの移行に伴い、一部の古いアプリケーションがRosetta 2を介しても動作しない、または最適化されていないためパフォーマンスが低下する。
- 32ビットアプリケーションのサポート終了により、古いアプリが起動しなくなった。
- アップデート後の不具合:
- macOSのアップデート後に、特定のアプリケーションが起動しなくなったり、予期せぬ動作をしたりすることがある。
- アップデート中にエラーが発生し、起動できなくなったり、データが消失したりするケース。
- Wi-Fi接続が不安定になったり、バッテリーの持ちが悪くなったり、ファンの音が大きくなったりするなどの不具合が報告されることもある。
3)周辺機器と接続に関する問題
- 周辺機器が認識されない/正常に動作しない:
- USB-CポートしかないMacの場合、従来のUSB-Aやその他のポートを持つ周辺機器を接続するためにアダプターやハブが必要になり、それが認識不良や動作不安定の原因になることがある。
- プリンター、外付けHDD/SSD、WebカメラなどがMacに認識されない場合、ケーブルやポートの不具合、ドライバーの不一致、システム設定による制限などが原因となる。
- SMC(システム管理コントローラ)やNVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)のリセットで解決する場合もある。
4)ネットワークと接続に関する問題
- インターネット接続ができない/不安定:
- Wi-Fi接続が不安定になったり、突然切断されたりする。
- ルーターの負荷、周波数帯の干渉(2.4GHz帯と5GHz帯)、またはVPNなどのセキュリティソフトウェアが原因となることがある。
- macOSのバージョンアップ後にWi-Fi設定がリセットされる場合もある。
5)セキュリティとプライバシーに関する問題
- マルウェア/ウイルスへの懸念:
- かつてはWindowsより安全とされてきたMacだが、近年Macをターゲットにしたマルウェアが増加しており、セキュリティ対策の重要性が高まっている。
- 意図しない広告の表示や、怪しいポップアップが出るなど、マルウェア感染の兆候に戸惑うことがある。
サファリ以外のFirefoxなどのブラウザも使えるので試してみる(私は、Firefoxを使用しているが、何も問題ない)。
6)その他
- 本体価格の高さ:
- 同程度のスペックのWindows PCと比較して、Macの本体価格は、決してが高くはありませんが、単に高いと感じるユーザーもいる。特に円安の影響でさらに高額に感じるケースもある。
- ストレージ拡張の難しさ:
- 最近のMacは、購入後に内部ストレージを増設することが難しいモデルがほとんどであり、購入時に十分なストレージ容量を選ぶ必要がある。 但しAppleの場合、ストレージ容量でぼろ儲けしている値段設定している場合が殆どです。
Macは一般的に安定性が高いと評価されていますが、上記のような問題は発生しえます。
トラブルが発生した際には、まずはmacOSのアップデート、アプリケーションの更新、再起動、セーフモードでの起動などを試すことが推奨されます。
3.廃棄処分
■廃棄処分:
・古いPCの適切な廃棄方法がわからない。
古いPCを適切に廃棄する方法は、データ消去とリサイクルの2つの側面から考える必要があります。特に個人情報や機密データの流出を防ぐためには、データ消去が最も重要です。
(1)データ消去の徹底
PCを廃棄する上で最も重要なのが、内蔵ストレージ(HDDやSSD)に保存されているデータを完全に消去することです。単にごみ箱を空にしたり、フォーマットしたりするだけでは、復元ソフトを使えばデータが復元できてしまう可能性があります。
確実なデータ消去の方法は以下の通りです。
- データ消去ソフトの利用:
- 専用のデータ消去ソフト(フリーソフトや有料ソフト)を使って、ストレージに意味のないデータを複数回上書きすることで、データを読み取れないようにします。
- Windows 10/11には、PCを初期状態に戻す際に「すべて削除する」オプションを選択することで、データ消去をある程度行う機能もありますが、より確実な消去には専用ソフトが推奨されます。
- 物理的破壊:
- ストレージを取り出して物理的に破壊する方法です。ドリルで穴を開けたり、ハンマーで叩き壊したりすることで、データの復元を不可能にします。ただし、危険を伴うため、専門業者に依頼するのが安全です。
- 磁気消去(デガウザー):
- 強力な磁気を当ててデータを消去する方法です。主に企業などで使用される専門的な方法ですが、個人でも対応している業者があります。
注意点:
- バックアップ: 重要なデータは必ず事前にバックアップしておきましょう。
- アカウント情報の削除: 各種クラウドサービスやWebサイトのログイン情報、ソフトウェアのライセンス認証などもすべて解除しておきましょう。
(2) PCのリサイクル・処分方法
日本では、「資源有効利用促進法」および「小型家電リサイクル法」に基づき、PCのリサイクルが義務付けられています。PCは粗大ごみとしては処分できません。主な回収・処分方法は以下の通りです。
■ メーカーによる回収(PCリサイクル)
- 「PCリサイクルマーク」がある場合: 2003年10月以降に販売されたPCには「PCリサイクルマーク」が付いており、購入時にリサイクル料金が支払われているため、メーカーが無償で回収・リサイクルします。
- 各メーカーのウェブサイトから回収を申し込み、送付方法(郵便局からの送付など)を確認します。
- 「PCリサイクルマーク」がない場合: 2003年9月末までに販売されたPCなど、PCリサイクルマークがない場合は、リサイクル料金を負担する必要があります。
- メーカーに直接申し込むか、「一般社団法人パソコン3R推進協会」に申し込むことで回収してもらえます。
■ 自治体による回収(小型家電リサイクル)
- 多くの自治体では、「小型家電リサイクル法」に基づき、使用済みの小型家電と一緒にPCを回収しています。回収方法は自治体によって異なりますが、以下のいずれかの方法が一般的です。
- 回収ボックス: 公共施設や家電量販店などに設置された回収ボックスに投入します。投入口のサイズ制限がある場合が多いです(例:30cm×30cmの投入口に入るもの)。
- ステーション回収: ごみ収集場所で資源ごみと合わせて回収します。
- イベント回収: 特定の期間に回収イベントが開催される場合があります。
- ピックアップ回収: 不燃ごみなどの中から清掃工場などで選別回収する場合があります。
- 戸別訪問回収: 自治体によっては、事前に申し込むことで自宅まで回収に来てくれるサービスを提供している場合があります(有料の場合が多い)。
- 札幌市の場合:
- 小型家電回収ボックスへの持ち込み: 市内の公共施設などに設置されている小型家電回収ボックスに持ち込めます(30cm×30cmの投入口に入るパソコン本体のみ。ディスプレイは対象外)。
- 認定事業者の回収拠点への持ち込み: 株式会社マテック発寒支店など、認定事業者の回収拠点では、ボックス投入口に入らない大きさのパソコン(ブラウン管式ディスプレイは除く)も無料で回収しています。
- 一般財団法人札幌市環境事業公社への回収依頼: PCリサイクルマークの有無に関わらず有料で回収しています。自作PCや倒産したメーカーのPCも対象です。電話で申し込み、自宅まで収集に来てくれます。
■ 宅配回収サービス
- 国から認定を受けた民間業者(例:リネットジャパンリサイクル株式会社など)が提供している宅配回収サービスを利用する方法です。
- インターネットで申し込み、宅配便でPCを送るだけで回収してもらえます。
- データ消去もサービスに含まれている場合が多く、安心して利用できます。
- PC本体が含まれる場合は無料になることが多く、モニターや周辺機器も一緒に回収できる場合があります。
■ 家電量販店での下取り・回収
- 一部の家電量販店では、新しいPC購入時の下取りや、PCの回収サービスを行っています。
- 有料の場合が多いですが、店舗に持ち込むだけで手軽に処分できるメリットがあります。
■ 不用品回収業者
- 不用品回収業者に依頼することも可能ですが、データ消去が適切に行われるか、正規の許可を得ている業者かを慎重に確認する必要があります。トラブルも報告されているため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
■まとめ
古いPCの廃棄で最も重要なのは**「データ消去」**です。これを確実に行った上で、法律に則った適切なリサイクル・処分方法を選びましょう。PCリサイクルマークの有無や、お住まいの自治体のルールによって最適な方法が異なりますので、事前に確認することをお勧めします。
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