2015年10月7日、
Microsoft社が、「Surface Pro 4」と「Surface Book」を発表しましたが、「iPad Pro」に勝てない理由。 発売日は、10月26日(月)です。
その他、スマートフォン「Lumia 950」/「Lumia 950XL」/「Lumia 550」、スマートウオッチ「Microsoft Band」の6製品を投入してきました。
ほぼ、売れそうにないスマホの話は後にして、タブレット2機種についてです。
「Surface Pro 4」と予想外で、2in1タイプの「Surface Book」の2種類出てきました。
「Surface Book」と「MacBook Pro」対抗になりますが、「Surface Pro 4」は「iPad Pro」、Google 「Pixel C」対抗になるのでしょうか?
※「Surface Book」と「MacBook Pro」
上記の2台は、OSが両方、デスクトップOSですので、Windowsを選ぶか、Macを選ぶかの違いです(MacBookは、画面を外せません)。
※「Surface Pro 4」、Appleの「iPad Pro」、Googleの「Pixel C」
こちらの上記3台は、製品の形は似ていますが、OSの種類が全然、違います。
「Surface」は、Windowsデスクトップ用のOS、「iPad」、「Pixel C」はモバイル用のOSですので性格が全然違います。
なぜなら、同じような形の製品をぶつけてきても、方やタブレット、方やWindowsのデスクトップと同じですので、キーボードが有ろうが無かろうが、全然、OSが違いますので「対抗」になっていませんが。。。。
「Surface Book」は、「Surface Pro 4」より薄型軽量だが、キーボード装着時の総重量は1.5kgを超えるため、携帯性を重視するなら「Surface Pro 4」のほうが良いでしょう。
「Surface Pro 4」。。。Windowsのデスクトップ機として1台、是非、欲しいです。
「Surface Pro 4」が、「iPad Pro」に勝てない理由。。。。。簡単です。
「Surface Pro 4」は、高性能なデスクトップパソコンと同じことのできるマシンです。
こんなマシン使いこなせる、ユーザーはごく少数です。
しかし、「iPad Pro」のユーザー数は、タブレットですので、誰でも使えて、参照系の作業に向いていますのでユーザー数は圧倒的に多いのです。
タブレットの「性能」ではなく、人間の「性能」のせいで、「Surface Pro 4」が勝てないのです。 ドキュメントをクリエイトできるパワーユーザーはごく少数ですので、買ってくれるパイも小さいのです。
ただ、「iPad Pro」の様な大画面に飛びつくより、10インチの「iPad」の方が多いように思います。 タブレットとしての使い勝手は、iOSの方が圧倒的に使いやすいです。
それでは、新製品の内容をチェックしてみましょう。
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1.Surface Pro 4
10月26日より、899ドル(約109,000円)からで、販売開始予定です。
買うなら、CPUが、「Core i5」以上でしょうね。
Core i5: 256GB、 8GB RAM $1,299 RAMは8GB有れば十分です。これですね。
<スペック>
・OS :Windows 10
・CPU :Intel 第6世代(Skylake)Core M3、i5、i7 プロセッサの3タイプ。
・メモリ :4 / 8 / 16GB
・ストレージ :128GB/ 256GB / 512GB / 1TB SSD
・ネットワーク :Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
・画面 :12.3インチ
・カメラ :インカメラが約800万画素、フロントカメラが約500万画素。
・駆動時間 :最大9時間(動画再生時)
・大きさ :292.10(W) × 201.42(D) × 8.45(H) mm
・重さ :Core M3が766g、Core i5 / i7が786g
・1024段階の筆圧検知に対応した「Surface Pen」が付属
1)Surface Pro 4向けにType Coverが、2種類リリースされています。
(1)「Surface Pro 4 Type Cover」
・本体サイズ :295(幅)×217(奥行き)×4.65(高さ)mm、重量は285g。
・カラー :Bright blue、Black、Blue、Red、Tealの5色。
(2)「Surface Pro 4 Type Cover with Fingerprint ID」
・指紋センサーをタッチパッドの右側に配置。
・カラー :Blackのみ。
・Surface Pro 4 Microsoft サイト
http://www.microsoft.com/surface/en-us/devices/surface-pro-4
2.Surface Book
意外だったのが「Surface Book」ですね。 Microsoft社としては初です。
GeForce搭載モデルもありますが、何に使うのでしょうか? ゲーム?
<スペック>
・OS :Windows 10
・CPU :Intel 第6世代(Skylake)i5、i7プロセッサの2タイプ。
・GPU :Intel HD graphics 520を搭載。
・メモリ :8 / 16GB
・ストレージ :128GB/ 256GB / 512GB / 1TB SSD
・ネットワーク :Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
・画面 :13.5インチ 2736×1824 PixelTouchディスプレイ(267ppi)
・カメラ :インが約800万画素、Windows Hello顔認証対応のフロントが約500万画素。
・駆動時間 :最大12時間(動画再生時)。
・ペン :1024段階の筆圧検知に対応した「Surface Pen」が付属
・キーボードは付属です。
ヒンジの部分が面白い形をしています(もちろん、キーボードから切り離しもできます)。
<大きさ>
・312.3×232.1×13~22.8mm
・タブレット時で約312.3×220.2×7.7mm
<重さ>
・キーボード装着時でGeForce搭載モデルが約1579g、GeForce非搭載モデルが約1515g
・タブレット時が約728g
・Surface Book Microsoft サイト
http://www.microsoft.com/surface/en-us/devices/surface-book#techspec-block
最後に、えって!!
Microsoft社が、マシンまで作って販売していいの? って思ってしまいます。
つまり、PCメーカー(Dell、HPなど)の儲けまで持って行くの?と云う事です。今までとは違う方向で、物を売るのには、何か訳があるのではと。。。思います。
Appleの様に、ハードとソフトを製造する。Appleに対抗するにはこんな手しかないんでしょうか。もっと、Microsoft社らしい、やり方は無いのでしょうか。
スマホやタブレットが市場に出てから、パソコンはだんだん売れなくなってきています。スマートフォンを作っても売れないし、タブレットを作っても売れない。。。。
Microsoft社の様な会社は、シンプルなものに取って代わった製品は、作っても売れないのです。元々、小難しい物を作っていたのですから、無理です。
Appleの様に、ハードとソフトの両方を製造すると云うやり方を真似てもダメなんです。
Apple製品の最大の良い所は、「バカチョン」です。それこそ、たれでもすぐ使える製品を作る事です。Microsoft社が、Appleを真似るのでしたら、この部分なんです。
小難しい物を作ったって、使いこなせるユーザーは少ないのです。「バカチョン」はユーザー数が多いので、たくさん売れるだけです。
きっと、優秀すぎて、どっちのユーザーが多いのか、理解できないんでしょうね。
例を挙げれば、スマホに、小難しい「Windows」は要らない。
いくら、プラットフォームを共通化したいからと言って、世の中、通話とメールくらいしか使わないユーザーが大半をを占めているのに、スマホに「Windows」は、全く必要ないでしょう。
ここが、Microsoft社のダメなところであり、最大の良い所でもあります。
事業配分を「小難しい技術」部門に3割、「バカチョン」部門に4割、「人口知能」部門に3割にして、商品を「融合」すれば、行ける様に思います。
できなければ、「IBM」の様な道を行くしかないのです。
だが、あと数十年で、パソコンの時代ではなくなるでしょう。
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