ブログを読んでいて、面白い記事が見つかりましたので紹介します。
「More Access! More Fun!」さんです。
日本の携帯代は高いから下げろとの前にするべき行政指導について
どうして、キャリアの携帯料金が安くならないのか? 私なりに、何度も、その構造を記載していますが、「More Access! More Fun!」さんのブログに、私とはちょっと違った視点から記載されている記事を見つけましたので紹介します。
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本当に携帯代を安くするために一番効く方法
端末費用と通信費用を安くするだけなら、格安スマホに格安SIMいれて通話はLINEなどのメッセンジャーアプリで行えば相当に安くできます。
できないって人は要するにリテラシーが低いからなんです(または調べるのも面倒くさいか)。スマホの調子がちょっと悪ければ何も調べないで販売店に持って行くとか、自宅にWi-Fiがないからとアップデートのたびに持ち込むとか・・販売店の人件費がリテラシーの低い人たちのために使われているわけですね。
こういうフルサービスを求める人たちは、ある程度高くてもしかたないでしょう。飲食だってフルサービスを求めるなら高くなるが、ドリンクバーなら150円でいいのと同じです。回転寿司で店員さんに茶を入れてくれとかいう客はいないはずだ。自分なんて販売店には解約のときしか行ったことないし、だいたい本当に技術的なことに答えられる店員さんなんていないと思う。販売店に行かなくて自分でやれる人から見たら、このコストをどうして自分が負担するのかちょっと腑に落ちない。通話料とか安くして、販売店のサービスを有料化するというのもあると思います。これなら公平。車だって整備点検費用は取るでしょう。なにもかも無料というのがおかしいです。
しかしながら、もう1点。政府がすぐにできることがあります。携帯代といっても、端末費用と通話料と通信コストだけが携帯代じゃないんです。いや、自分とか詳しい人はこれだけしか払ってないけど、リテラシーの低い人たちはそのほかに総額では相当のお金を払っています。
こんなビジネスが許されるのか。ドコモの電子雑誌読み放題「dマガジン」の8割は利用しないのにお金を払っている休眠ユーザ
自分がSIMフリーのスマホを買って、キャリアとMNPしないのはこれも大きい。正直ウザい。昔からの商法なんだけど、どのキャリアも新規契約の時には「同時にこのサービスを契約すると初期手数料が無料ですよ」とか「このサービスを3つ契約すると値引きしますよ」とか、押しつけてくる。iPhone 5まではSoftBankで買っていたのだが、機種変更の時でさえ、このサービスとこのサービスを契約して頂かないと機種変更受けられないんですと言われた記憶がある。SoftBankとauはほとんどが代理店だからこの傾向なのかと思っていたらdocomoも同じなのか。
「サービスは月額契約だけど、明日以降すぐに解約して構わないんです」とかいうが、実際にサービスを解約するにはけっこうハードルが高い。どうやって解約するのか懇切丁寧に教えてくれるわけではないからだ。サービスセンターに電話したりするものと、アプリから解約するものがあり、たどり着くのが非常に分かりづらいものもある。ソーシャルでこの話をしたところ「年老いた母親の支払い明細を見たら使ってないサービスが山のようにあって支払いが大変なことになっていた」と言う人もいた。情報弱者は搾取される時代なのです。
確かに契約時に「1ヶ月以内に解約したらお金はかかりません」と説明はしているので違法ではない。しかし、その意味がわからないレベルの人たちも世の中には大勢いるのだ。実際クックパッドの例を見ると物凄いことが分かる.
1)リテラシーの低い人たち、情報弱者は搾取される時代なのです。と有ります。
端末代金をタダ同然にしてバラ撒き、その損失分を「通信料金」を高くして補い、尚かつ儲けていると云う構造以外にも、「More Access! More Fun!」さんが記載している構造も、キャリアに利益をもたらす、要因になっているのだろうか。。。。
店舗を持たないMVNOに対して、MVNOを選択しない理由として、「キャリアの方が、安心だから。。」と訳の分からない理由があるのも確かです。
同時に何とかのサービスを契約すると、何とかの料金が無料ですよ」とか、「このサービスを3つ契約すると値引きしますよ」とか、言われて、契約するが、契約解除の方法が分からず、使っても居ないのに料金を支払い続けているユーザーも大勢いる。
2)先進国の中でも、パソコンの普及率の低い日本、スマートフォンは、パソコンの機能にオマケで通話機能が付いている端末です。
パソコンも使いこなせない、リテラシーの低い人たち、情報弱者までもが、スマートフォンを所有するから、こんなことになるんでしょう。
通話機能が付いているけど、その他の機能は、ほぼ、訳分かんない、理解できない様なユーザーが端末を購入するから、こんなざまになるんです。
企業も、十分、「リテラシーの低い人たち」、「情報弱者」が大勢存在していることを認識しているので、姑息な販売方法を取ってでも、儲けようとする。
3)「行政指導」で改善されるのか?
端末代金をタダ同然にしてバラ撒き、その損失分を「通信料金」を高くして補い、尚かつ儲けていると云う構造以外にも確かに儲かる要因が有りますが、これを「行政指導」で改善されるのか? 疑問です。
「行政指導」をする必要が有るのは、キャリアばかりでなく、リテラシーの低い人たちや情報弱者ではないでしょうか?
「バカにつける薬は無い」と言ってしまえば、簡単ですが。。。
日本には、「個」が無いから、自己責任の意識も薄い、だから、何も分からず、一生生きている人間が、大勢います。終いには「オレオレ詐欺」にすぐにひっかかる。
日本人は字の読めない人(文盲)は居ないが、字を読んでも、何が書いてあるか理解できない国民は、本当に、大勢います。 例え大学を卒業していたとしても、偏差値40以下の底辺の大学を卒業しているので、マンガの本は30歳過ぎても見るが、年に1冊の書籍さえ、自腹を切って購入して読むことも無い。
金が無くて、生活に困っていなくても、地面すれすれの超低空(低レベル)の生活をしていても、まあ、本人に、その自覚が無い。 ですので「バカにつける薬は無い」のです。
「バカにつける薬」を発明すれば、ノーベル賞をもらえます。
4)「バカにつける薬は無い」ので、企業だけに「行政指導」が必要なのか?
リテラシーの低い人たち、情報弱者は搾取される時代で、よく「スマートフォンを購入したいが。。。」と相談を受けるのですが、相談に乗ると、大抵すごく、めんどくさい事になるのが分かっているのですが、ちょっと我慢して「リテラシーの低い人たち、情報弱者」達に、色々な事をお話しして、教えるのですが、多分、半分も理解していないだろうと思うと、ちょっと疲れます。
終いには、「コンピューター屋さんなのに、どうして色んな、スマホの事など詳しく知っているのですか?」と言われる事があるのですが。。。。。いやいや、「スマートフォンはコンピューターですって!!」と云うと、「ハトが豆鉄砲を喰らった」ような顔をするんです。
だから、「スマホをせっかく購入して、高い金を支払っているのですから、ちゃんと活用できるようになりましょうね」と言ったところで、「豚に真珠」、「猫に小判」状態ですので、こうなったら「キャリア」に目いっぱい儲けさせて、その金を「通信事業税」として、国が、がっぽり巻き上げれば良いのではと思います。
リテラシーの低い人たち、情報弱者から、キャリア(民間企業)に搾取させて、後で「国」がその金を税金として巻き上げるのです。 3キャリア合わせれば、年間、数千億円以上の金が「税金」として、確実に入ります。
そうすれば、国の「借金」も少しは少なくなるでしょう。
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