05.パソコン講座

大学の通信教育で、ネット回線とパソコンが必要になるが、最低どの程度の性能のパソコンが必要か?

2025-04-14、
大学の通信教育で、勉強しようとすると、ネット回線とパソコンが必要になるが、ネット回線で動画が観れて、ドキュメント作成、メール送受信程度だと思うが、最低どの程度の性能のパソコンが必要か?

私の知り合いにも、片親で、お金の負担をなるべくかけないように、大学の通信教育で勉強する環境を整えるために、パソコンを手に入れて、使えるようにしたい子がいるので、どのような方法があるのか、調査してみました。

一番いい手は、Windows11のパソコンを誰かから、タダでもらい、それを使うのが、一番金のかからない方法でしょうが、そんな人は、めったに居ないのです。

通信教育での学習には、「ネット回線」と「パソコン」は必須になりますが、それほどハイスペックなパソコンは必要ないと思います。最低限の性能でも十分快適に使えるでしょう。

以下に、必要なパソコンの最低限のスペックと、選ぶ際のポイントと、どんなマシンとOSを選択可能かをまとめました。

 

1.Windowsパソコンの場合の最低限必要なスペック

1)通信教育で必要なパソコンでの作業要件は、下記のような事柄になるでしょう。

  • 動画視聴(授業動画など)
  • Webブラウザ(課題提出、調べ物など)
  • PDF閲覧やOffice系の資料確認(LibreOfficeとか)
  • Zoomなどのビデオ通話ツール(必要なら)

 

2)パソコンの性能について

■CPU: Intel Celeron または AMD Athlon 以上のプロセッサ
これらのCPUでも、動画視聴、ドキュメント作成、メール送受信といった基本的な作業は問題なく行えます。

■メモリ: 4GB 以上
複数のアプリケーションを同時に開いたり、Webブラウザで複数のタブを開いたりする際に、4GBのメモリがあれば比較的スムーズに動作します。可能であれば8GBあるとより快適です。

■より快適に使うためには:
上記の最低限のスペックよりも、CPUがIntel Core i3以上、メモリが8GB以上、ストレージが256GB SSD以上であれば、より快適に作業できるでしょう。

■将来的な用途:
今後、動画編集やプログラミングなど、より負荷の高い作業を行う可能性がある場合は、少し余裕のあるスペックのパソコンを選んでおくと良いかもしれません。

■ストレージ: 128GB SSD (Solid State Drive) 以上
SSDはHDD (Hard Disk Drive) に比べてデータの読み書きが速く、パソコンの起動やアプリケーションの起動が格段に速くなります。容量は、保存するドキュメントやデータの量によって検討してください。128GBあれば、基本的な用途には十分でしょう。

■ディスプレイ(画面): 11インチ以上
画面サイズは、持ち運びやすさと作業性のバランスで選びましょう。11インチ以上あれば、動画視聴やドキュメント作成も比較的快適に行えます。

■OS:
Windows 10/11 (Sモードではない通常版) または macOS

どちらのOSでも、基本的な用途に必要なソフトウェアは利用できます。使い慣れたOSを選ぶと良いでしょう。Windowsの場合は、Sモードという機能制限のあるバージョンでないことを確認してください。

通常はOS付きで販売されているが、Windowsの場合は組み立てるとOSは、別途、自分で購入する必要があります。

■その他:
無線LAN (Wi-Fi): ネット回線に接続するために必須です。
有線の場合はLANケーブル、無線の場合は、別途、「無線LANルータ」が必要になる。

USBポート: 周辺機器(マウス、キーボード、USBメモリなど)を接続するために必要です。

 

2.パソコンを選ぶ際のポイント

■価格: 最低限のスペックであれば、比較的安価なパソコンでも十分です。予算に合わせて選びましょう。

■携帯性: 自宅内での利用がメインか、持ち運びが多いかによって、ノートパソコンのサイズや重さを考慮しましょう。

■バッテリー駆動時間:
ノートパソコンの場合、バッテリー駆動時間も重要な要素です。しかし、中古品の場合は、劣化している為、駆動時間は短くなります。

■中古品も検討: 予算を抑えたい場合は、状態の良い中古パソコンも選択肢の一つです。
信頼できる販売店で購入するようにしましょう。

■家電量販店やオンラインストアで、これらのスペックを目安に探してみてください。実際に店頭で触ってみて、使いやすさを確認することもおすすめです。

 

3.中古でもOK  予算は?

1)予算の目安

(1)1万円~3万円程度:
■中古の比較的古いノートパソコン: この価格帯だと、数年前のビジネス向けのノートパソコンなどが中心になります。

■メリット: 安価に入手できる。
デメリット: バッテリーの持ちが悪い、動作が遅い場合がある、傷や汚れが目立つ可能性がある。

■Linuxディストリビューションの注意点:
古い機種の場合、一部の最新のLinuxディストリビューションが動作しない可能性があります。軽量なディストリビューション(例: Lubuntu, Xubuntu, Linux Mint XFCE)などを検討する必要があるかもしれません。

(2)3万円~5万円程度:
■中古の比較的状態の良いノートパソコン: この価格帯になると、比較的新しい世代のビジネス向けノートパソコンや、少し前の一般向けノートパソコンが見つかりやすくなります。

■メリット: ある程度快適に動作する可能性が高い、バッテリーの持ちも比較的良い場合がある。

■デメリット: 傷や汚れがある場合がある。

■Linuxディストリビューション: 多くの主要なディストリビューション(Ubuntu, Fedora, Debian, Linux Mintなど)が比較的スムーズに動作するでしょう。

(3)5万円以上:
■状態の良い中古の比較的新しいノートパソコン:
この価格帯になると、高性能なCPUや十分なメモリを搭載した、状態の良い中古ノートパソコンが見つかりやすくなります。

■メリット: 快適に動作する可能性が高い、比較的新しい機種のため、長く使える可能性がある。

■デメリット: 新品に近い価格になる場合もある。
Linuxディストリビューション: 最新のディストリビューションも問題なく動作するでしょう。

 

4.OSは、無償の「Linuxのデストリビューション」でもOK 

中古のパソコンに、無償のOS:Linuxディストリビューションをインストールして使う事もOKの場合

予算についてですが、これは本当にピンキリです。
どのような状態の中古品を希望されるか、また、「Linuxディストリビューション」にどの程度の知識をお持ちかによっても、最適な予算は変わってきます。

そこで、いくつかの予算帯と、それぞれの予算帯でどのような選択肢があるかについてご説明します。

1)Linuxディストリビューションを選ぶ際のポイント

1)Linuxとは、
本来、OS(オペレーティングシステム)の基盤となる中核ソフトウェア「カーネル」のみを指す呼称です。
Linuxカーネルは、1991年に当時フィンランドのヘルシンキ大学在学中だった「リーナス・トーバルズ」氏が個人で開発を開始した。

2)Linuxディストリビューションとは、
Linuxのカーネルに、各種のライブラリやアプリケーションソフトウェアなどの周辺的機能を組み合わせて、一つのパッケージとして配布されている「OS」の総称である。ほぼ、無料で使用できます。

Linuxは軽量なOSが多いため、比較的古いモデルでも快適に動作します。例えば、UbuntuやLinux Mintなどのディストリビューションは初心者にも使いやすいです。

■初心者向け:
Ubuntu, Linux Mint など、情報が多く日本語の情報も豊富なディストリビューションがおすすめです。GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が使いやすく、Windowsからの移行も比較的スムーズに行えます。

■軽量:
Lubuntu, Xubuntu など、比較的軽量で古いパソコンでも快適に動作しやすいディストリビューションがあります。

■安定性重視:
Debian など、安定性に定評のあるディストリビューションもあります。

 

5.Googleが、サポート対象外になったWindows PCやMacにインストールして使える、無償のOS「Chrome OS Flex」の安定版をリリース。

Chrome OS Flex」は、 Googleは、2020年に買収した米NeverwareのChromiumベースのOS「CloudReady」を基に作成され、2022年2月にリリースしています。

Chrome OS」が、基本的に端末の「Chromebook」へのプリインストールという形式で提供されるのに対し、「Chrome OS Flex」はPCおよびMacへインストールできるよう単体提供される点が異なる。

サポート期限が切れたOSが入った古めのノートPC、「Windows 10」から「Windows 11」のアップグレードインストール要件を満たさないPCを持っている方など、このOSを入れて使えば、パソコンを安全にネット環境の中で使用できます。

■「Chrome OS Flex」では、ウイルス対策ソフトウェアは必要ありません。
定期的なセキュリティアップデートにより、Chrome OS Flexには、ウイルス、ランサムウェア、フィッシングなどの脅威に対する保護機能が組み込まれています。

■Microsoftのオフィス(Word、Excel、パワポ)が使えないと考えている方
Googleでも、「Googleドキュメント」が使えますので大丈夫です。めんどくさがらずに、自分で使える様に努力すればいいだけです。

■最初は、端末に「Chrome OS Flex」をインストールせず、USBメモリーから直接OSを起動することもできるので、まずは正常に動作するかチェックすることができます。

<最小システム要件>
・アーキテクチャ:IntelまたはAMDの64bit CPU
・メインメモリ:4GB
・ストレージ:16GB

2010年以前に製造された製品については動作が不安定になる可能性があり、Intel GMA500/600/3600/3650のグラフィックスはChromeOS Flexが定めるパフォーマンス基準を満たしていない。

▮ChromeOS Flex サイト
https://chromeenterprise.google/os/chromeosflex/

▮ChromeOS Flex インストールガイド サイト
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529

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ちなみに、今持ってるパソコンとかある場合、そのパソコンを利用して、インストールして「Linux」化するって選択肢もあります。

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